父親の独り言
親子関係や子育てが話題にのぼる今日この頃です。7歳の娘を持つ父親の身としては、不安なことが多い。今一番不安なのは、
小学校高学年頃に、父親のものとは別に洗濯をするのではないかということである。「お父さんのものと一緒に洗濯しないで!」と娘が言葉を発したなら、その時自分はどんな顔をして、どんな言葉で応戦するのか、できるのか、不安である。父親復権を唱える巷の方々には、なんと情けないこととお叱りを受けるかもしれないが、本人はいたって大真面目である。
そして、その不安の片鱗が見えてきたのである。「ママ、背中かいて。」「パパがかいてあげるよ。」「いやだ!パパエッちなんだもん。」
確かに私も男の端くれなのでエッチかもしれないが、娘にはっきりとそう言われる覚えは無い。やはり、後数年経ったら生ゴミのように自分も扱われるのかもしれないという不安は拭いきれない。
さて、我が事務所に父親と娘の関係ほどの年齢差の職員がいる。今、二人で私たちのお茶を入れてくれている。給湯室から父親はお茶の講釈をいろいろして、娘はハイハイと聞いる様子が聞こえる。非常にほほえましい父親と娘の会話である。この関係を真の親子関係で達成したいと感じた。素敵な家庭になるのではないだろうか。
やり方は簡単である。父親は自分が所有権を有する子であるという認識から、社会に貢献する予定の子どもを預かっているという認識に立つこと、子は社会の先輩から智恵や歴史を学ぶという認識にたてばいいのだ。
社会から預かった子を守り、育て、社会に返せるその日まで、一生懸命働こうと決意する気の弱い親父の独り言である。
胃上食堂

