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表現を変えるだけで、成果が変わる!

◇先日、新聞記事に神奈川県藤沢市にある県立高校の取り組みが紹介され
ました(おそらく地方版だと思います)。

◇この取り組みは、始業チャイムと共に授業を開始しようと言う取り組み
で、「ジャスト・タイム運動」と名づけて、授業開始の「5分前行動」を
徹底するようにしたのだそうです。このような取り組みが必要である現実、
今までの学校の様子を想像するに愕然とする方もいらっしゃるかも知れま
せんが、過去を非難するより、過去から脱皮して、より良い未来に向おう
とする学校の先生方や生徒の取り組みは、すばらしいことだと私は感じて
います。

さあ、この取り組みの結果、どんな成果が現れたかおわかりですか。

◇そうです。取り組みは、効を奏して、遅刻者が昨年に比べて半減してい
るというのです。実は、それだけではなく、授業に緊張感が生まれて、私
語や居眠りも減るなどの効果も出ていると言うのです。当たり前と思うな
かれです。

◇仮にあなたが教師であったら、遅刻を減らす為にどんなスローガンを掲
げるでしょうか。おそらく、多くの方が「遅刻をしないようにしよう!」
とするのではないでしょうか。もし、この学校でも「遅刻をしないように
しよう!」というスローガンを掲げていたら、前述のような成果は現れな
かったのではないかと私は思うのです。

◇このような否定形で表現すると、「遅刻をしない」という枠組にとらわ
れて、真の(肯定的な)行動の目的が見えなくなってしまうのです。「遅
刻をしない」の真の目的は、「時間を守る。」「時間を大切にする。」と
いうことなのです。

◇この学校のそもそもの発端は、週5日制により、減った授業時間をどう
確保するか検討した結果、無駄にしている時間を活用することで補おう
と考えたわけです。「時間を大切にしよう。」をねらいとした、「ジャ
スト・タイム運動」であり、「5分前行動」というスローガンなのです。

◇肯定的な意図を肯定的に表現することで、先生方や生徒の目標の枠組み
が広がったのです。その結果、授業中の緊張感や、私語や居眠りの現象に
つながったと考えられるのです。

◇目標を掲げながら、効果が出ないと悩んでいる方!あなたの目標は、肯
定的に表現されていますか?是非言葉にして確認してみてください。もし、
否定形が使われているのでしたら、肯定形に変えてみてください。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
井上郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)

http://www.management-brain.co.jp/

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