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生徒と向かい合うことをどう保障するかが、問題なのだ!

【記事】いじめの苦しみ 生徒語る 文科省会議
 朝日新聞(2007年6/18)より以下抜粋

いじめ問題の解決策をさぐるため文部科学省が設置した有識者会議
が10日、いじめを受けた中学生から大学生までの8人を招いて意見
を聞いた。教師の責任を問う声が上がった一方、「先生や校長に助け
られた」と話す参加者もおり、教師が果たす役割の重要性を強調する
意見も目立った。


○高知県の高2女子は小学生時代、上履きには毛虫を入れられ、筆箱
やペンをゴミ箱やトイレに捨てられたという。「先生に助けを求めた
が、見て見ぬふりをされた」。飛び降り自殺をしようとして寸前に通
りかかった父親に説得された経験にも触れ、「父が見つけるのが後
10秒遅れていたら、私はここにいない」と涙ながらに語った。


○京都府の高3男子は小学生の時に自分がいじめる側もいじめられる
側も経験した。「今考えると、いじめの感覚がないことが一番怖い。
すぐにやめさせるべきだ。体罰や出席停止は効果があると思う」と話
した。


○東京都の高1女子は中学1年のときに身体的特徴をからかわれ、公
園の遊具に「男みたい」と落書きされた。親に相談したところ、学校
も対応し、校長が「いじめを続けるのなら、本校におけない」と厳し
く指導したこともあり、いじめは解決したという。


○東京都の高3女子は中学時代に仲間はずれにされたことを通じて自
分を見直すことができたという。「学校には、いじめから逃げずに、
内面と向き合うことを促すことを求めたい」と話した。


○池坊保子文科副大臣は終了後、「教師の大切さを改めて感じた」と述
べ、研修では「子どもと向き合うことの大切さ」を強調すべきだ、と語
った。

*私からのコメント

◇いじめは、集団で人間が生きていく以上、なかなかなくならない問題だ。

◇人間の集団には、先般惜しくもなくなられた今村仁氏の言う、第三項
排除機能が、働いてしまうからだ。集団維持機能として、誰かを排除しよう
とする暴力的な働きが必然的にあるからだ。

◇しかし、その機能があるからといって、いじめを放置しておいて良いという
ものではない。悪質ないじめは、学校から徹底的に排除して学校を子どもたち
にとって安全な場所にしたほうが良い。

◇そのために、今回のように有識者会議を開くのは、一つの方法だと思うが、
しかし、有効なものではないように思う。

◇それは、前回取り上げた、学校の先生の業務の優先順位にかかわるからだ。

◇日教組の調査でもあるように、日本の学校の先生は、非常に業務が多い。
前回も書いたが、学校が何を目指すかを全体的に考えて、その中にいじめ対策
をおかない限り、有効な手段が実行できないように思うがどうだろう。

◇業務を整理して、生徒と向き合うことを保障しない限り、有識者会議の提案が、
絵に描いた餅になりかねない。

◇先生の仕事の全体像の中の一つにいじめの問題や社会性獲得の問題も入る
のではないだろうか。

そういう視点で、いじめ問題を解決していったほうがよいように思う。


合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
代表 中土井 鉄信

http://www.management-brain.co.jp/

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