萩原 朔太郎
社交の秘訣は、真実を語らないということではない。
真実を語ることによってさえも、相手を怒らせないようにする技術である。
◇私は、社交的ではない。仕事上は、仕方がないので誰かれなく話し
かけるが、基本的には、知らない人と話をするのは非常に苦手だ。そ
してもう一つ社交的ではないと思う理由は、今日の言霊の指摘通り、
真実を語ろうとし過ぎる余り、言わなくてもいいようなことまでズバ
ズバ言ってしまい、いつも相手の心証を害してしまうのだ。そしてそ
の場の雰囲気も壊してしまう。
◇だから、私は、社交的ではないのだ。真実を語って、それでもなお
相手や場が、それを許容してくれるような、気の利いた台詞や態度が
出来ればよいのだが、それがどうしてなかなか出来るものではない。
◇相手に対する配慮よりも、真実を語ることを優先してしまうからか
もしれないが、真実がふと頭に浮かんで自然と口をつくのだ。それに
しても、真実を語ることと相手に対する配慮は、どこかで折り合いを
つけなけれならない課題だ。
◇最近は、昔ほど、真実を語ることに執着しないようになったし、相
手をやり込めるために真実を語らなくなった。しかし、その頻度が落
ちただけで、まだまだ青いところが残っている。もう少し、相手に対
する配慮の気持ちを多くしないと社交的にはならないようだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

