衛生兵
昨日、クライアントのある塾長から弊社へ電話がありました。その電話はちょうど私が取りました。塾長は、ちょっと焦った調子でこうおっしゃるのです。
「中高一貫校についての資料が何かありませんか?」
実は、10分後に保護者面談があり、その際、お母さんに「お土産資料」を渡したいと思い、以前、MBAからもらった中高一貫校の資料を探しているのだが、どうも見当たらない。その資料でもいいし、他に何かあれば、いただけないか、ということでした。
慌てました。あと10分しかありません。私が「中高一貫校の資料ですね」、「10分後の面談で!?」と電話口で話すのを聞いていた周りのスタッフが一斉にパソコンの中を探します。しかし、該当する資料が見当たりません。
電話はつながったままです。こちらの喧騒はきっと電話の向こうにも伝わっていることでしょう。なにせ、面談まであと10分しかないのです。
気分はさながら「戦場」です。
銃弾を浴びて倒れる味方兵士。
かけよる私。
私は、兵士の頭を抱きかかえ、大声で叫ぶ。
「衛生兵、えいせいへぇ~~~~~!!!」
たとえるのなら、そんな心境でしょうか。
あっ、いや、分かりづらいですか・・・。
すると、スタッフI氏が、以前、彼が参考資料として、とあるサイトから打ち出していた「中高一貫校に関する報告書」を探し出してくれました。
「先生、今からすぐにFAXで送ります。送信状とかはつけずにそのまま流します!」
原稿が流れていきます。衛生兵は間に合いました。味方兵士は一命を取り留めたのです。
そして、さきほど、その塾長から電話をいただきました。
「昨日は、助かりました。ありがとうございました。お陰様で、昨日の面談で、弟さんの入塾も決まりましたよ!」
弟さんの入塾が決まったのは、その資料が間に合ったからではないでしょう。普段の指導があればこそです。しかし、『お陰様』とおっしゃってくださる、その気持ちが非常に嬉しく感じました。
金曜担当:荒木

