誰かに何かを伝える。どうしても伝えたい。分かってもらいたい。
たくさんの言葉を費やして、ありったけの思いを込めて、相手にぶつける。
先ほど、年に一度の健康診断へ行った。
この暑い中、胃の検査のため、昨晩から水分を一切取れない苦しさと空腹に
耐え、1時間強の検査を終えて帰還した。
前回のあらすじ
「シイタケ」の嫌いな僕は、人にそのことを言うと、「じゃぁ、マツタケ
は?」と言われることが多い。
「ニンジンが嫌いなんです」という人に「じゃぁ、大根は?キャベツは?
玉ねぎは?ジャガイモは?」とは質問しないのに・・・。
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突然ですが、シイタケが嫌いです。
幼稚園のころ、チラシ寿司に入っている細切りのそれをせっせと取り除いて
いた記憶がありますから、「物心ついたときから嫌い」と言って差し支えな
いでしょう。
あなたはどんなときに自分の存在を感じますか?
僕の場合「僕と関わることで相手が笑顔になったとき」、「他人の話を聴く
ことで、その人が元気になったり、前向きになったりしたとき」、そういう
ときに自分の存在を感じることが多いように思う。
「子供がゲームばかりする、子供がテレビばかり見る。だから家で本を読ま
ない、家で勉強しない」。こんな悩みをお持ちの保護者の方がたくさんいらっ
しゃると思う。
恥ずかしながら、小説「三銃士」(アレクサンドル・デュマ)の中の一説だ
とさっき知った。
最近、横浜の結婚式場のウエディングプランナーの男性(Tさん)と知り合
いなり、いろいろとお話しを伺った。
『外で友達と遊ぶ子ほど「高学歴・高収入に」』というちょっと刺激的な新
聞記事を先日読んだ。
『子ども時代に自然に触れたり、子ども同士で遊んだりした体験が豊かなほ
ど学歴が高く、大人になってからの収入も多い』とのことだ。
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○前回のあらすじ
インターネットで「国語 教科書 思い出」などで検索したら、結構な数の
掲示板などがヒットした。
私にも思い出の教科書作品があるのだが、一番のそれは、高校生のときに
習った作品だ。それは僕の甘酸っぱい思い出と結びついて忘れられないも
のとなっている。
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新学習指導要領の実施に伴い、教科書も厚くなるらしい。
2004年の検定で合格した現在の教科書よりも、全体で25%も増加になるとの
ニュースを少し前に見た。
何かで見聞きしたのだが、お風呂の中にまで携帯電話を持って入る人がいる
そうな。ビニール袋かなんかに入れるらしい。よっぽどお仕事が忙しい人な
のだろうと思っていたら、高校生や大学生に多いらしい。
「字を書く」という話と「小学校」という話題が出たところで、ふと思い出
したことがある。小学校2年生のときの僕の思い出だ。
「字を書く」ということにコンプレックスを持っている人が意外と多いこと
に驚く。
僕が書道をやっていることを話すと「字がきれいに書けるといいですよね」
としみじみとお話になる人が結構いるのだ。
2月初めのことだが、坊主頭にした。知っている人に会うたびに、「何をや
らかしたんですか?」と100%きかれてしまった。
普段、そんなに素行が悪い印象なのだろうか・・・。
ご存知の方も多いと思うが、「twitter(ツイッター)」という140文字
制限のショートブログが流行っている。あのオバマ大統領も選挙期間中に活
用したらしい。
先日、親父が田舎から横浜へやってきた。東京で仕事があったらしく、その
夜、久しぶりに一緒に酒を飲んだ。
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○前回のあらすじ
ふと見たテレビ番組で、「クレーンゲームの達人」という男性が登場してい
た。どう考えても不可能だろうと思われる景品を次から次へ獲得していく達
人。そのやり方を見て、重要な視点にハタと気付いたのである。
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先日、滅多に見ない朝の情報番組をたまたまテレビで見た。ヨメさんがテレ
ビをつけっぱなしにしていたのだが、久しぶりの休日ということもあって、
コーヒーを飲みながら眺めていたら、クレーンゲームの達人という方が登場
した。
91歳で卒業。これを聞いてあなたは何を思うだろうか。
先日、こんなニュースを見つけたのでご紹介したい。
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小学6年生の女の子。彼女は子どもが好き。だから、将来なりたい職業
は・・・。さて、何だと思います?
通勤途中、若い女性たちの着物の一段とすれ違う。ちょっと行くと、「卒業
式会場はこちら」という看板を持った男性がいた。近くの大きな専門学校の
卒業式らしい。
「テストで良い点数を取るにはどうすればよいか」。
これについて、多くの小学生、中学生、高校生が悩んでいることだろう。
いや、学生だけでなく、資格試験や検定での合格を目指す大人だって同じ
疑問を持っているに違いない。
駅の改札へ向かう階段で、幼稚園の制服を着た男の子がお母さんと手をつ
なぎながら、ヨーイショと一段ずつ上がっていた。
東京、神奈川でも国私立中学入試も一段落した。主要塾のホームページを
見ると合格実績が掲載されている。「A中学○○名」というぐあいに中学
校名と数字がずらっと並んでいる。
Iさんのお子さん、太郎君(仮)は、朝が苦手だ。いつものっそり起きて、
朝食も悠長に食べる。お母さんに言わせると「グズグズしている」
という表現になるのだが。
1年半前とまた同じ現象が起こり、改めて思い出す。
最近、仕事の関係で東海地方のある都市と関わりがある。H市というそ
こそこ名の知れた街ではあるのだが、全国的に超有名かというと、そん
な感じでもない。
確か、中学生のときだ。僕の住むど田舎にもチェーンのお弁当屋ができた。
仕出し弁当はあったのだが、お弁当を専門に売る店は初めてだったように
思う。
ある塾の先生と生徒の話になり、「アトム」君という名前の男の子がいる、
ということを聞いた。会ったこともなく、名前だけで話題にしてしまうの
は申し訳ないのだが、ちょっと興味もわいてくる。
小4の生徒を教えていたときのこと。教えて間もないそのクラスで、ある
女の子が宿題を忘れてしまった。その子に僕は尋ねる。
「今日は、宿題、どうしたの?」
と、突然、泣き出した。僕の心中は「えーーーーっ!!」である。別に怒
ったわけでもなく、優しく、本当に優しくきいたつもりだったのに・・・。
○前回のあらすじ
スケート場での「貸しスケート靴カウンター」でのアルバイト。家族連れ
の小さな女の子に「いくつ?」と靴のサイズをきいたら、「6さい!」と
いう答えが返ってきた。
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○前回のあらすじ
学生時代、スケート場の「貸しスケート靴カウンター」でアルバイトをし
ていた。貸し靴券と引き替えに、お客さんの足のサイズを聞き、スケート
靴を貸し出す。土日祝日、冬休みはものすごい混雑で、一日で千人を超え
る人がやってきた。
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突然ですが、「いくつですか?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?
先日、ある有名な神社へお参りに行った。日が傾き、辺りは暗くなってい
たが、それでもかなりの人がお参りの人がいた。
普段から、とても良くしてくださる知り合いの方が病気で手術することに
なり、その成功と無事回復を願ってのことだった。
先日、テレビを見ていたら、ある年配の方がおっしゃっていた。僕はその考
えがあまり好きではない。
それは「人生、苦労しなければならない」である。「苦労」の部分を「努力」
としてもいい。よく耳にする言葉であるが、はたして本当にそうなのだろう
か。
「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」と言った人がいる
らしい。名言だと思う。
朝、駅で電車を待っていると、私立の中学生らしい女の子二人組みの会話
が聞こえてきた。
「受験英語って役に立たないんでしょ。やる気になんない。英会話とか勉
強するほうがいいよね」
新橋まで行く用事があり、横浜駅でJR東海道線に乗った。横浜で降りた
乗客が多く、BOX席の裏側の二人掛けの席に運良く座れることができた。
私の隣に同じように横浜駅で青年が腰を掛けた。茶髪に黒いパンツとジャ
ケット。足の間にバッグをドンと置いた。
○前回のあらすじ
僕は感化されやすいが、もちろん、しょっちゅう影響を受けるわけではな
い。「かっこいいな」、「すごいな」、「なるほどな」と思える対象がいて、
初めて感化される。
このことは、子供たちも同じだろう。子供だからこそ、余計、その傾向は
強いはずだ。
根が単純なのだろう。僕は非常に感化されやすい。
最近は「ノート」を付け始めた。日記とは違う。日々の仕事のこと、気付
いたこと、必要事項、短期目標や長期目標などを書き残すのだ。
教師なら、いや、教師でなくても、口癖のようになってしまっている言葉
「頑張れ!」。
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○前回のあらすじ
イチロー選手の9年連続200本安打のメジャーリーグ新記録達成のこ
とだ。
記録達成のおかげで、改めて、イチロー選手についていろんな逸話が紹
介されている。その中で、とても興味深く、超一流の思考について感動
した話があった。
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グローブも持っていた。バットも買ってもらった。ボールも何個かあった。
僕の親父は野球が好きで、阪神ファンで、息子の僕にそれらを買い与えた。
グローブも持っていた。バットも買ってもらった。ボールも何個かあった。
僕の親父は野球が好きで、阪神ファンで、息子の僕にそれらを買い与えた。
あなたが初めて買ったマンガは何だろうか?
僕が、物心ついて、初めて買ったマンガは「ドラえもん」だ。近所の
知り合いの本屋さんで百円玉をいくつか握り締めて買いに行ったのを
覚えている。
今日は、国語の知識分野について少々。
国語の授業で熟語という場合、二つ以上の漢字が結合してできた語を指す。
例えば、「国語」という言葉。「国」と「語」という二つの漢字が組み合わ
さってできている。こういうのが熟語である。というわけで「熟語」とい
う言葉も熟語である。
例えば、嫁さんから「今日の夕飯、何がいい?」と聞かれたとする。
「何でもいいよ」と答えると、「何でもいいが一番困る!」と怒られる。
先日の報道で、「成績と親の年収が比例する」というニュースがあった。
小6の全国学力調査の結果を分析したところ、親の収入が多いほど、子供
の正答率が高かったらしい。
残念ながら、天気が悪く、見られなかった人も多かったようだが、先日は
『日食』で日本中が盛り上がった。
46年ぶりの皆既日食。ここぞとばかりに張り切った人の中には、中学入試
の作成担当の先生もいらっしゃったに違いない。
○前回のあらすじ
塾で嘘をつくことには何の意味もない。例えば、テストの点数の虚偽申告、
やっていない宿題をやっていると言うなど。しかし、生徒は自分の得にな
らないことを知りながら、それでも嘘をつく。
先日、ある雑誌社の方が来訪され、弊社の代表に取材を行った。「子供の嘘」
が主なテーマだったこともあり、その後も、弊社では、そのことがしばらく
話題になった。
試しにインターネットで検索してみると、かなりの「嘘」に出会うことが出
来た。
○前回のあらすじ
小学校のときのことだ。卒業式を数日後に控えたホームルーム。
先生が一人ひとりにみんなの前でメッセージをくれた。
そのひと言が今でも忘れられない。
図抜けてできたというわけではない。ただ、ちょっとはできた。できる子
が三人ぐらいいて、その次ぐらいだったように思う。僕の小学校の頃の勉
強の話だ。
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○前回のあらすじ
昨年のことだが、「ブタがいた教室」という映画が話題になり、先日、D
VDも発売された。平成2~4年にかけて大阪の小学校で行われた、豚の
飼育を通しての「いのちの教育」がもとになっている映画だ。
この話で、命とか、教育とか、そういうこととは別次元で、感じたことが
「名前」の尊さである。
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覚えていらっしゃるだろうか。国語の文法の時間で習うのだが、名詞の種
類に「固有名詞」というものがある。
固有名詞とは、簡単に言うと、人名や地名、書名、社名など、この世に一
つしかない存在につけられる名前のことだ。
もちろん、あなたの名前も「固有名詞」である。
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○前回のあらすじ
1月30日。東京・神奈川の私立中学入試解禁日の2月1日を前に、校舎
では、受験に臨む6年生への壮行会が行われた。
教師が一人ずつ、彼らへ向けて激励の話をする。僕の前に話したのが神戸
出身のR先生だった。
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○前回のあらすじ
1月30日。東京・神奈川の私立中学入試解禁日の2月1日を前に、校舎
では、受験に臨む6年生への壮行会が行われた。
教師が一人ずつ、彼らへ向けて激励の話をする。僕の前に話したのが神戸
出身のR先生だった。
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○前回のあらすじ
大病を患ったI先生。生徒たちに「誰かお医者さんになって、先生の病気
を治してくれよ」と冗談交じりによく言っていた。数年後、その言葉を覚
えていた生徒から「医者にはなれなかったけれど、薬剤師になった」とい
う報告をもらった。
○前回のあらすじ
僕は、漠然と「みんな優しい人間になってほしいなぁ」と思いながら指導
していた。みんなが優しい大人になって、優しさを世界に振り撒いてほし
いなぁ、そうすれば世界平和も訪れるかもしれないなぁ、と。
それから、「優しくなってほしい」という願いのほかに、もう一つあって、
それを思いながら、国語という教科を教えていた。
「将来、○○(な)大人になってもらいたい」。
お子さんをお持ちの方であれば、多かれ少なかれ、○○に自分の希望や期
待を込めて、お子さんの成長を願っていらっしゃることだろう。
仕事柄、知り合いのお母さんから、お子さんのことでご相談を受けること
も少なくない。
いわゆる「大人」であろう人種になって随分経つと思われるが、
最近、僕なりになんとなく理解したことがある。
「この世には2種類の人間がいるであろう」ということだ。
春。生徒は新しいクラス、新しい仲間で新鮮な気持ちで新学年のスタート
を切っている。塾でも新入生を迎える数が一番多いのもこの季節。そして
新しいのは生徒だけでなく、教師も。
「かわいそぉ~~」と言われて、一瞬、何のことだか分からなかった。
「うん?」という僕の疑問顔を見たのだろう。典子(中2)が注意の
意味も込めて説明してくれた。
中学生に実施した何かのアンケートで、「どんな授業がつまらないですか」
という質問があったのを覚えている。
あるお父さんと息子さんの話をご紹介したい。お父さんの職業は教師。
英語を教えている。息子さんは中2の男の子で、名前を仮に健治君と
しよう。
先日、3つの大手中学受験塾の入試報告会に聴衆として参加してきた。
入試の志願者動向や塾の取り組みや方針、今年度の入試の特徴などが説
明された。
あなたのとってもとっても大切なモノは何ですか?
ちょっと考えてみてください。
I先生が言う。
「メールアドレスからメールアドレスかと思っちゃったよ」
一瞬、何のことか分からず「どうしたんすか?」と聞き返す。I先生は、
名刺を見ながらパソコンにメールアドレスを打ち込んでいた。
16年の沈黙を破って半年になる。
といっても、さほど大袈裟なことではない。半年前から車に乗っている
のだ。運転免許証は学生時代に取っていたのだが、取得以来乗っておら
ず、典型的なペーパードライバーであった。僕にとっての免許証はすな
わち「身分証明書」でしかなかった。
あめんぼ あかいな あいうえお うきもに こえびも およいでる
かきのき くりのき かきくけこ きつつき こつこつ かれけやき
ささげに すをかけ さしすせそ そのうお あさせで さしました
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
○前号のあらすじ
自習の見回りをしていたとき、慶介(中学受験5年)は算数の図形問題で
困っていた。それはとても単純な問題だったのだが、これ以降、生徒の様
子を見ていたら、やはり彼と同様のことでつまずいているような気がした。
授業の空き時間があり、自習の見回りをしていた。教室には小学生が10人
ぐらいいた。「分からない問題があったら質問しろよ」と声を掛けて回る。
首都圏の国私立中学入試は、2月1日に始まり、約1週間続く。一人当た
り3~6校という複数受験だ。
子供に夢を与えるとってもステキなお話をある方から聞いたのでご紹介し
たい。
○前回のあらすじ
僕の知り合いで、小6の娘さんをお持ちのMさんという方がいらっしゃる。
この娘さんが二月に中学受験をするため、猛烈に勉強中なのだが、それま
で、65前後、調子のいいときは70も越えることのあったクルミちゃん
(娘さん)の模擬試験の偏差値が、最近45ぐらいまで急落したという。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
仕事抜きでも、知り合いのお母さんと話す機会があると、やはり必ずお
子さんの話題になってしまう。
僕のほうもつい「お子さん、最近どうですか?」なんて聞いてしまうも
んだから、必然、子供の話になるのだけれど、ちょっと水を向けると堰
を切ったかのように話し始めるお母さんが少なくない。
明けましておめでとうございます。
あまり景気の良い話が聞こえてこないまま新年を迎えました。
二人のお子さんをお持ちのIさんは、今年もお子さんから手紙を受け取り
ました。ご本人は「もらっちゃった」という表現で困惑ぶりを表現してい
ました。それでも、それを語る表情は笑顔です。
○前回のあらすじ
3年間、クラス替えもなく、担任の先生も替わらなかった高校時代の担
任の先生は、長い休みに入る前日のホームルームに決まってこう言った。
「いいか、みなさん、死ぬなよ」と。
正直、「またか」と思う。「死なないよ」と思う。ボクと同じ気持ちな
のだろう。他のみんなも苦笑している。
しかし、先生は真顔で言うのだ。「死ぬな」と。
子供が「死ね」とか「殺す」なんていう言葉を吐く場面に遭遇することが
ある。
今日は僕の友人の話をします。仮に佐藤君としておきます。
彼は小学五年のとき、北海道から神奈川県の横浜市に引っ越してきま
した。転勤族のお父さんの仕事の関係でいろんなところに住んだよう
ですが、ようやく横浜に落ち着くことになりました。
「疲れるから」。これが塾を嫌いな理由である。
少し前に文部科学省から公表された「子どもの学校外での学習活動に関す
る実態調査報告」の中に、『塾を嫌いな理由』の各項目の割合が掲載され
ていた。
○前回のあらすじ
小3から地元の少年剣道団で、週3回剣道を習っていた僕は、とても弱く、
それを見るに見かねた母親が近所の魚屋のおじさんに特訓をお願いした。
その道では結構有名なそのおじさんのもと、週1回、弟と「先生」の息子
さん兄弟と練習を重ねた。
人の命の重さを初めて実感したのは、小学6年生だった。もしかすると
それが最初で今のところ最後かもしれない。
○前回のあらすじ
小4の算数の授業が始まっていたが、裕未がまだ来ていない。
家へ電話をした事務スタッフのEさんは焦った調子で僕にこう伝えた。
「裕未ちゃん、随分前に家を出たって!」
塾で一番あってはならないこと。
それは、生徒の成績が下がることでも、不合格でもない。
もちろん、それらが起こることは望ましくない。
成績を上げる、志望校に合格する。
そのために生徒たちは日々、頑張っているのだから。
突然だが、あなたの好きな言葉は何だろうか。
知人に尋ねてみると、「一期一会」や「全力」といった熟語や、高杉晋作
の「面白きこともなき世を面白く」というような偉人の名言までいくつか
挙がった。
前回のあらすじ
居酒屋にてI先生との会話は、仕事のことから、お互いの性格の話になる。
『完璧主義者』のI先生は、「どうして、そうなったのか」という僕の質問
に興味深い話をしてくれた。
「そんなことにまで、言われちゃうんだよ」。
そう言って、I先生は、ジョッキに残ったビールをクイッと呑む。
「僕が完璧主義になったのは、やっぱり、ああいうことの積み重ねのせい
だと思うんだよね」
日常のふとした瞬間に出会うことがある。
コンビニのレジで。
買い物途中の雑踏で。
仕事帰りの居酒屋で。
チョイ込みの電車の中で。
確信はあっても、僕からは声をかけられない。
「僕のことなんて忘れている」と思うからだ。
○前回のあらすじ
小6中学受験の授業で、「物語文の続きを書く」という記述問題を扱った。
中学生の淡い恋愛を描いた物語文だったのだが、主人公の女の子の、男の子
を好きだと思う気持ちは明白なのだが、実は、彼も彼女を好きだという気持
ちを読み取るのが難しく、
二人は両想いでハッピーエンドとなる話を書くのは、生徒にとってなかなか
難しかった。
のび太クンは学校に行ってるし、居間で寝転がってドラ焼きをかじりなが
ら、テレビで「昼ドラ」をボーっと見る。「ある意味、こんな贅沢な時間っ
てないよねぇ」とつぶやくネコ型ロボット。
彼女の頭の中で、きっとこんな映像が一瞬のうちに駆け抜けたに違いない。
○前回のあらすじ
夏期講習。
中3難関国私立高校受験クラスの国語の授業では、文学史を扱う。
毎年、時代背景、作品名と作者を教えるのだが、定着があまり良くない。
そこで、ある年の夏期講習、なんとか後々までも覚えておいてくれるよ
うに、一計を案じ、視覚にも訴えることにした。
○前回のあらすじ
夏期講習。
中3難関国私立高校受験クラスの国語の授業では、文学史を扱う。
毎年、時代背景、作品名と作者を教えるのだが、定着があまり良くない。
そこで、ある年の夏期講習、なんとか後々までも覚えておいてくれるよ
うに、一計を案じることにした。
講習中は学校の授業がない。
いや、むしろ、学校が長い休み期間だからこそ、塾で講習をやると言ったほ
うが正しいだろう。
T室長が嬉しいことを言ってくれた。
「『小3の担当は、また荒木先生ですか?』って声が多いですよ」
春期講習で小3の授業を担当した。講習が終わって、そのまま入塾して
くれた生徒もいれば、そうでない生徒もいた。
一昔前なら、長電話、今は・・・・。
先日、個人的に知り合いの、個人塾の先生が面白いことを教えてくれた。
小学生の生徒にあることを書いてもらったそうだ。
テーマは、「お母さんに直してほしいこと」。
○前回のあらすじ
保護者会で初めて話すこととなった。
一回目のリハーサルでは、ダメ出しばかりだった。
次回のリハーサルまでに修正しなければならない。
ただ、自分としての目標があり、それは、ぜひ達成したかった。
人前で話すのはやはり緊張する。
授業ではいつも生徒の前で話しているではないか、と思われるかもしれな
い。そうなのだが、実は、授業で緊張することも少なくない。初めてのク
ラスで授業を行うときは間違いなく、ドッキドキだ。
自宅の目の前に私鉄の線路が通っている。
もちろん、道路と線路の間には高い網状の柵が設けられ容易に線路内には
入れない。
その線路脇で、小さな男の子がお母さんと一緒に電車を眺める光景をよく
見かける。
○前回のあらすじ
僕は小3から小5まで、地元では名士と言われる人に書道を習っていた。
僕が小5のときだ。
新年の朝の有線電話の放送で、百人一首の朗読が行われた。1日二十首ず
つ、平日1週間かけて毎朝放送された。
○前回のあらすじ
僕は小3から小5まで、地元では名士と言われる人に書道を習っていた。
厳しい先生だったが、お正月には生徒を集めて新年会を開いてくれた。
新年会では坊主めくりに百人一首をやった。
百人一首の読み手は、先生の奥さんだ。
奥さんは子供にとても優しいお婆ちゃんで、先生が子供を叱ると、
それをたしなめるような人だった。
威厳ある先生と優しい奥さん。理想的な老夫婦だったのだが。
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みんな、そうだが、かつて僕も生徒で、「先生」からいろいろと教わった。
それは、学校だけでない。僕が育った田舎には学習塾なんてものは当時な
く、学校以外の「先生」といえば、それは習い事の先生だった。
最初はちょっと驚いたが、周りの生徒にとっては別段変わったことではな
いらしい。そんな様子を見て、「案外、いい時代になったんじゃねぇの」と
思った。
○前回のあらすじ
先日、知り合いが、あるお寺へ座禅の修行に行ったとき、そのお寺の僧侶
の方がお話になった内容がひどく印象に残ったそうだ。
お坊さんは、昔話の「舌切り雀」の話をした後、修行の参加者にこう問い
かけた。
「もし、お爺さんが大きなつづらを持って帰っていたら、その中身は何で
あっただろうか?もし、お婆さんが小さなつづらを持って帰っていたら、
その中身は何であっただろうか?理由まで考えてください」と。
先日、知り合いから面白い話を聞いたので、今回はそれをご紹介したい。
彼が、あるお寺へ座禅の修行に行ったとき、そのお寺の僧侶の方がお話に
なった内容がひどく印象に残ったらしい。
生徒やお子さんに同じ話をしたら、彼らはどのように答えるだろうか。
もし、よければ、話してみてほしい。
○前回のあらすじ
中3難関国私立選抜クラスでの初めての漢字テスト。
範囲となる漢字は1週間で75問。
同じ漢字の読みと書きがあるので、150ほど覚えてこなければならない。
満点合格のそのテストで、20人中、不合格者は、全員男子で、10人ほど。
当初の約束どおり居残りである。しかも、全員が居残り初体験であった。
ホントはそんなこと生徒に言わせちゃいけない。
それなのに。
国語では、小3だろうが、中3だろうが、どの学年も関係なく、授業の
最初に「漢字テスト」を行う。
テスト範囲は、前もって指定してあり、生徒は1週間でその範囲を練習
し、覚えてくる。
面白いように、ポンポンと、的となったドラム缶に当ててゆく。
その様子に目を見張った。手で投げているわけじゃないからだ。
白球を右手ですくい、バットをコンッとぶつけ、ボールを飛ばす。
いわゆる「ノック」というやつだ。
駅のホームで電車を待っていると、小中学生の頃よく聞かされたのに似た、
非常に不快な甲高い声が、左斜め後ろから流れてきた。
激しく降る雨がホームの屋根にぶつかり、バラバラと音を立てていたが、
それでも、その声ははっきりと僕の耳まで届いた。
○前回のあらすじ
講習授業では、授業に入るクラスの順番がだいたい決まっている。
F校舎にいたときの僕の春期講習の時間割は、1限目に小学3年生、2限
目に中学3年生(難関国私立コース)、3限目に小6(受験)というパター
ンが多かった。
講習授業では、授業に入るクラスの順番がだいたい決まっている。
F校舎にいたときの僕の春期講習の時間割は、1限目に小学3年生、2限
目に中学3年生(難関国私立コース)、3限目に小6(受験)というパター
ンが多かった。
「最近は特にいろんなモノがありますからね。TVやマンガだけでなく、
パソコンやゲーム、それに携帯電話を持っている子も多いですね」
あるTV番組で、出演者の誰かが言っていた。子供たちを「誘惑」して
しまうものだ。流してみていたのでよく覚えていないが、家で勉強をし
ない原因、みたいな話の流れだったと思う。
生徒が言う。「先生、いくつ?」
僕が答える。「58キロ」
不満顔で生徒が言う。「そうじゃなくてさぁ・・・」
すっとぼけて僕が答える。「あぁ、ゴメン、ゴメン、167センチ」
「・・・・」
○前回のあらすじ
とある大手中学受験塾の、ある教室における驚きの出来事を聞いた。
小6のA子ちゃんのお母さんとその教室の室長の面談で、開口一番、
驚きの一言が・・・。
おそらく、僕が聞いた話の中で、その驚愕度合いは1、2を争うであろう。
とある大手中学受験塾の、ある教室での実際の出来事である。
「うそー、ホント、マジで~~~~!?で、その生徒どうしたの?」と思
わずでかい声が出た。
○前回のあらすじ
小4あたりから中学受験勉強を始めるご家庭が多いだろう。
ただ、小4は学習に対するモチベーションを維持させるのがなかなか
難しい。
そんな小4に関することで、先日、ある中学受験塾の先生からこんな
話を聞いて、なんだかちょっと悲しくなった。
だいたい小学4年生あたりから、私立中学入試に向けての受験勉強を始め
るご家庭が多いのではないか。昨今の中学受験ブームで、小3・小2から
という人も少なくないだろう。
先日、こんな話を聞いて、考えさせられた。
小学5年生の男の子が大好きな習い事をやめることになった。
いや、正確に言えば「やめさせられた」。彼の母親によって。
理由は、約束を破ったから。
塾に通う小学6年生だからといって全員が私立中学受験をするわけではな
い。
中学受験者率はここ数年上昇しているが、それでもやはり、一般的には受
験をしない6年生のほうが圧倒的に数は多い。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
○前回のあらすじ
生徒が回答した授業アンケートの集計結果を見ていたら、中1のあるクラ
スの英語で『荒木先生がいい』という自由記述欄の意見を発見した。
しかし、僕はそのクラスでは授業を受け持っていない上に、英語は、中2
で週1コマ担当するだけで、ほとんどが国語の授業である。
意表を突かれた。「うん?どうしてオレの名前が出てくるんだ?」
国語は他の教科と違って教える単元(分野)が少ない。
文章に限れば「小説文/物語文」、「論説文/説明文」、「随筆文」、「古文」、
「漢文」、「韻文(詩・短歌・俳句)」、大きく分けてこの6つである。
美優(小5中学受験)のお母さんが面談でため息混じりに言う。
「もうちょっと協力してくれるといいんですけど、『好きにやればいい』、
『頑張ればどこでもいい』って、いつもそういう調子なんです」
以前から気になっていたことがある。はたして本当なのだろうかと。
しばらく忘れていたのだが、先日、その疑問をまた思い出してしまった。
子供たちは大人よりずっとモラリストだと思う。意外かもしれないけれど。
以前、生徒に「電車の中でお化粧する女性をどう思うか?」ときいたこと
がある。確か中学受験する小学6年生だった。授業で扱う説明文でも「マ
ナー」に関するものは少なくない。
○前回のあらすじ
夏期講習が終わり、9月に入ると、中学受験生は本格的に「過去問演習」
の指導が始まる。
志望校ごとに、生徒それぞれでいろいろと戦略が必要なのだが、当然、
学校の入試傾向に合わせるのに、随分と苦労する生徒もいる。千春もそ
の1人だった。
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○前回のあらすじ
夏期講習が終わり、9月に入ると、中学受験生は本格的に「過去問演習」
の指導が始まる。
志望校ごとに、生徒それぞれでいろいろと戦略が必要なのだが、当然、
学校の入試傾向に合わせるのに、随分と苦労する生徒もいる。千春もそ
の1人だった。
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夏期講習が終わり、9月に入ると、中学受験生は本格的に「過去問演習」
の指導が始まる。
「過去問演習」とは、簡単に言うと、各学校の過去の入試問題を解き、
入試に向けて実践的な学力をつけていくものである。
先日、僕が目にした親子について今日は書きたい。
「どうして、そんなに怒るの?」と強く思ったからだ。
休日に書道教室に通っている。僕が通う教室には大人クラスと子供クラス
があり、子供クラスは平日の夕方、大人クラスは土日、平日の午前・昼に
設定されている。
一体どこからそんな考えを仕入れてくるのか。子供同士の会話を聞いてい
ると、そんなことを思う瞬間がある。
マスコミの影響も多少はあるのだろうが、やはり、お母さんやお父さんの
影響が一番強いように感じる。
教室にはよく電話がかかってくる。やはり保護者の方からかかってくる割合
が多い。欠席連絡やお子さんの学習相談などが主な内容だ。
その日も、いつものような一日で、いつものように授業の教材準備をしてい
たときに、いつものように職員室にある5台の電話が鳴った。
「入隊」というらしい。なにやら物騒な物言いに最初は何事かと思った。
「Billy's Boot Camp」というダイエットDVDだと後に知る。
ビリーなるアメリカの方のエクササイズDVDが爆発的に売れているようだ。
DVDを見ながら一緒に体を動かすのだが、購入した僕の知り合いによると、
その運動量は半端でないらしい。
漢字練習ノートを返したら、絵美(小5受験)の喜ぶ声が聞こえてきた。
そうか、そんなことでもやっぱり嬉しいんだな、と改めて感じた。
Mという同期入社の先生がいた。サルみたいな顔をしたチンチクリンで、
なかなか調子のいいヤツだった。
彼と僕は、研修を終えて同じ校舎に配属された。今思えば、新人が全く同
じ校舎に配属になるのは珍しいことだったように思う。
ここ数年なのだが、ちょっと納得いかないことがある。
こんなことを言うと、「ひねくれ者」、「天邪鬼」と言われるかもしれないが。
それは、元ヤンキーだの、元暴走族だの、いわゆる、若い頃はヤンチャして
とっても悪かったが、今は更生してこんなに立派になってますよ、という報
道やニュースのあり方である。
○前回のあらすじ
帰国子女の舞とお母さんが塾へやってきたのは小6の5月だった。
中学受験を希望しているのだが、他の塾では断られたらしい。
しかし、僕たちは大歓迎だった。
室長も僕もある確信があったのだ。
舞とお母さんが塾へやってきたのは、確か5月の連休が明けた頃だった。
お母さんの話によると、「他にも2件ほど塾を回ったが、受付の段階で断
られた」とのことだった。
なぜか。ちょっとした事情があったからだ。
例えば英語の「受動態」の授業。これも僕は前から疑問に思っていた。
ある塾用テキストの例文がこれである。
『This computer is used by Ken.』
(このコンピューターは健によって使われています。)
「不自然でしょ、これ?」と思う。
職員室。質問なのか、それとも、個別に呼び出されたのか、中3の麻美が
なんだか納得いかない顔でM先生の話を聞いている。
怒られているのではない。ある英語の一文の和訳の説明を受けているのだ。
○前回のあらすじ
授業前の空き教室で、自習をしている生徒がいた。
中2の涼子と香織、小6、中学受験生の翔平だ。
しばらくすると、涼子と香織のはしゃぎ声がする。
このままでは翔平の勉強の邪魔になる。
そこで、彼女たちにちょっと刺激を与えてやろうと思った。
子供たちにとって学習塾という場所は、実は学校よりも多様な世界なの
かもしれないと思う。
空き教室で中学生が中間テストのための自習をしているかと思えば、同
じ教室で小学生が個別課題に取り組んでいる。
「この子、いっつも一番だよね、すごいね!」
小学生の模擬試験の順位表を見ながら中3の女の子たちが話している。
小学生にとっての中学生、中学生にとっての小学生。お互い、なんとな
く刺激になる部分もあったりするのではないか。
○前回のあらすじ
詩の授業で、歌詞を用いて比喩などの表現技法を教えたことがある。
比喩や体言止めなどの解説をまず行い、「これらの表現技法が使われている部分を探してみよう!」と言いながら、あらかじめ用意しておいた歌詞のコピーを配布した。
勉強が大好きで、だから塾に来ている。そんな生徒は数えるほどしかない
のではないか。
多くの生徒は、「受験のため」や「成績を上げるため」に塾に来る。
また、「親が行けと言うから」と理由も少なくないように思う。
「やらなくていいのなら、勉強なんてしたくない!」というのが彼らの本
音だろう。かく言う僕もそうだった。
○前回のあらすじ
小学4年生の女の子で中学受験を考えていらっしゃる
お母さんのお話をうかがった。
友人の、知り合いのお子さんがY学園にお通いになっているらしく、
Y学園の受験を考えていらっしゃるとのこと。
お母さんは「偏差値は50くらいですよね?」という
ことをおっしゃった。
学校の偏差値は、その年によっても、そして学習塾によっても異なる。
○前回のあらすじ
小学4年生の女の子で中学受験を考えていらっしゃる
お母さんのお話をうかがった。
友人の、知り合いのお子さんがY学園にお通いになっているらしく、
Y学園の受験を考えていらっしゃるとのこと。
お母さんは「偏差値は50くらいですよね?」ということをおっしゃっ
た。
塾へ直接ご来訪いただいたお母さんのお話をうかがったときの話だ。
お子さんは小学4年生の女の子で中学受験を考えていらっしゃるとのこと。
塾経験はない。
「どこかお考えの中学校はございますか?」と訪ねてところ、女子校のY
学園の名前が挙がった。
ゴールデンウィークなんぞ関係なく、授業を行ったり、特訓を行ったり
する学習塾も少なくない中、ありがたいことに、当時、僕が勤める塾は
一般企業並みの大型連休となっていた。
もちろん、生徒達もこの間は休講となるわけで、それ相応の宿題が課さ
れることとなる。
どうやら、先生同士で揉めているらしい。
小テストの採点についてである。
先日、知り合いの塾の先生に誘われてお酒を呑みに行った。
その先生は大手中学受験塾で働いている。
身分は正社員ではなく時間講師である。
紆余曲折を経て、4月から社会人の仲間入りを果たした教え子のN君。
彼が社会人になる前の最後のアルバイトが個別学習塾の先生だった。
保護者の方々の中には、学生のアルバイトの先生を嫌がる方も
いらっしゃる。
『学生=未熟』というイメージがあるのだろう。アルバイトなので
片手間にやられるのではないか、という心配もあるのだろう。
案の定、光太郎(中2)のお母さんは驚きの声をあげた。学校名を丸で囲
み、ボールペンの先で数値を指し示した直後のことである。
「えっ、こんなに高いんですか!!」
新入生の光太郎。お母さんとの面談はその日が初めてだった。そうでなけ
れば、こんなに驚くこともない。僕は答える。
テレビを見て涙ぐむなんていうことは滅多にない。よくドラマを見て泣
く人がいるが、感受性が豊かでないのか、ドラマでは今一つ泣けない。
しかし、そんな僕にもツボがある。スポーツと子供だ。ある選手の引退
試合かなんかで、その選手の子供が花束を持って来ちゃったときにゃぁ、
最高に泣けちゃうのだ。
しかし、そんな場面は滅多にない。だから、泣ける番組ということでぱ
っと思いつくのは「はじめてのおつかい」なる番組である。ご存知の方
も多いだろう。
○前回のあらすじ
普段、国語しか教えていない僕が「新中学1年生準備講座」の英語の授業
を担当することとなった。
国語教師「荒木又衛門」は「マイケル荒木」と名を変え、授業に備えなけ
ればならなくなった。
歌にゲームにパフォーマンス。練習して授業に臨んだ。
○前回のあらすじ
普段、国語しか教えていない僕が「新中学1年生準備講座」の英語の授業
を担当することとなった。
国語教師「荒木又衛門」は「マイケル荒木」と名を変え、授業に備えなけ
ればならなくなった。
○前号のあらすじ
絶対間違いないと思われていた明恵のF学院不合格。僕の担当教科である
「国語」が足を引っ張ったのは間違いない。
輝彦の繰上げ合格の様子を見て、明恵のことを思わずにはいられなかった。
○前号のあらすじ
輝彦が、第一志望校のA中学の繰上げ合格を知らせに塾へやってきた。
合格発表から1週間後のことだった。
みんなに祝福され、はにかむ様子を見て、嬉しい気持ちの反面、どうし
ても明恵のことを思い出さずにはいられなかった。
○前号のあらすじ
一週間前、中学受験を終えたばかりの輝彦。第一志望のA中学は残念なが
ら不合格になり、第二志望のZ中学への進学が決まっていた。
その彼が塾へやってきて、「先生」と声をかけてきた。
受験を終えた輝彦がわざわざ来てくれた。一体どんな用件なのか。努めて
明るく声をかけながら彼の元へ。
すると彼は両のこぶしを握り、両腕を突然上げた。
「先生」と呼ぶ声がした。
顔を上げると、輝彦が立っている。彼は一週間前、中学受験を終えたばか
りだ。第一志望のA中学は残念ながら不合格になり、第二志望のZ中学へ
の進学が決まっていた。
学生時代の友人とたまに会って呑むことがある。
語らないですますことができるのなら、そう願いたいが、しかし、やはり互いの仕事の話になってしまうのはやむを得ない。
以前、大学時代の親友Kと呑んだときのことだ。最近、仕事で起こった面白い出来事が話題となった。
今回の入試制度の話は主に神奈川・東京をもとにしています。各県によ
って入試制度はさまざまであることを最初に断っておきます。
また、前回、私立高校の入試制度について簡単にご説明いたしました。
後編を読むにあたり、そちらをご参照ください。
今回の入試制度の話は主に神奈川・東京をもとにしています。各県によ
って入試制度はさまざまであることを最初に断っておきます。
「お母さん、中学校の三者面談では、あくまで第一志望は公立のK高校
だと担任の先生に伝えてください。そして、K高校の押さえとして私立
の併願のことを聞いてください。
ホントに突然である。あまりに意表を突かれ、イスからずり落ちそうに
なった。
ドタドタッと健太郎(小5受験)が職員室へやってきて、僕の横にすっ
くと立つ。そして言い放った一言がこれである。
○前回のあらすじ
もう10年以上前のこと。中学受験の激励へ初めて経験した。
入試日の朝、Y学院の前で、この学校を受験する勇斗を待った。
先輩のA先生から、「受験生がドバーッと来るから、よく見てな
いとダメだよ」と言われ、僕は緊張した。
もう10年も前だ。学習塾で働いて、初めて受験に臨んだ。もちろん、
試験を受けるのは生徒だが、同じように僕も緊張した。
2月1日。東京・神奈川の私立中学入試の初日。早朝、僕はY学院へ向
かった。この学校を受験する生徒の激励のためだ。
教え子のN君からメールが来た。件名は「ヘルプミー」。
彼は大学四年生。来春からの就職も決まり、僕は一応、社会人の先輩と
して、就職に関する彼の話などをたまに会って聞いていた。
僕の大学四年のときと比べると、はるかにいろんなことを考え、野心も
あり、とびっきり頭も良い。会う度に「将来、俺の面倒見てくれ」と半
ば本気でお願いしていたくらいだ。
生徒達の「自殺」が後を絶たない。自殺の大きな原因に「いじめ」がある
ことは周知の事実である。
今回は、この件について日頃感じていることをここで述べたいと思う。も
ちろん、僕の私見である。不快な気持ちなどをお持ちになったとしたら、
それは全て僕自身の責任である。
○前回のあらすじ
授業前、亮太と正浩(小6受験)は「どこまで高い所に手が届くか」と
いう競争をし、黒板の上の時計を落とし、文字盤を覆うガラスを割って
しまった。
二人は室長へ呼ばれ、職員室へ。室長が二人に何やら話したのだが・・・。
散々だった。酷かった。思いっきり自己嫌悪である。
先日、小学2年生の国語の授業を担当した。普段担当している先生が病
気でドクターストップとなり、ピンチヒッターで僕の出番となった。
○前回のあらすじ
授業で毎回行う小テストで、自己採点後の申告では、いつも満点の真治
(小6・受験)。
ある日の授業。明らかに誤答があったにもかかわらず、真治は「10点満
点」の申告を行った。
頭を思いっきりはたいた。いわゆる『体罰』ってやつになるのだろう。
もし、真治(小6受験)が、母親にこのことをしゃべっていたら、謝罪に出向き、
厳重処分となっていたかもしれない。
月に数回、とある集まりで、大人の方達と話す機会がある。
職も違えば、年齢も様々。芸術家、サラリーマン、テレビマン、主婦、
スポーツコーチ・・・。上は六十代から、下は二十代まで。
お子さんをお持ちの方が多いので、話題は、子供の話、教育の話なるこ
とが多い。
『ボンダンス』と書いてある。
初めて目にするその単語がとても気になる。それは一体何か。予想してみ
る。やはり、これは「ダンス」を一塊として考えたほうが良いだろう。な
らば、「踊り」の種類ということだ。
「パラパラ」なるダンスが流行っていたが、そういう類かもしれない。で
は、ポイントは「ボン」である。
○前回のあらすじ
帰宅時間の遅い生徒が増え、授業終了後の見回り強化がミーティングで
決められ、早速、その日の授業後、コンビ二を中心に見回りに出た。
そして、塾から一番近いコンビ二で中2の男子を発見した。
「なぜ、勉強しなくちゃいけないのか?」
数年前まで、この質問こそ、生徒(子供)に言われて困る最強の質問だと僕は思っていた。
しかし、最近、これに匹敵する(と少なくとも僕は思っている)質問を発見してしまった。
