ポール・クローデル
世界を完成することよりまえに、世界を滅ぼさないようにすることのほうが、
おそらく重要なのではあるまいか。
◇私たち人間は、地球を自分のもののように考えてきた。動物の代表者
であるかのように考えて、地球を自由にしてきた。
◇地球上に暮らす数えることすらできない生物の生きる場所を勝手に使
用してきたし、使用しすぎて壊してきた。そして、とうとう私たち人間
の生存の場所としての地球にまで手を付けて、壊そうとしている。
◇現代の私たちは、地球上のことに対して無頓着でいることがもはや許
されないほど、物理的な地球が壊れようとしている。
◇それは、人間にとっての環境問題である以上に、その人間の生存を前
提にしているものの環境問題でもある。いわゆる地球の保持に関するも
のだ。
◇生物は、その種だけが生き残ることなど出来ない運命だが、人間だけ
は、あたかも人間だけが生き残ることが出来るとでも思っているように
振る舞っている。
◇現代の問題は、恐竜が絶滅した時の危機感とは違うものだ。その昔、
恐竜というものがいた!と歴史上振り返ることが出来るが、今の危機
は、自分の歴史すら抹殺してしまうようなものなのだ。
◇こういう状況を私たち一人ひとりが、自覚することだ。そうしなけ
れば、私たちの生きてきた証が、宇宙上どこにもなくなってしまうの
だ。
◇私たちが、生きてきた軌跡を残すことにみんなが必死になって考え
る時、地球は救われていくかもしれない。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

