質問することの意味
今週は、質問について、ちょっと振り返ってみようと思います。
◇最近、身近に落ち込んでいる人が何人かいます。
◇そして、彼らの話を聞くと「なぜ、○○できないんだろう」という
疑問文の言葉を耳にします。つまり、質問を自分自身に投げかけてい
るのです。
◇よく、科学の世界では、「なぜ」が大切だと言われます。自然現象
をただ、ボケーと眺めるだけでなく、事象の起きる背景に意識を向け、
真理を追究するためです。
◇ところが、私たちの日常生活でうまくいかないことが起きた時に「
なぜ?」を使うのは要注意です。特に、否定文を伴って使う時は・・・
◇出来ないことに注目し、その出来ない理由を探すことになるからで
す。以前、お伝えした否定質問であり、過去質問ですね。自分自身に
否定的な過去質問を投げかけているのです。このままで、解決策が見
つかるわけもないので、ますます落ち込みを強化させてしまうのです。
◇さて、一方、前向きで活力にあふれている人が問題に直面すると、
「どうやったら、この問題を解決出来るのだろう?」という質問を自
分自身に投げかけていることが多いのです。
◇このような質問を未来質問と呼びましたね。意識を過去より、未来
に向けます。意識が未来に向けば、多種多様なアイデアが浮かんでく
る可能性が高くなります。
◇私たちは、一概に「考える」と言いますが、思考には、ポジティブ
とネガティブな思考があります。そして、この二種類の思考は、ラン
ダムに出没するのではないのです。
◇思考は質問に依存するのです。私たちは、物事を考えるとき、必ず
自分自身に質問投げかけていることにお気づきですか。私たちは、質
問なしに、思考をめぐらすことはまずありません。常に「質問、答え」
の連続が思考なのです。
◇いい思考を支えるのは、いい質問なのです。どうも、いいアイデア
が浮かばない。どうも答えが出ない。と悩むときは、自分自身の能力
を否定したり嘆いたりする前に、自分自身に投げかけている質問を吟
味してみてください。質問と思考は一体なのです。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
井上郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)

