小学生のアンケートから
◇本日、小学生を持つ保護者を対象にお子さんとの効果的なコミュニケー
ションの方法をお伝えする講演を行います。その準備に様々な書籍や資料を
見てきましたが、小学生にとったあるアンケートの結果が大変興味深いもの
でした。
◇小学生は、「あなたが親と話をしないのはなぜですか?」という質問に
対してどんな回答を寄せたと思いますか。
◇半数以上の子どもが、「すぐ怒るから」と答えています。
続いて「わかってもらえないから」、「話したいことがないから」、
「親が忙しそうだから」、「親がうるさがるから」、「頼りにならないから」
とつづきます。
◇私も子育てに関するアドバイスを多方面しているものの改めて見てみる
と一人の親として「ドキッ!」としてしまいました。
とても100%大丈夫だとは言えません。
◇また、親の悩みとしてよく耳にすることに
「子どもが話をしてくれない。」
「学校で何があったのか、何を考えているのか、不安だ。」
というのがあります。
◇どちらの言い分が正しいのでしょうか?
多分双方が自分の考えが正しいと思っていることでしょう。
どうしたら双方が満足できるコミュニケーションが実現するのでしょうか?
◇多くの場合、会話の主導権を親が握っているのかもしれません。話題と
して持ち出されるのは親の関心ごと、会話のおちも親の期待や意見になって
いるのかも知れません。
◇そこで、親の関心ごとを一旦棚上げして、「お子さんの関心のあること」、
「話したいこと」をまず聞いてみたらどうでしょうか。
◇きっと、「すぐ怒ることはできなくなるでしょう」、「わかってもらえて
いると感じてくれるでしょう」、膝を交えて話を聞いていれば、「忙しい
から頼りにならない」からという理由は話をしない理由にはならない
ことでしょう。
◇親の関心ごとは、多分、お子さんの話す機会が増えることで自然と知る
ことができるようになることでしょう。それでも、関心ごとが聞けない
のなら、
「聞きたいのだけれど・・・」と話を振れば、話してくれることでしょう。
◇それでも、話してくれなければ、きっとお子さんにとって今は話したく
ないことなのです。しばらく聞くのは我慢しましょう。
◇読者の皆さんは、以上の話を、親子関係だけの問題でないことに気づかれ
ていることでしょう。
上司と部下、先輩と後輩、先生と生徒、と、様々なコミュニケーションに
おいても大切なことです。
◇相手の関心ごとに関心を持つ話の聴き方を心がけてみてください。
思った以上の効果があらわれるものですよ。
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
井上郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)

