P・F・ドラッカー
他から得ることができず、どうしても自ら身につけていなければならない
資質がある。才能ではなく真摯さである。
◇真面目な人の定義は、非常に難しい。「あなたはまじめですね!」と
言われたことがない私には、真面目を定義する資格はないが、それでも
一応真面目の定義を考えてみた。真面目とは、その状況の中で最適な行
動をしようと努力することだ。
◇つまり、自分の置かれた状況に対して、どうすれば状況に合致して行
動できるのかを徹底して考え、行動しようとすることだ。これを真面目
だと私は定義する。
◇私はよく「いい加減な人だ!」と言われる。おちゃらけるし、冗談を
しょっちゅう言うし、酒を飲んでは羽目をはずす。周りから見れば、非
常にいい加減な大人に見える。
◇しかし、私から言うと、一見真面目そうな人でも不真面目な人間は結
構いる。やらなければならない時に、色々と理由をつけては何もやらな
い人間がいる。普段は冗談なんか言わないで、几帳面な振りをしている
人間が、自分の仕事の一番大切な時に、何もやらないでボーとしている
ことがある。そんな人間を私は、不真面目だと思うのだ。
◇要は、自分に与えられた状況を正確につかんで適切に行動しようとす
るかなのだ。それを真摯とか真面目とか言うのだ。決して見た目の真面
目さではない。そのことを私たちは忘れずにいたほうが良いのだ。見た
目の真面目さでは飯は食えないのだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

