「最近の子供達の自殺についての私見」
生徒達の「自殺」が後を絶たない。自殺の大きな原因に「いじめ」がある
ことは周知の事実である。
今回は、この件について日頃感じていることをここで述べたいと思う。も
ちろん、僕の私見である。不快な気持ちなどをお持ちになったとしたら、
それは全て僕自身の責任である。
学習塾でも「いじめ」は存在する。少なくとも僕自身は生徒のいじ
め問題を経験し、対処したことがある。
塾の場合、学校ほどに深刻にはならない。もちろん、いじめられる側の心
の痛みはなんら変わらないのだが、塾には「最終的な逃げ道」が存在する。
○加害者・被害者の通塾曜日をずらし、両者の物理的接触を避ける。
○近隣にある別の校舎へ移籍する。
○退塾する。
結局、塾は「辞められる」という強みがある。他の生徒に悪影響を及ぼす
生徒に「辞めてもらう」ことも可能だ。いじめる側が存在しない環境を作
り出すことは学校よりも容易だと思う。
そこで、学校である。
学校は「行かねばならぬもの」という意識を我々は強く持っている。義務
教育ならなおさらだろう。「学校に行かなければ『負け』」という考え方も
少なくない。
しかし、と思う。いじめられて死ぬぐらいに辛いのなら、負けてもいいん
じゃないか、と。
「自殺」という逃げ道を選ぶのなら、「学校へ行かない」という逃げ道の
ほうがずっといいように僕は思う。
いじめられて、死ぬぐらい辛い思いをしている子供たちには「学校へ行
くな」と言いたい。無責任な発言かもしれないが、「死ぬな」と言うより
も具体的なアドバイスではないかと僕は思う。
先日、中学時代にいじめに遭った方、お二人と話す機会があった。男性
と女性であったが、男性の方は、野球部の全員に一年間無視され、女性
の方は、朝学校に行くと、自分の机を隠されてしまっているぐらいの激
しいいじめに遭ったそうだ。
本当に辛かったとおっしゃっていた。しかし、このお二人は死ぬことな
く今日を迎えている。
男性はマスコミにも頻繁に取り上げられるアーティストであり、女性は
新進気鋭のカメラマンである。生きていたからこそ、夢を探し、それを
見つけ、実現した。
「学校へ行くな」とうい指導も必要なのではないか。学校に行かないで
子供一人の命が救えるのなら、悲しむ人の数が減るのなら、それもあり
だと僕は思うのだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
荒木 崇(チーフ・コンサルタント)
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