答えは質問に依存するのです
◇質問は、相手にある枠組みを与えて思考を促す効果があることをお伝え
しました。つまり、質問には、思考をリードする力があるのです。質問に
よって、導かれる答えはおのずと決まってくるのです。
そうなると、良い回答を得たければ良い質問が必要不可欠なのです。
◇「なぜ、Aさんにできることが、自分にはできないのだろう?」を言い
換えれば、「自分は、なぜできないのだろう?」ということになります。
◇さあ、自分自身にかけるこの質問の枠組みは何でしょう。
「できない理由をあげてみよう!」ということになるのではないでしょうか。
「体力がないから」
「頭が悪いから」
「お金がないから」
「根気がないから」
「やる気がないから」
「自分には合わないことだから」
「勉強が苦手だから」
「本を読むのが好きでないから」
「人に関心がないから」
「経験がないから」
「自信がないから」
「話すのが下手だから」
「才能がないから」
「時間がないから」
「考え方が違うから」
◇「だからできないのは仕方がない。納得!」ということになってしまうの
です。できない理由を挙げて終了してしまうのです。何か読んでいるだけで
エネルギーを失いそうになりませんか。
こんな答えを求めた質問だったからです。
◇では、質問を、「なぜAさんにはできるのだろう?」と変えたらどうで
しょう?
すべて上の答えの反対の答えが出てくるでしょう。先ほどよりは、ましで
すかね。でも、相手のできる理由を確認しても、自分に影響を与えなければ
何にもなりません。Aさんに焦点を合わせた質問の結果なのです。
◇「○○ができるようになるために、自分は何をしたらいいのだろう?」
「○○ができるようになるために、Aさんから学べることは何だろう?」
「○○ができるようになるために、必要なことを3つあげてみよう?」
と質問したらどうでしょう。
◇「どうやったらできるかAさんに聞いてみる。」
「本を読んでみる。」
「計画を立ててみる。」という回答が得られるかもしれません。
◇そもそも、
「○○ができるようになったら、どんな自分になれるだろう?」
と質問したらどうでしょう。
「人の役に立てる」
「自信をもった人間になれる」
「一回り大きな人間になれる」
という回答が得られるかもしれません。
◇最初の質問の答えとだいぶ感じが違ってきましたね。できない自分に悩ん
だり、あきらめかけている気持ちに気づいたら、質問を変えてみましょう。
今までの答えと変わってくるかもしれません。

