子どもの良い点をいつでも10個上げられるようにしておこう!
◇前回の「見て見ぬ振りをしよう」について、反論があった。そんなことをしていたら、
どんどん助長して、さらに悪いことをやってしまうのではないかと。
◇子どもでも大人でも最初が肝心なのだが、悪いことをしたら、
最初にしっかり叱っておくことだ。そうすれば、その悪いことはしなくなる可能性が高い。
だから、この反論も一理あるのだが、しかし、そんなにしょっちゅう叱ってばかりいると、
子どもが叱られることに慣れてしまって、叱っても効果がなくなるのだ。
だから、たまには、見て見ぬ振りをして、叱る機会を制限して、子どもと接してみることを
お願いしたのだ。そして、それだけでは、子どもに無関心になったように思われるので、
さりげなく、注意をしようとお願いしたのだ。
◇さて、今回は子どもの良い点を具体的に探しながら、子どもと接してみては
どうだろうか、というお願いだ。子どもと接していると悪い点は目に付くが、良い点を探そうと
してみると、これがどうして意外とすぐに発見出来るものだ。それを毎回一つずつ探しながら
接してみると、案外コミュニケーションが取れる。子どもが素直に聞いてくれる。
そういうことが起こるのだ。だまされたと思ってやってみて欲しい。
◇良い点を探したら、必ずその良い点を言葉に出して、子どもに伝えて欲しい。
良い点をいつでもお母さんが認めてくれるという安心感が、子どもを素直にしてくれるものだ。
ぜひ、良い点の発見とそれを伝えることを是非してみて欲しい。
子どものセルフ・エステームが高まるための、第一歩になるはずだ。
◆先週の『見て見ぬ振りをしてみよう!』に対して、
大変貴重なご意見をお寄せ頂きましたので掲載させていただきます。
【読者ご意見、ご感想】
《時には見て見ぬふりをする》という視点は、とても重要なことだと思います。
ただし、その場合には満たすべき条件があるのではないでしょうか?
以下、メルマガの内容と重複するところもあろうかとは存じますが、
私見を述べさせていただきます。
(a) 子供に《悪いことをした》という自覚があるか?
親は子供とは別の人格だから、親が《分かっているはず》と思っていても、
子供にはその自覚のない場合も多々あります。(特に幼児期)
叱らないまでも、子供がそれを《悪いこと》と自覚できているかどうか?
これを向きあって問いかけ、その判断の理由までを含めて、正しく理解して
いるかどうかを確認しておく必要はあろうかと存じます。
(b) 親が気付いていることが子供に理解されているか?
子供が事を起こしたとき、親がそれに気付いていることを子供が自覚していれば、
そこに無言の圧力が生じ、自発的な反省を促すことができます。
また、その積み重ねにより、親の目の届かないところでの自制心も働くようになります。
しかし、子供に《親は知っている》という自覚がなければ、《ばれなければ大丈夫》
というメッセージを送ってしまうことになりかねません。
少なくとも、「ちゃんと知っているわよ」という事が子供に伝わるような言動に
よる働きかけは不可欠であると存じます。
(c) 蒸し返さない
ここが重要なところかもしれません。
おっしゃる通り、「後から叱ることもできる」のですが、
原則的には《直ちに褒め、直ちに叱る》ことが重要です。
これまた、親と子供は別の人格ですから、後で叱られても、
そのことを子供が覚えている保証はありません。
また、その場は見守るにとどめ、後から叱るような場合、
教育的な目的よりも、親の感情的な要素によって行われてしまう場合が
多々あります。
そうなると、過去に叱って、その場で終えたはずの内容まで登場して
しまう事がよくあります。
そうなると、どうしても親が一方的に長時間叱り続ける状態になりますが、
子供にはそれだけの集中力を持続することが困難であり、最初から最後
までの話の流れが理解できず、叱られている本当の理由が分からなくなる
ことが多いです。
それでは教育的な効果は望めないでしょう。
(大人でも、昔のことまで引っ張りだして言われると、反省するより反発
したくなりますよね?)
叱る時間は、短ければ短い方が効果的なので、一度見守る姿勢をとった内容に
ついては、後から触れない方がよいと思います。
総じて言うなら、《見て見ぬふり》というより、《しっかり見たけど、あえて
言わない》という感じでしょうか?
《あえて言わない》という覚悟を持ってとった対応について、後から言うのは、
対応そのものに矛盾が生じます。
現実には、発達段階に応じて、他にも配慮すべきところもあろうかとは存じますが、
とりあえず気になったところを手前勝手に申し上げました。
非礼なるところや、乱文のほど、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

