ココ・シャネル
かけがえのない人間になるためには、常に他人と違っていなければならない。
◇つい最近、ミスユニバースで一位になった日本の二十歳の女性が、テ
レビのインタビューで、「世界に一人しかいない自分に誇りを感じていま
す」というようなことを語っていたが、自分としての価値を自分自身で、
これほどまでに自覚していることに私は、感動してしまった。世界一に
なる人はやはりどこか違うのだなあと思った。
◇かけがえない人間になるというのは、どういうことだろか。常に他人と
違うということはどういうことだろうか。
◇もう既に私たちは、生きている限り、他人と同じではないのに、どうし
てココ・シャネルは、あえて他人と違うことを強調するのだろうか。それ
は、他人に流されず、自分自身の意見を持って、生きることを強調したい
がためだと私は思う。
◇他人の意見に流されて生きるのは、案外簡単なことだ。現実の荒波を直
接かぶることもない。だから、他人の陰に隠れて、安穏と生きていくのは、
心地のよいことかもしれない。
◇しかし、そうだとすれば、自分の自分らしさが、どこにも出ることはな
い。自分の場所が、誰かに代わられても何も変わらないということになっ
てしまう。自分が生きてきた証が何もないことになってしまう。こんな人
生ではつまらないはずだ。
◇かけがえのない人生を歩むことが私たちの生き方ではないのだろうか。
そうだとすれば、かけがえのない人間として、自分の意見を他人に流され
ずに一度は言うことだ。
◇他人と違っているとは、他人の陰に隠れることなく、自分で荒波を受け
ることを覚悟することなのだ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

