パパ母校に帰る!
先日、小学校低学年の娘の小学校に授業参観に行った。この学校は、何と私が小6の時に開校した学校なのだ。つまり、私は第一期卒業生なのである。パパ母校に帰る。である。
私は、この学校で、第1回放送委員長を務めたという華々しい経歴を持っている。当時、自分が娘をもって、その娘が自分と同じ学校に通うとは夢にも思わなかった。
そして、授業参観日は、私は何の根拠なく、ただ第一期卒業生であることは、誇らしげに(勿論心の中で)自由に校内を歩き回った(自由参観日なので、家族であれば自由に校内を回れるのだが・・・)。
そして、自分のこの日の体験から、人の気分や感情は不思議なものだとあらためて感じることとなった。自分が第一期卒業生であることは、周りの誰も知らない、周りの誰にも伝えていない。そして、何の権力も権限も無いのはずなのだが、自らは校長にでもなったかのような錯覚に囚われていたのだ。何も怖いものは無い感じだった(勿論、小学校内で怖いものがあるようでは大事件だが・・・)。
そして、私は授業に参加してしまったのだ。友達を取材するという勉強で、シートを持ち教室内で取材して回るわけだが、じゃんけんで勝ったときだけ取材ができるのだ。先生は、私に、子どもたちの持っているシートを手渡した。第一期生であることがバレ、敬意の表れかと思ったが、たまたま教室にいた父母は私だけだったからだ。
突然、子どもたちが私にジャンケンを挑んできた。同じシートを持っているので仲間だと思ったのだ。次から次と子どもたちはやってきた。最後に自分の娘が近づいてきて、耳元で言ったことばが、「パパ。意外に人気者だったね。」参った。
そして、ある子が近づいてきて「おじさんは誰って」言うから、「胃上心臓の・・・」と言いかけたところで、「心臓ちゃんのおじいちゃんなんだ。」参った。
ジャンケンをしている時には、第一期卒業生にふさわしく若々しくエンジョイしていたはずだったが、30年以上の時は確実に流れていた。私は、ただの生徒のただの老けた父になっていたのだ。
胃上食堂

