行動の改善策を探る~その1
前回の会話でAさんは、Bさんが望む理想の姿を引き出しました。
◇今週は理想の姿を実現する為の方法を考えてみましょう。
A:『君の理想は、期限内に立派に仕事を仕上げて、上司に認めて
もらうということだね。』
B:『そうだね。』
A:『もう一度、依頼された仕事を期限内に仕上げた場面をイメージ
してみてくれるかな・・・』
B:『ウン。』
B:『「指示された仕事が終わりました。お時間のある時に見て
いただけますか?」と言っています。』
A:『どんな感じ?』
B:『ちょっとドキドキしています。期待に答えられているかどうか、
ちょっと不安な感じと、やれるだけのことはやったという感じです。』
A:『上司は、どんな表情をしている。どんな言葉を君にかけているの
かな?』
B:『「ほぉ~」という感じでちょっと驚いている感じですね。
「随分早く仕上げたね~。」とも言ってくれています。ちょっと
いい感じですね。』
A:『ちょっと・・・なの?』
B:『・・・。いいえ、結構いい感じです。「ヤッター」という感じ
ですね。それから「ありがとうございました。」という感じです。』
◇今回は、更に具体的なイメージを引き出しました。見ているもの、
聞いている声、自分が発している言葉もより具体的になり現実味が
増してきました。現実味が増せば増すほど、普段気づかなかったこと、
意識していないことが浮かび上がってきます。
◇今回の「ありがとうございました」というのは、Aさんにとっても
Bさんにとっても新しい発見かもしれませんね。何にありがとうござい
ますなのか?ちょっと興味がわくところです。
◇「ちょっと、いい感じですね」というのも見逃せません。Bさんは、
喜びの感情を控えめに表現しています。喜びの感情は、人を元気にし、
柔軟かつ新しい発想や行動を生み出す原動力になります。
控えめにして、エネルギーを無駄遣いさせたままにするより、
喜びエネルギーを更に引き出すことが大切です。
今週はここまでにします。
次回は「ありがとうございます」の真意を更に探っていきましょう。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
井上郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)
http://www.management-brain.co.jp/

