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« 本多 光太郎 || 宮本 常一 »

出前授業報告!

『はじめに』

◇学習塾のコンサルタントで、顧問先の代講を引き受けたり、顧問先
で出前授業をしたりする人間は、多分それほどいないだろうと思うが、
どうだろう。


◇授業スキルだけを指導するコンサルタントならいざ知らず、総合的
にいろんなことをするコンサルタントが、よせばよいのに、昔取った
杵柄とばかり、先週の月曜日に、大阪の顧問先の塾で、出前授業をし
てきた。

◇ちょっと不完全燃焼で、申し訳なかったけれども、それなりに、そ
の顧問先の先生方には、参考になったのではないかと思う。


◇授業を見たり、授業をやってみたりすると、その塾の実力が良く分か
るのが、それは、日頃の生徒指導がしっかりしているかどうかにかか
わっている部分と、授業の型に関わっている部分がわかるからだ。


◇いくら良いサービスをしても、結局は、学習塾は、授業が勝負だ。
授業中に生徒にどういう風に食い込んでいるかが勝負なのだ。そこで、
今回は、授業の前提について考えてみたい。

『授業の前提』


◇授業の中身やプレゼンテーションの前に、授業を成り立たせるものに
ついて考えてみたい。まずは、教師の心構えから。


 1.授業で実現したいものは何か。
 
2.授業のルールを理解しているか。

 3.発問をする意味を理解しているか。

 4.板書をなぜするのか理解しているか。

 5.生徒がノートを取る意味を理解しているか。


◇授業の下手糞な先生は、多分上記のことをそれほど意識して授業をして
いないように思う。たとえば、授業中の生徒の姿勢に無頓着な先生は、な
ぜ、授業にルールがあるのかを意識していない先生だ。


◇出前授業をしたクラスは、生徒の姿勢が、非常に悪かった。板書を写す
時も、問題を解く時も、生徒の姿勢が悪いのだ。これでは、授業に集中す
ることはない。


◇また、出前授業のクラスは、発問しても生徒が考えようとする姿勢がな
かった。すぐに「わかりません!」と言って、その場をかわそうとしてい
た。発問をしたら、クラス全員に考えてほしいのだ。そして、指名された
生徒は、緊張感を持って答えてほしいのだ。


◇だから、発問をして、生徒にすぐにかわされそうになっても、粘り強く
発問をしなおして、生徒が考えるまで待つ。そういう姿勢が、先生には大
切なのだ。そういう姿勢がないから、生徒が、すぐに「わかりません!」
というのだ。そういう先生は、多分発問する意味が意識されてないと思う。


◇板書はなぜするのかも、簡単に触れておくと、生徒の理解を助ける為と
記憶に残す為だ。だから、理解を助ける為に板書をするのであれば、生徒
が、板書に注目し、話をしている先生に注目しているべきだ。


◇そういう指示が授業中にないと、生徒は、板書を写すので精一杯で、先
生の話を聞くことも板書を同時に見ることもないのだ。これでは、板書を
する意味がなくなってしまう。


◇ノートを取る意味も同様に、生徒の理解の助けの為に作業をさせること
と記憶してもらうことと後で読み返してもらうことだ。そのために、生徒
本人が、ノートを写すのだ。


◇最後に、授業で何を実現するのか、ということだが、それは、その教科
を好きになってもらうか、わかる、できるという実感をもってもらうこと
だ。そのために、授業を組み立てていくのだ。


◇自分の授業を通して、教科に対するモチベーションを上げてもらうこと
と、勉強全体に対してモチベーションを上げてもらうことだ。そういうこ
とを意識して授業に取り組んでほしい。


『経営者の視点』


◇フランス料理を食べに行って、接客は、非常に良かったけれど、料理が
今一だったら、皆さんはどうするだろうか。私は、残念ながらその店のリピ
ーターにはならない。


◇だから、授業の腕を磨くことだ。私は、若い頃から、同僚や先輩と授業を
張り合ってきて、また他流試合をしてきて、授業の腕を磨いてきた。そん
な研修をぜひ、してみてほしい。そうしないと自塾の隣に変な塾が来ても
影響を受けてしまうことになる。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

 http://www.management-brain.co.jp

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