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2007年02月28日

国境

アフリカの地図をみると、定規をあててひいたような
まっすぐな国境に気がつく。実際、これらは、ひげを生やした
生臭いおっさんたちが地図の上に定規で線を引いて決めた国境である。

現地の歴史とか文化とか人間の動きやら生活などはまったく考慮せず
えいやっとひいてしまったに過ぎない。国境の周辺に生活していた人々は、
ある日突然かってに引かれた線の向こう側の親戚と引き離されて、
違う国民にされてしまったわけである。

 同じようなことは、朝鮮半島でも起きたわけだが、こちらは定規で
引くわけにも行かず、国境策定時の実効支配という面倒くさくて生臭い
力関係にそって線引きがされた。いずれにせよ、たまたま離れて
暮らしていた家族や親戚・恋人たちは、とんでもない悲劇を刻印されて
しまったことになる。

 歴史にそって作られた国境の場合には、国境の向こう側とこちら側
ではまったくことなる生活が引き継がれるので、たとえば、フランスから
スペインに入れば、突然すべてがスペイン語に変わってしまう。

フランス側からはバカンスでなければスペインへ出向かわかないが、
スペインからは、なんとか働き口を探そうと国境を越えて入ってくる
スペイン人がたくさんいたりしたものである。

 地球上に国境という傲慢な線をひいたのは人間なので、鳥には国境はなく
パスポートも税金も払わずに自由に空を飛んでいきたいところに飛んでいく。

これは、国境沿いの川に住むカバもワニもゾウも同様であって、動物たちには
国境はない。えさを求め、素敵な彼や彼女を求めて、ケニアからウガンダ、
ウガンダからスーダン、気が向けばもうちょい行ってエチオピアと、彼らは地球を
実に自由に使っている。

 こう考えると、国境というのは、人間のおろかさの象徴に見えてくる。
地面に線を引いて、それからこっちへ来るなとか、少しでも遠くに線を引こうと
戦車だ戦闘機だと物騒なものを発明して、何百万、何千万の仲間を殺し殺されてきた。

国境がないと、いろいろ都合の悪いこともあるだろうし、当初はがたがたする
だろうがそれは一時のことだ。国境など早いとこなくして、人間同士仲良く
暮らしたいものである。ついでに、我が家の垣根も取っ払って、心の垣根も
取っ払って、和気藹々と暮らせたらどんなに楽しいだろうか。

昨日見た夢の続きだが、
ジョン・レノンが歌ったイマジンの世界を、みんなが望めば、
世界は確実に平和な天国に変わるだろうにと思うのだ。

担当:関口

西田 幾多郎

東洋の文化の根底には、形なきものの形を見、
声なきものの声を聞くといった様なものが潜んで
居るのではなかろうか。
我々の心はこの如きものを求めてやまない。

◇私たち日本人は、この書き出しは、どうもいただけないのだが、それ
でもこう書いた方が話が早いのでこう書くが、いつから他人に対する温
かい気持ちを忘れてしまったのだろうか。

◇私たちは、和歌にも詠われてきたように、形なきものの形を、与えら
れた情況の中で想像してきたし、声なきものの声を、様々な文脈から聞
こうとしてきた。それは、ある意味、その対象物に対する配慮だったり、
そのものの完成形を慮って、自分自身が援助しようとした結果だった。
何かが足りなくても、その足りないものを想像=創造して、私たちは、
見てきた。

◇これは、明らかに他者に対する配慮だ。思いやりだ。そういう心情を
私たち日本人は、どうも忘れてしまったように思う。全て言い尽くせな
い限り、認めない。明確に何かを伝えないと分からない。完成形を示さ
ないと何も出来ない。そういう風潮が随分強くなって、他人とのコミュ
ニケーションが、非常にいびつになってしまっているように思う。言い
尽くせないなにものかがあっても、それを慮っていくところに、他人に
対する優しさがあるのだ。それを忘れている。

◇私たちは、もう一度原点に戻って、他人に対する配慮・思いやりを見
つめ直そう。その時に、この言霊を思い出して欲しいのだ。私たちには、
西欧にはない「形なきものの形」を見ようとする伝統があったこと。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

http://www.management-brain.co.jp/

「しょっぱさ」④

○前号のあらすじ

絶対間違いないと思われていた明恵のF学院不合格。僕の担当教科である
「国語」が足を引っ張ったのは間違いない。

輝彦の繰上げ合格の様子を見て、明恵のことを思わずにはいられなかった。

明恵のF学院まさかの不合格。どういう形でそれを知ったのか、なぜか僕
は覚えていない。結局、彼女は押さえ校のS学園に合格し、進学すること
となった。


中学受験が終わると、塾では、受験を終えた小学6年生を対象に「中学準
備講座」がスタートした。


その第一回目の授業に明恵も元気に顔を出していた。F学院の結果につい
て、さぞ残念で不本意なことだった思うが、そういう素振りは少しも見せ
なかった。


第一志望校に合格したとはしゃぐ生徒の横でニコッと微笑んでいる様子が
とてもいじらしく感じられた。

それからしばらくたったある日。そのときのことを今でも鮮明に覚えてい
る。


「中学準備講座」の日ではないのに、明恵が塾へやってきた。ちょうど僕
は入口の掲示物の整理をしているところだった。


彼女は、シュカッ、シュカッと足を床に滑らせるようにして僕の前へ歩い
てきて立ち止まる。彼女の顔に焦点があった僕の目が、数メートル後ろで
立っている明恵のお母さんの姿をぼんやりと捉えた。


「受かった・・・」


その言葉が彼女からポツンとこぼれて落ちた。


彼女が何を言っているのか分からなかった。「受かった」とは。


「・・・先生、F学院受かった・・・」


はしゃぐでもなく、泣くでもなく、彼女は静かにF学院に合格したという
事実を告げた。


「繰上げ?」と聞く僕の言葉に彼女はうなずいた。


そこからは大人たちが大騒ぎである。


「しつちょぉ~~」と教室でプリントの仕分けをしていた室長を僕は大声
で呼んだ。


このときの僕の様子を「冗談でなく、気が狂ったかと思った」と後で室長
は語っていた。


輝彦の繰上げ合格のときのようにみんなが明恵を取り囲む。さっきまでの
固かった表情が緩む。


電話でも良かったのに、彼女は自分の口で合格を告げたかったのだろう。
明恵らしい心遣いだと思った。


F学院の合格発表から実に15日が経過していた。明恵はすでに、S学園
の制服の採寸を終えていた。

その日の授業後、算数担当のH先生が僕に話しかけてくれた。


「ホントに良かったね。先生も頑張って指導したよね。先生の指導の成果
だよ」


とてもありがたい一言だった。「でも、やっぱり」とも思った。僕がもっ
としっかりしていれば、彼女を繰上げなんかじゃなく合格させてあげられ
たんじゃないか。この2週間苦しい思いをしなくてすんだんじゃないか。


明恵が帰った後、H先生が本部に繰り上げ合格の連絡をした。もちろん、
本部でも彼女の繰上げ合格を喜んでくれると思っていた。


しかし、「明恵ならF学院受かって当たり前だよね、と言われてしまった
よ」と寂しげにH先生は呟いた。

輝彦の繰上げ合格。明恵の繰上げ合格。合格には変わらない。こんなこと
思っちゃいけないんだと思う。でも、僕の心の中には合格の嬉しさと同じ
くらいに「しょっぱい気持ち」が残ってしまった。


(登場する生徒名は全て仮名です。)


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
荒木 崇(チーフ・コンサルタント)

http://www.management-brain.co.jp/


2007年02月27日

「千の風になって」をご存知ですか?

2月22日、神奈川県では「高校入試」が行われました。

「15の春」受験生の皆さん、お疲れ様でした!

数年前に私も某県立高校の入試でお世話になったものでした。

顧問先の講師が、地元のテレビ局で入試速報の解説をすると聞きました。

・・・残念ながら、放送は観れませんでした。

時期的に毎日、電話が多く鳴ってくる。

内容はというと・・・
「春期チラシ」についての相談が多くなっています。

ひとつの顧問先が終了したかと思えば、また同じ連絡事項が始まる-。

皆さん、事務所にN代表がいると思っていらっしゃるので・・・
お電話をされて、予定を確認して驚かれます。

そんな訳で日中は顧問先へ出向いてコンサルなので、
お時間が取れるのは・・・夜間(時間外)となるわけです。

限られた時間の中で、数ある顧問先の「春期チラシ」を検分しなければ
なりません。本当にお忙しいN代表でございます。

「タイトル」について・・・
テノール歌手・秋川 雅史さんが歌う「千の風になって」が
年末のNHK「紅白歌合戦」をきっかけとなって大ヒットしているようです。

あの♪もののけ姫の米良美一さんの売上げ記録:50万4000枚を超えたそうです。

「癒される~」と売上を上げている年齢層は、50代女性が中心だそう。

まぁ、私は明日発売!浜崎あゆみ「A BEST2」に貢献しよう。

火曜日担当:ヨシダ

嘘をつく子どもに対して1

◇以前、こんな質問を保護者の方にいただいた。

「うちの子どもは、時々嘘をつくので、安心して子どもの話を聞いていられないんです」と。

◇私は、保儀者の方に、お子さんの年齢を聞いてから、私なりの回答をした
のだが、一般に子どもの嘘と言っても、年齢によって嘘をつく意味が全然
違っている。幼児の嘘と児童の嘘、そして中学生以上の嘘とでは嘘の意味が違うのだ。

◇幼児の嘘であれば、空想を単に現実のように言ってしまうものから、お母
さんやお父さんに注目して欲しいために嘘をつくというものまで、自分の感
情的なことを中心に嘘が生まれる場合が多い。だから、幼児の場合の嘘は、
それほど神経質にならなくてもよい。

◇それに対して、小学生ぐらいになると、友人や知人と自分との関係で、嘘
をつくというものや、自分の自己顕示欲のために嘘をつくというものになっ
てくる。この辺から、嘘の意味を教えて、嘘をつくと自分がどういうことに
なるのかを教えていくことが重要だ。嘘の効用は、簡単にわかるが、嘘をつ
くことによるマイナスを意識させることが、この時期から必要になってくる。

◇そして、中学生以上になると明らかに、人を騙して何かを得ようとするも
のから、自己保身を意図してその場から逃れようとするものまで、実にバラ
エティーに富んでくる。中学生の嘘は紋切り型の対応ではなくて、慎重に個
々の状況を考えながらの対応になるだろう。

◇それでは、嘘をつく子どもにはどう対応すれば良いのか。それは、次回に
したい。
 

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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太宰 治

疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、
その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。

◇私たちは何かにつけ失敗を恐れる。だから、なかなか決断ができない。
自分なりに答えを見つけてみても、どうしてもその答えに自信が持てず
に、失敗したときのことを考えながら、及び腰になってことを運んでし
まう。
◇及び腰になってことを運ぶのだから、失敗しやすくなる。結局、失敗
したくはないという思いが、失敗に結びついてしまうのだ。

◇だから、今日の言霊のように、決心することだ。兎に角、やるからに
は、自信をもってやってみることだ。そして、失敗した暁には、その失
敗の要因を一生懸命考えて、次回に活かすことだ。それしか私たちには
できないのだ。

◇やらないで失敗するよりは、やって失敗したほうが、どれだけすっき
りするか考えてみよう。生きていくということは、何がしか行動をして
いると言うことだ。だからこそ、やるからには、自信をもって徹底的に
やることなのだ。疑いながら何かをやるなんて、失敗した時の言い訳作
り以外にはないことだ。

◇生きているという実感は、行動の中にしか生まれない。だから精一杯
の自分で何かに取り組もう。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月26日

幸せ?-不幸せ?(1)

オフィースのY嬢が 無事32歳の誕生日を迎えたという。
皆に祝ってもらって今年は幸せだった ! という彼女の発言にほのぼのとしたものを感じた。

ユニセフの調査(先進国に住む子どもたちの「幸福度」に関するもの/2月15日読売新聞)によると
「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は29.8%だという。

これは、OECD (経済協力開発機構)加盟25カ国中、ダントツの高さで、
次にはアイスランドの10,3%、ポーランドの8,4%が続く。

これはどういうことなのか?

本当に日本の子どもたちは精神的荒涼の中にいるのだろうか。
それとも日本独自の美学が子どものDNAにも浸透していて 
ふと孤独を感じさせているということなのだろうか

翻って自分の15歳を思い返せば 確かに孤独を感じていたが
それは暗く寂しい孤独でなく、自己の確保とでもいうべき、喜ばしい孤独であった。
調査の文脈を見てみないと 回答者の胸のうちはちょっとわからない。

さらに日本は、親が働いていない家庭の割合が 
先進国中で最少の0,4%だという。

先進国の親たちは、そんなに働いていないということか?
それなのにやってゆけるの?

そこでこうなる
平均収入の5割を下回る家庭に暮らしている児童の割合は 14,3%
日本の話ですよ
これは最悪のアメリカの21,7%から数えて何と9番目だそうだ
う~ん

親は仕事で留守がちなのに少しも経済的に豊かでないよ~ということか?

まぁ 調査結果の組み合わせは恣意的な文脈を作ることもあるから 
新聞記事にならって読むのはどうかとも思うけれど ひとつの見方ではある

次回は 調査のオリジナルに当たって、別の切り口で読めないかを検討してみよう

担当:吉田兼子(この読みはこうです*ヨシ!denken! ネ!)

アインシュタイン

どうして、自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要なときに責めてくれるんだから、いいじゃないですか。

◇学習塾の講師だった頃、いつも生徒に自分のことをバカだと言うな!と
よく言っていた。自分のことを自分でバカだと言わなくても他人が言って
くれるのだから、わざわざ自分のことを率先してバカだと言うことはない
と。それよりは、自分の行動や自分の言動がバカなことだったのかどうか
を他人の反応から知って、次に活かすことが重要なんだと。

◇バカだと自己申告をして言い訳をするよりも、自分を現実において他人
にどんどん評価(プラスもマイナスも)をしてもらった方が自分が成長で
きるのだといつも生徒には言っていた。

◇他人の評価を気にして自分を責めるよりは、評価は評価で、素直に受け
止めて、次の自分に活かす道を考えた方が良い。失敗をして自分を責める
だけでは意味がない。責めた後に次回への改善が出てこなければだめだ。

◇自分を責めて、自分自身の不甲斐なさを自覚するのはいいが、その不甲
斐なさを克服するアドバイスを自分自身で見つけるようにすることだ。そ
うすれば、自分のステージが徐々に上がっていく。

◇私たちは自分自身と向き合う時、自己変革の道が生まれる。だから、自
分自身を責めるだけでは駄目なのだ。弱点を正視していくことが大切なこ
となのだ。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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組織を創る!

『はじめに』

◇学習塾は知的労働の側面が強いので、各職員が大卒の場合が多い。
だからかどうかはわからないが、組織をピラミッドにしないで、すぐ
にフラットにして、最先端の組織構造を作ろうとする。本を読んで美
辞麗句に踊らされて、組織の本質を理解しないまま、フラットな組織
を創ってしまうので、無責任体制に陥ってしまう。

『組織とは』

◇組織とは業務命令があって、その命令の先に業務があって、その業
務をした結果がしっかり報告されて、その報告から評価があって完結
する、という一連の流れを創るものを言うのだ。

◇別の言い方をすれば、責任と業務分担が明確になって初めて組織が
あるといっても良い。誰かがどんな権限で何かを言う。その何かが職
員の行動の規定になっている。そういう環境を組織と言うのだ。この
ことを無視して、全員フラットにしてしまうと、どんなことが起きる
のか。

◇自分のやるべき仕事の目的がまずわからないから、自分の仕事を自
主的にやらない。そして誰に注意されるものでもなく、自覚を促され
るだけだから、個々バラバラな行動になってしまう。組織がフラット
でも皆が活躍できるのは、各職員に自立=自律性がある時だ。そして、
会社全体の目的が理解され、その目的を達成するための手段を各々持
っているときだ。そういう職員の能力レベルであるならば、フラット
な組織でも良いが、そうでなければ、ピラミッド型の組織で、組織の
何たるかを理解してもらった方が絶対的によい。

◇学習塾の成長過程において、組織の持つ意味合いも違ってくるのだ。
そのことを理解して組織を考えていくことだ。

『経営者の視点』

◇職員の業務能力・人格的度量を正確に把握しよう。そうしなければ、
組織を適正に作ることは出来ない。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

http://www.management-brain.co.jp/

2月12日号【顧客のニーズを形にしてみる!】をご覧になった読者様から
ご意見・ご感想をお寄せ頂きましたので掲載させていただきます。

【読者ご意見・ご感想】
この文章を読み、ある大手学習塾と同じ設計をすれば、成功するという
ロジックについて考えてみました。確かに、この老舗学習塾が行ったよ
うに、大手学習塾の真似をすれば、成功するかのようにも思えます。

しかし、ある大手学習塾と同じ設計をすれば、成功するというロジック
自体が正確ではないと思います。そのある大手学習塾が成功しているの
は、設計だけではなく、ブランド力や評判、講師陣の実力等、その全て
を包括したのがそのある大手学習塾です。もし上述の大手学習塾の真似
をし成功するというロジックを、より成功に近づかせるロジックにした
としたら、ある大手学習塾と全ての条件が同じならば、成功するだと思
います。そのようなことは、まず不可能です。その大手学習塾の戦術は
すでに持っているブランド力等を活用した設計をしているのかもしれま
せん。

そもそも確実に成功するロジックはありませんが、その塾にはその塾の
持ち味があり、基礎的な戦術を踏まえた上で、塾の持ち味を活かし、戦
略を立てることが自塾を成功へと導くロジックだと思いました。

※貴重なご意見・ご感想をお寄せいただき誠にありがとうございました。


2007年02月24日

マーク・トウェイン

常に正しいことをやることだ。
周囲の人の賞賛や噂話に構っていてはいけない。

◇ビジネスの世界では、マネジャーとリーダーを区別して、こんな言い
方をする。「正しくことを行う」のがマネジャーで、「正しいことを行う」
のがリーダーだと。

◇正しくことを行うというのは、ある決まったルールに則って何かをや
ることだから、ルールを守ることが重要で、何かをした結果どうなるの
かはとりあえずどうでもよいのだ。それに引き換え、正しいことを行う
のはある領域のルールに従うのではなく、ある状況の中で、人間として
正しいことを行うことだ。

◇つまり、誰かに決められたことをそのまま行うのではなく、自分で正
しいと思うことを行うことなのである。

◇だからこそ、今日の言霊が言うように、周囲の人の賞賛や非難は気に
することではない。誰かが承認しなくても、自分で正しいと思うことを
やるだけなのだ。リーダーとは、そういう人のことだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
中土井 鉄信

http://www.management-brain.co.jp/

どんな対応が考えられますか?

◇あなたの周りに体調の悪い人はいませんか。

◇風邪を引いて苦しいと訴える人、胃腸の調子が悪いと辛そうな人、
眠れないと困っている人。

◇そんな時、あなたは、体調の悪い人にどんな言葉をかけていますか。

◇「医者に行った方がいいよ。」

「酒を控えたほうがいいよ。」

なんていうかもしれませんね。

◇ちょっとひどいのになると、
「だから、うがいをしろと言っただろう」とか

「酒を飲みすぎたからで、自業自得だよ」

なんていうのもあるかも知れませんね。

◇そこで、今週は問題です。

今まで、学んできたコーチングのエッセンスを使うと、体調が悪いと
訴える人に、どんな対応が考えられるでしょうか?

◇今までの学びをまとめてみましょう。

①まず、相互信頼、相互尊敬という、人間関係の基本がありました。
これは、相手が課題を解決できる人であることを信じる姿勢でした。

②その上で、積極的に傾聴することで、相手のものの見方や考え方を
知ることが大切でした。

③更に、拡大質問をすることで、深い気づきを促します。
この気づきは、相手の価値観や信念にふれることであったり、
真の望みを発見することであったり、
今の苦しさを解消する方法を引き出すことであったりしました。

この解消法の発見には、自らの体験の中からリソースを探すこと、
他者の成功例を真似るモデリング、
突拍子もないアイデアを引き出す比喩という方法もありました。

◇あなたがこのメルマガを通して身につけた知識や実践から得た
リソースを使って考えてみてください。自由な発想で・・・

◇こんな日常的な場面でもコーチングの姿勢やスキルは有効なのです。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
井上郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)

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2007年02月23日

内村 鑑三

一日は貴い一生である。これを空費してはならない。

◇私たちの一生とはなんだろうか。自分の一生と引き換えにしても惜しく
ないものがあるとしたら、それはなんだろうか。数十年の人生も数年の人
生も、そして一日の人生も、もしかすると、何かに賭けて生きているとす
れば、その人生の長さはほとんど生きる価値において何ら関係のないもの
かもしれない。ある一瞬に人生を賭けて生きることも、長年生き続けて、
ある目的を達成することもそれほど違いはないのかもしれない。

◇だからこそ、内村鑑三は、一日と言う長さですら、貴い一生だと言うの
だろう。もし、今日一日がなかったとしたら、私たちにとって、人生は全
うしないものなのかもしれない。いや、そう思って生きない限り、もしか
すると、長年生きていても無意味に終わってしまうような、そういうもの
こそが人生なのかもしれない。

◇長い人生なのかもしれないが、その一瞬一瞬に人生が凝縮されているも
のだ。そういう思いが、私たちの人生を豊かにする。その一瞬に人生を生
きよう!


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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隗より始めよ!

【記事】教員免許更新、管理職は講習免除 教育2法案ほぼ固まる

朝日新聞(2007年2/22)より以下抜粋

『文部科学省は21日、文科相の諮問機関の中央教育審議会(中教審)に、
政府が今国会への提出を目指している教育関連3法の改正案の概要を示した。

教員免許更新制では校長ら管理職の講習免除を盛り込んだ。

この更新制や義務教育の目標、副校長や主幹の新設には大きな異論が出ず、
2法案の内容がほぼ固まった。一方、教育委員会のあり方をめぐっては
意見が対立したままだ。

○文科省は同日、3法案について意見募集を実施すると発表した。通常の
「パブリックコメント」は30日間で締め切るが、今回は22日から1週間のみ。
突貫ぶりが改めて浮き彫りとなった。

○教員免許の更新制導入は教員免許法の改正案に盛り込まれる。免許の有
効期間を10年とし、更新には講習を受けなければならないとする内容で、
06年の中教審答申とほぼ同じになった。講習は30時間を想定し、校長
や教頭など勤務実績を考慮して「必要性がない」と判断された場合は、講
習の必要がないとした。指導力不足教員対策として、同時に教育公務員特
例法も改正し、認定された場合は研修を受けなければならず、研修中は免
許更新の対象にしない。

○学校教育法の改正では、これまで学校種別に設けていた教育の目標のほ
かに「義務教育の目標」を新たに設定。教育基本法の改正で入った「公共
の精神」や「我が国と郷土を愛する態度」などを盛り込む。また、これまでの
中教審の議論を踏まえ、学校の自己評価とその公表の義務化や、副校長や
主幹、指導教諭の新設も提案している。

○この二つには、21日の会議で大きな異論は出ず、このまま法案となる
可能性が高い。しかし、地方教育行政法の改正では、政府の教育再生会議
が提案した、教育委員会への国の是正勧告・指示権を盛り込むことを中心
に21日も反対意見が出ている。』

*私からのコメント

◇教員の免許更新を義務付けるならば、まずは、学校の管理職から徹底す
るべきだ。それを免除しようと言うのはいかがなものか。教員として、現場を
指揮監督するからこそ、教員の支持が得られるのではないのか。管理職だから、
管理能力は当然問題だが、その前提として、教員の能力も必要なはずだ。
その点をどう考えて、今回の案になったのか知りたい。

◇校長や教頭は、実務経験を考慮して、必要性がない場合は免除という案
もあるらしいが、誰がそれを判断するのか。そんな難しい判断ができるぐ
らいならば、日本の教育はこんなに困った状態にはなっていないはずだ。
やるのであれば例外を設けず、教員全部を対象にして免許更新制を考えて
ほしい。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月22日

ルイーズ・L・ヘイ

「好」天気も「悪」天気もないのです。
ただあるのは、天気と天気に左右される私たち自身です。

◇たとえば樹木は、今日は雨だからまいったな!と思って、一日を過ご
すことはないだろう。今日は晴れだから気分がいいな!と思って、一日
を過ごすこともないだろう。雨の日も晴れの日もなんら変わらない姿勢
や気持ちで、樹木は一日を過ごすはずだ(もしかしたら、あと何十年も
すれば、樹木にも感情があって、本当は好き嫌いの日があると分かるか
もしれないが、今のところそんな報告はない)。

◇今日の言霊も言っているように、雨でも晴れでも天気は天気だから、
その天気に気分を左右されることはないのだが、人間は、ついつい何か
につけ、そこに解釈をつけて自分自身が左右されるような状態を作って
しまう。例えば、今日は雨だから何かをするのをやめようとか、今日は
晴れだから何かをしようとか、色々な言い訳を考えながら生きているよ
うなものだ。今日やるべきことを淡々とやればよいだけなのに、色々な
ところに意味を見出しては、嘆き悲しみ、喜び怒って、生きているのだ。

◇悪いことも良いことも、いろいろなことが起こるのが人生である。だ
から、何が起ころうと自分の信じる道を行くだけなのだ。悲観しても、
楽観しても何も事態は変わらない。だから、ただやるべきことを淡々と
やろう。自分の生きている証として。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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無駄な説得を必要としない躾

[前回のあらすじ]
公園の池で、ボート乗船を待つ列に5歳くらいの女の子は列の前方に石を投げた。彼女の両親たちは、反省を促そうと、様々な言葉をつかって説得するが、残念ながら両親の思いは伝わっていなかった。

さて、家の子がこのような態度であったら、親である私たちはどのように関わったら良いのだろう。

そんな時、その関わりから、子どもが何を学ぶかを予測して、検討し、選択するのが良いのではないだろうかと私は感じている。

今回のケースで、5歳の女の子は何を学んだのだろう。

明らかに、彼女は、その環境で不適切な行動をした。石を投げたのが問題ではない。人に向けて投げたことが不適切だ。他者の生命や安全の権利を侵害した。

常識的に考えれば、彼女は仕返しをされるか、相手に対する敬意を込めて謝罪し、許しを請うことになる。しかし、彼女は、保護されている身なので、幸か不幸か仕返しは間逃れてしまった。謝罪することなく・・・。

考えすぎかも知れないが、この関わりが続けば、「自分は行為の責任を免除される特別な人間である」という信念を持つ可能性があることだ。そして、自分のどのような行動が責任免除を可能にするのかという方法も学んでしまう。

躾で大切なことは、口を酸っぱくして行動を制限すると言うよりは、行動の責任を合理的な方法でとらせることではないかと思う。

私なら、親として被害者に謝罪し(物心ついた子では代行しないが)、子どもを抱きかかえ、「残念だね。お前は、ここには居られない。」といって、その場を去り、帰路につくことだろう。この時点で、子どもが泣こうが謝罪しようが、態度を変えることはないだろう。

これが、無駄な説得を要しない躾と考えるが如何だろうか。

胃上食堂

2007年02月21日

定年後の起業

久しぶりに高校のクラス会に出席した。40年ぶりで会う連中もいて、
会えば時の壁はあっけなく崩れて、夏休みが終わって、
9月の2学期にまたまた顔をあわせたような気分ではしゃぎまわり、
奥様方となった昔の女学生たちは、男ってのはってな顔で、
あっけにとられたように見守っていた。

頭の薄い者、やけに太った者、金満家の匂いのする者、やけに若々しい者などなど、
それぞれの人生はいやでもほのかに香り出るものだが、40人の半分以上が
元気いっぱいで出席したことは、まずは目出度し目出度しであった。

 企業に勤めていた連中は、定年後の生き方についてさまざまな考えを披露した。
無論、医者などの自由業はまだまだ現役を続けるし、企業の役員になった連中も
まだまだ現役問題なしで定年云々は人事なわけだが、こういう連中は三分の一くらいいた。

残りの三分の二は、二度と働きたくないという者、なんかしなきゃおかしくなるから、
なんかするという者が半々くらいだった。何とかする中には、とりあえず毎日は
いやだが週3日は働くという者、しばらくは週5日働き続けるという者が
拮抗していて、残りは定年後に起業するという男伊達であった。

 60過ぎて起業するのは非常にいいことだと、私には思われる。というのは、
元気な60歳は、すでにしっかりした人生経験を持ち、企業のための資金もなんとか
工面でき、健康状態・体力ともに、一説では昔の48歳くらいだというから、
問題なくバリバリ現役と戦うに十分なエネルギーも頭も持っているわけである。
そんな状態で隠居などしたら碌なことはないに決まっている。

 では、なにをやるかだが、無論、専門があればそのルートを歩むのが自然である。
友人の一人は、大手広告代理店での経験と人脈を利用して企業コンサルタントを
始めるといっていた。クライアントに必要なアドバイスだけではなく、事業に必要な
人物金情報全てを供給できるといった、水平に同年輩の仲間同士のネットワークを
もった連合体のようなコンサルというわけである。

 で、私がやるとすれば、やはり学習塾だろう。
子供好きであること、自分自身が勉強好きだし好奇心いっぱいなこと、
教えることと知識が吸収されたりするのを見るのが好きなことなどが
その理由である。

今ご厄介になっているマネジメント・ブレイン・アソシエイツは
塾のコンサルタントなので、毎日自然に塾経営のノウハウが学べるわけだが、
そこでつくづく思うのは、なるほど、餅は餅屋で、こうした凄腕のコンサルタントの
指導を受けて塾を起業するのと、それなしで始めるのとでは、話にならないほどの
大差があるということだ。

さらにいえば、初めて塾をやる場合、専門家のアドバイス無しにやるのはほとんど
自殺行為であり、そうでなくても、貴重な何年間を、しなくてよい失敗と財政的なロス
のために途方もないストレスの中で生きなければならないということである。

若いのならそれも糧になるかもしれないが、60からの3年5年はそんな悠長な
ことなど言っていられないほど、とてつもなく貴重な時間である。大好きな子供たちの
笑顔を味わう余裕のない火の車の塾経営ではなんのために起業したのかわからない。

塾の企業に早々と失敗した自分自身の苦い経験から、
これから学習塾を始めようという方へ、私からの衷心よりのアドバイスである。
本物の塾コンサルタントなら、頼めば必ずそれだけのメリットはあるものです。


担当:関口

「しょっぱさ」③

○前号のあらすじ

輝彦が、第一志望校のA中学の繰上げ合格を知らせに塾へやってきた。
合格発表から1週間後のことだった。

みんなに祝福され、はにかむ様子を見て、嬉しい気持ちの反面、どうし
ても明恵のことを思い出さずにはいられなかった。


絶対間違いないと思われていた明恵のF学院不合格。信じられないと同
時に、輝彦と同様、「僕のせいだ」という思いも強く湧き上がってきた。


実際のところは分からない。しかし、僕の担当教科である「国語」が足
を引っ張ったのは間違いない。


「ちょっとおかしいぞ」と思い始めたのは、入試まで3ヶ月を切った11
月中旬ぐらいだったと思う。


三振かホームランか。そんな感じである。


とんでもなく難しい記述問題をバチッと正解したかと思えば、ここは正
解してほしいという問題でとんでもない間違いをしてしまう。


他の先生は気付いていなかったかもしれない。模擬試験でも国語の得点
は取れているし、偏差値だって上位である。


しかし、解答用紙に書かれた彼女の答え、そして、点数の取り方が気に
入らない。ほんのわずかなほころびではあったが、僕はそれが気になっ
てしょうがなかった。


難しい球でホームランを放っても、易しい球で打ち損じていては、勝利
は遠い。


実際、F学院の入試問題でさえも、メジャー級の変化球は多くて3~4
問程度。その他の球を確実にヒットにした者が合格を手にする。


なんとか確実性が増すよう、個別補習や個別課題で対応した。しかし、
僕の不安は消えることなく本番へ。


2月1日。F学院前の石段の上で明恵を激励する。


どうしてそんな言葉が出たのだろう。彼女と握手を交わした後、僕が発
した言葉は「大丈夫か?」だった。


彼女は力強く「うん、大丈夫!」と答えた。いつも塾で接するのと同じ
ような様子だった。


でも、今思えば、彼女のそんな様子は、僕が「そうであってほしい」と
願った、その気持ちが僕に「いつもと同じ」と思わせただけなのかもし
れない。


○次回へ続く

(登場する生徒名は全て仮名です。)


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
荒木 崇(チーフ・コンサルタント)

http://www.management-brain.co.jp/

松本 清張

人間には、先入主観が気づかぬうちに働きまして、
そんなことはわかりきったことだと素通りすることがあります。
これが怖いのです。

◇「専門家の時代から非専門家の時代へ」というキャッチフレーズが、
今から20数年前に流行った。流行ったというのは、語弊があるかもし
れない。私が学生だった時にイバン・イリイチを勉強している人たちの
間で流行っただけかもしれないから。

◇その時は、専門家の域に達した知見よりは、日常生活者の素朴な視点
のほうが、生きることにおいては必要なことなのだと散々言っていたが、
今でもその議論は、ある意味重要なものだったと思う。それこそ、今日
の言霊が指摘するように、専門家ならば分かりきったことだと見逃して
しまうことを素人ならば疑問に思うということがあるからだ。

◇最近、特にそういう疑問は重要度を高めていると思われる。素朴な疑
問は、実は私たちの日常生活を振り返るきっかけになっている。当たり
前を疑うことの重要性が、今まさに高まっているからだ。私たちは、も
う一度自分自身のすべてのこと、身の回りのことを自覚化するようにし
なければならないのだ。

◇当たり前のことをたまには疑ってみよう。そうすれば、日常を支えて
いる関係性の豊穣さに気がついて、私たちの生が、関係の中での生であ
ると知ることができるはずだ。いかに自分の生がみんなに支えられてい
るかがわかるはずだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月20日

『ちょっと、ちょっと、ちょっと・・・!』の巻。

巷の流行に乗るって、楽しいですね。

先週バレンタインデーでしたが、男性の皆さんは本命チョコレートいくつ貰えましたか?
また、女性の皆さん義理チョコいくつプレゼントされましたか?

直前の週末、友人とデパ地下とやらにチョコレートを買いに出かけ
何やら不思議な光景を目にした。

いかにもOLらしい格好のレディースが、メモを片手に何やら相談をしていた。

「○○部長には、ゴディバ。××課長と○×君には、ピエール・エルメ。
同期組みは△△さん以外安いのでいいよ。」

ってな具合だった。オドロオドロシイ、女の見栄と欲の世界が見えてしまった。

ふむふむ役職や立場、日頃の想いによって渡すチョコレートのブランドや価格帯が違うらしい。


おばちゃんOLは思う、「(気持ちが大切な訳で)別にいいじゃん、皆さん同じで・・・」

何かを期待してるから、差をつけてるんだなって。見えてますよ!

ホント最近、周りで『なんとかの皮算用』する人が多い気がします。


・・・かと思えば、自分の欲しいものをリクエストする男性もいました。

「もし、道で200万拾ったらロレックスの時計を買ってくれ」と女性におねだりしているのです。

これもまた『なんとかの皮算用』でしょうか。

時代は変わりましたね、男性が女性におねだりって・・・ガッカリだよ!!


まさに、「ちょっと、ちょっと、ちょっと・・・!」の瞬間でした。

くれぐれも、皆さん『皮算用』のし過ぎにご注意ください。


♪舞浜駅から徒歩5分~ミッキマ~ウスミッキマ~ウスミッキミッキマ~ウス♪
(ミッキーマウスマーチで替え歌してお楽しみ下さい)

火曜日担当:ヨシダ

ウォルト・ディズニー

いつでも掃除が行き届いていて、おいしいものが食べられる。
そんな夢の世界を作りたい。

◇私たちに大切なことは、夢見る力を持つということだ。誰だって夢
ぐらいは持っているだろうと思うかもしれないが、実は夢を持ってい
る人は、それほど多くはない。あなたの夢は何ですかと聞かれて、即
答できる人はそんなにはいない。どうだろう、自分の夢はと問われて、
読者の皆さんはどう応えるだろうか。

◇さらに重ねて、その夢を行動で具体的に表現できるかと問われれば、
もうお手上げになってしまうかもしれない。夢見る力は、夢を具体的
に見る力のことだが、その力を持った人間は世の中にそれほど多くは
ないのだ。だから、今日の言霊のウォルト・ディズニーのような人の
功績や軌跡を追いながら、私たちは具体的な夢が見られるように自分
自身を奮い立たせるのだ。

◇私が大切だと思っていることは、夢はシンプルに自分の中で表現さ
れなければ、きっと実現しないのではないかということだ。今日の言
霊のように具体的でなおかつシンプルな夢でなければ、実現しないよ
うに思う。それは、自分の心の中にしっかり根を下ろしやすいからだ。
複雑な夢ではいちいち思い出さなくてはならない。いつでも行動の指
針としての夢が出てこなくては、夢を実現することは難しいだろう。
だから、シンプルなものが大切なのだ。

◇夢を具体的なものにするために、私たちはいつでも行動としての夢
を持つことだ。行動を伴わない夢は、寝ている時の夢とそれほど変わ
らないものだからだ。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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入学試験で不合格だったとき!

◇受験シーズン真っ盛りの今日この頃、中学入試はひと段落して、
第1志望校に合格した子どももそうでない子どもも、そして全部落ちて
公立中学校に行く子どもも、まずは人生最初の関門をクリアした。

つまり、合格不合格に関係なく、中学入試を終えて新しい世界に入って
いくことが出来る。そのことをまずは確認しておこう。

◇そして、不合格のケアの話だ。受験校に落ちて、喜んでいる人間は
まずいないが(表面上は強がっている場合があるが)、そうだからといって、
その痛手が何にもまして大きいかどうかは誰にも分からない。ショックには
違いないが、どのくらいショックなのかは本人にも他人にも分からないかも
しれない。

◇だから、こういう時に不合格のケアをするのは難しいのだが、
前提として親が子ども以上にショックを見せてはいけない。何かにつけて、
不合格を気にしてはいけない。じっと我慢して次の子どもの勇姿を想像して、
新しい世界の夢を語らなくてはならない。何より子どもの悔しさを共有してやることだ。また、自分の失敗の体験を話してやることだ。

「お母さんだって、こんなことがあって悲しかったのよ。今のAちゃんと同じように。
だから、Aちゃんも悲しいのを隠さなくていいのよ」といった話をしてやることだ。


 お母さん:残念だったわね。


  Aさん:・・・。


 お母さん:Aちゃん、元気出しなさいよ。


  Aさん:・・・。


 お母さん:悔しいこと、悲しいことは、これから一杯あるわ。だから、今の
      この悔しさや悲しさを覚えておくのよ。


  Aさん:・・・。


こんな会話をして、一緒に泣いて時間を過ごせばよいのだ。後は、
もう触れないことだ。新しい中学校生活を楽しみにしてそのことを語らえばよいのだ。

◇躓くことは悪いことではない。親が失敗に拘っていつまでも引きずっていることが、
子どもに余計なプレッシャーをかけることになるから、ぜひ、
親から気分転換をしてほしい。子どもにはまだまだ人生の試練があるのだから。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月19日

子どもは誰のものになればいいか?

街中で子どもを叱っている母親を見かける

周りを通るものが思わず振り返るほどの大声で 
しかも子どもの尊厳を認めないような言葉を子どもに向かって吐いている

片手をつないでいるものの 今にも抜けてしまうのではないかと
思われるほど 子どもの腕を引っ張っている

子どもは腕ばかりか体全体を引きずられるようにして  すすり泣いている

ねえ お母さん
何が一体気に入らないの?
痛い痛いって
お子さん泣いてるじゃない

そんな頭ごなしに叱っても 子どもの心には届かないんじゃないかしら
第一 そんな剣幕で叱られるほどのことを お子さんがしたの?

お母さんが大声を出してモヤモヤを発散しているだけじゃなくて?
あなたはすっとするかもしれないけれど 
嫌悪に満ちた言葉を浴びせられているお子さんは どう?
何も感じないままだと思う?

あなたが子どもだったら どう思うかしら

どんなにひどい目にあわせられても
子どもはママ ママって寄っていくと思うわ 
或る年齢まではね

でも その後は知らない


全ての子どもは国家の財産として 親元から離して
国がきちんと管理し教育し 国家にふさわしい人物に育て上げますか

教育を国家プロジェクトとして認め 全ての権限を国に委ねますか

塾の費用や給食費を心配する必要はないし 虐待だといって近所の人に
通報されるおそれもない  
朝ごはんを食べさせないからと後ろめたく思うことも もうないのです

親たちは心安らかに日々の労働に勤しみ パチンコでも何でも自分の楽しみに没頭できるのです

そういう国も悪くないのではありませんか

担当:吉田兼子

生徒を出迎える!

『はじめに』

◇私どものコンサルタント姿勢は、多分他のコンサルタントの方々とは
大きく違っていて、経営幹部と一般職員が合体したようなものだ。経営
のアドバイスや提案だけではなく、人材採用の二次面接からポスティン
グ原稿のチェック、チラシ作成、授業の代講、そして模擬授業の模範。
更にポスティングの手伝いや生徒の出迎えまで、必要とあれば何でもや
る。

先日も人里離れた学習塾で、塾長と雪の中生徒を出迎えた。非常に寒
かったので風邪がぶり返し、今も咳込みながらこの原稿を書いている。

『生徒を出迎える!』

◇実は、生徒を出迎えたのは17年ぶりのことだ。その当時、多分生徒
の出迎えをしている塾はほとんどなかったと思うが、私は町田の雑居ビ
ルの2階に位置する中学生専門の学習塾の室長として、遅刻絶滅作戦と
称していつもそのビルの入り口に立ち、生徒を出迎えていた。

◇遠くに見える生徒に大声で「走って来い!」と怒鳴りながら、「元気
か!」「生きているか!」「最近頑張ってるな!」と声をかけながら、
一人ひとり生徒を出迎えるのだ。

◇その当時は二十代だったので、多少の恥ずかしさもあって、若い女性
が歩いてくると、声がどんどん小さくなっていくのだが、生徒とのその
日最初のコンタクトなので、それでも頑張って声を出していた。この生
徒の出迎えで遅刻が減り、退学者が減り、近所で「熱心な先生があそこ
の塾にはいる」と評判になって、随分と生徒が増えたものだ。

◇昔話はそのぐらいにして。どうだろう?貴塾では生徒の出迎えをしっ
かりしているだろうか。それも元気よく、必死に声を出して行っている
だろうか。

◇この前も、初めて会う生徒に向かって、私は大きな声でしっかりと挨
拶をした。そうしたら生徒は誰もが応えてくれて、この変なおっちゃん
誰だ?とばかりに笑ってくれた。生徒を笑顔にするために頑張っている
のだから、もうその日の私の目標はそこで達成されたわけだ。

◇生徒の出迎えを楽しそうにやること。生徒の出迎えを義務でやるので
はなく、まず一日の初めに生徒を笑顔にしてやろう!と思って、やるこ
とだ。俺の塾にきたら、楽しませて帰すぞ!と思って、授業も出迎えも
やればいい。

◇ただし誤解しないでほしい。生徒に迎合し、おべっかを使うというこ
とではないのだ。生徒の出迎え時には生徒に挨拶を強要するし、授業の
時には授業に対する真剣さも強要する。しかし、楽しませるのだ。厳し
さの中に面白さや優しさが必要なのだ。

◇生徒のために何を自主的に私たちは工夫するのか。その時に、その視
点は生徒の何に当てられるのか、しっかり考えてやって欲しい。生徒を
喜ばせるために貴塾では何をしているのだろうか。


『経営者の視点』

◇生徒の出迎えをたまにはしてみたらどうだろうか。職員が活き活き出
迎えをしていればOKだ。生徒のために職員が元気よく何かをしていれ
ば、OKなのだ。そういう環境を作ってあげるためにも、経営者は自分
で汗をかくことだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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山本 周五郎

この世で経験することは、なに一つ空しいものはない、歓びも悲しみも、
みんな我々によく生きることを教えてくれる。

◇たとえば、今日の言霊をはじめて知ったとして、私たちは、どんな
場面で今日の言霊を思い出すだろうか。この点が、私たちにとって、
非常に重要なことだ。この言霊を普通の場面で思い出して、または読
んでもその通りだと誰でもが思うし、そうだな!と納得するはずだ(
そんなことはない。納得なんてしないよ。という人もいるだろうが)。

◇しかし、この言霊を挫折の直後、失敗の直後、人生のどん底だと思
っている時に、思い出して、または読んでみて、その通りだなと思え
るだろうか。この点が、非常に重要なことだ。そうだ、人生には、何
一つとして無駄なものはない。このどん底の経験も自分によく生きる
ことを教えてくれる大切な経験なんだ。そういう風に思えるならば、
私たちの人生は、大きく変わっていくだろう。

◇私たちは、辛い出来事、悲しい出来事、苦しい出来事に遭遇すると、
受け入れるまでに時間がかかる。そして、その受け入れ方に人それぞ
れのものがある。だから、失敗に対する立ち上がり方に差が出てくる
のだろうが、ぜひ、失敗の場面で、この言霊を思い出してほしい。失
敗を早く受け止めたほうが、次に速く別の場所に向かえるのだ。この
ことが、実は心の痛手を忘れる一番の効用なのだから。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

http://www.management-brain.co.jp/

2007年02月17日

事実と私的解釈

◇以前から、学校や学習塾の先生から、よく「基本的なテストでも、
全部間違っているような褒めるところが全くない生徒をどうやって
褒めたらいいのですか?」と言った相談を受けます。

あなたなら、この相談に何と答えますか?

◇大抵の人は、困ってしまうのではないでしょうか。それは、私たち
が言葉の罠にはまってしまうからです。

◇まるで、事実のように話されていますが、話し手の私的解釈によっ
て事実が捻じ曲げられているのです。前の文の何処に私的解釈がされ
ているかおわかりですか?

◇最初の文では、「褒めるところが全くない」という言葉です。そも
そも、この話し手が、「褒めるところがまったくない」と断定している
のに、「どうやって褒めたらいいですか」というのはおかしな話です。

◇こんな時は、「あなたは、何を根拠に全く褒めるところがないと考え
ているのですか?」と質問を投げかけると解決の糸口が見つかること
があります。

◇もしかしたら、「一問でも合っていれば、褒められますけれど、全問
間違えだから褒めるところがないと思います」という答えが返ってくる
かもしれません。

◇そうしたら、あなたは、「合っているか間違っているかという視点
では、褒めるところがないということですね。」
「それでは、合っているか、間違っているかという以外の視点に立っ
たら、何を褒めることが出来ますか?」と質問することもできます。

◇これによって、新しい視点を模索して、褒める材料を探そうとする
可能性が生まれ、最初の相談の答えが見つかる可能性が出てきます。

◇さて、今回、注目してほしいのは、最初の質問、「あなたは、何を
根拠に全く褒めるところがないと考えているのですか?」です。
私的論理の部分を「あなたは」を主語にして明確にしているのです。

◇私的論理に注目することで、事実との違いを明確にして、
主観の歪みを浮き彫りにしていきます。

◇是非、事実と主観の聞き分けに意識を向けて、主観的解釈の根拠
をたずね、歪みを明確にする質問も使ってみてください。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
井上 郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)

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ジェフリー・チョーサー

熱いものも冷たいものも、何もかも味わってみなければならぬ。
若いときに愚者でなければ、年をとってからそうなるものだ。

◇もうかれこれ24年前に、私は、母校である横浜市立桜丘高校で教
育実習を2週間した。この2週間は、今振り返っても、人生最大の収
穫だったし、面白くてあっという間の出来事だった。

◇実は、この実習の最後にどのクラスでも生徒に向けて次のようなメ
ッセージを伝えて、担当の先生から毎回注意を受けた。「今のうちに
悪いことをしておけ!大人になって悪いことをしたら終わりだぞ!今
のうちだ。今のうちに自分で思ったことをどんどんして大人になって
くれ!」こんなメッセージを言い残して教育実習を終えた。

◇若いうちに、親に全面的にコントロールされることはよいことでは
ない。自分の思い通りにやって、失敗をし、悪いことをして、他人に
怒られ、世間に叱られてこそ、大人になってその経験が生きるのだ。
自分で早いうちから生きていくこと、そのための余地を残してやるこ
とが親の務めだと思うが、最近はそれが全くといっていいほど理解さ
れていない。

◇今日の言霊も指摘するように、若いうちに色々な経験をすることだ。
選り好みなどしないで、やたらめったら経験することだ。分かった風
を装って現実から逃げないことだ。ちょっとバカっぽく見られてもい
いではないか。何でも味わってみることだ。

◇自分にとって都合の良い環境や経験などどこにもないはずだ。つべ
こべ言わずにどんどん自分を前に踏み出していこう。そうすることが、
経験なのだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月16日

踏み切り待ちの風景

踏み切り待ちをしていて、目に入ったのが、若い男女が並んでいる光景でした。


軽く手を前に重ねて揃えたまま二人とも動きません。電車が通過するのを待っている大勢の人間達だって「まだか」と焦れつつ、体を動かしながら待っているのです。だからこそ、その二人が僕の目にとまったのかもしれません。


どうやらその二人の目はある一点に注がれているようです。その視線の先を追ってみました。二人の先には杖をつきながら歩くお婆さんしかいません。そのお婆さんと二人の若い男女がどうにも結びつきません。でも、二人は明らかにこのお婆さんの後ろ姿を見つめているのです。


お婆さんがゆっくりと、陳腐な言い方をすれば、亀のような速さでちょうど曲がり角までやって来たときです、彼女は左手の杖をちょっと強めにガシッと地面につき、右の肩越しに後ろをほんの少し振り返り、右手を軽く上げました。


すると、二人の若者は彼女に軽く会釈を返します。お婆さんの右手の動作は二人への「じゃあね」の合図だったのです。


彼女がもとの体勢に戻り、またゆっくりと歩きはじめたとき、僕は初めて気付きました。お婆さんの白髪がきれいに後ろへ整えられていることを。


二人の若者は美容院の従業員だったのです。横文字の看板の、若い外国人女性が大きく飾られている、僕には全く縁のない、そんなお洒落な美容院です。


お婆さんの姿が曲がり角の向こうへ消えると、男女の若者は店先の観葉植物の様子をちょっと確認し、そして微笑のまま店の中へ消えていきました。


今日の昼、踏み切り待ちのときに見かけた、とある町のとある風景です。


金曜担当:荒木

少子化問題は文明論の問題だし、教育問題だ!

【記事】少子化戦略 脱「押しつけ型」に変化 出生率より支援策

朝日新聞(2007年2/10)より以下抜粋

『少子化問題に取り組む「子どもと家族を応援する日本」重点戦略
検討会議(議長・塩崎官房長官)が9日、首相官邸で初会合を開い
た。政府が目指してきた「出生率向上」を前面に打ち出すことは控
え、結婚や出産に対する「国民の希望」を支援する姿勢を強調。女
性を「子どもを産む機械」と例えた柳沢厚生労働相の発言の影響も
手伝って、「押しつけ型」対策からの転換を図った形だ。

○安倍首相は会議冒頭で「結婚や出産に関する国民の希望が実現す
るには何が必要であるかに焦点を当て、効果的な対策の再構築を図
らなければならない」と述べた。会議のメンバーからも「決して目
標ではないという考え方が非常に大事だ」との意見が出た。集中砲
火を浴びている柳沢氏も、国会審議で国民の「希望」をかなえる政
策の必要性を強調していた。

○首相が官房長官時代の昨年6月にまとめた「新しい少子化対策」
では、学生ベビーシッター育成や児童手当の乳幼児加算など40項
目の対策を列挙。「思いつく施策は何でも盛り込んだ」(内閣府幹
部)結果、新年度の少子化関連予算案は前年度比12%増の1兆7
000億円に膨らんだ。

○ところが、「総花的でメリハリがない」との批判に加え、財政的
な裏付けや企業や労働界との連携も不十分だった。これまでの対策
でも、必要な人に行き届かない「押しつけ」政策が見られたという
指摘もある。

○その反省から、今回は結婚の有無や子どもの数など段階に応じて
政策に優先度をつける「傾向と対策」を進める。9日の会議では「
これまでの対策は効果が十分に出ていない。原因の分析が必要だ」
との意見が相次ぎ、首相自ら「結婚や第1子出産には経済的基盤、
第2子は家事・育児の分担、第3子以降は教育費負担の軽減が重要
」と説明。また、尾身財務相は「これまでの少子化対策は予算が少
なかった」と述べ、予算拡大に含みを持たせた。

○会議は今後、経済支援や働き方の改革、地域・家族の再生などに
ついて四つの分科会で議論を深める。6月中には「骨太の方針20
07」に反映する基本的な考え方をまとめ、年内にも全体像を示す
予定だ。』

*私からのコメント

◇少子化対策をしっかり取らないと、日本は大変なことになる。そ
ういう認識は、随分と前からあったはずだが、政府はあまり良い手
を打ってこなかった。しかし、この問題は避けることが出来ない問
題だから、とうとう政府も本腰を入れることになったのだろう。そ
れがこの記事だ。しかし、この記事からはあまり良い手を打てそう
な気がしない。これから議論が深まってよい手が出てくるのかもし
れないが、この記事からはその片鱗もうかがえない。

◇少子化問題を考える時に大切なことは、まず文明論をしっかり押
さえて議論することだと思う。文明論を押さえずして、出生率の向
上だ、生活援助だといっても、人間の行動や心の傾向性の変化、生
活の変化、価値転換を視野に入れた議論をしておかないと、結局は、
対策をやりましたよ!というアリバイ証明で終わってしまうように
思う。

◇人間の意思決定に非常に大きな影響を及ぼす文明論的な思考を理
解して、対策を立てることが重要だ。たとえば、なぜ結婚して子ど
もを産もうとしないのかを文明論的に考えたら、家族関係の変容や
老人対策の充実(以前よりは充実しているという意味で)、そして
子どもという得体の知れない存在が、理由として挙げられるだろう。

◇これは一例だが、こういう要素を議論して総合的な対策を段階的
に長期にわたって打っていかない限り、少子化には歯止めはかから
ないと思う。長いスパンの対策になるはずだ。それを短期間で考え
て成し遂げようと思うのは、大きな間違いだ。哲学なくしてグラン
ドデザインは活きないはずだ。

◇教育問題も、少子化対策にとって非常に大きな問題なのだ。教育
再生会議は今の教育について考えているけれども、もっと大きなス
パンで教育を考えることをしない限り、少子化問題の解答も出てこ
ないどころか、今の解答すら出てこないと思う。長い年月をかけて
人間の行動や心の傾向性を変えていかない限り、少子化問題は解決
しないのだ。つまり、それは教育の問題なので、子育てに対する指
針を明確に示さない限り、人は安心して子どもを産もうとは思わな
いはずだ。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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孟子

わたしは人生を愛し、正義を愛する。しかし、その両者をともに持つことは
できぬとしたら、人生を放棄して、正義を選ぶであろう。

◇今から2000年前の哲人ソクラテスは、今日の言霊を実践した人
だ。いかに悪法といえども法は法だから、その裁きによって自分が死
刑の判決を受けたならば、それを甘んじて受けようと、生き延びるチ
ャンスがあったにも関わらず、死を選んだ人だ。

◇しかし、ソクラテスや孟子のような聖人であれば別だが、私たち庶
民にはこの選択はなかなかできることではない。話を聞いて、凄いな
あ!、かっこいいな!と思うが、自分の信念に殉じるのは、なかなか
容易に出来ることではない。

◇ところが私たちも、自分の信念や価値観と引き換えに、死ではない
が、楽しい人生を犠牲にしている場合が案外多い。自分のこだわりが、
足を引っ張って、ついついどうでもいいようなところで意固地になっ
てしまって失敗したり、上司の指示と自分の価値観にギャップがあっ
て、そのギャップに気を取られて仕事が上手くいかなかったりしてい
るケースが多いのではないだろうか。

◇それは実は無意識のうちに自分自身の正義を選んでいるのだ。私た
ちにも聖人と同じように、自分自身の正義(=こだわりや価値観)が
あるということだ。

◇ただ聖人とちょっと違うのが、その自分自身の正義を自覚していて、
その正義に則って自覚的に生きているのかどうかだ。自分の価値観や
こだわりを自覚していれば、他人のまな板にその価値観やこだわりを
乗せて吟味できる。そうして聖人の価値観やこだわりは鍛えられて普
遍的なものになっていくが、無自覚な価値観やこだわりは、それが鍛
えられることがないから、たちが悪いのだ。

◇自分の小さな価値観やこだわりを自覚して、大きなものにしていこ
う。そうすれば私たちの正義は鍛えられて、人生と引き換えにしても
いいようなものになるかもしれない。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月15日

2月15日号 教育再生会議第一次報告から今後の展望を探る

■巻頭所感                      
■Pick Up教育ニュース&ポイント                   
■達人の小技:ニーズを導き出す接客                             
■MBA特集:教育再生会議第一次報告から今後の展望を探る                  
■学習塾標準化計画:分析数値2                
■イノさんのコミュニケーション道場:質問もどき       

■今月の採用面接:過剰な笑顔                             
■塾長セミナーレポート:2006年1月度生徒数200名を目指す経営勉強会~口コミの素   

今号の特集は、前回に引き続き、教育の基本的な答申に関わるものです。
しかし、今号のものは、まだ第一次答申なので、確定的なものではありません。
そのことが前回との違いですが、だからこそ、重要だと言えるのです。答申の段階で、
来るべき教育行政の目指すべきものが見えてくるからです。この答申の中から来るべき
未来を予想して、自塾のコンテンツを用意することが、非常に重要なことのように思います。

ぜひ、未来の金のなる木を今のうちから準備しておくために、こういう教育行政の答申や
トレンドに注目しておいてください。
また、今号では、久しぶりに、採用面接の場面を紹介しています。顧問先で多い時は、
1年で数百件、少ない時でも数十件は行なう採用面接ですが、実に面白い方々と面接をします。

履歴書だけで、その人の人となりが80~90%わかりますが、決め手は、面接時での態度・
質問に対する回答の一貫性、そして、その人がかもし出す雰囲気です。今回は、自己防衛が
無意識に出てしまったケースと学歴だけが高いケースを紹介しました。
ぜひ、採用時での参考にしてください。

もう春期講習の仕掛けを終えて、4月からの仕掛けの準備をしていますか。


マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表 中土井 鉄信

言っただけでは無理だ!

先日の休みに子どもをつれて、渋滞にもめげず、ちょっと名の知れた公園にいった。節分は過ぎたものの、まだ2月の中旬で、例年であれば、コートの襟を立てる頃であるが、この日は、暖冬の上に、春を思わせる暖かい日だった。

公園には、池があり、スワンのボートが浮かんでいた。私の娘と姪を誘ってスワンに乗ることにしたのだが、こんな陽気なので、40~50分長い列を待っていた。その時だ・・・

私たちの後ろに並んでいた、5歳くらいの女の子が、列の前方に向けて石を投げたのだ。一投目は、冗談だろうと目を疑った程度だった、しかし、二投目は、その娘の母親も気がつき、私たちの後ろでは、大騒ぎである。

女の子の母「○○ちゃん何をしているの、危ないでしょう。」
女の子の父「そうだよ。ダメだよ!石なんか投げちゃ。」
女の子の母「前の人に謝ってきなさい。」
女の子の父「そうだよ!謝ってきなさい。」
女の子の母「お母さんも行ってあげるから、○○ちゃん謝りに行こう。」
女の子の父「そうだよ行って来なさい。」

そして、母は女の子の手を引いて、石が投げられた列の前方に行って、帰ってきた。女の子は、謝らなかったようだ。

女の子の母「もう、だめよ謝らなくちゃ。○○ちゃん。石を投げて人に当たったら怪我をするのよ。」
女の子の父「そうだよ。赤ちゃんだったら、死んじゃうんだからね。」

そして、女の子は、さすがに石を投げることはなかったが、列から離れ池を覗いたりして、順番を待っていた。その間も女の子の父や母は、「あぶないよ!あんまり、覗き込んじゃだめだよ」と声をかけ続けていました。

女の子は、この会話中、平然としていました。お母さん、お父さんの暖かい忠告は、何処吹く風なのです。

この子はどうなるのだろう・・・? ちょっとぞっとしました。

こんな時、親はどうしたら良いのでしょうか???

胃上食堂

アインシュタイン 

平和は力では保たれない。 平和はただ理解し合うことで達成できるのだ。

◇私は、平和は武力では達成されないと思っている。相互理解の上に
しか平和はないと思う。だから、今日の言霊は私にとっては非常に分
かりやすいものだ。そして、今日の言霊の趣旨を徹底しようと、4月
からNPO法人[ピースコミュニケーション研究所]を設立して、相
互理解のためのコミュニケーションプログラムを広め、平和を推進し
ていこうと考えている。

◇私たちに必要なのは、自己理解や他者理解、異文化理解、世代間理
解、役割間理解なのだ。そういった相互理解を推し進めていけば、必
ず争いは、解決されていくだろう。そういう願いや希望を持って困難
な現実に立ち向かって生きたいと思っている。

◇平和の達成が難しいのは、平和に対立している武力・戦争・殺人な
どの暴力的なものを使って平和的に解決しようとするからだ。平和を
達成する手段に、平和と対立するものを含めてはならないのである。
誰かを犠牲にして、平和が確立したことは一度もないのだ。

◇平和は、平和的な手段以外によっては、その達成が出来ないような
構造になっているのだ。だからこそ、平和の確立には相互理解という、
暴力とは正反対の概念が必要なのだ。

◇世界が自発的に平和になる仕組みを作りたい。そのための一歩とし
て私は相互理解を通して楽しく生きようと思う。たとえ、それが困難
なことでも。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月14日

今長官

かつて、作家の今日出美さんが、たしか文化庁の長官だった思うが、
とにかく閣僚だったときがあった。文化人が閣僚になれば、
文化の香りがありそうでなさそうであるパリへお出かけにならないわけにはいかない。

そこで、今大臣も、意気揚々とであったと思うが、華の都へいらっしゃった。

今長官はお坊さんのような、というか、大臣はお坊さんでもあったようだが、
円満な雰囲気で会見に臨まれた。日本を代表する文化人を迎えて、
記者会見はさぞや高尚な雰囲気のなかで、かぐわしい話題満載で終わったと
思われるわけだが、出席した記者の多くは、会見の内容をほとんど覚えていないと
いった困った結果に終ってしまったらしい。

というのは、「コン」はフランス語で「大ばか」「どあほう」といった類の、きわめて
日常的に人を小ばかにするときに頻繁に連発される、フランス人がとにかく大好きな
ことばの一つだったからである。

「、、、、なんでしょうね大馬鹿長官、、、」「大馬鹿長官、サルトルについては、、、、」。

というわけで記者や通訳は、会見中、笑いをこらえるのにほとんどのエネルギーを
消費してしまったというわけらしい。   

人類の声帯は柔軟な構造なので、どこの国やら地域で生まれようが、問題なくそこ
の言語の発音を忠実に再生できるようになる。しかし、ある程度声帯とそれをコント
ロールする言語中枢が固まってしまうと、異なる文化圏の言葉を発音することは
相当の困難を伴うことになる。

当然、耳の方もご同様で、聞きなれない音の微妙な違いは識別できなくなる。

今長官の名前にしても、フランス人は自然と「コ」にアクセントをおいて発音してしまう
から、どうしても「おお馬鹿長官」という意味になってしまうが、たとえば「ン」のほうに
アクセントをおけば、「なんだか馬鹿みたいな雰囲気の名前だな」ですまされ、ストレ
ートに馬鹿にはならなかったろうと思われる。

「コ」にきわめて近い「クォ」で「クォン」と言った場合、クとクォの区別がはっきり聞き
取れる文化圏の人間であれば、「コン」と「クォン」ははっきり識別され、ことなった
ことばとして理解されるだろうが、この二つの音の区別のない国では、少しなまって
るな位のところで済まされて、クォンもコンも同じ大馬鹿という意味に取られてしまうだろう。

国により地域により、「ア」の発音も日本語のアから、イとかウにきわめて近いアまで
微妙に違い、喉の奥を使ったり、口先を使ったり、唇を広げたりとがらせたり、やさしく
発声したり、勢いよく発生したり実にさまざま千変万化である。カラスの鳴き声は、
世界のどこに行っても代わり映えしないことを考えると、人類の特性のひとつに、
言語の使用と発声の多様性があげられるのはもっともだと思われる。


担当:関口

萩原 朔太郎

社交の秘訣は、真実を語らないということではない。
真実を語ることによってさえも、相手を怒らせないようにする技術である。

◇私は、社交的ではない。仕事上は、仕方がないので誰かれなく話し
かけるが、基本的には、知らない人と話をするのは非常に苦手だ。そ
してもう一つ社交的ではないと思う理由は、今日の言霊の指摘通り、
真実を語ろうとし過ぎる余り、言わなくてもいいようなことまでズバ
ズバ言ってしまい、いつも相手の心証を害してしまうのだ。そしてそ
の場の雰囲気も壊してしまう。

◇だから、私は、社交的ではないのだ。真実を語って、それでもなお
相手や場が、それを許容してくれるような、気の利いた台詞や態度が
出来ればよいのだが、それがどうしてなかなか出来るものではない。

◇相手に対する配慮よりも、真実を語ることを優先してしまうからか
もしれないが、真実がふと頭に浮かんで自然と口をつくのだ。それに
しても、真実を語ることと相手に対する配慮は、どこかで折り合いを
つけなけれならない課題だ。

◇最近は、昔ほど、真実を語ることに執着しないようになったし、相
手をやり込めるために真実を語らなくなった。しかし、その頻度が落
ちただけで、まだまだ青いところが残っている。もう少し、相手に対
する配慮の気持ちを多くしないと社交的にはならないようだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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「しょっぱさ」②

○前号のあらすじ

一週間前、中学受験を終えたばかりの輝彦。第一志望のA中学は残念なが
ら不合格になり、第二志望のZ中学への進学が決まっていた。
その彼が塾へやってきて、「先生」と声をかけてきた。


受験を終えた輝彦がわざわざ来てくれた。一体どんな用件なのか。努めて
明るく声をかけながら彼の元へ。


すると彼は両のこぶしを握り、両腕を突然上げた。

「先生、繰り上がった!!!」


声を弾ませ、満面の笑みで彼は言った。


「えっ、マジで?おぉ~~!!やった!!」


抱きしめて握手。そして、すぐに他の先生に知らせに走った。


輝彦の第一志望であった、A中学、繰上げ合格である。合格発表から一週
間が経過している。こんなに遅い繰上げ合格の通知は初めての経験だった。


「よかったなぁ」「おめでとう」という先生たちに囲まれて、はにかんでい
る輝彦。職員全員で彼の繰上げ合格を喜んだ。


そんな姿を見て、僕はどうしても思わずにはいられなかった。明恵のこと
である。


明恵の第一志望F学院の合格発表からちょうど一週間。


明恵は、4年生の頃から、塾内テストで総合1位を何度も獲得するほどの
学力を持っていた。


F学院も余裕で合格するものと誰もが思っていた。しかし、僕は不安だっ
た。国語の記述問題で、たまにピントがずれるのだ。


もちろん、「できない」というレベルではない。ただ、F学院には明恵と
同等レベルの生徒も多く集まる。少しのミスが命取りになる。


算数、理科、社会では全く問題ない。もし、彼女が万が一不合格になる
としたらその責任は僕にあるのだ。


そして、その「万が一」が起こってしまった。一週間前、彼女はF学院
を不合格となってしまったのだ。


○次回へ続く

(登場する生徒名は全て仮名です。)


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
荒木 崇(チーフ・コンサルタント)

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2007年02月13日

『風林火山』の巻。

セミナーの告知をします!!今週もセミナーよろしくお願いいたします。

【2006年度教育サービス・感動創出リーダーセミナー/2月】

2月15日(木) 10:00~12:30

「授業スキルブラッシュアップコース」
T:効果的なほめ方・叱り方 C:生徒の行動の改善を促す

2月18日(日) 13:15~16:45

「生徒数500名の経営勉強会」
・口コミ拡大手法 ・各塾の事例研究

『疾きこと風の如く 徐なること林の如く
侵掠すること火の如く 動かざること山の如し』


我が社にも、流行のモノがあった。

R社製の湯沸かし器である。・・・But、設置してあるだけで使用されていない。


「ちゃんとしたモノを作らないで、どうするんだ!」

もし、不具合な製品を自分の身内が使うことにでもなれば、気がつくのだろうか。

死傷者まで出しておきながら困ったことだ。反省して改善してほしい。


「ちゃんとした塾を創るために、コンサルへ行く!」

それにしても、毎日毎日休む暇もなくN代表は顧問先のために汗して働く。

わるいやつらと比べてはならないが、真面目に働くN代表なのです。


・・・とある調査がやって来て、領収書の束をチェックしていった。

毎日、接待していることが「不思議」らしい。


今度N代表が、とある調査のところにコンサルへ出向くらしい。果たして、結果はいかに・・・。


火曜日担当:ヨシダ

さらに・・・つぶやく。
『風林火山』主役:内野聖陽さんがステキで毎週真剣に観ているが、
上杉謙信役でGacktが出るそうな。どんな時代劇になるのでしょうか?楽しみだ!

子どもの気持ちを受け止める!

◇随分前の話だが、私の受け持ちの生徒の親から電話があった。娘と喧嘩を
したら、娘が家を出て行ってしまって、夜になっても帰ってこない!という
相談だった。

◇娘が、私のことなんて何も分かっていない!お母さんなんてお母さんじゃ
ない!と言って、家を出て行ったそうだ。このお母さんとは何回も面談して
いたので、お母さんの何が、娘との喧嘩を引き出したのか、大体想像がついた。

◇そのお母さんは、いつも正義を全面的に押し出して、「こうあらねばなら
ない。こうするべきだ。」という態度で、子どもに接してしまうのだ。だか
ら、子どもの言い分も子どもの感情も受け入れる前に、正義をかざして、子
どもの行為を評価してしまうのだ。喧嘩をした時の会話は、お母さんによれ
ば、こんな内容だった。

 お母さん:今日の試験どうだったの?

  Aさん:自信ないな・・・・。

 お母さん:しっかり勉強しないからでしょ!テストの前に勉強するのは
      当たり前ですよ。

  Aさん:でも、部活もきつかったし、Bさんともいやな感じになって
      たし、それにお母さんの仕事が忙しくって、夕飯は私が作っ
      ていた時もあったでしょ。

 お母さん:そんな言い訳しても駄目よ。
      Aは、いつも他人のせいにするんだから。

◇こんな会話の後に先のAさんの捨て台詞があったのだ。この電話での相談
で、私は、Aさんのお母さんに言ったのは、まずは、Aさんの状況や感情を
受け入れようということだ。Aさんからすれば、きっとお母さんに言いたい
ことだってあっただろうし、それにテストの結果の半分は、お母さんの仕事
が遅かったことだとも思っているのだろうから、その気持ちをしっかり受け
止めて、それからAさんと向き合うべきだった。そうしないから、反発をし
てしまったのだ。気持ちを理解してくれる親がいて初めて、Aさんは救われ
るのだ。

◇お母さんにも言い分はあろうが、まずは子どもの気持ちを受け止めて、そ
の後で正義を押し付けるのか、それとも正義を気づかせるのか、考えるのこ
とだ。子どもは、いろいろなことを十分理解できる。一方的な正義の押し付
けだけには、我慢が行かないのだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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志賀 直哉

偉れた人間の仕事─する事、言う事、書く事、
何でもいいが、それに触れるのは実に愉快なものだ。

◇今日の言霊は、優れた仕事だと判断できる経験や能力がその本人に身に
ついていないと中々難しい。だから、私たちは、教師を必要とするのだ。
優れた仕事、優れた人間を紹介し、その優れたところを分かりやすく解説
してくれ、何が優れているのか、その基準を教えてくれる。そういう教師
が、必要なのだ。誰かを道案内にして、私たちは、その道に関して色々と
知ることで、自分の経験を深め、能力を高めていけるのだ。

◇だから、優れた人間だと分かるためにも、優れた仕事だと分かるために
は、知識が必要になる。無知からは、多分他人の良質なところは発見出来
ない。何かをよりどころに優れていることを発見するのだ。

◇ところで、なぜ優れた人間や仕事を見ると楽しいのか。それは、そこに
驚きがあるからだ。普通の人なら意識しないところに大きな意味があった
り、普通の人なら拘らない小さなところに拘りがあったりして、日常のこ
ととは大きく異なるものをそこに見るからだ。自分が小さく見えて、まだ
まだ凄いやつがものがある!という感覚になるからだ。

◇優れた人間や仕事に触れるというのは、自分の再発見を促すものだ。
だからこそ、愉快なものなのだ。自分の小ささも今からの課題も私たちは、
驚きの中から発見していこう。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月12日

闘い済んで

1000日前から数えてきた07年2月の1週目が 終わった
あっけないものである
後に残るのは「合格」か「不合格」 どちらかだけだ

その”現実”をまざまざと見せ付けられて  初めて本当の意味の現実に向き合わされる
第一志望校に合格していたら気づかなかったかもしれない現実
11歳の子供がしゃにむに挑んだ闘い その結果は最初から不問であったのではないか
どんな結果が出たとしても 価値を見出せるのはそのプロセスであったのではないか
やりぬいたプロセスこそを称えるべきではないのか

そう言う反面 やはりこれも負け惜しみに過ぎないのでは という思いも浮かぶ


親の中で揺れ動くいくつもの感情を知ってか知らずか
「ママ、暗い顔しないでよ」という息子の言葉
これが息子の素朴な感想なのか 親への思いやりなのか 
その区別もつかないとは情けない
恐らく後者なのだろう

この闘いを通して成長しなければならなかったのは
他ならぬ親なのかもしれない
 
担当:吉田兼子

顧客のニーズを形にしてみる!

『はじめに』

◇前回は、顧客のニーズの捉え方について考えたが、今回は、顧客の
ニーズを商品にする考え方について考えてみたい。

『顧客のニーズを形にする』

◇もうかれこれ40年前に、フランスの社会学者のジャン・ボードリ
アールが、「物の体系」という本の中で、消費の本質について、こん
なことを言っていた。ニーズがあるからものを買うのではない。もの
があるからニーズが生まれて買うのだと。この考え方は、私に大きな
影響を与えた。そして、その考え方が私の商品設計の発想の中にはあ
る。生徒が集まらない塾は、生徒や保護者にものを提示していないの
だ。だから、今いる生徒にアンケートをとって新しい設計を考えても、
今の設計の裏づけになるけれど、新しい設計にはあまり使えないかも
知れない。

◇最近、顧問先になった地元の老舗学習塾は、県内大手の進出で生徒
数に翳りが見え始めた。ここ数年は、その県内大手の設計とほぼ変わ
らない設計にしていたが、それでも徐々に生徒数が減り始めて、年の
暮れに私のところに依頼が来た。大手塾と同じ設計をしているのに、
なぜ集まらないのか。大手学習塾と同じ設計にしているから集まらな
いのかもしれないし、集めるための努力が大手学習塾以下だから集ま
らないのかもしれない。

◇大手学習塾と同じ設計にしているから集まらないというのは、大手
と比較検討の土俵が同じからかもしれない。大手には、アンチが多数
存在するが、そのアンチを吸収できないからかもしれない。また、集
めるための努力に差があって、集まらない場合もある。チラシの枚数・
校舎の看板、校舎の掲示など、だ。

◇話をその老舗学習塾に話を戻すと、私の目からは、集める努力が足
りないのと、設計に根拠がない。大手の真似だけだ。自塾のロジック
がないのだ。そこで、設計提案を先日したのだが、幹部10数名の半
数は、生徒アンケートを理由に反対だった。それでも何とか、新しい
設計案が折衷案として受け入れられて、2008年度からは、全面改
訂の約束を取り付けた。設計案の説明の過程で、生徒のニーズや保護
者のニーズについて話をしたのだが、そういうプロセスが、設計の時
には重要なのだ。

◇今通っている生徒・保護者の情報も重要なのだが、想定する生徒・
保護者のニーズをロジックから捻り出すことだ。社会通念上どうなの
か、地域状況上どうなのか、そういう議論をすることだ。その上で、
利便性と効果性を天秤にかけて、設計を決定していく。こういう議論
を実は、数時間するべきなのだ。この顧問先では、時間が足りなかっ
たので、通算4時間ほどしか出来なかったが。それでも、従来の議論
と違う議論だったらしい。

◇ニーズを形にするということは、生徒・保護者の行動を予測すると
いうことだ。部活動で、これない時間帯なのか、それとも部活動と夕
食でこれない時間帯なのか。こんなことも峻別しながら、私たちは、
新たな設計をしていかなくてはならないのだ。

『経営者の視点』

◇何を根拠に経営の基盤を作るのか、私たちに課せられた使命だ。
顧客のニーズに応えることも大切だが、顧客のニーズを喚起する設計
を考えることも大切なことなのだ。顧客のニーズに後追いばかりして
いるといつまで経っても二番煎じになってしまうかもしれない。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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五木 寛之 

私たちは、まず自己を肯定するところから出発したほうがいいようです。
自己を肯定し、自己を認めてやり、自己をはげまし、よろこばせること。
それが必要ではないか。

◇自分のことを誰もが優れていると感じたいものだ。小さいうちは、
誰でもが可愛い、可愛いと育てられ、大人になるに従って、駄目だ!
駄目だ!と育てられてきた。それでも、どこかで、自分は他人よりは、
優れているところがきっとある!と信じて生きている。他人が自分を
認めてくれる可能性があるのかないのかわからないなのだから、少な
くても、自分だけは、自分を認めることだ。そうしなければ、生きて
いく力が出てこない。

◇今日の言霊は、多分そういう前提で語られているように思う。自己
肯定感が強い人は、兎に角元気で、積極的だ。自分を自分で認めてし
まえば、他人がどうのこうのと心配しなくてもいい。だから、自分を
全面的に前に出せていけるのだろう。

◇他人に期待することはない。自分で自分をどんどん認めてしまおう。
今の駄目な自分さえも認めてしまおう。そうすれば、駄目な自分を乗
り越える力が出てくるはずだ。今は駄目だけれど、明日には、素晴ら
しい自分に出会えると思って、今を認めることだ。自分を自分自身が
認めることから自分の人生が始まっていくのだから。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月10日

あなたの元気発電所!

◇私の携帯メールには「あなたの元気発電所!」という署名をつけて
います。

あるセミナーで、自己認識を的確に表現したメタファーを作成する際
生まれた、私の自己認識の表現の一つです。

◇山の中の水力発電をイメージしていました。水力発電によって
生まれた電気は、電線を伝わって、膨大な数の各家庭に送られます。

各家庭では、送られた電気を変換し、明かりが灯り、暖房器具、テレビ
などの電気器具をはたらかせ、それぞれの家庭から幸せそうな笑顔と
笑い声がこぼれてくるのです。

◇そして、発電所は、そんな家庭の様子を山の中から垣間見、各家庭の
幸せに貢献していることを実感し、満足感に浸るのです。

◇わたしが人々に送る何にでも変換可能なオールマイティーな
エネルギー(元気)で、人々が自分の持っている能力を最大限に活かし、
幸せを実感して生きてほしいと考えているわけです。

◇そんな意味で、私は、あなたの元気発電所になりたい、それどころか
それこそが自分のミッションなのだと感じています。

◇メールを打つたびに、登録した署名を否応なしにみて、自分自身で
アンカーリングしています。緊張した時、人様の話を聴く時などに、
心の中で何度も唱えて、最高の状態を作り出すことに何度も成功して
います。

◇あなたも、ありたい自分の姿を端的な比喩的表現をしてみてはいかが
でしょうか。

◇すぐには、完成しないかも知れません。自分の理想の姿をたくさん
書き出して、じっくり眺めて、一番しっくりするものを見つけて
ください。

◇始めは、ちょっと照れくさいかもしれません。慣れてくれば、
このニックネームがキーワードとなり、あなたのアンカーとなり、
自分らしさを失いそうになった時でも、元気な自分を表現できること
でしょう。

◇具体的に、あぁしよう。こうしよう。と考えるより、効果抜群です。
おすすめです。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
井上 郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)

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早川 徳次

経営とは、「五つの蓄積」である。

一、信用を蓄積すること。二、資本を蓄積すること。三、奉仕を蓄積すること。
四、人材を蓄積すること。五、取引先を蓄積すること。

◇人生は、地道な努力の賜物だ。誰一人として、簡単に人生を渡っていっ
ている人はいない。簡単に渡っているようでも、その人なりに大変な苦労
をしている場合が多い。ただ、苦労を他人に見せないだけだ。

◇今日の言霊は、経営に対するものだけれども、人生も同じだ。他人に信
用される人間になるために、他人を裏切らないように必死に生きることは
大切だし、生きるためにはお金も大切だし、他人のために何かをすること
も大切なことだ。

◇更に、自分ひとりでは何も出来ないので、友人や同志も必要になる。同
時に、自分を必要だと思ってくれる人たちもいなければ、人生は味気ない。
このように、一つ一つのことに関わって、自分なりに必死になっていかな
ければ、人生を渡ってはいけないのだ。

◇人生に、飛び道具はない。一歩一歩自分の課題をクリアしていくことだ。
その時、クリアする仕方が問題になる。他人を裏切らず、他人と共に、クリ
アしていくことだ。信用を損なってクリアした課題は、さらに多くの課題を
生むことになる。そのことを私たちは、覚えておくことだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月09日

給食費

ちょっと前のニュースになりますが、全国の学校で給食費を払わない保護者が増えているということです。支払い能力は十分あるにもかかわらず、です。


海外旅行には行くけれども、給食費は払わない。OH MY GOD!!
「こちらから頼んだわけじゃない」なんてことをおっしゃる人もいるのだとか・・・。


大人は構いません。でも、実際に学校へ通い、給食を食べるのは子供です。彼らはこの事実をどのように感じているのでしょうか。


金曜担当:荒木

誰が採用したんだ!誰が研修したんだ!

【記事】児童ポルノ提供の疑い、東京の小学校教諭を逮捕

朝日新聞(2007年2/7)より以下抜粋

『交通事故で死亡した児童らの写真を、遺族に無断でインターネット
のホームページ(HP)に掲載していた東京都羽村市の市立小学校教
諭・渡辺敏郎(としお)容疑者(33)(自宅待機中)が、別の子ど
もの裸の写真を他人にメールで送信していたとして、警視庁少年育成
課は7日、渡辺容疑者を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の
疑いで逮捕した。

○渡辺容疑者のパソコンからは、以前に勤務していた小学校で撮影し
たとみられる着替え中の児童の画像などが多数記録されていたという。
警視庁は、HPへの児童らの写真の無断転載についても著作権法違反
容疑で立件する方針。

○調べによると、渡辺容疑者は2005年8月30日ごろ、自分のH
Pにコメントを書き込んできた神奈川県内の男性会社員(40)ら2
人に対し、「小学生あたりの男子が好きとのことなので画像を送りま
す」という電子メールと、日本とマレーシアで自分で撮影した着替え
中の男児の写真2枚を送信した疑い。渡辺容疑者は「男児の下着姿や
裸に興奮するのは、自分の性癖」などと供述しているという。

○「クラブきっず」(現在は閉鎖)と題した渡辺容疑者のHPには、
交通事故の犠牲になった児童や幼児計6人の写真が遺族作成のHPか
ら無断転載されていたほか、体操着姿の女児の写真などが掲載されて
いた。このうち、02年9月に名古屋市緑区で事故死した片岡樹里ち
ゃん(当時3歳)の写真について、遺族が告訴したのを受け、愛知県
警は昨年9月、渡辺容疑者を著作権法違反容疑で書類送検した。

○しかし、HPはその後も同11月下旬まで開設されていたため、改
めて6人の遺族が12月、HPに載った写真の中に、児童買春・児童
ポルノ禁止法で禁じたポルノ画像があるとして警視庁に告発。少年育
成課が勤務先の小学校を捜索するなど捜査を進めた結果、渡辺容疑者
のパソコンからポルノ画像をHPに掲載したことを示すログ(履歴)
などは確認できなかったが、別の児童ポルノの画像を他人に送信して
いたことが判明した。』

*私からのコメント

◇今回のこの事件といい、一連の教師の事件を考える時に、私が基準
においていることは、その事件の内容と教師としての職務の間にどう
いう関係性があるかということだ。事件については、誰にでも起こり
えるものだから、一概に教師が事件を起こすこと自体が悪いとは言え
ない。交通事故を犯したことと、痴漢をしたことと、授業中に体罰を
したこととを同列で論じることは出来ない。だから私は、その事件内
容が教育や教師の立場とどう関係するかを考えて、メルマガで書こう
としている。

◇さて、今回の事件。小学校の教諭である人間が児童を性的対象にし
て、児童ポルノに加担していたということは、大きな問題だ。そして、
それ以上に重要な犯罪は、子どもの死をある種の笑いものにしたとい
うことだ。人間の成長に寄与しようとする教師が、死というものを小
ばかにして良いわけがない。生と死をしっかり見つめて、その重要性
を子どもたちに教えていかなければならない教師が、こういう事件を
起こすことは、許されないことだ。

◇職業上、児童を対象にして、その成長に関与していこうとする人間
が、児童をどう見ているのか、そのことが徹底的に問われるべきだ。
記事によれば、渡辺容疑者は「男児の下着姿や裸に興奮するのは、自
分の性癖」などと供述しているというではないか。恐ろしい限りだ。
こんな性癖がある人間を採用すること自体が問題だったのだ。こんな
人間を採用した人間・こんな人間を研修した人間は、しっかり反省す
るべきだが、そういう人間を採用してしまった仕組みを同時に私たち
は問わなくてはならない。研修で見抜けなかった仕組みを問わなくて
はならないのだ。今回のような事件が起こるたびに、教師の採用に関
しての大幅な改革を望みたいと思う。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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先週の『学校の先生のなり手が減りはしないか!』のご意見に対して、
ご意見・ご感想をお寄せ頂きましたので掲載させていただきます。

【読者ご意見、ご感想】
◇今日の匿名さんのご意見、全く同感です。
PTAの一人として、先生方の代わりに声を上げたくなります。
先生方は、課外活動から行事、委員会活動、PTA活動と、
とても熱心です。

2月1日の朝日新聞夕刊に「学校・教師を信じよう」という
記事が載りました。

審議会に、もっと声を届けたいです。

セオドア・ルーズベルト

もっと軽い荷物にして欲しい、と祈ってはならない。
もっと強い背中にして欲しい、と祈りなさい。

◇私たちは、ともすると自分自身にベクトルが向かう以上に、他人や
状況にベクトルが向かう。自分の能力の問題なのに、他人の問題に、
状況の問題にしてしまう場合が多い。自分を棚において、ついつい他
人を語ってしまう。状況を語ってしまう。まあ、それが人間としての
弱みだと気がついていないわけでもないだろうが、簡単に答えが出る
ほうへと問題の矛先を向けてしまうのだ。

◇だから、今日の言霊の視点は非常に重要なものだと言える。荷物が
重たいから、軽い荷物にして欲しいと望んでしまえば、そこで、自分
の成長は止まってしまうが、重たい荷物を軽い荷物にするために、自
分の成長を望むならば、私たちは、今までと違った自分を手に入れる
ことが出来るのだ。

◇つまり、荷物の重さが問題ではなくて、荷物を背負える能力が問題
なのだ。そのことに思いを馳せて、自分自身を見つめることが、私た
ちには大切なことなのである。

◇荷物が重たい時、苦しみを重たい荷物のせいにしてはいけない。重
たい荷物を背負えない自分の問題として、その苦しみに対峙していこ
う。重たい荷物はいつかは普通の荷物になるのだから。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月08日

勇気づけ

私の前のAさんが、大きな仕事を一つなし終えた。文書を作成する仕事である。できた文書は、今までの文書ソフトを使えば、Aさんにとっては、あっという間にできる代物であったろう。

しかし、今回は理由あって、彼にとって新しいソフトを使って作成する必要があった。マニュアルを何度も何度も確認しながら、とうとう完成したのである。

Aさんは、「従来のソフトを使っての作業であれば、こんなに時間がかかることもなかったのに・・・」と思いながら作業しいていたのかもしれない。

しかし、私には、近い将来、彼がこの新しいソフトを使いこなし、ステージの違う仕事をし、斬新な作品を創り上げるだろうことを確信している。現実に彼は今までもそうしてきたに違いない。

私たちは、新しいスキルを使うことをうすうす感じながらも、従来のスキルで何とかやりこなそうとする傾向がある。必ずしも望む結果でないとしても、結果が読めるので、安心できることが一つの理由である。

だから、目先のリスク(使いこなせるまでのストレス)を負ってまでチャレンジしようとしない。だから、いつもいつも何度も何度同じことが起きるのだ。何度も言うがそれが望む結果でなくとも・・・。

私を含め、私の周りにそんな人たちがたくさんいる。互いに勇気づけあって、新しいスキル、新しい行動することに取り組みたいと願う今日この頃である。

胃上食堂

ジャッキー・ロビンソン

「不可能」の反対語は「可能」ではない。「挑戦」だ。

◇今日の言霊を読んで、「不可能」とは、自分自身の意志の問題なのだ
ということが、すっと入ってきた。出来ないということは、出来るよう
になりたいという意志がないから言う言葉なのだ。だから、「出来ない」
という言葉の反対語は、「出来る」ではなくて、「出来るようになりた
い」なのだ。

◇私は、仕事上、大体の場合挑戦的な課題を提示して、自己変革を迫る。
自己変革を迫られた人たちのほとんどは、拒否反応から始まるから、「
やったことがありません」、「出来ません」、「そんなことは不可能で
す」という言葉を私に返してくる。そんな時、私が、そうした人たちを
勇気付けるのは、不可能を可能にした時に得られる自己成長のイメージ
だったり、自分自身の新しい歴史への参加のイメージだったり、何かを
成し遂げた喜びのイメージだったりする。そういう話をしながら、今ま
でにはないものへの挑戦を促す。

◇出来るかどうかわからないが、出来るように挑戦することできっと何
かが生まれるのだ。だから、出来ないと諦める前に、兎に角、挑戦して
みないか。そうみんなを励ます。

◇「不可能」という言葉は、自分自身がやりたくないという意志の表明
だ。だから、その反対語は、出来るようにしてみますという意志の表明
でなければならないのだ。不可能なものを可能なものにしてみるという
挑戦の姿勢が私たちに求められているのだ。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月07日

カラスと空巣とガラス

◇以前、商標の保護をやっていたことがある。

欧米の著名商標をもつ企業の集まりがあって、当時偽物天国の感があった
日本の商業倫理を正そうという活動であった。

◇たとえば、海外旅行のついでに、大きな看板は有名な会社のもの
にちがいないという、きわめて単純かつ的確な判断を下した日本の
おっさんなんかが、それを気安くノートに写してきて、日本でかってに
商標登録をやらかしたりしてしまっていたのだ。

◇その後、そろそろ日本にも進出しようというわけで、自分の商標が
登録されてしまっているとは露知らず、欧米企業が日本で販売を始め
ようとしてびっくり仰天。たとえば「コカコーラ」は件のおっさんが商標権を
持っているので、ほかの名前を使いなさいということになってしまうわけだった。
  
◇当初は、高いお金を払って、そのとんでもないおっさんから
権利を買い戻すなんてことが行われてきたが、当然、そんなばかげた話が
続くわけもなく、国際条約を守らない無責任国家という本当にお恥ずかしい
汚名もほっとけず、さらにまた、「ZONY」「HHONDA」「HITACHE」なんていう
日本製品の偽ブランドが現れて、日本の有名ブランドがかっかとしなくては
ならなくなったということもあり、日本も、ようやくその重い腰をちょいと浮かせて、
海外有名ブランドの保護に動き出したのだった。

◇商標は、商品と消費者のコミュニケーションには欠かせないものだ。
出所がはっきりしないことには、消費者は安心して財布の紐をゆるめられない。
たとえば、大変お粗末な品質管理でたたかれている「不二家」のケーキなんか
の場合、事件までは、なんとか似たような名前をつかって暖簾のただ乗りを図って
いた会社があったとする。「不三家」とか「不二屋」とかいった商標を使って、安い
ケーキを高く売って不当な商売してもうけてきたというわけになるが、今度の事件で、
あわてて「ダロワイホ」とか「コージーホーナー」なんかに変えて同じものを売ったり
するというのが、暖簾のただ乗り商法である。

◇問題は、「不二家」と「不二屋」は、よく似ていて、消費者が混乱するかどうか
である。どのあたりから混乱が生じるのかということになるが、この二つは発音が
同じだから、まずとんでもないぞということになろう。では「不三家」はどうか、
「不三屋」ならどうかとなってくると、これは微妙ですね。

◇というわけで、カラスがガラスとかカラズ、カダスなんて命名された鳥に
文句をつけるかどうか。裁判で争そわれたらどうなるか知りたいものだと思う。

担当:関口

ジャン・コクトー

芸術は醜いものを生み出すが、しばしばそれは時とともに美しくなる。
一方、流行は美しいものを生み出すが、必ずそれは時とともに醜くなる。

◇私たちが、求めているものはなんだろうか。私たちが、求めている生
き方とはどういうものだろうか。私たちは、いつから自分自身の美学を
捨て去って、誰かの口車に乗るようになったのだろうか。私たちは、い
つから流行に必死に乗るようになったのだろうか。今日の言霊を読んで、
ふとそんなことを思ってしまった。

◇自分の信念を通す生き方を愚鈍な生き方だと断罪し、時代に合わない
つまらないものだと切り捨てるようになったのは、いつからだろう。何もかも
他人の基準で優劣がついて、それをそのまま鵜呑みにするようになったのは
いつからだろう。

◇欲望の自己増殖が起こり始めた時から、私たちは、自分自身を制御で
きなくなった。これも欲しいだろう?あれも欲しいだろう?と、どんどん商品が
生まれてくるようになって、私たちは、自分自身の美学を捨てて、時代に迎合して
いくようになってしまった。今だけのために、自分の信念を曲げて、今美しいもの
だけを求めるようになった。

◇自分にとって大切なものを誰かに譲り渡すことはないのだ。
今は時代に合わないからといって、すぐさま流行を追い求めることはないのだ。
自分にとって何が大切なものなのかをしっかり見極めて私たちは生きていこう。
今日の言霊の言う、芸術的な生き方を私たちは、心の中では求めるべきだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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「しょっぱさ」①

「先生」と呼ぶ声がした。


顔を上げると、輝彦が立っている。彼は一週間前、中学受験を終えたばか
りだ。第一志望のA中学は残念ながら不合格になり、第二志望のZ中学へ
の進学が決まっていた。

輝彦の得意科目は算数。本人も算数には相当自信を持っていた。理科も出
来は悪くない。社会はまずまず。となると問題は国語なのだが、その国語
が大の苦手。どうしても国語の成績だけが伸びない。


本人はいたって真面目。とてもいいヤツ。授業後も残って国語の過去問を
解き、僕も個別指導を何度も行った。彼は「うんうん」とうなずいて解説
を聞いてくれた。


しかし、結果不合格。国語が足を引っ張ったことは想像に難くない。僕の
力不足だった。

その輝彦が職員室の入口に立って「先生」と僕を呼ぶ。ちょうど暮れかけ
てきた太陽が彼の背中を照らし、逆光で顔が判然としない。


「おぅ輝彦、どうした?」


受験を終えた輝彦がわざわざ来てくれた。一体どんな用件なのか。努めて
明るく声をかけながら彼の元へ。


すると彼は両のこぶしを握り、両腕を突然上げた。


○次回へ続く

(登場する生徒名は全て仮名です。)


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
荒木 崇(チーフ・コンサルタント)

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2007年02月06日

ボス不在の事務所なのに・・・の巻。

平成18年度『教育サービス・感動創出リーダーセミナー』
2月のセミナー予定をお知らせ致します!!

【室長養成ベーシックコース】 2月7日(水) 10時から
・理想の教室創り~教室分析手法の基本~

【個別塾営業戦術コース】 2月8日(木) 10時から
・講師の戦力強化策 ・春期講習集客戦術

【生徒・保護者対応スキルアップコース】 2月9日(金) 9時30分から
・社会性のある子どもに育てよう (コミュニケーションのまとめ)

お世話になります。
今日のブログ当番:ヨシダと申します。

いやぁ~今日は事務所に出入りの激しい一日でした。

N代表が事務所に居て、打ち合わせならばともかく不在なのに・・・だ。

ミーティングする席が時間で譲り合うほど、来客で忙しく
いつにない緊張感とともに、バタバタと事務所の中を飛び回っていました。


ただ【お茶を出す】というのも結構ラクそうにみえて大切な仕事。

タイミング・・・名刺交換などしている間が目安といいます。

1.お湯を人数分の茶碗にいれて茶碗を温めます。

2.お茶の葉を入れた急須に茶碗から移し入れます。

3.少し急須の中で蒸らしてから茶碗に注ぎます。

4.(お客様が先に)相手の後ろから右側にお茶を出します。


出すタイミングを図ったり、給湯室では茶碗が足りなかったりと色々不都合が重なるものです。


明日は、どんな『来訪者』がいらっしゃるのでしょうか?

宅急便のお兄さん、保険のお姉さん、若葉マークの営業マン。 楽しみです!

「小さな出会い」を大切に明日からも仕事に精を出します。

追伸:この場を借りて、『業務連絡』をいたします。

「間違い」は確かですが、1年間言う事を聞くのだけは辛いですm(_)m


幸田 露伴

努力よりほかにわれわれの未来をよくするものはなく、
また努力よりほかにわれわれの過去を美しくするものはないのである。

◇努力という言葉は、嫌いだった。それは、他人に強いられる言葉だった
からだ。努力をしなければ、人間として大したものにはならないと言われ、
努力をしなければ、良い成績も残せず、良い大学にもいけず、そして良い
就職もない!と言われていた。努力という言葉は、一種脅迫のような響き
があったのだ。

◇しかし、大人になって、自分で全てを決定していくようになると、気が
ついたら努力をしていた。それが努力とは分からなかったが、今から思え
ば、努力だったのだろうと思う。今までいやで仕方がなかった努力という
もので、私は、今まで生きてこられたように思う。

◇人一倍、努力をしたというわけではない。自分ながら、必死に何かをや
ってきたというだけだが、他人の指示ではなく、自分で決めたことをやろ
うと思ってやってきたら、自然と努力をしていたのだ。

◇努力は、他人に使うためにある言葉ではない。自分自身に課す言葉であ
るべきだ。自分自身が必死に何かに挑んでいれば、必ず努力をしてしまう
ものだ。それが人間だ。だから、他人に努力を強いなくても良いのだ。何
かに向かって必死になることで、努力が生まれるのだから。

◇努力は、かっこ悪い言葉ではない。努力が人間を美しくしてくれるのだ。
そう信じて生きてきたいと思う。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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子どもの良い点をいつでも10個上げられるようにしておこう!

◇前回の「見て見ぬ振りをしよう」について、反論があった。そんなことをしていたら、
どんどん助長して、さらに悪いことをやってしまうのではないかと。

◇子どもでも大人でも最初が肝心なのだが、悪いことをしたら、
最初にしっかり叱っておくことだ。そうすれば、その悪いことはしなくなる可能性が高い。
だから、この反論も一理あるのだが、しかし、そんなにしょっちゅう叱ってばかりいると、
子どもが叱られることに慣れてしまって、叱っても効果がなくなるのだ。

だから、たまには、見て見ぬ振りをして、叱る機会を制限して、子どもと接してみることを
お願いしたのだ。そして、それだけでは、子どもに無関心になったように思われるので、
さりげなく、注意をしようとお願いしたのだ。

◇さて、今回は子どもの良い点を具体的に探しながら、子どもと接してみては
どうだろうか、というお願いだ。子どもと接していると悪い点は目に付くが、良い点を探そうと
してみると、これがどうして意外とすぐに発見出来るものだ。それを毎回一つずつ探しながら
接してみると、案外コミュニケーションが取れる。子どもが素直に聞いてくれる。
そういうことが起こるのだ。だまされたと思ってやってみて欲しい。

◇良い点を探したら、必ずその良い点を言葉に出して、子どもに伝えて欲しい。
良い点をいつでもお母さんが認めてくれるという安心感が、子どもを素直にしてくれるものだ。

ぜひ、良い点の発見とそれを伝えることを是非してみて欲しい。
子どものセルフ・エステームが高まるための、第一歩になるはずだ。


◆先週の『見て見ぬ振りをしてみよう!』に対して、
大変貴重なご意見をお寄せ頂きましたので掲載させていただきます。

【読者ご意見、ご感想】

《時には見て見ぬふりをする》という視点は、とても重要なことだと思います。

 ただし、その場合には満たすべき条件があるのではないでしょうか?

 以下、メルマガの内容と重複するところもあろうかとは存じますが、
私見を述べさせていただきます。

(a) 子供に《悪いことをした》という自覚があるか?
親は子供とは別の人格だから、親が《分かっているはず》と思っていても、
子供にはその自覚のない場合も多々あります。(特に幼児期)
 
叱らないまでも、子供がそれを《悪いこと》と自覚できているかどうか?

これを向きあって問いかけ、その判断の理由までを含めて、正しく理解して
いるかどうかを確認しておく必要はあろうかと存じます。

(b) 親が気付いていることが子供に理解されているか?

子供が事を起こしたとき、親がそれに気付いていることを子供が自覚していれば、
そこに無言の圧力が生じ、自発的な反省を促すことができます。

また、その積み重ねにより、親の目の届かないところでの自制心も働くようになります。

しかし、子供に《親は知っている》という自覚がなければ、《ばれなければ大丈夫》
というメッセージを送ってしまうことになりかねません。

少なくとも、「ちゃんと知っているわよ」という事が子供に伝わるような言動に
よる働きかけは不可欠であると存じます。


(c) 蒸し返さない

 ここが重要なところかもしれません。

おっしゃる通り、「後から叱ることもできる」のですが、
原則的には《直ちに褒め、直ちに叱る》ことが重要です。

これまた、親と子供は別の人格ですから、後で叱られても、
そのことを子供が覚えている保証はありません。

また、その場は見守るにとどめ、後から叱るような場合、
教育的な目的よりも、親の感情的な要素によって行われてしまう場合が
多々あります。

そうなると、過去に叱って、その場で終えたはずの内容まで登場して
しまう事がよくあります。

そうなると、どうしても親が一方的に長時間叱り続ける状態になりますが、
子供にはそれだけの集中力を持続することが困難であり、最初から最後
までの話の流れが理解できず、叱られている本当の理由が分からなくなる
ことが多いです。

それでは教育的な効果は望めないでしょう。
(大人でも、昔のことまで引っ張りだして言われると、反省するより反発
したくなりますよね?)

叱る時間は、短ければ短い方が効果的なので、一度見守る姿勢をとった内容に
ついては、後から触れない方がよいと思います。

総じて言うなら、《見て見ぬふり》というより、《しっかり見たけど、あえて
言わない》という感じでしょうか?

《あえて言わない》という覚悟を持ってとった対応について、後から言うのは、
対応そのものに矛盾が生じます。

現実には、発達段階に応じて、他にも配慮すべきところもあろうかとは存じますが、
とりあえず気になったところを手前勝手に申し上げました。

非礼なるところや、乱文のほど、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月05日

顧客のニーズをどう受け取るか!

『はじめに』

◇学習塾のコンサルタントになって、もう6年になろうとしているが、
この間、大手学習塾と中小学習塾そして弱小学習塾の違いについて、
随分と考え、また随分と思い知らされてきた。

◇私の学習塾人生は、230名ほどの弱小学習塾に就職し、1年8ヶ
月足らずで、5倍近い規模にまでなったところから始まって、日能研
の子会社で、金儲けを覚え、中萬学院で、様々な実験をさせてもらい、
組織の官僚制の弊害を体験し、組織活性化を企て、倒産すれすれの弱
小学習塾を再建して、コンサルタントになったわけだが、何社か転職
をして感じたことは、その学習塾の顧客に対するスタンスが、学習塾
の大きさに比例しているということだった。このことは、コンサルタ
ントになって、様々な学習塾を見ていても強く感じる。

『顧客のニーズをどう受け止めるのか』

◇私が、この間、コンサルタントで実感したことは、まず弱小学習塾
の塾長は、自分の体験を元に考え、その域を出ない。目の前にいる生
徒のニーズを、保護者のニーズを鵜呑みにするだけで、自分の知って
いるニーズだけがニーズだと思っている。ニーズをそのまま受け止め
て、そのニーズの下請けになってしまう。だから、自分のやっている
ことに無反省なのだ。小さなニーズを最大化して考えるといってよい。

◇次に、中小の学習塾の塾長・社長は、地域の中のニーズを必死に考
えているから、弱小学習塾の塾長よりもニーズに対するスタンスは広
いが、自分の都合のよい解釈に陥っていて、勉強をすればするほど、
自己肯定的にニーズを把握してしまいがちだ。他社の失敗事例を安心
材料にしたり、独自の解釈で、大手学習塾の戦略を真摯に検討するの
を避けている。

◇地域大手学習塾と超大手学習塾の社長は、多分、今の次元では考え
られないかもしれない。少なくても、顧客のニーズに対するスタンス
は、今のニーズと未来のニーズを峻別し、ニーズを受け止めてなおか
つ、自分独自のストーリを加味して、今のニーズといえども、より良
い方向に顧客のニーズを変容させて、ニーズの実現をしていると思わ
れる。また、その先のニーズに対しても非常に敏感になっている。私
は、地域大手学習塾にいた時は、そういう考えで、その塾の全ての指
導をしていた。

◇しかし、そうはいっても創業社長と二代目社長とでは、顧客のニー
ズを受け止める受け止め方が、全く違うかもしれない。私は、創業社
長と二代目社長に仕えた経験があるが、全くその経営に関する考え方
は違っていたし、顧客に対する思い入れも違っていた。

◇だから、大手学習塾・超大手学習塾の社長のニーズの捉え方を一概
のこうだと言い切れないが、現在のニーズを最大限探ろうとし、未来
のニーズを最大限予想して、自塾のスタンスを決めていることは間違
いないだろう。それでも、地域大手学習塾の社長の多くは、焦りと苛
立ちで、顧客のニーズをつかみ損ねているかもしれないが。

『経営者の視点』

◇まだ見ぬ顧客のニーズを予想してみよう。今自分がつかんでいるニ
ーズを未来にニーズに変容できるかどうか、考えてみよう。ニーズの
つかみ方が、塾の大きさを決めている要因の一つかもしれない。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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徳富 蘇峰

人生の要は七分の常識に三分の冒険心を調合するを以て、
適当なりとなすべし。

◇毎日が何事もなく過ぎていき、嬉しいことも悲しいことも何もない
ような人生ならば、どうだろうか。面白い人生といえるだろうか。ま
あ、そんな人生は誰にも絶対訪れるものではないが、いつも誰かに枠
をはめられて、平穏無事に人生を送るとなると、これまた窮屈で、退
屈な人生だろう。

◇たまには、予定調和的な日常から脱出して、何があるかわからない
ドキドキした世界に生きてみたくなるだろう。毎日がドキドキハラハ
ラの日常では疲れるが、時にドキドキハラハラの状況があるからこそ、
日常の平穏無事がありがたいのだ。

◇今日の言霊も実は、そういうことを言っている。常識とは世間が自
然と作った枠だ。その枠の中で私たちは平穏無事に生きているが、そ
れだけならば、窮屈で退屈な人生だ。そんな窮屈な人生を多少なりと
も面白くするものが、人それぞれの冒険心なのだ。冒険心と常識とが
ちょうどいい割合で合わさってこそ、私たちの人生が充実するのだろ
う。

◇常識を否定しては、私たちの人生は上手く渡っていけないが、常識
だけの人生も私たちにとっては、生きている喜びの少ない人生になっ
てしまう。常識と冒険心のバランスの上に人生を考えていくことが私
たちにとって大切なことなのだ。自分の人生を生きている限り楽しも
う!

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月03日

母の信頼

◇私立中学校の受験のニュースがたくさん流れていました。
今ふと塾講師として現場で受験に臨んだ時のことを思い出しています。

◇お母さんとの面談でA中学が志望校であることを伺いました。事前に
あったA中学校の説明会に参加したお母さんは、A中学の雰囲気や
指導方針が大変気に入り、是非我が子を進学させたいという気持ちが
高まっていたようです。

◇東京、神奈川の中学入試は、2月1日を皮切りに約6日間の日程の
中で、志望と学力を鑑みながら併願校を決めていきます。
A中学では、3回の独立した試験が実施されていました。

◇この生徒の場合3日間すべて、A中学を受験してしまうと、
ある程度志望に添う合格可能校の受験ができなくなってしまいます。
また、A中学は、客観データーから考えて合格の可能性が高いとは
言えなかったのです。

◇結局、A中学の3日間の受験を決められ、私がおすすめした学校は
受験されませんでした。私の危惧は、1日目、2日目と現実のものと
なってしまいましたが、彼にあった学校に行かせたいと3日目の受験
にも臨まれました。

◇2日目の結果が出ても、お母さんは毅然としていました。子どもに
プレッシャーをかけることなく励まし続けていました。もう、私の取り
入る隙はありませんでした。

◇そして、合格発表の日が来ました。発表予定時刻5分後くらいに
お母さんから電話があり、「おかげさまで合格しました。」と
落ち着いた声で連絡していただきました。

◇「おめでとうございます。」と興奮しながら伝えたものの、自分が
数値にこだわり、お母さんほどこの日を信じてあげられなかったこと
に恥ずかしいと思う気持ちと、お母さんの毅然とした態度、落ち着い
た声に、母の子に対する信頼の強さを思い知りました。

◇受験は、勿論、本人の努力によるものですが、その努力も、ご家庭
の深い信頼に支えられているものであることをその後も何度も体験
しました。

◇受験報道をきっかけとした思い出から、
「信頼すること、信頼し続けること」は、相手の夢の実現に欠かす
ことができない要素であることを、今、私も再度肝に銘じています。

あなたは、大切な人にどんな信頼を寄せていますか?


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
井上郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)

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ヘルマン・ヘッセ

若いとか年とっているとかいうことは、凡庸な人たちの間にだけあることだ。
あるときは年をとり、あるときは若くなるもの。
ちょうど、うれしいときがあったり悲しいときがあったりするように。

◇私たちに大切なことは、実年齢での振る舞いではない。状況によって
どう振る舞うかを自分自身で決定して、状況に適した年齢的振る舞いを
することだ。たとえば、年を取っていようがいまいが、楽しい時は若者
のように、喜びの感情を素直に出していい。しかし、いくら楽しくても、
宴会の時に、若者のように羽目を外すということでは度が過ぎる。

◇また、いくら悲しくても、しっかりしなくてはいけない時には、じっ
と耐えることが大切だが、一人きりになれば泣き崩れることがあっても
いい。自分のおかれた状況に応じて、若者のように、老人のように対応
出来るようにすることが大切なのだ。

◇年齢がどんどん上がって、老人の域に達しても、若い精神を忘れては
いけないし、逆に若者が状況に応じて、老人としての振る舞いが出来る
ようになることが重要なことなのだ。状況における適切な対応は、年齢
の問題ではない。それは、その人間の状況に対する誠実さの問題なのだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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2007年02月02日

中学入試

昨日、東京・神奈川では私立中学入試がスタートした。


12歳。

試練に立ち向かうには幼く、そして、健気な彼ら。


激励に立つ校門で彼らと握手を交わす。

校門に吸い込まれる彼らの背中が

毎年、カッコ良く見えたもんだ。


「翻って、お前はどうなんだ、

あんなカッコいい背中をお前はしているのか」

自分自身に問う激励でもあった。


「どこの塾でも関係なく、全員受かればいいのに」と

キレイゴトを思った若い頃もあった。

でも、そんなキレイゴトを本気で思った自分が

ちょっぴり懐かしくも、

そして、羨ましくもある。


願わくば、12歳の彼らが

全力を尽くせる状態にあることを

心から祈る。


金曜担当:荒木

公立学校では、教育の目的を統一するのは難しい!

【記事】教員と対立し辞任した民間人校長、学校法人理事長に就任

朝日新聞(2007年1/29)より以下抜粋

『大阪府内初の民間人校長だった府立高津(こうづ)高校の木村智彦
・元校長(60)が昨年12月、浪速中学・高校(大阪市住吉区)を
運営する学校法人大阪国学院の理事長に就任していたことがわかった。
教員との対立から昨年3月末に辞任後、去就が注目されていた。

○同法人によると、木村氏は昨年12月22日の理事会で理事に選任
され、同日、互選で理事長に就任した。体調を崩した前理事長の退任
に伴うもので任期は08年4月まで。同法人は「公立高校で改革を推
し進めた経営手腕に期待している」としている。

○木村氏は住友金属工業の関連会社の取締役から02年4月、高津高
の校長に就任。有名国立大への合格者の数値目標を設定し、塾講師に
よる土曜講習を始めるなど「エリート教育」の推進者として知られた。
一方で、職員会議に諮らず意思決定を進める手法や高圧的な言動など
に一部教員が反発。06年3月に教員10人が大阪弁護士会に人権救
済を申し立てたのを受け、同月末「現場の混乱を避ける」と辞任した。』

*私からのコメント

◇今回の記事は、公立高校の改革に失敗した民間出身の校長が、私立
高校の改革に経営者サイドで参画して、手腕を発揮してもらおうとい
うものだ。これは、公立高校と私立高校の目的の違いを良くあらわし
ている。この私立高校の改革が上手くいくかいかないか分からないが、
少なくても、公立高校の教職員との対立と同じような構図にはならな
いのではないかと思う。それは、私立高校には、教職員が参画する前
に既に、学校の理念なり、目的が存在するからだ。

◇それに対して、公立高校は、教育の目的を普遍的で抽象的なものに
しているので、まず教員の目的意識を統一することが難しく、その上、
学校運営の責任者と教職員の責任の重さがそれほど変わらないから、
改革の方向性は、学校長が一方的に決められるものではないのだ。簡
単に言えば、人事権がないからだ。公立学校の教育の目的を誰が中心
に統一していくのかが、明確ではないのだ。教職員の総意で決定して
いくしかないのだ。これが、公立学校の限界だとも言えるし、可能性
だといえるのだが、改革は、非常に難しいのだ。

◇教育改革が、公立学校で、上手くいかないとすれば、以上の点に問
題があるのではないだろうか。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

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先週の『学校の先生のなり手が減りはしないか!』に対して、
大変貴重なご意見をお寄せ頂きましたので掲載させていただきます。

【読者ご意見、ご感想】

いつも、メルマガ、有り難うございます。

本当に仰るとおりだと思います。
学校の先生を苛めすぎる行政側のやり方だと思います。
今の審議会のメンバーが教育的にタカ派揃いだからでしょうか。

例えば海外の日本人学校や補習校に勤める先生は夏休みに帰国して
免許を更新しなければならなくなりますね。
その費用はどうなるのでしょう。また色々な都合でその時期に
現地を離れられないということも有り得ます。

良かれと思ってすることが、決して良い状況を生まない例は看護師
の人数を増やすことで補助金を増すという制度がかえって看護師不
足を生んでいる(大病院への看護師集中や看護師不足による過重労
働で、ますます看護師不足を招いている)といったことと同様にな
らないか危惧します。

むしろ行政側の、ころころ変わる政策転換などについていけない現
場の先生方の心のゆとりの無さから問題が生じているのではないで
しょうか。
増加する会議や伝達事項、行政側向けの書類作りなど雑用の増加は、
ますます先生方を追いつめます。そしてそれらは保護者には見えな
いものですから、保護者からも突き上げが出てくるでしょう。そし
て職業への社会的評価も経済的評価も無い。(保護者は先生をバカ
にしています。昔のような尊敬は今はありません。自分でクラスを
束ねて授業をしてみられては?と言いたくなります←私は主婦です
けど)

先生方が意見を言えない社会的風潮が残念です。
保護者達が立ち上がって先生を守ってあげないといけないとさえ思
えてきます。


※読者より貴重なご意見を頂きました。
本当にありがとうございました。
今後とも、ご意見・ご感想を宜しくお願い申し上げます。


ファーブル

多くを学ぶより創造するほうが優る。創造は人生の根底なり。

◇創造するためには多くのことを学ばなければならないが、多くのことを
学んでも、創造できるとは限らない。どこかで学ぶ方法の転換を成し遂げ
なければ、創造の段階には至らない。創造することを通して、学び続けて
いくことを決心しなければ、創造するようにはならないのだ。

◇私たちの学びは、二つの種類に分けられる。一つは、学び自身が面白い
から学ぶという、学びのための学び。もう一つは何かを成し遂げるために
学ぶという、手段としての学びだ。どちらも受動的な側面はあるが、後者
は学んだ後に大きな課題が待っている。それは何かを成し遂げようとする
課題だ。

◇その課題を完成させた時、手段としての学びも完成するのだ。学びに実
践的な課題がつかない限り、創造の段階までやってこない。私たちに大切
なのは知った後の行動だ。何かを知って、その後にどうするのか、このこ
とが人生にとって最大限重要なことなのだ。今日の言霊で「創造は人生の
根底なり」というのはこのことだ。

◇私たちは、学ぶだけの人生から、創造する人生を目指そう!学んだ後に
自分が何をなすのか、この課題に向き合おう!


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

http://www.management-brain.co.jp/

2007年02月01日

ありがとう

日常という言葉がある。毎日私たちは、目の前の課題を淡々とこなしていくそんな時間の流れを感じる言葉だ。日々課題が違うように見えて、同じ場所で生活をしていると、毎日毎日同じことの繰り返しをし続けているものの、何のために、こんな生活をし続けているのかわからなくなることがある。

徳川家康は「人生とは重き荷物を背負って坂道を登るようなもの。」と言い残している。人生はそんなものかもしれない。ただ、荷物を背負って歩いているだけの・・・。一人で歩いているのなら、何のために歩いているのか疑問に思うのも極自然なことかもしれない。

しかし、私たちは一人で歩いているわけではない。家族がいたり、仲間がいたり、顧客がいたり、生徒がいたり、毎朝同じ車両にのる仲間がいたりする。そして、笑顔や会話を交わすことができる。そして、互いにお互いの歩いてきた道、これから進む道に思いを馳せ、歩くことを楽しむことができる。

ところが、日常は、目先の利益に注力する為に、互いに楽しみながら歩くことの楽しさを忘れてしまうことがある。業務遂行の成果だったり、成績だったり・・・。

その結果、歩く楽しみを失った時、「何の為にこんなことをやっているんだろう・・・」と言葉が浮かぶ。このまま続けるべきか、辞めるかを決断を自分に課す言葉だ。どちらに転ぶかは、本人の決断の結果であるが、周りの人々のはたらきかけも大切な要素である。君はただ歩いているだけで、何の役にも立っていないよと伝えるのか、君の存在が周りの人の旅を楽しくしているよ。私自身、君のお蔭で、本当に楽しい旅を続けられているよ。と伝えるのかだ。

儀礼としての感謝の言葉「ありがとうも」大切だが、あなたのおかげで本当に幸せだよ。と伝える真の「ありがとう」をたくさん言いたいな。言われたいなと感じる今日この頃である。

今週、私が耳にした、いい話と悪い話の違いは、旅の道連れに感謝の気持ちを言葉で伝えているか、していないかの違いだったように感じている。

胃上食堂

2月1日号 改正教育基本法考察

■巻頭所感                     
■Pick Up教育ニュース&ポイント                   
■達人の小技:ノート指導                                  
■MBA特集:改正教育基本法考察                              
■月刊塾経営の視点:2007年2月度                                                  
■イノさんのコミュニケーション道場:未来質問                                   
■数で読む教育:野依良治教育再生会議座長発言検証                      

今号の特集は、教育基本法改正を受けて、学習塾ではどういうサービスが付加価値として登場し、
市場に認知されるのかを考えたものです。教育基本法という憲法に次ぐ理念法が改正されてくれば、
必ず教育行政が変わります。そうなれば、学校の中の文化が変わり、保護者の価値観が変わり、
市場の教育に対する見方が変わります。ですから、学習塾としては、どんな影響が出るのか、
それをどう自塾のプラスに転じていくのかを考えることが大切です。そういう意味で、
今号の特集を参考にしてください。

 また、今号では、塾経営の視点で、受験生フォローと新年度・春期講習の集客について
取り上げています。合格実績は学習塾の生命線ですし、新年度集客は、今年一年を決定付ける
非常に大きなイベントです。ぜひ、2月のこの時期から、ふんどしを締めなおして取り組んでください。

学習塾は、局地戦です。現場の力が最大限発揮できる環境つくりが非常に重要になります。
この時期から、市場は、塾吟味に向かいます。保護者の視点にたって、現場力を向上させてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

2006年度 教育サービス・感動創出リーダーセミナー

《次回の2月度・各種セミナースケジュール》

お申し込みは、コチラ⇒ mailadm@management-brain.co.jp

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2月7日(水)  『室長実務ベーシックコース』
           理想の教室創り~教室分析の基本~

2月8日(木)  『個別塾営業戦術コース』
           講師の戦力強化策/春期講習集客戦術

2月9日(金)  9:30開始!!

           『生徒・保護者対応スキルアップコース』
           社会性のある子どもに育てよう(コミュニケーションのまとめ)

2月15日(木) 『授業スキルブラッシュアップコース』
          ティーチング:効果的なほめ方・叱り方/コーチング:生徒の行動の改善を促す

2月18日(日) 『生徒数500名を目指す経営勉強会』
          口コミ拡大手法/各塾の事例研究


【その他、今後の各種セミナースケジュール】

3月7日(水)  『経営幹部ブラッシュアップコース』
           来期経営計画の作成

3月8日(木)  『個別塾営業戦術コース』
           校舎運営方針書をつくる~今年度の総括と来期の課題設定~

3月11日(日) 『生徒数1000名を目指す経営勉強会』
          人事・研修制度の構築で職員のモチベーションを高め、戦力アップを図る/各塾の事例研究

3月15日(木) 『塾人実務ベーシックコース』
          学習塾の教育サービス2~実績向上に貢献する人材になる~


※『生徒・保護者対応スキルアップコース』・・・全8回申し込みとなり、お申し込みは終了しました。
 
※塾経営戦略勉強会は13:15~16:45(210分)です。

※生徒・保護者対応スキルアップコースは9:30スタート、会場は大井町きゅりあんです。
 
これからお申し込み希望の方は、なるべくお早めにお申し込み下さい。

お申し込みは、コチラ⇒ mailadm@management-brain.co.jp

エバレット

不滅の肉体はない、不屈の精神があるのみだ。

◇ピラミッドや万里の長城に、私は不屈の精神を感じてしまう。困難な
状況にも負けずに何千何万の無名の人たちが、自分の意志とは裏腹に、
それでもなお一生懸命に何かを作り上げていくことに感動してしまう。
そうやって、何千年も何百年も前に出来て、今も残っている数々の建造
物を見ていると、人間の不屈の精神を思わずにいられなくなる。私たち
の肉体は滅びても、私たちの精神は必ず有形無形には残っていくものな
のだ。

◇だからこそ私たちは自分の精神について責任を持って、その精神を使
っていかなくてはならないのだ。

◇しかし、それにしても最近の私たちは、どうしてこうもまた脈々と続
いてきた精神的なつながりや精神的な支えを否定してしまうのだろう。
今ここにこうして私たちがあるのは過去との繋がりの結果なのに、どう
してこうもまた、そういった精神的な継承を拒否してしまったのだろう。
近代という時代の非常に異質な特徴ゆえの結果なのだろうが、いま一度
人間の精神の継承を考えることが重要なことのように思う。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

http://www.management-brain.co.jp/

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