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« 山本 周五郎 || 子どもは誰のものになればいいか? »

生徒を出迎える!

『はじめに』

◇私どものコンサルタント姿勢は、多分他のコンサルタントの方々とは
大きく違っていて、経営幹部と一般職員が合体したようなものだ。経営
のアドバイスや提案だけではなく、人材採用の二次面接からポスティン
グ原稿のチェック、チラシ作成、授業の代講、そして模擬授業の模範。
更にポスティングの手伝いや生徒の出迎えまで、必要とあれば何でもや
る。

先日も人里離れた学習塾で、塾長と雪の中生徒を出迎えた。非常に寒
かったので風邪がぶり返し、今も咳込みながらこの原稿を書いている。

『生徒を出迎える!』

◇実は、生徒を出迎えたのは17年ぶりのことだ。その当時、多分生徒
の出迎えをしている塾はほとんどなかったと思うが、私は町田の雑居ビ
ルの2階に位置する中学生専門の学習塾の室長として、遅刻絶滅作戦と
称していつもそのビルの入り口に立ち、生徒を出迎えていた。

◇遠くに見える生徒に大声で「走って来い!」と怒鳴りながら、「元気
か!」「生きているか!」「最近頑張ってるな!」と声をかけながら、
一人ひとり生徒を出迎えるのだ。

◇その当時は二十代だったので、多少の恥ずかしさもあって、若い女性
が歩いてくると、声がどんどん小さくなっていくのだが、生徒とのその
日最初のコンタクトなので、それでも頑張って声を出していた。この生
徒の出迎えで遅刻が減り、退学者が減り、近所で「熱心な先生があそこ
の塾にはいる」と評判になって、随分と生徒が増えたものだ。

◇昔話はそのぐらいにして。どうだろう?貴塾では生徒の出迎えをしっ
かりしているだろうか。それも元気よく、必死に声を出して行っている
だろうか。

◇この前も、初めて会う生徒に向かって、私は大きな声でしっかりと挨
拶をした。そうしたら生徒は誰もが応えてくれて、この変なおっちゃん
誰だ?とばかりに笑ってくれた。生徒を笑顔にするために頑張っている
のだから、もうその日の私の目標はそこで達成されたわけだ。

◇生徒の出迎えを楽しそうにやること。生徒の出迎えを義務でやるので
はなく、まず一日の初めに生徒を笑顔にしてやろう!と思って、やるこ
とだ。俺の塾にきたら、楽しませて帰すぞ!と思って、授業も出迎えも
やればいい。

◇ただし誤解しないでほしい。生徒に迎合し、おべっかを使うというこ
とではないのだ。生徒の出迎え時には生徒に挨拶を強要するし、授業の
時には授業に対する真剣さも強要する。しかし、楽しませるのだ。厳し
さの中に面白さや優しさが必要なのだ。

◇生徒のために何を自主的に私たちは工夫するのか。その時に、その視
点は生徒の何に当てられるのか、しっかり考えてやって欲しい。生徒を
喜ばせるために貴塾では何をしているのだろうか。


『経営者の視点』

◇生徒の出迎えをたまにはしてみたらどうだろうか。職員が活き活き出
迎えをしていればOKだ。生徒のために職員が元気よく何かをしていれ
ば、OKなのだ。そういう環境を作ってあげるためにも、経営者は自分
で汗をかくことだ。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

http://www.management-brain.co.jp/


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