本田 宗一郎
耐える心に、新たな力が湧くものだ。全てそれからである。
心機一転、やり直せばよいのである。
長い人生の中で、そのための一年や二年の遅れは、
モノの数ではない。
◇私たちは、どうして忍耐力という言葉を忘れてしまったのだろうか。
生きていれば、色々な困難が自分を襲うのに、なぜ、忍耐という言葉を
忘れてしまったのだろう。
◇それは、色々な困難を避けて通ることが、現代の美徳になったからな
のか、それとも困難な状況に耐えて次を目指すことよりも、困難な状況
を生まない安易な生き方を選ぶようになったからなのか。兎に角、今を
楽しむことだけが、現代の価値観になったしまった。
◇そんな今だからこそ、もう一度私たちは、今を正面から受け止めて、
困難な状況に耐える力を美徳とするべきではないだろうか。今日の言霊
が言うように、耐えることが、次の力を用意するものだから、苦難の中
に希望を見出すべきではないだろうか。
◇私たちの人生は、死ぬまで私たちのものだ。失敗をしても、成功をし
ても私たちの人生なのだ。私たちの人生からは、逃げならないのだ。だ
とすれば、私たちの人生を絶えるしかない。それも希望をもって。

