高校卒業認定試験にしたらどうだろうか。
【記事】高校生に到達度検定 大学入試に活用も 文科省検討
朝日新聞(2007年7/14)より以下抜粋
文部科学省は、高校での学習状況を評価するため在学中に検定試験
を実施することの検討に入った。大学入試の合否判定資料としても活
用することで、全国で昨年相次いで発覚した必修科目の未履修問題の
ような、大学入試を過度に意識した一部の高校のあり方を是正するこ
とを期待する。その一方、大学側が検定をどう活用するのか未知数の
部分もあり、同省は幅広く意見を聞いて実現の可能性を探る方針だ。
○文科省は、13日に開かれた中央教育審議会(文科相の諮問機関)
の教育課程部会に提案。導入を検討すべき理由として(1)高校卒業
までの到達度評価は結果的に、大学入試の合否で決まってしまってい
る(2)高校や第三者機関が学習成果を客観的に評価し、大学が選抜
に活用する仕組みが考えられる――ことを挙げた。
○この案には複数の委員が賛同。「大学入試センター試験を資格試験
のような形としたうえで教科ごとに2級、3級といったグレードをつ
け、大学ごとに入学のための条件を設けることも考えられる」(市川
伸一・東大教授)、「履修したことを認定する第三者機関があれば、
高校教育もより妥当になる可能性がある」(渡久山長輝・元日本教職
員組合書記長)などの意見が出た。
○実施する場合はセンター試験のように高校の終了段階ではなく、
「在学中に受けられたり、複数回の受験が認められたりすべきだ」と
いう検定の方法に踏み込んだ意見もあった。
○文科省はまた、高校までの教育で重視する思考力や表現力などを含
めた「総合的な学力」と、大学入試で測ろうとする学力との整合性を
とる必要があると提案。これについても、「2、3日のペーパーテス
トでは限界がある。高校での学習状況や面接も考えないといけない」
(木村孟・大学評価・学位授与機構長)、「入試では、高校での指導
履歴が提示されるべきだ。今は何を学んだのかブラックボックス」
(天笠茂・千葉大教授)など、前向きな意見が出された。
○学習指導要領を検討する同部会は学校教育法の改正案が成立したこ
とを受けて、年明けの答申を目指して作業中。検定制度の導入を含め
た到達度評価のあり方についても検討する。答申を受けて指導要領が
年度内に告示された場合、早ければ11年春から施行される。
*私からのコメント
◇日本の学校は、基本的には履修主義を採っている。履修主義とは、
簡単に言うと、習ったか習わないかを問題にしているのだ。それを修
得主義の方向にしようというのが、今回の提案だ。
◇修得主義と言うのは、ある科目を履修して、一定の水準に達してい
るかどうかを試験で決定し、合格していれば、次の段階に進めると言
うものだ。
◇だとしたら、もっと徹底して、高校卒業認定試験にして、完全に修
得主義にしたらどうだろうか。義務教育ではないのだから、高校卒業
を履修主義で通さなくても良いのではないだろうか。修得主義を徹底
させて、高校卒業時の学力を保証したらどうだろうか。
◇そうすれば、昨今の学力低下問題は、必ず解決するはずだ。認定試
験だが、学力テストのみにして、記事にあるような「高校での学習状
況や面接も考えないといけない」というような側面は、カットしたほ
うが良い。人間的側面を誰も評価できるものではないからだ。
◇学力テストだが、在学中の高校3年次に2回実施したらどうだろう
か。どちらか1回で合格したら、高校卒業資格が得られるようにする
のだ。
◇そして、この成績を大学入試の資料に一部活用する。大学入試に活
用すれば、昨年の未履修問題のような事態は起きないだろう。そして、
なぜ一部を活用するかと言うと、浪人生にとって、不利にならないよ
うにするためだ。敗者復活がスムーズに出来るようにするためだ。
◇教育再生会議の方向は、義務教育をズタズタにするものだ。だから、
学力保証のためにも、高校卒業認定試験にしたほうが良い。到達度検
定などと言う中途半端なものにしないで、やるんだったら、徹底して
やったほうがいいと思う。皆さんは、どう思うだろうか。

