教師と塾
私は団塊の世代のハシリ、昭和21年生まれです。
同期と話すと、定年後の生活をどうするかに話が集中します。
完全に仕事から離れて、年金を頼りに、
これからはやりたいことしかやらないという友。
毎日家にいても飽きてしまうから、週に3日は会社に出るよという友。
まったくリタイアの意思のない、
断然会社を立ち上げ社長でがんばるという到底60にはみえない元気者の友。
それぞれの性格、歴史、財政状況にしたがってさまざまな生き方が選択されています。
これから一仕事はじめようという定年一年生の中には、おそらく、塾でも
やろうかという人も少なくないのではないでしょうか。塾は、子供好きには
理想的な仕事ですからね。でも、教育の何たるかをしらないど素人に何ができるか、
というプロの先生方の声が聞こえてきそうな気もしますが、どうでしょうか。
おそらく、昨今の状況では、そんな元気な声は先生方からは出てこないように思えます。
なにせ近頃は学校の先生への風当たりが強く、本当にお気の毒なくらいです。
立派な先生もたくさんいるのでしょうに、ニュースになるのは、無力・無責任・逃避なんていう
看板を背中にしょったような先生方が多いようなので、どうしても教師のイメージが下がる傾向は
止められないようです。
ど素人に何ができる、なんて叫ぶのは、あまり立派な先生ではないでしょうが、
でもそういう先生が出るというのは、正当かどうかは別にして、教員世界に、
教育者としての自覚、誇りが育っているからでしょう。
人間は安定、安心を求めて生きているわけですが、それらを手に入れてしまうと、
その安定やら安心を守ることが目的になって、はらはらしながら暮らすことに
なってしまうようで、われわれは仏様になるまで、どうころんでもはらはら
どきどきして生きるしかないようです。
思うに、今の先生方は生活は安定しているかもしれませんが、
教育委員会、校長・教頭、PTA,世論、生徒、暴漢などなどの狭間にたたされて、
はらはらどきどきが多すぎて、のびのびと教育に専念できない状況に追い込まれている
のではないでしょうか。どうしたら先生方にのびのびと教育をしてもらえるか、
それが教育改革の柱だと思いますがどうでしょうか。
担当:関口

