あるCMから
白いポロシャツに赤いチェックのみにスカートをはいた女子大生風の4人。それぞれの脇にラクロスのスティックが見える。どうやらクラブ活動の後のようだ。1人が帰ろうとしている。
「ごきげんよう」というお嬢様挨拶を交わす4人。
A「じゃぁ、試合の件は電話して、9時までに」
B「携帯にかけるね、9時までに」
C「キミちゃんにも電話するね」
キ「あっ、いいよ、ワタシにかけるとお金かかるし」
B「そっか、ソ○トバ○クじゃないんだ」
キ「ごめん・・・」
B「いいよ、キミちゃんが悪いわけじゃないんだし」
A「そうだよ」
C「気にしないで」
ちょっとした説明のテロップの後、最後のテロップが一言、
『友達を大切に』
不快。センスも何もないと思う。某(といっても丸わかりだが)携帯電話会社のテレビCMである。
ホントは許したくはないが、4人の不自然なやり取りはまだ許す。気に入らないのは最後のテロップだ。
『友達を大切に』
4人のやり取りの最後の締めがこれである。ということは、ここに描かれているのは『友達を大切にしていない』場面ということだ。
では、友達を大切にしていないのは誰か?キミちゃんか?それとも他の3人か?
「ソ○トバ○ク」の携帯をキミちゃんが持っていないばかりに、キミちゃんに電話をかけると、お金がかかってしまう。ならば、『友達を大切に』というメッセージを投げ掛けられているのはキミちゃんであろう。
Bに「キミちゃんが悪いわけじゃないんだし」と言わせているのは、批判をかわすための事前の言い訳だ。
しかし、と思う。
他の3人はキミちゃんに電話しないのだろうか。「ソ○トバ○ク」を持っておらず、お金が多少かかるという理由で。キミちゃんは試合の件をどうやって確認するのだろう。
こんなCMで果たして利用者が増えるのだろうか。製作者は、ソ○トバ○クは、受信者側の視点を考えなかったのだろうか。
もし、このCMによって利用者が増えたのなら、それは、もう「ごめんなさい」である。僕の感性がおかしいということだ。(もっとも、そうだとしても、「おかしい」で僕は一向に構わない。)
まぁ、よい。僕がこんなことに目くじらを立てるぐらいの暇人だということだ。しかし、最後に言いたい。
弊社の会社の携帯は「ソ○トバ○ク」である。

