夏期講習の成功の下地作り
『はじめに』
◇夏期講習の設計も、終了する頃だろうが、旧来の枠組みの発想を
打破して、設計を作り直してみると思わぬ結果になることがある。
当然、いい結果、悪い結果と分かれることになるのだが、しかし、
ロジックがしっかりしていれば、大概は成功の方向に向かうはずだ。
◇それでも、その結果が悪ければ、設計の所為なのか、新しい設計
の不慣れなオペレーションの所為なのか、を吟味して、もう一年続
けることだ。失敗を検討して、二年目に成功する例は数多くある。
ぜひ、短絡的に結果を受け止めないでほしい。
◇今回は、夏期講習の成功に向けての5月6月の下地作りを考えた
い。夏期講習のオペレーションに属することだ。この下地作りが成
功すれば、大概の教室運営は上手くいくのだ。
『提案が、生徒・保護者に受け止められる下地作り』
◇夏期講習を成功に導きたければ、5月6月の退学を最小限に抑え
ることだ。このメルマガでも何回も言っているように、年度末を除
いて、6月と11月が退学者の多くなる月だから、この時期に退学
者を出さないようにすれば、それだけで、講習は、有利な闘いにな
る。6月の退学を出さないためには、5月の仕込みと6月の実行が、
有機的に考えられていなければならないのだ。
◇5月のテーマは、生徒を抱きこむということだ。生徒との良好な
関係作りをメインにして、生徒の塾に対するロイヤリティーを高め
ておくことだ。そのためには、全ての生徒とコミュニケーションを
全職員が頻繁にとることだ。
◇特に、大人しい生徒、新入生、こちらの手の内に乗っていない生
徒を徹底的にマークして、塾に来るたびに、職員の誰かが、声をか
け、具体的な情報を収集し、職員間で、話題に上らせて、常に意識
をそれらの生徒に向けておくことだ。
◇中学生ならばテスト対策でも、個人補習でもいいだろうし、小学
生であれば、イベントを通じての楽しい雰囲気作りでもいいだろう。
兎に角、生徒友好月間なのだ。
◇6月は、夏期講習の提案月だから、5月に培った友好関係をここ
では、遺憾なく発揮する月だ。生徒が、こんな意識になっていれば、
大成功だ。「この先生にアドバイスをもらっているのだから、絶対
大丈夫だ!」とか、「先生のアドバイスを聞かないと自分のために
ならないな!」とか。
◇こういう意識になっていれば、大概の提案が、受け入れられるだ
ろう。だから、6月は、生徒面談と保護者面談の徹底月だ。5月の
対比で言うならば、保護者友好月間なのだ。保護者と面と向かって、
情報交換をする月だ。
◇この時期に、授業やテスト対策以外の余計なことをやるべきでは
ない。小学生のイベントぐらいだ。その他は、保護者面談や保護者
会などの保護者対応に全精力を使うべきだ。
◇今までは、塾は保護者といったら母親が主流だったが、ここ最近、
父親が登場する機会が多い。この機会に、父親に通用するロジック
をしっかり持っておこう。
◇母親は、印象や雰囲気に弱いが、父親は効果を期待できるロジッ
クに弱い。しっかりとした保護者対応を5月から準備しておくこと
だ。
『経営者の視点』
◇夏期講習の成功は、5月6月の準備だ。5月6月をどういう月に
するのか、意識的に職員に伝えていくことだ。一回伝えたら、それ
でおしまいではない。定期的に何回も職員に向かって、意識化する
ことだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

