学校教育が機能不全になっている今こそ!
『はじめに』
◇先週は、高校の未履修問題で、全国が揺れた。地方の有名公立高校が、
大学受験体制の確立を急ぐあまり、必修科目の未履修を認め、虚偽の報
告までして、地域の、保護者の、生徒の期待に応えようと、あってはな
らないことをしていた。
『はじめに』
◇先週は、高校の未履修問題で、全国が揺れた。地方の有名公立高校が、
大学受験体制の確立を急ぐあまり、必修科目の未履修を認め、虚偽の報
告までして、地域の、保護者の、生徒の期待に応えようと、あってはな
らないことをしていた。
◇教育の自由化を推し進めれば、当然こういう結果が起こってもおかし
くはないのだ。学校選択の意識を醸成させ、学校間競争に拍車をかけ、
各々の学校の特徴を宣伝するとなれば、大学実績のわかりやすい指標を
使わざるを得ない。
◇今回の件で、はっきりわかったのは、地方と首都圏の公立高校の役割
の差だ。実は、この差を学習塾・予備校は、注目するべきだ。
◇首都圏は、公立高校と学習塾・予備校の役割分担がしっかりしている
が、地方では、そうではないのだ。今回の騒動は、この点を明確にして
くれた。(今回の教育的問題点は、先週の「教育記事から教育を考える」
を参照ください)
『自塾の特徴・強みが、教育の質を保証するのか』
◇まず、自塾の特徴を、強みを徹底的に再検討してほしい。自塾にあっ
て他塾にないもの。自塾にも他塾にもあるけれども、他塾よりも効果の
高いもの。または、その萌芽が見られるもの。
◇これらの特徴や強みが、教育の質を保証するものかどうかを検討する
ことだ。その特徴や強みが合格実績に直結するものからプロセス実績に
なるものまで、実に色々あると思うが、中学に入ってからも、高校に入
ってからも、大学に入ってからも、十分役に立つものを特徴や強みとす
ることだ。
◇今回の事件で、高校部を作って、高校生を囲い込め!と書いてみたと
ころで、ほとんどの学習塾が、できるわけではないので、そうは書かな
い。
◇その代わり、良質の高校生を作るとすれば、どうなのか、どういう指
導を中学時代にするのかを徹底して考えた方が良いのだ。すでに、高校
部のあるところは、大学受験に徹底シフトしてアピールすることは言う
までもないが。
◇学校教育が自由化すればするほど、学習塾に対する期待値が高まる。
学校がどんどん塾化していくからだ。学校以上の良質のサービスを行な
っていれば、学習塾に生徒は集まるのだ。世の関心が、塾的な要素に向
かうからだ。
◇今回の高校教育の混乱は、学習塾にとって、思わぬ経営資源になりう
るものだ。学校の事件として捉えるのではなく、塾の問題として考えて
みてほしい。
『経営者の視点』
◇教育行政の流れや問題は、学習塾の経営資源だ。この経営資源をどう
活用するのかは、経営者の視点次第だ。教育再生会議の動向や文科省の
動向には、注目しておくことだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

