黒岩 重吾
一つの不幸にとらわれて、すべてのものを、
不幸な眼で見ようとするのはいけない。
◇私たちは、信じていた友人や知人に裏切られると、人間を信じられなく
なる。ある一部の人間から裏切られただけなのに、その不幸な出来事を全
てに拡大して、人間一般を信じられないと思ってしまう。もうそれ以上傷
つきたくないからだ。裏切られる危険性のある機会は避けようとするのだ。
◇この感情は分からないでもないが、非常に不幸な感情だ。たまに来る不
幸な出来事を避けようとしても、必ずいつかまた不幸な出来事はやってく
るのだから。
◇1回の不幸な出来事で全てを拒否して、楽しい出来事まで遮断しなくて
もいいのにと思う。不幸な出来事がやってくるまで、楽しい出来事を楽し
んでいればよいのだ。
◇私たちに必要なことは、不幸な出来事に囚われて全てを台無しにしない
ことだ。歩いていれば躓くし、眠っていれば起こされるし、立っていれば
足を踏まれるのが人生なのだ。その1回1回に足元をすくわれていてはた
まらない。淡々と歩いて行くだけだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

