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« いつでも元気になれる② || 改革のリスクと現状維持のリスクを読み間違えてはいけない! »

武者小路 実篤

まかぬ種子は生えぬと言うが、我等は不幸の種子をまかず、
幸福の種子をまくように注意すべきである。

◇今日の言霊は、原因があって結果があるのだから、出来るだけ、
幸福になるような原因を作って生きていこうというようなものだ。

◇しかし、そんなことは、言われなくても大体の人が知っているし、
そうしたいと思っている。幸福の種子をまきたいと誰でもが思って
いるが、何が幸福の種子なのかを誰でもが知っているわけではない。
ここに思っているが出来ない原因がある。

◇幸福になる種子とはどういうことなのか、ものなのか。私たちは、
都合のいい生き物なので、すぐに幸せを求める。生きている今、幸
せになろうとする。この今が幸せならば、と思ってしまう。

◇この動機に私たちは、気がつかないし、気がついたとしてもなか
なか克てない。ここに不幸の種子がある。

◇今に幸せを求めて、明日のことを忘れてしまえば、忘れられた明
日に幸せの種子は、残せないだろう。それどころか、不幸の種子が
根付いてしまうことになるだろう。

◇幸福とは、直接的に求めて、求められるものではないのだ。廻り
廻ってやっと自分にやってくるものだ。

◇だから、今に何かを求めるよりも今やれることだけをやっていれ
ば、幸せの種子は、結果的にまいていることになるはずだ。

◇今最善を尽くすことと、今打算的に過ごすことでは、大きな違い
があると思う。幸せを求めて計算しないことだ。

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