新しいことをやったら、新しいコンセプトを貫く決意をもつこと!
『はじめに』
◇1月から、創業40年の学習塾の再建に乗り出しているが、
歴史は、非常に重たいものだと改めて実感している。
10年以上も前に、神奈川県の老舗学習塾に入り、
内部大改革を企てた時も多少は歴史の重さを実感したものだが、
外部から指導するということの大変さを改めて思っている。
◇コンサルタントをして、丸6年が過ぎた。
その間、創業10年の学習塾、創業20年の学習塾、創業30年の学習塾、
そして創業40年の学習塾を指導してきたが、各々の歴史の重さが、
思考形態を左右していることをつくづく思い知らされた。
内部改革は、今までのその塾の歴史的思考との闘いなのだ。
『思考形態を後戻りさせるな!』
◇たとえば、顧客志向で何でも考えることが、重要なのだが、今まで
そのことに気がついていない学習塾の行動は、ついつい自己本位にな
って、顧客=生徒や保護者の視点を無視してしまう。だから、新しい
行動をとる仕組みを作っても、検証の時に、その行動の原理原則を忘
れて、今までの自分の思考形態で判断してしまう。
◇そうすると、その行動の原則が顧客志向だったのに、自分本位で考
えてしまうので、評価があまりよくないものになる。こういう逆戻り
が自然の形で出てくるのだ。そして、新しい行動をマイナス評価して、
気がつくと以前と同じ行動になっていたりするのだ。
◇だから、私たちは、毎回毎回チェックし、原理原則を毎回のように
言うし、判断基準を毎回のように伝えるのだ。また、新しいことをや
ろうとすると、レアケースを一般化して考えて、従来通りの思考で判
断してしまいがちになるので、この辺も注意しなければならない。
◇レアケースを一般化しないで、レアケースのまま、原理原則に沿っ
て判断することだ。レアケースを重要視しない視点が、新しいことを
やる時には、大切なのだ。レアケースを改革のブレーキにしてはいけ
ない。こういう思考も実は、旧来型の思考を強化してしまうものなの
だ。
◇新しい行動は、新しい考えやコンセプトを必要とするのだ。新しい
行動は、新しい判断基準・評価基準を必要とするのだ。そのことを忘
れて、今までの自分の判断基準で評価したり、対策を考えてはいけな
い。逆戻りする思考=志向から脱却しない限り新しい流れを作り出す
ことは出来ないだろう。
『経営者の視点』
◇改革を後戻りさせてはいけない。そのためには、結果が出るまで辛
抱することが、経営者の務めだ。旧来型の思考では、新しい学習塾時
代を生きてはいけないだろう。時代の変化に対応する思考の柔軟性を
持って、原理原則を打ちたてよう。確固とした思想を持たない限り、
時代に対応する柔軟な思考は、発揮出来ない。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

