ジェフリー・チョーサー
熱いものも冷たいものも、何もかも味わってみなければならぬ。
若いときに愚者でなければ、年をとってからそうなるものだ。
◇もうかれこれ24年前に、私は、母校である横浜市立桜丘高校で教
育実習を2週間した。この2週間は、今振り返っても、人生最大の収
穫だったし、面白くてあっという間の出来事だった。
◇実は、この実習の最後にどのクラスでも生徒に向けて次のようなメ
ッセージを伝えて、担当の先生から毎回注意を受けた。「今のうちに
悪いことをしておけ!大人になって悪いことをしたら終わりだぞ!今
のうちだ。今のうちに自分で思ったことをどんどんして大人になって
くれ!」こんなメッセージを言い残して教育実習を終えた。
◇若いうちに、親に全面的にコントロールされることはよいことでは
ない。自分の思い通りにやって、失敗をし、悪いことをして、他人に
怒られ、世間に叱られてこそ、大人になってその経験が生きるのだ。
自分で早いうちから生きていくこと、そのための余地を残してやるこ
とが親の務めだと思うが、最近はそれが全くといっていいほど理解さ
れていない。
◇今日の言霊も指摘するように、若いうちに色々な経験をすることだ。
選り好みなどしないで、やたらめったら経験することだ。分かった風
を装って現実から逃げないことだ。ちょっとバカっぽく見られてもい
いではないか。何でも味わってみることだ。
◇自分にとって都合の良い環境や経験などどこにもないはずだ。つべ
こべ言わずにどんどん自分を前に踏み出していこう。そうすることが、
経験なのだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

