大手の危機感に負けない危機感をもつこと!
『はじめに』
◇危機感は、誰でもがあるだろうが、その危機感が、
大手学習塾の経営者と中小学習塾の経営者では、大きく違っている。
今回は、その危機感について考えたい。
『同じ10%でも大きさが違う!』
◇危機感の違いは、こういう風に考えると分かりやすいかもしれない。
◇在籍生が、10000人の学習塾と1000人の学習塾と100人の
学習塾と10人の学習塾があったとする。在籍生が、10%減少したら
どうしようと思っている自分がいたとする。
◇まずは、10000人の塾は、10%減ると、1000人少なくなっ
て、9000人になるのだ。1000人の塾は、10%減ると100人
少なくなって、900人になるのだ。100人の塾は、10%減ると1
0人少なくなって、90人になるのだ。10人の塾は、10%減ると1
人少なくなって、9人になるのだ。
◇同じ10%だが、減る数が、1000人から1人まで差があって、1
0000人の塾であれば、10%減ると、1000人の塾が、一つなく
なるということになるのだ。この大きさが、危機感の大きさになると考
えて欲しい。
◇大概は、10000人の塾は、9000人になるだけで、1000人
の塾は、900人になるだけだと考えがちだが、大手学習塾の経営者は、
そうは考えない。1000人という大きさで危機感を捉えているのだ。
この差が、行動や考えの差になって跳ね返ってくるから、大概の中小学
習塾は、負けてしまうのだ。
◇私たちは、健全な危機感を持つべきだが、自分の置かれた現実は、大
手学習塾でも中小学習塾でも同じはずだ。だから、現実的な行動の良し
悪しで、結果が違う。その結果を作るのが、危機感の大小だ。ぜひ、大
きな危機感を持って、先手先手を打っていこう。
『経営者の視点』
◇大手学習塾で経営幹部として現場を管理し、戦略立案に関わっていた
時に、現場の危機感と経営者の危機感と他塾経営者の危機感が、大きく
違うことに気がついた。
◇現場の危機感のスパンは、せいぜい1年以内で、他塾経営者は、3年
以内、私たちは、5年以上のスパンを持っていた。そしてさらにその危
機感の規模が全然違っていた。現場は、教室単位、他塾経営者は、自分
の塾だけ、私たちは、業界全体という風に、その大きさが違っていた。
◇社員にどういう大きさの危機感を抱かせるかは、経営者の役目だけれ
ども、社員一人ひとりに、背負える危機感を用意しなければならないの
だ。危機感というキーワードをどういう風に使うかで、自塾の結果が違
ってくる。この夏にどういう危機感を訴えるのか、考え時だ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

