ジャン・ポール・サルトル
人間は現在もっているものの総和ではなく、彼がまだもっていないもの、
これからもちうるものの合計である。
◇人間の評価が難しいのは、今まさにある能力や業績だけではなく、未だ
発揮されない潜在的な能力についてどうするのかという問題があるからだ。
未だ発揮されていない能力なのだから、評価の対象から外してしまえばよ
いという意見もあるが、そうしたらそうしたで、その人のやる気に影響が
出て、今ある能力すら発揮できなくなってしまう可能性もある。
◇サルトルが指摘するように、人間とは今あるものだけの総和ではなく、
これから持ちうるものの総和なのだから、自分の将来性を評価して欲しい
ものなのだ。
◇しかし、これは他人からの評価だけではなく、自己評価の時にも言える
ことだ。自分自身が自分のことを正確に評価できないのは、今あるものの
総和ならば、他人からも自分自身からもそれなりに言及されるから見やす
いが、自分の将来性(=今後持ちうる能力や実績)については、なかなか
正確に予想することが出来ないからだ。その上自分のこれから持ちうる能
力について正確に知ろうともしないからだ。
◇しかし、たとえそうだとしても潜在的な能力の評価を自分自身で一生懸
命に正確にしようとしたほうが良い。その方が、自分の人生に対して積極
的になれるからだ。今は未だ自分は駄目だけれども、この先、こういう能
力が自分にはつくはずだ。だからそれまでは、自分の人生をこうやって過
ごしていくぞ!とばかり頑張れるからだ。
◇可能性の総和を誰でもが持っているのだ。その可能性の総和を大きくす
るもしないも、自分自身だ。自分の将来を信じて自分の可能性を広げてい
こう。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

