大原 健士郎
人間の気持ちは、その時々に変化する。今が幸せであれば、
過去の全てはバラ色に、有意義に目に映る。しかし、今が不幸であれば、
過去は全て灰色で無意味に思えるものである。
その意味では、過去を笑うべきではないし、過去を泣くべきではない。
◇今日の言霊は、その通りだが、その通りではないように思う。どうい
うことかというと、過去は、今の状態を映す鏡だから、過去のどんなこ
とも今の状態によって、如何様にも意味合いが変わる。
◇だから、過去に縛られてはいけないというのは、その通りだ。だから、
過去に拘って、自虐的になることもないし、過去を引きずって苦しむこ
ともない。
◇しかし、過去を笑って元気を確保してもいいだろうし、過去の辛さを
思って、今に希望を見出すこともいいだろう。過去を自由に使いこなし
て今の自分に活力を与えることが出来るなら、それでもいいだろう。
◇過去の事実は、絶対に変えられないから、そんな過去の事実に拘るこ
とはないが、過去の事実を解釈する自分の視点は、如何様にも変えられ
るのだから、過去を活用して、今に役立たせれば、それはそれでいいの
だ。
◇私たちが、生きていくということは、色々な材料を組み合わせて、自
分の幸せのために、他人の幸せのために、意味を創造していくというこ
とだ。
◇だとすれば、どんなものでも、自由に使えるようになることが大切な
のだ。自分の過去も現在も未来も自由に使って、自分の生を全うすれば
よいのだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

