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« スティーブン・コヴィー || いじめの実態をなぜ把握できないのか! »

尾崎 一雄

何か事態が悪化すると、来るなら来い、と最悪の場合を想定し、
川を背にして構える。精神の小出しの消耗を避けるには適した戦法である。

◇私たちは、よく「腹のくくり方」が問題だというようなことを言うが、
今日の言霊は、まさにその「腹のくくり方」に関することだ。

◇人間が、どんな時に強くなるのかと言えば、もうこれ以上、最悪な状
態はないと覚悟を決めた時だ。人間は、開き直った時に自分の最も強い
部分が出るものなのだ。

◇もうこれ以上悪くなることはないのだから、後は好転するだけだと思
い定めて、必死に努力する。または、何も失うものはないのだから、た
だ前に出ようと思って、必死に何かに立ち向かう。

◇そういう状態になった時、私たちは、自分自身が疲れていることも、
自分自身が消耗していることも忘れてしまう。必死になるとはそういう
ことだ。

◇こういう「腹のくくり方」を私たちが、いつでも出来るようになるた
めには、常に自分というものについて、思いをめぐらせておくことだ。

◇最悪の事態に至って、ジタバタしないためには、自分自身の存在の基
盤はどこなのかを知っていなくてはならないのだ。

◇自分は、何を守りたいのか、自分がそれを失ってしまえば、自分では
なくなってしまうものは何なのか、いつでもそれについて意識しておこ
う。そうすれば、自ずと「腹のくくり方」は、出来てくるだろう。

◇私たちには、内に秘めた強力な力があるのだ。大概の困難な状況は、
必ず乗り越えられるものだ。だから、最後は、自分を信じることだ。
自分の中の力を信じることだ。

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