本田 宗一郎
必死のときに発揮される力というものは
人間の可能性を予想外に拡大するのである。
◇私たちは、時たま必死になって、仕事や勉強に取り組む。いやいや遅刻
に対しても必死だし、電車に乗り遅れるのを防ぐためにも必死だったりす
る。しかし、こういう必死さが、今日の言霊の「必死」かというとそうで
はないことは、なんとなく分かる。
◇私たちの日常の必死さは、その場限りの必死さで、次に生きないような
ものだ。しかし、今日の言霊の「必死」は、人間の極限を突き抜けようと
するものだ。生と死の境を突き抜けるような状況だ。自分の力を100%
以上出してこそ、生き延びることが出来る状況のことだ。
◇そういう状況を乗り越えたら、誰だって、自分の今までの力を拡大でき
るだろうと思う。だから、私たちは時には「必死」になることだ。そのた
めには、常日頃から「必死」に耐えられる準備をしておくことだ。そうで
なければ、「必死」が必要な状況には対応できないだろう。
◇「必死」とは、死ぬ覚悟で状況を乗り越えるということだろうが、そう
いう「必死」を私たちは、生きている内に何回やれるだろうか。その回数
が多ければ多いほど、実り多い人生になるのかもしれない。それにしても、
「必死」の状況がそうそう来て欲しくはないが。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

