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« 大隈 重信 || 受験学年これからの指導を考える~受験生への授業・家庭学習・個別ケア »

「小2」

散々だった。酷かった。思いっきり自己嫌悪である。


先日、小学2年生の国語の授業を担当した。普段担当している先生が病
気でドクターストップとなり、ピンチヒッターで僕の出番となった。

散々だった。酷かった。思いっきり自己嫌悪である。


先日、小学2年生の国語の授業を担当した。普段担当している先生が病
気でドクターストップとなり、ピンチヒッターで僕の出番となった。


実は、小学2年生の授業は初体験である。下は小学3年生までしか経験
がない。しかし、対象生徒はわずか2名ということだったので、「なん
とかなるだろう」と高を括っていたら、それがとんでもなかった。


授業前、軽くコミュニケーションを取る。「はじめまして、荒木又衛門
です。よろしくお願いします」と元気良くあいさつをする。


涼と真吾という二人の男の子は「変ななまえぇ」、「ドラえもんみたい!」
とニコニコ笑う。


結構いい感じかも、と思ったが、いざ、授業となるや、様子は一辺。こ
の二人、めちゃくちゃ国語が大嫌い。漢字テストが終わったところで、
「はやくぅ、せんせい、おわろうよぉ」である。


彼らの冷えた心を何とか温めようと、予め考えていた「漢字問題」を出
題する。


「さっきの漢字テストの裏に『さんずい』のつく漢字を書いてみよう」


なんとか始めるが、さすがに、二つずつしか出てこない。小学2年生の
限界を認識していなかった・・・・。


ここで切り替える。「教室の中を探していいよ!!」


二人は喜んでさんずいの漢字を探して回る。掲示物・貼り紙・座席表の
生徒名。これがかなりたくさんある。「渡」などの知らない漢字はホワ
イトボードに大きく書いてやった。


お互いに教えあって15個見つかった。「滑」なんて難しいのもあった。


「先生、時間あるからもっとやろう!」という真吾の声に「文章も読も
う!」と声をかける。そして、二人は意気消沈。声をそろえて「文章大
キライ!」である。


「まず、先生が読むけど、先生はよく間違えるから、ちゃんと見てて
ね」と投げ掛ける。


物語を音読しながら、わざと間違える。「ちがう!」と言ってくれるの
は涼だけである。真吾のほうは、間違えた数を指折って数えている。


音読が終わったところで、完全に集中力が切れた。発問してもなかなか
答えない。発問のレベルが適切ではなかったということだ。それが更に
二人のやる気を削ぐ。


結局最後はノートに物語のオチの場面を絵にして終了。文字ではなく
『絵』である。まさに苦肉の策だったが、成功したとは言い難かった。


その日は7時からポケモンが放送する日だった。「ポケモ~~ン」と
言いながら教室を飛び出していった真吾の姿を見て、完全に『敗北』
を感じてしまった。


さて、来週。もう一度担当してリベンジしたい気もあるが、もう勘弁
してという思いも少なからず持っていたりする。


○(登場する子供は仮名です。)

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
荒木 崇(チーフ・コンサルタント)

http://www.management-brain.co.jp/

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