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2007年08月31日

9月1日号「大手塾夏期講習チラシ検証~個別指導塾・中学受験専門塾編」

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:自分のペースで
■MBA特集:大手塾夏期講習チラシ検証~個別指導塾・中学受験専門塾編
■月刊塾経営の視点:2007年9月度
■イノさんのコミュニケーション道場:第33ラウンド「自己決定性」
■数で読む教育:平成19年度新入社員の「働くことの意識」調査結果

「塾経営サクセスネットMBA」97 号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、前回に引き続き夏期講習のチラシ検証です。今回は、個別指導塾と中学進学塾の大手のチラシを分析しています。東京個別は、明らかにベネッセの指導を受けているように思います。ということは、チラシ作りは、視点を明確に持っていれば、簡単に良いものが出来ると言うことです。ぜひ、本特集を参考にされて、集客力のある冬期講習のチラシ作りをしてください。
 また、今号の塾経営の視点は、冬期講習までの業務の流れがメインになっています。この視点を参考にして、9月~12月の業務計画と在籍生数の目標をしっかり練ってみてはいかがでしょうか。目標と業務計画の深いリンクが、在籍増を保証します。そして9月以降の生徒集客が、来年を保証します。ぜひ、この時期に業務計画再構築をしてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

学校の中に教育はあるのか!

【記事】受験料負担の自粛要請、私立中高連が改善策
 朝日新聞(2007年8/28)より以下抜粋

私立高校が費用を補助して生徒に大学を受けさせ、合格者数を「上乗
せ」していた問題で、日本私立中学高等学校連合会は27日、臨時の
運営役員会を開き、受験料の学校負担を自粛するなどの改善策をまと
めた。数日中に加盟校に送付する。

○同連合会には全国のほぼすべての私立高校1321校が加盟してい
る。改善策は、受験料負担の自粛のほか、合格実績を公表する際はの
べ人数なのか実人数なのかを明記するなど、誤解のない表記にするこ
とを求める。会長の田村哲夫・渋谷教育学園理事長は「何らかの宣言
をしないと、私立に対する不信感をかき立てることになる」と話した。
 
○これまでの大阪府や兵庫県の調査や朝日新聞のアンケートで、埼玉、
神奈川、静岡、滋賀、京都、大阪、兵庫の7府県の計56校に受験料
の補助制度があることが判明している。

*私からのコメント

◇最近の合格者水増し問題は、これである程度沈静化するだろうが、私
立高校の抱える問題の解決にはならないだろうと思う。


◇私立高校は、学力の高い生徒とそうではない生徒とでは、その扱いが、
実は大幅に違うことを今回の一連の報道は暴きだした。私立高校の生徒
募集は、大学合格実績に負うところが大きいが、それは、一部の優秀な
生徒を活用した、見せ掛けの実績だったということだ。


◇今回の報道では、受験料の肩代わりだけが、問題視されているが、そ
ういう生徒の大半は、多分特待生ではないのだろうか。授業料免除の特
待を受けながら、大学受験料も高校側が肩代わりしているという例がい
くつもあるはずだ。そういう状況をトータルで考えて、私立高校の評価
を下したほうが良いのではないだろうか。


◇学校は、学力の高い生徒には優しく、学力の低い生徒には冷たいと言
うことだ。これは、私立高校だけに限ったことではない。公立高校でも
同じだ。ただし、金銭的な支援があまりないだけだ。教育という名の下
に学力と言う評価軸で、生徒は格差をつけられて指導されてしまうのだ。


◇教育現場で実際何が行なわれているのか、このことを私たちは、さら
に突っ込んでみたほうが良い。学校の中に教育はあるのかと約30年前
にカール・べライターが、問いかけた問いに、私たちはどう答えられる
だろうか。

ケネス・アロー

信頼はたいへん高価な財産。簡単に購入できるものではない。

◇人を簡単に信頼する人がいる。ちょっと話しただけで、この人は信頼
できると思ってしまう人がいる。かく言う私もそんな人に近いのだが、
それでも人を信頼しようかなとは思うが、信頼できると直ぐには決め付
けないようにしている。


◇それは、信頼するだけの事件なり、事態なりが、なかなかないからだ。
信頼出来るか出来ないかは、ある条件の下に下される判断だからだ。


◇それでは、ある条件とは何か。それは、約束を実行することが困難な
状況であったり、自分自身が何か窮地に追い込まれた時だったり、順調
といえる状況以外の時だ。誰かと誰かの関係は、誰かが順調ではなくな
った時に、試されるものだ。その時に、そういう状況であってもなくて
も変わらぬ態度、変わらぬ行動であれば、その関係は信頼に値するのだ。


◇だからこそ、信頼は、簡単にはなかなか獲得できないものなのだ。だ
から、人を簡単に信頼してしまう人は、実は、信頼という言葉を軽く見
ているか、信頼するということで、他人に対して何かを誤魔化している
人かもしれない。

 
◇私たちは、信頼を克ち得るために、他人に対して誠意を尽くすことだ。
どんな状況でもゆるぎない誠意を見せることだ。そのためには、腹をく
くって、他人と向き合うことなのだ。それなくして、他人からの信頼は
克ち得ない。

2007年08月30日

岡本 太郎

生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、現在に充実する
ことだ。過去にこだわったり、未来でごまかすなんて根性では、現在を
本当に生きることはできない。

◇どのくらいの人間が、岡本太郎の言うように、現在を本当に生きてい
るだろうか。かく言う私も、過去に拘ってしまったり、いつかはと未来
を口にして、現在の力不足を誤魔化してしまうことが多々ある。


◇自分の置かれた今を真剣に考えなければならないのに、過去の甘い思
い出に現を抜かしたり、未来に期待を寄せて、今を忘れようとしたり、
私たちは、今を生きているくせに、今と真剣に向き合うことがなかなか
出来ないのだ。


◇それは、なぜだろう。なぜ、今と真剣に向き合うことが難しいのだろ
うか。それは、今が実は、自分を試しているからだ。自分の意志や能力
が、本当に自分のものなのか、ただの借り物じゃないのかを今が問うて
いるからだ。自分の口にする夢が、自分を変えようとする夢なのか、た
だの甘いごまかしなのかを今が問うているからだ。


◇今と真剣に向き合うということは、自分のメッキが剥がれてしまうリ
スクがあるのだ。だから、今と真剣に向き合うことを避けるのだ。しか
し、自分のメッキが剥がれてもいいではないか。その方が、自分自身の
本当の姿が分かって、逃げも隠れも出来なくなるから。その時に、私た
ちは、今と真剣に向き合えるのだ。
 

2007年08月29日

「品評会」(後半)

○前回のあらすじ

先日、嫁が面白いことを言い出した。
運動音痴の嫁曰く「体育は品評会」であるらしい。


「体育の授業って、品評会だよね」


「品評会?」


「そう、品評会」

「だって、今、その子が持ってる能力をただ先生が見て点数つけるだけで
しょ!」


「あぁ、なるほどね」


「体育の先生なんて『はい、走ってぇ!』、『はい、跳んで!』って言うだ
けだし!!」


話しながら、興奮してくる嫁。「算数とか国語とかは先生がちゃんといろ
いろと教えてくれるけど、体育の授業は何にも教えてくれないじゃない!!」


(『何にも』というのはちょっと言い過ぎなんじゃぁないの)
と思うが、ここで下手に反論すると後で面倒くさいことになりそうだ。


嫁が続ける。


「私、すっごく足が遅いんだけど、早く走る『走り方』を教えてくれたら
もうちょっと早く走れるようになったと思うわけ!現に、水泳はスイミン
グスクールでちゃんとクロールとか平泳ぎとかの『泳ぎ方』を教えてもら
って泳げるようになったわけだから!!」


なんだか僕が怒られてる感じになってきた。


「何にも教えないで、あんなの駄目だよ!もっとちゃんと教えなきゃ!!」


感情論的なところもあるが、彼女の言うことに妙に納得してしまった。


子供に何かをやらせたかったら、まずは、その『やり方』ってぇもんを教
えてやらなければならないということだ。


何でもかんでも、そして全てを教える必要はないが、初めてのことだった
り、その子が苦手なことだったり、上手くできなかったり、そういう場合
は大人が手本なり、方法なりを示すべきだろう。


私見だが、例えば、部屋の片づけが苦手な子供に『片付けなさい!!』と
怒るだけではいつまでも片付けは上手くならないと思う。


まず、どこから片付けるのか、どうやれば早く片付けることが出来るのか、
部屋が散らからないようにするのはどうすればよいのか、そういうことを
教えてやることが必要ではないか。


夏休みの宿題で『読書感想文』を出す先生もいるだろうが、読書感想文の
上手な書き方を教えた上で、宿題を出している先生はほとんどいないよう
に思う。


大人のちょっとしたアドバイスで子供は変わるかもしれない。「やってみ
ろ!」と指示する前に、「どうやってやるのか」を教えてほしい。


(登場する生徒名は全て仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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宇野 收

人生は「節」があるからいい。悩む中から、何かを勉強してつかみとっ
て行く。そこに人間的な成長もある。

◇人間は、一直線で成長するような単純な生き物ではない。前進したら、
立ち止まって、そしてまた前進して、という具合に成長していく。堰を
切ったように急激に成長したと思ったら、その反動で、今度は、冬眠状
態になって、なかなか前に進めないということが往々にしてある。なぜ
だか分からないが、そういう節目節目を経て、人間は成長していくのだ。


◇私たちは、低迷期に右往左往して、この低迷期を脱しようともがく。
もがく中で、実は自分自身を問い詰め、自分自身の足りない何かを模索
する。そういう自問自答を繰り返しながら、私たちは、様々な経験の蓄
積と様々な知識の蓄積をしていくのだ。


◇だから、低迷期は、避けなければならない時期ではない。成長のエネ
ルギーを満たすための充電期なのだ。じっくり充電をして、自分自身の
エネルギーが最高潮になった時、自ずと成長が再開されるのだ。

 
◇立ち止まるのは、悪いことではない。ただし、立ち止まっているのに、
それを認めないのは、悪いことだ。低迷期こそ、自分自身の成長を保証
してくれるものだ。その低迷期に自分自身に何を問いかけるかだ。その
問いが、今後の成長の質を保証することになる。

2007年08月28日

夏休みの思い出を確認して、9月からの生活に役立てよう!

◇夏休みが、とうとう終わろうとしている。学校が始まるとまたいつものよう
に、時間に追われて、子どもたちも親たちもギスギスしてしまいがちになる。
そこで、今回は、学校が始まってから前向きな会話が出来るように、夏休みの
思い出を確認しておこう。

 お母さん:A君、とうとう夏休みが終わっちゃうわね。
  A君 :そうだね。
 お母さん:夏休みを振り返ってみて、何か思い出になったことはある?
  A君 :えー?なんだろう?
 お母さん:お母さんはね、みんなで行った山登りが印象的だったわ。お母さ
んが、弱音を吐いたら、A君が、励ましてくれたでしょ。あれ嬉
しかったな。
  A君 :そんなことあったけ?
 お母さん:あったのよ。ところで、A君は?何か印象に残ったことあった?
  A君 :なんだろう?プールかな?B雄と行ったプールが面白かった!
 お母さん:何が面白かったの?どういう点が?
  A君 :え?それは内緒!
 お母さん:じゃあ、夏休みに何か自分のためになったことは?こんなこと学
んだとか、こんなことを経験できて良かったとか、何でもいいか
ら。
  A君 :えー?何かあったかな?
 お母さん:田舎に行く時に、A君が、電車でお爺さんに席を譲ったでしょ。
その時どんな気持ちで席を譲ったの?
  A君 :席を譲らないとまずいかなと思って。
 お母さん:どうしてまずいと思ったの?
  A君 :お爺さんが、席に座りたそうだったから。
 お母さん:そう。席を譲ってみて、どんな感じがした?
  A君 :えー?まあ、普通のことをしただけだよ。
 お母さん:お母さんは、ちょっと嬉しかった。他人のためにA君が、自分で
行動できたんだから。これは、夏休みの収穫じゃないかしら。
  A君 :そうかな?
 お母さん:じゃあ、次に夏休みにこれは失敗だった!と言うことは何かあっ
      た。これが出来なかったとか、こんなことを今後はしないとか。
  A君 :えー?色々あったような気がするけど。
 お母さん:たとえば何よ。
  A君 :そうだな?計画通りに行動することが少なかったね。計画が、少
      しずつずれてしまった。結局、計画通りにならなかった。
 お母さん:そう?お母さんは、随分と計画どおりにA君は頑張ったと思うけ
      ど。どうすれば、計画通りに行ったと思う?
  A君 :えー?もう少し、時間を上手く使えば良いんじゃないかな?
 お母さん:どうすれば、時間が上手く使えるようになるのかな?
  A君 :朝起きたら、一日のやることを確認して、やってみるとか?
 お母さん:じゃあ、学校が始まっても、そのことを意識してやってみたら。
  A君 :そうだね。考えておくよ。


◇長い夏休みに区切りをつけて、また9月から学校をスタートさせるためには、
夏休みを振り返ることが大切なことだ。子どもにとって何が大切なことだった
のかを子ども自身が意識してくれることが望ましい。そのために、夏休みの思
い出を確認してみよう。

遠藤周作

生活があって人生のない一生ほどわびしいものはない。

◇今日の言霊の意味は重い。今日の言霊の意味することは、次のような
ことだ。


◇日々の生活に追われて、自分の意志も自分の思いも何も意識しないま
ま、ただ時間が経っていく。そして気がついたら、自分の通ってきた道
には、何も残っていない。今まで私は、何をしてきたのだろう?と途方
に暮れる。そういう一生を送るな!と言霊はいっているのだ。


◇生きていくためだけの生活を積み重ねる時期があってもいいが、人間
として生まれた以上、自分の意志や思いを自分の行動に活かして、自分
の意識的な時間を積み重ねてみることも大切なことだ。そういう日常を
過ごすことが、結局は、自分の後ろに自分なりの道が出来ていることに
なる。

 
◇折角、生まれてきたのだ。どうせなら、自分の意志や思いを自分の行
動に結び付けて生きてみないか。自分の日常が自分の人生になるように。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年08月27日

島木 健作

他人の生きた経験をそのまま拠り所とするわけにはいかぬ。
先ず自分自らがほんとうに社会を生きて見なければならぬ。

◇人間が、成長していくのには、他人の模倣が非常に重要なことだ。他
人と同じようにしていくことで、徐々に人間としての振る舞いが出来て、
社会生活を営む上でのルールも分かってくる。


◇小さい頃は、親に守られながら、自分の小さな世界の中で親の模倣を
し、学校に入れば、先生や友人の模倣をし、そして読書を通じて、他人
の経験を追体験し、私たちは、徐々に社会人として成長していくのだ。


◇そして、仕上げは、自分自身が生身の現実と向き合って、誰にも守ら
れていない世界で、自力でその世界を泳いでいくことだ。身の危険を感
じながら、今まで学んできた数々のことを試して、世間を渡っていくこ
とだ。そうした時に、私たちは、今まで学んできたことが、自分のもの
になっていくのだ。

 
◇だから、すぐに自分のものを求めることはない。オリジナリティー、
オリジナリティーと世間は言うけれども、簡単に手に入るオリジナリ
ティーなんてものはないのだ。あせらず、他人を模倣し、自分の中に力
が蓄えられた段階で、生身の現実と向き合って、悪戦苦闘しよう。その
悪戦苦闘の中からしか、自分の拠って立つ所は見つからないものだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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亀井 勝一郎

未完成の自覚を持って、絶えず努力してゆくところに青春がある。
たとい若くても、自己満足におちいっているなら、その人は老人に等しい。


◇今日の言霊をこう言い換えてもそれほど大きく意味は変わらないので
はないだろうか。「未完成の自覚を持って、絶えず努力してゆくところ
に人間の本質がある。たとい若くても、自己満足におちいっているなら、
その人は人間の本質を失っているに等しい」。


◇私たち人間は、常に自分自身に言い聞かせていなければならないこと
がある。それは、自分の考えが間違っているかもしれないと思うことだ。
もっと現実的に正しい考えがあるのではないか、もっと理想を追求する
ことが出来るのではないか、こんな考えで果たして自分のために、他人
のためになるのだろうか。


◇そういう自己吟味を私たちは、常にしつづけなければならない。自己
を絶対視する罠から逃れて、自己を相対的に見ることを常に意識してい
なければならない。それは、今日の言霊で言う「未完成の自覚」だ。

 
◇自分の未完成具合を自覚しながら、その未完成を乗り越えようと努力
することが、私たちに課せられた人生上のミッションだ。人生を賭けて、
自分自身を完成させていこうと努力することが、実は人間の生きる道な
のだ。今は、未完成でいい。しかし、そこに踏みとどまってはいけない
のだ。


9月―12月の在籍目標と業務計画を作ろう!

『はじめに』

◇夏期講習も終了間近になった。夏期講習の継続もほぼ判明した時期だ
ろう。だからと言うわけではないが、3月・4月に作った9月以降の在
籍目標と業務計画を修正して、9月を迎えよう。

『在籍目標と業務計画』


◇在籍目標と業務計画が、リンクしているだろうか。9月の在籍目標は、
夏期講習の一般生と9月新規生と8月末退塾生で決定される。案外、こ
の簡単な構成要素を忘れてしまいがちだ。目標を決定するということは、
こういう分解をして、そして、業務計画とリンクさせて、初めて現実味
を帯びるのだ。


◇9月の在籍目標は、クリアしそうだろうか。もしクリアしないとすれ
ば、どのくらいの着地になるだろうか。もしも、この時点で各校舎が、
着地を把握していないとすれば、業務指示が甘く、業務行動レベルが低
いということだ。業務の意識化を徹底的に図ったほうが良い。9月の着
地予想から、もう一度9月在籍目標を決定する。当然だが、目標は積み
上げ式で、各学年ごとの生徒数の目標をだすことだ。


◇10月の目標は、9月の業務計画を考えながら、どの学年に何の方策
を行うから、その学年が増え、10月にこういう在籍生数になると言え
るようにしながら、10月以降の目標設定をすることだ。たとえば、理
科実験教室のイベントで、一般生との接点をこのぐらい持ち、その中か
ら在籍生にこのぐらいの率でなるから、こういう目標なんだと理路整然
と目標設定の根拠を言えるようにすることだ。この営みが、9月以降の
実行を保証するのだ。


◇ぜひ、目標とその目標を達成する業務計画をリンクさせて、校舎運営
を行なって欲しい。

『経営者の視点』


◇経営者は、いつでも根拠を求めよう。目標の根拠が、現実的であれば
あるほど、目標達成の可能性が増大する。各種会議で、根拠をいつでも
聞くように心がけてはどうだろう。私が、コンサルでやることは、ほと
んどがこの根拠の確認だ。根拠さえしっかり意識していれば、行動は必
ず促されるはずだ。

今のあなたの生活は充実していますか?

◇残暑は続いているものの、8月も最後の週末を向かえ、徐々に夏の終わり
を感じる今日この頃です。子どもたちは、宿題に追われている頃でしょうか、
来週から学校が始まる子どもたちもいることでしょう。

◇さて、そんな夏の終わりの今、質問です。

「今のあなたの生活は充実していますか?」

「100%満足した日々を送っていますか?」

◇もし「NO」と回答するあなたの意識をちょっと探ってみませんか?

あなたの意識は時間軸の何処にいますか?

もしかしたら過去ではないですか?

もしかしたら未来ですか?

◇意識が過去にある人は、旧きよき時代に心はせていることが多く、
今やるべきことが疎かになっているかもしれません。過去の出来事の後悔
を何度も何度も繰り返しているかもしれません。後悔に意識が集中して、
今やるべきことが疎かになっているのかも知れません。


◇意識が未来にある人は、夢を見ているかもしれません。でも夢ばかり見
ていて、今やるべきことを疎かにしているかもしれません。将来に不安だと
何度も何度も言っているかもしれません。不安だと言って、今やるべきこと
を疎かにしているかもしれません。


◇私たちの無意識は想像以上に正確で親切です。「今、充実できていない。」
という感覚を私たちに伝え、本来、今すべきことを疎かにしている私たちに
注意や警告を与えます。


◇今が充実すれば、過去の見え方が変わります。今が充実すれば、未来への
道が開けるのではないでしょうか。

今の人生に成功している人は、過去の失敗を今の自分を作り上げた過程だと
感謝することでしょう。一方、今の人生が成功だと感じていない人は、過去
の失敗が今の不幸をもたらしていると愚痴をこぼすことでしょう。


◇今現在のあなたの充実感こそがあなたの過去の意味づけとあなたの未来を
創造する証です。

さあ、

「この夏やり残したことは何ですか?」

「これからできることは何ですか?」

小さな小さな小さなことでもいいのです。今の充実度がほんのわずかでも
プラスに振れる可能性があるのなら・・・。


◇私は、知恵のための読書でなく、心のための読書をすることにしました。
考えただけでもわくわくしてきます。


「今、あなたの生活は充実していますか?」

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年08月24日

PCI主催【第二回教師サポートセミナー】

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■ NPO法人 ピースコミュニケーション研究所主催
  第二回教師サポートセミナー
  <学習塾の実践から学ぶ「やる気を引き出す授業術」>のご案内
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「もっと魅力的な授業をしたい」--これは教師になった日から教壇を
降りるその日まで教師である限り抱き続ける願いでしょう。「先生、わ
かった」「できるようになったよ!」という生徒の笑顔ほど、私たち教
師の明日を勇気づけてくれる栄養剤はありません。


 本セミナーは、そんな生徒の笑顔を引き出す授業について、講師も含
め参加者一同で考え、研究し、その結果生まれたノウハウをそれぞれ
の現場へと持ち帰るために企画されたものです。


 本セミナーの講師は、大手学習塾で新人教師研修を長年、担当してき
ました。学習塾といえば受験指導にばかり目が向けられますが、実はこ
れには誤解が含まれており、学習塾の授業の生命線は、いかに子ども達
の学習意欲、本人の「やる気」を引き出すかにあります。


 というのも、子どもたちの知的好奇心や「やる気」がなくては単なる
詰め込みとなり受験そのものが成功しないからです。そのため、学習塾
の教師は、いかに生徒の目を輝かせるか、知的好奇心が刺激できるかと
いう視点から、発声やアイコンタクトなどの授業パフォーマンス、例文
や例題選び、「教材」の利用法などに苦心してきました。


 これは、日々授業研究で奮闘されている学校の先生方も同じでしょう。


 学校であっても、学習塾であっても、生徒の「分かった」の笑顔を引
き出すことこそが、最大の喜びであることに変わりはありません。しか、
し学習塾と学校では、不幸にも相互交流が妨げられてきた経緯があります。


 本セミナーでは、教育機関を専門とする経営コンサルタント会社(マ
ネジメント・ブレイン・アソシエイツ  URL:http://www.management-
brain.co.jp/)より講師を招き、学習塾の授業ノウハウを題材とし、学
校でも生かせる授業方法を研究していきます。

セミナー概要は以下の通りです。

■第二回教師サポートセミナー

テーマ●<学習塾の実践から学ぶ「やる気を引き出す授業術」>
主催:ピースコミュニケーション研究所(PCI)

後援:社団法人かながわ民間教育協会、神奈川県教育委員会、
埼玉県教育委員会、横浜市教育委員会

協賛:財団法人日本児童教育振興財団

定員●定員:20名

参加費●無料
(ただし、資料代実費として1回につき1,500円をご負担いただきます。
当日、会場にてお支払いください)

●日程
1回目‥‥‥‥9月29日(土) 13:30~16:30
2回目‥‥‥‥10月20日(土) 13:30~16:30
3回目‥‥‥‥11月10日(土) 13:30~16:30
(本セミナーは3回連続の開催ですが、1回のみの受講も可能です)

●会場
東京都立産業貿易センター浜松町館
〔1回目9月29日(土)、2回目10月20日(土)の会場〕

南部労政会館(東京都大崎)〔3回目11月10日(土)の会場〕

●対 象
学校の先生方、及び、教育委員会などの学校管理・支援機関の方々
これから教師を目指す社会人・学生の方


●内容:
1日目〔9/29(土)〕:生徒のやる気を引き出す授業パフォーマンス

「良い授業をしたい!」、教師であれば誰でも願うこと。そのために
先生方は、日々教材研究に取り組まれていることでしょう。それに加
え、授業の中での生徒との好ましい関係のとり方、コミュニケーショ
ン術を身につければ、より効果的な授業が期待できます。同じ内容で
あっても先生の伝え方ひとつで、生徒の受け入れ方が変わるのはご存
知ですか?

2日目〔10/20(土)〕:生徒の興味・関心を引き出す授業展開

授業が成功するかどうかは、生徒が教師の示す問題提起や意味づけに
関心や理解を示すかに左右されます。ここでは問題提起、発問、作業
にこだわり、「先生の授業は短い」と生徒に感じさせる授業を研究し
ます。

3日目〔11/10(土)〕:達成感の授業構成

生徒が「わかった!」「できるようになった!」という実感は、生徒
の自信や学ぶ意欲をさらに高めます。ここでは、生徒に課題の配列や
提示の仕方、教師の対応によって、生徒にとって達成感のある授業の
展開法を研究します。

申 込:電話・Eメール・FAXにて。ご住所・お電話/FAX番号・
    ご参加者の氏名をお伝え下さい。後日、FAXにて受講票を
    お送りいたします。
    (郵送・Eメールをご希望の方はお伝え下さい)

*********************************
・貴校名:
・お名前:
・ご住所:
・TEL:
・FAX:
・メールアドレス:
・お申し込み日 全3回 9月29日のみ 10月20日のみ 11月10日のみ
*********************************
・メールでお申し込みの方は件名を「授業術申し込み」としてください。
・貴校名は差し支えなければお書きください。
・お申し込み日は参加をご希望する日をお選びください。3回のセミナー
を連続して受講する場合は、「全3回」としてください。
・上記のご連絡先に受講票をお送りいたします。


↓↓セミナーに関するお申し込み・お問い合わせはこちらへ ↓↓

特定非営利法人ピースコミュニケーション研究所(PCI)
peacecom@tbu.t-com.ne.jp
TEL / FAX:045(651)7030


*本セミナー講師の実績・予定

中土井鉄信(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)
井上 郁夫(シニアコーチ・心理カウンセラー)

・「教師のためのコーチング体験講座」(06年8月)
・「生徒の態度変容を生み出す教師学」(06年10・11月)
・「学習術の実践から学ぶ保護者対応術」(07年8月)
・「コーチングを活用した学校経営(青森県総合学校教育センター主催)」
 (07年11月予定) 他

言語力という抽象的な概念が、教育の中でどのくらいの力になるのか?

【記事】全教科を通じ「言語力」育成 文科省の有識者会議
 朝日新聞(2007年8/17)より以下抜粋

「言語力」の育成に関する文部科学省の有識者会議は16日、都内で
会議を開き、小中高の全教科を通じて、言語力の育成を目指すことを
求める報告書を大筋で了承した。同省は現在、改定作業が進んでいる
学習指導要領の柱に言語力を置いており、この報告書を元に各教科で
具体的な検討が進む。

○報告書は国際的な学力調査等で日本の子どもの読解力の低下が指摘
されているほか、いじめなどの人間関係をめぐる問題もあり、言語力
の必要性が高まっていると指摘。次期の学習指導要領では「言葉」を
重視すべきだとして、国語や外国語に限らず、全教科で横断的に指導
することを求めている。
 
○具体的な例としては「身近な地域の観察・調査などで的確に記述し
解釈を加えて報告する」(社会、地理歴史、公民)「観察などで問題
意識や見通しをもちながら視点を明確にし、差異点や共通点をとらえ
て記録・表現する」(小学校中学年理科)「皆で一つの音楽をつくっ
ていく体験を重視し、表現したいイメージを伝えあったり他者の意図
に共感したりする指導を充実」(音楽)――などを挙げている。
 
○報告書は有識者会議座長の梶田叡一・兵庫教育大学長が最終的に修
正したうえで、学習指導要領改定を審議している中央教育審議会の教
育課程部会に提出する。同部会は年度内の改定を目指して、現在作業
中。

*私からのコメント

◇教育における言語力の重視とは、記事の中にあるように、「言葉」
の重視だと言うことだが、それならば、もっと具体的に提案したらど
うだろうか。記事の中にあるように、教科を横断して「言語力」を指
導すると言うことだが、その前に、国語力の向上を掲げて、取り組む
べきだ。


◇教科をまたいで横断的に指導を強化するといっても、「言語力」の
基礎をしっかり作っていかない限り、その土台にプラスαできないは
ずだ。だから、学年ごとに国語力強化の目標を定めて取り組み、その
補強的な意味合いで、教科横断的に、記述的なもの、表現的なもの、
議論や対話的なものを組み込んでいったらどうだろうか。


◇低学年になればなるほど、国語という教科をコア・カリキュラムに
置いて他教科を考えるべきだと思う。小学校低学年から、昔ながらの
慣用句やことわざ、漢字の徹底習得、古典的名作の音読などを行い、
国語の素養を高めていったらどうだろうか。また、日常生活上でも、
言葉使いに注意を促しながら、日常会話における言葉の正しい使用を
指導していったらどうだろうか。


◇抽象概念のようなお題目ではなく、具体的な提言が、今必要なこと
だ。そうでなければ、教育の中に力は出てこないように思う。

ジョージ・フォアマン

私が証明したかったのは、年をとることが決して死を意味しないことだ。
とにかく何歳になっても自分の夢を諦めてはダメだ。

◇人間は、何も出来ない形で生まれ、成長し、成熟して、そして死んで
いく。だから、年を取ることが一概に悪いことではない。人間は、年を
取ることを通して、少しずつ自分自身になっていくのだ。だから、年を
取って抱き始めた夢が、実は自分の本来の夢なのかもしれない。


◇夢の実現を誰でもがそれこそ夢見ているが、その夢を見るためには、
自分の現状を超えようとする力が必要だ。その力が無ければ、夢を見る
ことが出来ない。その力を獲得するためには、人間は、ある程度の成長
と成熟が必要なのだ。

 
◇夢を本当に実現したいと思った段階で、実は夢見る力が自分自身につ
いたと言うことだ。そして夢見る力がついたということは、夢を実現す
る力がついたと言うことなのだ。夢見る力は夢を実現する力なのだ。夢
をしっかり持つことが出来れば、私たちの夢は必ず実現するだろう。夢
は実現するから夢なのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年08月23日

セミナー報告!『学習塾の実践から学ぶ保護者対応術』

社会問題ともなっている保護者対応術


8月1日(水)特定非営利活動法人ピースコミュニケーション研究所(以下、PCI)が主催、神奈川県教育委員会と社団法人かながわ民間教育協会が後援、合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツが協力する第一回教師サポートセミナーが、「きゅりあん」(東京都品川区)を会場として実施された。


ピースコミュニケーション研究所は、人類の相互理解を深めることを通じ世界平和を実現することを目的とした設立されたNPO法人で、今回のセミナーは教育の最前線で活躍する教師のコミュニケーション技術の向上をはかるため企画されたもの。


『学習塾の実践から学ぶ保護者対応術』と題された本セミナーで取り上げられたテーマは、現在、大きな社会問題ともなっている教師と保護者との関係だ。


「モンスターペアレント」など、保護者からの理不尽なクレームが増加した背景には、教師と保護者の信頼関係の欠如、コミュニケーション不足があると指摘される。本セミナーでは、その改善策として、長年、市場競争にさらされ保護者との良好な関係を模索してきた学習塾での実践的な保護者対応術が紹介された。


 セミナーには、現職の小中学校の先生だけでなく、将来の教師を目指す教育学部の学生などが多数参加。時事的な話題ということもあって参加者の間で白熱した議論が交わされ、実り多い時間が流れていくこととなった。

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「教育サービス」とは何か?


 午前10時からスタートしたセミナーで、冒頭に壇上に立ったのはマネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表の中土井鉄信氏。同氏は保護者のクレームが増えた要因を、社会の変化という大きな視点でとらえ、価値観の多様化や消費者意識(保護者)からその背景を解き明かしていった。


この説明の中で、参加者一同が頷いていたのが、「教育サービス」と通常の「サービス」の本質的な違いだ。


「たとえば、レストランで料理を注文をすれば、注文があったメニューをすべてテーブルに出すのがレストランの基本サービスですよね。もし、『お客さんには○○というメニューは出せません』と店のスタッフが答えれば、お客さんからクレームがでます。これが通常のサービスです。しかし、『教育サービス』では違うんです。レストランの例で話せば、『食べ合わせが悪ければ下痢になりますよ』、あるいは『健康上、脂肪分が取りすぎですね』、などと言うことが必要となるんです」

 両者のサービスの違いの核心は、『指導性』の有無にあると言う。教育サービスでは、すべてを良しとするのではなく、指導性をもって「お母さん、もっとお子さんを褒めなきゃダメですよ」などと、より高い見地から、指導性を発揮する必要があるというのだ。教師は、保護者の要望をすべて受け入れるのでなく、時にはそれを断乎として拒絶し、より良い方向に子どもの将来を導くサービスを提供する義務があるのである。


さらに中土井氏は、「自分たち(先生)ができること」と「自分たち(先生)ができないこと」の枠組みを学校がスクラムを組み構築することが、保護者対応では不可欠であると強調。参加者の女性教諭が、「教育者は毅然とした態度が必要であることを改めて認識しました」と頬を紅潮させながら話していたのが印象的であった。

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笑いに包まれたワークショップ


昼食後に、教壇に立ったのがコーチング及びカウンセリングの専門家であるマネジメント・ブレイン・アソシエイツの井上郁夫氏だ。午前中の中土井理事長のセミナーが〝理論編〟であったとすれば、午後からの井上氏のセミナーは、〝実践編〟。『学級懇談会』や『個人面談・家庭訪問』といった具体的なケースを想定し、それを成功に導くためのノウハウが披露された。


井上氏の講義は、ワークショップを取り入れたもので、4~5人程度のグループを作り、「学級懇談会を自由に企画して下さい」などといったテーマをもとにして、参加者間でのディスカッションが促進された。


また、コーチング技術として「傾聴」を重視してもらいたいとの旨を力説。保護者との会話での相槌の打ち方や、アイコンタクト、相手の言葉を繰り返す「バックトラック」などのコミュニケーション技術が紹介された。


最初は緊張気味であった参加者も、ワークショップが終盤を迎える頃にはすっかりとリラックス。会場は和やかな笑いに包まれ、質疑応答の時間では、活発な意見交換が行われる結果となった。


セミナー後に書いていただいたアンケートを見ると、
「今、学校で、保護者との対応に苦慮して職員会議などが開かれているんです。しかし、保護者も、私たち教員も、子どもの成長を願うということでは同じ地点に立っているんですね。そんな両者がいがみあうのは本来あってはならいこと。プロの教師として保護者対応も含めたコミュニケーション技術を今回のセミナーを参考として磨いていきたい」との熱いメッセージが寄せられていた。

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第二回セミナーは、『学習塾の実践から学ぶやる気を引き出す授業術』


ピースコミュニケーション研究所(PCI)では、ご好評をいただいた第一回に引き続き、第二回教師サポートセミナーを秋に開催予定だ。保護者の信頼を得るにはより良い授業を行うのが基本という教育の原点に立ち返り、『学習塾の実践から学ぶやる気を引き出す授業術』と題された三回連続のセミナーを行う。


1.9月29日(土)【生徒のやる気を引き出す授業パフォーマンス】
2.10月20日(土)【生徒の興味・関心を引き出す授業展開】
3.11月10日(土)【達成感のある授業】

時間:13:30~16:30
会場:1回目、2回目東京都立産業貿易センター浜松町館 3回目大崎南部労政会館
費用:1回につき、1500円(資料代として)

お問い合わせは、ピースコミュニケーション研究所
TEL / FAX:045(651)7030
peacecom@tbu.t-com.ne.jp
まで。

内村 鑑三

喜びの声を発すれば喜びの人となり、
悲しみの声を発すれば悲しみの人となる。

◇昔、学習塾で国語を教えていた時に、物語文の読解で重要なポイント
として、「心情=情景」という公式のあることを教えていた。どういう
ことかと言うと、主人公なり登場人物の心情は、彼の置かれている状況
の様子に等しいのだという公式だ。


◇つまり、お葬式という状況の中では、基本的に登場人物は、悲しいの
だし、空の雲が真っ黒だとすれば、登場人物は、気持ちが動揺して、不
吉な何かを感じているのだということだ。


◇今日の言霊も「心情=情景」の公式に近いことを言っているのだ。自
分の気持ちが影響されるのは、自分が置かれた環境によるのだ。だから、
自分の気持ちがどうであろうが、まずは、大声で笑ってみる、それをお
かしくなるまで続けてみると、自分の心が影響を受けて、実に楽しい気
分になるのだ。反対に、悲しくもないのに、泣いてみれば、みるみるう
ちに悲しくなって、本当に泣き出してしまうだろう。それほどまでに、
私たちの心は、現象に影響を受けやすいものなのだ。
 

◇だから、悲しい時に、笑ってみよう。辛い時に鼻歌を歌ってみよう。
苦しい時に、腹を抱えて笑ってみよう。そうすれば、いつかは、笑顔の
絶えない自分になっていることだろう。

2007年08月22日

2007年度8・9月分 教育サービス・感動創出リーダーセミナー

《8・9月分・各種セミナースケジュール》

お申し込みは、コチラ⇒ mailadm@management-brain.co.jp


◇8月開催のセミナーは以下の通りです。現在申し込み受付中。

8月26日(日) 『戦略立案セミナー』

プログラム: ビジネスモデル構築戦略
<本開催は7月15日(日)開催予定のセミナーが台風被害により順延と
なったものです>


◇9月開催のセミナーは以下の通りです。現在申し込み受付中。

9月5日(水) 『校舎運営活性化セミナー』
プログラム: 進路指導の理論と実際/冬期講習集客戦術

9月6日(木) 『人材活性コーチングセミナー』
プログラム: 社員のやる気を引き出す傾聴のスキル

9月9日(日) 『生徒集客セミナー』
プログラム: 冬期講習集客戦略・戦術

9月12日(水)『個別指導教室生徒倍増セミナー』
プログラム: 内部活性で生徒を集める

9月13日(木)『生徒・保護者対応コミュニケーションセミナー』
プログラム: 誰の課題でしょう/保護者に塾の考え方、対応を伝えよう


お気軽にお問合せください。お待ちしております。

【お申込み・お問い合わせ】 マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
電話:045-651-6922  
メール:mailadm@management-brain.co.jp

「品評会」(前半)

「入隊」というらしい。なにやら物騒な物言いに最初は何事かと思った。
「Billy's Boot Camp」というダイエットDVDだと後に知る。


ビリーなるアメリカの方のエクササイズDVDが爆発的に売れているようだ。
DVDを見ながら一緒に体を動かすのだが、購入した僕の知り合いによると、
その運動量は半端でないらしい。


ところが、ちょうど疲れてきたところで、ビリー氏がタイミング良くナイスな
励ましの言葉を画面の中からかけてくれるのだそうだ。


先日、このビリーさんのダイエットの話題をあるテレビ番組で扱っているのを
たまたま嫁と目にした。


「あんなに運動したら、誰だって痩せるよね」と嫁。


(日常であんなに運動できる環境を作ることが難しいし、どんな運動をしたら
いいのか分からないからビリーさんの人気が絶大なんじゃないのかい?)
と思ったが、口にはせず、嫁の言うことに素直に頷く。


「でも、私、『ウンチ』だから、こんな運動でも絶対ダメ!」


(ウンチ?あぁ、『運動音痴』のことか。どちらかというと昭和の言葉だね)
もちろん、これも口にはしない。


「体育の成績、『2』しか取ったことない。水泳は習っていたから水泳の授
業があるとたまに『4』だったけど」


(うん、その話は、もうかれこれ五回目ぐらいだよ)
なんてことは、口が裂けても言えない。


まぁ、ここまでは他愛のない会話だったのだが、この後、嫁が面白いことを
言い出した。


「体育の授業って、品評会だよね」


「品評会?」


「そう、品評会」


意味を聞いて「なるほど!」と納得した。

○後編に続く

(登場する生徒名は全て仮名です。)


井深 大

書店の本棚を眺め、自分に改革を起こしてくれそうな本や
私に見つけられるのを待っているような本を買うのが楽しみ。

◇私の小さい頃は、本を読むような人間ではなかった。まず字が読めな
かった。だから、自分から進んで本を読もうとは思わなかった。記憶を
たどっていくと、自分から最初に読んだ本は、小学校2年生の時に好き
な女の子が読んでいた「母を訪ねて三千里」という本だったと思う(こ
んな書名ではなかったかも知れない)。その女の子が好きな一心で何と
か読んだように思う。そういう人間が、本と本当の意味で出合うのが、
大学3年生の終わりごろだ。


◇卒論のテーマをそろそろ決定して、担当教授に適当に言わなければな
らないと思っている時に、様々な本と出合った。その出合いがなければ
多分、私はこのメルマガを書いていないし、今の職業には、ついていな
いかもしれない。本との出会いは、私を大きく変えてくれた一つだ。

 
◇本を読むというのは、自分自身を見つめ直す一つの訓練だ。自分の全
く知らない視点を教えてくれるし、今まで何気に感じていたことを明確
にしてくれるし、生きる勇気を与えてくれるし、人間観を変えてくれる
ものだ。


◇だから、億劫がらずに本を読んで、自分自身をインスパイアーさせる
ことだ。いつでも自分自身を自分のまな板に置いて、吟味することだ。
そのために、本を活用するのだ。今日の言霊は、本を題材にして、自分
の変革を永遠に続けろと言っているのだ。そのためには、本が一番有効
かもしれない。秋を迎える今こそ、読みたいを本を探しておこう。


2007年08月21日

学校の宿題は、終わったの?

◇最近は、夏休みが終わるのが早い。ゆとり教育の影響で、8月中に授業が始
まってしまう。だから、宿題も早く終わらせなければならない。どうだろう。
宿題は終わっているだろうか。そこで、今回は、宿題のチェックをしてみよう。

 お母さん:A君、学校の宿題は終わったの?
  A君 :もう少しで終わるよ!
 お母さん:えー、本当?お母さんが今まで見てて、終わるなんて全く信じら
れないけど!
  A君 :だから、もう直ぐ終わるって言っているだろう! まだ終わってる
      わけじゃないよ。
 お母さん:何言っているのよ!前から早く終わらせなさいよ!って言ったじゃ
      ないの。
  A君 :分かってるよ!今からやるよ!


 お母さん:A君、学校の宿題は終わったの?
  A君 :もう少しで終わるよ?
 お母さん:凄いじゃない!計画的にやったのね!
  A君 :え?そうでもないよ。
 お母さん:どのくらい出来ているのか、お母さん、見てみたいんだけど?
  A君 :嫌だよ!心配しなくても大丈夫だよ。
 お母さん:別に心配しているわけじゃないけど。分かったわ。A君が、宿題を
      完成させたら教えてね。お疲れ様って言いたいから。

◇宿題をやるかやらないかは、子ども次第だが、親が宿題に関心を示すことが、
重要な促しになる。その時に、どういう会話が、子どもに宿題を促すかといえば、
感情を害さない会話だ。宿題をやっていようがやっていまいが、残りわずかな夏
休みだから、有効に宿題に向かわせる会話を心がけたいものだ。

三島由紀夫

傷つきやすい人間ほど、複雑な鎧帷子を身につけるものだ。
そして往々この鎧帷子が、自分の肌を傷つけてしまう。


◇人間は、臆病だ。だから、自分の心が傷つかないように、心に鎧をか
ぶって、そうやすやすとは心が傷つかないようにしている。その鎧のか
ぶり方は、千差万別だ。


◇ある人は、貝のように心を閉ざして黙っているし、ある人は、満面の
笑みを浮かべて、いつもニコニコしているし、またある人は、コソコソ
他人の悪口を言って、すっきりしているし、またまたある人は、何かあ
るたびに、怒鳴り散らして、自分に火の粉が飛んでこないようにしてい
る。


◇しかし、鎧をかぶったからと言って、心が傷つかないかというとそう
でもない。鎧が硬ければ硬いほど、その鎧は、自分の心に向けられるか
ら、自己嫌悪に陥ってしまう。自分は、人間を信頼できない人間なんだ
と落ち込んでしまうのだ。


◇また、鎧は、どんどん他人の心も遠ざけてしまうから、他人とのコミ
ュニケーションが不全になって、自分の心に栄養分がまわってこなくな
る。

 
◇結局は、自分を守るための鎧が、自分自身を苦しめてしまう結果にな
るのだ。だから、私たちは、一か八か、勇気を出して、自分の鎧を脱い
でしまおう。鎧があってもなくても、それほど自分の心が傷つくのには、
変わりはない。


◇だとすれば、重い鎧を脱ぎ捨てて、気楽な人間として、他人と向き合
っていこう。どっちにしたって、生きている以上、自分の心は右往左往
するものだ。だから、そういう状態を楽しめる人間を目指そう。それが、
一番有効な心の鎧なのかもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年08月20日

8月17日号「大手塾夏期講習チラシ検証~集団指導編」

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:授業で継続を
■MBA特集:大手塾夏期講習チラシ検証~集団指導編
■学習塾標準化計画:活気ある教室作り
■イノさんのコミュニケーション道場:第32ラウンド
【アドラー的目的論】
■誌上セミナーレポート:2007年8月学習塾の実践に学ぶ保護者対応術より

「塾経営サクセスネットMBA」96 号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、「大手塾夏期講習チラシ検証」の集団指導編です。前回の続編として、チラシのキャッチコピーや表現形態について、具体的に検証しています。神奈川県の大手塾と早稲アカのチラシを4 つの項目で検証しています。まずは、キャッチコピーのあり方について。2 番目が、効果性の具体的な内容について。3 つ目が、高校入試の変化に対する各塾の対応について。そして最後に、特典や無料体験についてです。冬期講習のチラシ作りの参考になると思いますので、じっくり読み込んで、自塾のチラシと比較し、マーケットに響くチラシ作りをしてください。
 また、今号の「イノさんのコミュニケーション道場」では、アドラー心理学の真髄である「目的論」について、わかりやすく説明しています。部下指導、職員育成の視点で参考になるものですが、それ以上に様々な問題解決の基本的なスタンスを提供してくれるものです。ぜひ参考にしてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

教師が教師として機能できない状況がある?!

【記事】給食のおかず注文数間違え、教諭が児童に口止め料 三重
 朝日新聞(2007年8/8)より以下抜粋

 津市の小学校で、男性教諭(52)が選択給食でおかずを間違えて
注文したミスを隠そうと、希望と違うおかずを食べ残した児童7人に、
「口止め料」として100円ずつ渡していたことが8日、わかった。
教諭は校長に「自分だけで解決しようと焦ってしまった。教師として
あるまじき行為で反省している」と話しているという。
 
○市教育委員会や同校によると、教諭は4年生の学級担任。6月中旬、
7月13日の選択給食のおかずの注文を児童から取った際、24人が
トンカツ、8人がウナギの蒲焼(かばや)きを希望したのに、数を逆
に発注。給食当日、希望と違った児童に謝った上で「我慢して食べて
くれないか」と頼んだが、ウナギが嫌いだった児童7人が食べなかっ
たという。
 
○教諭は放課後、7人を教室に残らせ、「誰にも言うなよ」と言って
自分の財布から100円ずつを7人に渡したという。同日夕、受け取
った児童の保護者から学校に抗議の電話があり、発覚。教頭と教諭が
各家庭を回って謝罪したという。
 
○校長は「お金で解決しようとしたのは、子どもの見本であるべき教
師としてあってはならないことだ。子どもや保護者に申し訳ない」と
話している。同校では、選択給食を年2回実施しているという。

*私からのコメント

◇こんな事件が、学校で起きてしまう。たかだか、給食のメニューの
発注ミスという問題でこんな教師の異常な行動が起きてしまう。常識
的に考えれば、教師が、生徒に謝れば、それで済むはずだ。「トンカ
ツ」だろうが、「うなぎの蒲焼」だろうが、食べればいいのだ。


◇他のクラスに事情を話して、交換してもらえればそれでいいし、も
し出来ないのであれば、それはそれで謝って、許しを請うことだ。そ
れでこの事件は終わるはずのものだ。


◇しかし、この事件はこれでは終わらず、教師が、生徒に口止め料を
渡して事件が大きくなってしまったのだ。なぜ、こんな馬鹿げたこと
になったのか。それは、教師と生徒、教師と保護者、教師と社会の関
係性の変容にその背景があるように思う。


◇こういうことをやった教師にも問題はあるが、多分、この教師が、
今から30年前にこの給食の数のミスを犯しても、こんな口止め料を
払おうとはしなかったはずだ。それはなぜなのか。それは、教師の社
会的な地位の低下と知識や権威の裏づけとしての学校の正当性が、保
証されなくなってしまったからだ。学校が、教師に正当性を保証でき
なくなってしまったのだ。


◇私たちは、学校が、学校として正常に機能している時代を知ってい
るが、最近は、学校は、学校として正常に機能しなくなってしまった。
今までは、学校で教わったこと、学校の教師が言ったことは、必然的
に正しいものだと思っていた。


◇今はどうだろう。そんなことを思う人間は皆無だ。学校も教師も批
判の対象以外のなにものでもない。ここが、今回の事件の背景にある
ように思う。教師と生徒の水平化、教師や学校と保護者の水平化が、
教師や学校の指導の徹底を阻害し、地位低下をよんでいるのだ。この
ことを私たちは、もう一度考えたほうが良い。


◇私は、学校や教師が絶対的に正しいとか、正当性の根拠を学校が握
っているとかそういうことを主張しているのではない。また以前のよ
うに学校が正当性を回復して、全ての知の根拠を握ったほうがいいと
主張しているわけでもない。しかし、もしこれからも学校や教師が、
存続するのであれば、正当性の問題は、もう一度考えないといけない
問題だと思う。


◇このままでは、教師は、やりにくいし、学校も機能を全うできない
だろう。この問題を個人の資質だけに矮小化してはいけないように思
う。その背景には、学校や教師の正当性の低下が潜んでいるのだ。社
会は、学校・教師がしなければならないことをもう一度明確にするべ
きだ。学校や教師に社会的なミッションを与えることが重要だと思う。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「がんばる」

漢字練習ノートを返したら、絵美(小5受験)の喜ぶ声が聞こえてきた。
そうか、そんなことでもやっぱり嬉しいんだな、と改めて感じた。

ちょっとした言葉の違いでも相手が抱く感情は随分と異なる。たかが一行程
度のことでも。

生徒のノートを見る機会が実に多かった。


授業中には生徒の演習問題の解答状況を確認し、授業前には宿題や漢字練習
ノートをチェックする。中学受験生は、9月以降、過去問題演習ノートを提
出するので、その中身も確認する。


以前も書いたが、そういうわけで、名前が書いてなくても誰の書いた字なの
か、100%当てることができるぐらいだった。


さて、たいていは「OK!」と書いてスタンプを押すだけだったが、チェッ
クしたノートには、余裕があれば何か一言添えるようにしていた。

絵美の漢字ノートには毎回びっしりと丁寧な文字で漢字が並んでいた。
僕が添えた一言は「がんばってるね」だった。


「うわぁ、『がんばってるね』って書いてある!」


絵美はそう言って喜んでいた。

僕たちがよく使う「がんばれ」という言葉。裏を返せば、「君はまだま
だがんばりが足りないよ」とか「もっとがんばってほしいなぁ」とい
う意味になって伝わることもある。


「がんばれ!」と言われて発奮する者もいれば、「もう十分がんばって
るのに・・・」としょげてしまう者もいるだろう。


「がんばってるね」は僕の本心だった。今の君がやってることを感心
して、認めてるよ、というメッセージを送るつもりで書いたのだ。


ちょっとした言葉の違い、生徒を喜ばせたり、怒らせたり、悲しませ
たり。


気を使いすぎもよくないが、やはり、言葉には多少臆病であってもい
いのかもしれない。


(登場する生徒名は全て仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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こんな時、Iメッセージを使おう!☆

◇IメッセージとYOUメッセージという言葉を聴いたことはあるだろうか。
このメルマガでも何回か出したように思うが、子どもを叱る時には、Iメッセ
ージが有効だ。YOUメッセージの叱り方と比較してみよう。

 お母さん:A君、朝から何をゴロゴロしているの?
  A君 :別に。ゴロゴロなんてしてないよ。
 お母さん:じゃあ、学校の宿題でもしなさいよ。なんで、こう毎日、ゴロゴ
ロ出来るんだろうね!
  A君 :だから、ゴロゴロしてないよ。テレビを見ているだけだろ!
 お母さん:そういうのをゴロゴロしているというのよ。駄目な子ね!こんな
ことばっかりしてたら、ろくな大人にならないわよ!もっとシャ
ッキとしなさい!
  A君 :分かったよ!勉強すればいいんだろう!


 お母さん:A君、朝から何もすることないの?
  A君 :別に。
 お母さん:じゃあ、学校の宿題でもしなさいよ。お母さんは、あなたが勉強
している姿を見るのが好きだな!
  A君 :え?僕は今テレビを見ているんだけど。
 お母さん:お母さんは、やることがあるのに、あなたがテレビを見てやるこ
とをやらないのは、嫌だわ。
  A君 :分かったよ!勉強すればいいんだろう!

◇この二つの会話は、同じようなものだが、二つ目の会話には、Iメッセージ
が含まれている。お母さんの気持ちを直接伝えているのだ。相手の行動を自分
としてはどう感じるかを伝えているのだ。注意を促したい時に、Iメッセージ
を活用して欲しい。子どもは、基本的に親の求めに対して応えるものだから。

ジリ貧になる塾の特徴!

『はじめに』

◇お盆休みが終わって、いよいよ後半戦に突入している頃だろう。こん
な忙しい時に、このメルマガを一生懸命読んでくれる読者のために、今
回は、ジリ貧になる塾の特徴をお知らせしようと思う。


『ジリ貧塾の特徴』

◇今から挙げる項目に心当たりがあれば、来年に向けて改善してほしい。
 1.生徒に元気がない
 2.職員に元気がない
 3.塾長・室長に元気がない
 4.遅刻・欠席が多い
 5.宿題忘れが多い
 6.今どきの子どもを昔ながらの子ども観で見ている
 7.保護者とコミュニケーションをとっていない
 8.月謝が安ければ生徒は増えると思っている
 9.校舎の入り口が汚い
 10.パンフレットがない
 11.月例通信がない
 12.生徒面談がない
 13.保護者面談が必修ではない
 14.何をやるにしても準備不足
 15.毎年同じことしかしてない


◇上記は、塾全体の特徴だが、次にジリ貧塾の塾長・室長の特徴を挙げる。
 1.リーダーとしての自覚がない
 2.新しい情報を自分のものにしていない
 3.昔の良い時代を忘れられない
 4.仕事に対して執念がない
 5.他人のモチベーションを高めようとしない
 6.他塾の批判が大好き
 7.被害妄想的な考えが強い
 8.自分の考えを批判されたくないために、はっきり言わない
 9.失敗を職員の所為にするか、他塾の所為にする
 10.教室の存在意義を自覚していない

◇まだまだ挙げればきりはないが、心当たりがあれば、改善して欲しい。ま
た心当たりがなければ、そうならないように今後も注意して欲しい。


◇ジリ貧になるには、なるだけの理由がある。その理由を自分の中に求めな
ければ、何も状況は解決しないのだ。ぜひ、2学期が始まる前に、自分自身
を振り返ってみて欲しい。

『経営者の視点』


◇経営者は、いつでも孤独な存在だ。だから、自己チェックが、非常に大切
になる。自分は、生徒に職員にどう見られているのか、どのくらい自覚的に
反省できるかが、塾の発展には必須だ。9月を迎える前に、もう一度、自己
チェックを徹底してみよう。9月からの注力点が明確になるはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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夏期講習の仕上げ!

『はじめに』

◇お盆休みが始まった。この時期に学習塾では、唯一大型連休になる。
そんな時に経営者は、夏期講習の仕上げについてもう一度作戦を練って
おいたほうが良いかもしれない。

◇夏期講習の仕上げといえば、9月へ向けての継続と在籍生へのフォロ
ーだ。このお盆明けに何を現場に指示しておけばよいのかを今回は、考
えてみたい。


『夏期講習の仕上げ!』

◇まず、継続作戦についてだが、夏期講習の前半に、継続についてある
程度動いて、ほぼ9月以降の動向は、把握しているだろうから、この後
半の2週間は、継続×組をひっくり返せるかどうかが、焦点になるはず
だ。あとは、継続濃厚の生徒の取りこぼしをしないように指示を出すこ
とだ。


◇まずは、継続阻害要因を明確にして、この阻害要因について、解消で
きる提案が出来るかどうかだ。その提案が、出来なければ、生徒に9月
以降も通わせたいと言える授業なり、ケアーなりが出来るかどうかだ。
次善策として、9月が無理ならば、冬期講習にはもう一度戻ってくるよ
うに最後を締めくくらなくてはならない。その段取りを各室長に発信す
ることがお盆明けにやることだ。


◇次に、在籍生の満足度を意識して、欠席回数の多い生徒、宿題等の忘
れが多い生徒を8月中にケアーしなければならない。講習予備日や空い
ている時間を使って、補講なり、強制自習なりを行ない、フォローをし
っかりしたという事実を作っておくことだ。保護者への連絡は必ずやっ
ておくことだ。生徒だけの告知で終わらせてはいけない。


◇お盆明けは、職員も生徒もテンションが下がり気味になる。経営者は、
そういう状況を予測して、先回りして、職員のテンションを上げるよう
にしていこう。職員の結果責任は、必然的に経営者が負わなくてはなら
ないのだから、失敗をする前に、意識的な指示を出して、職員の意識を
夏期講習の仕上げに向かわせよう。

『経営者の視点』


◇夏期講習の成功は、9月生をどのくらい獲得できるかで決まる。講習
を通り越せば、次の月の在籍生は、飛躍的に伸びていることが、講習の
成功の目安だ。職員のテンションと同じテンションでお盆明けを迎えて
はいけない。いつも以上のテンションで、お盆明けを向かえて、9月を
充実させよう。ハイテンションが重要なことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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相手を話し上手にする質問

◇昔から、初めてあった人から「趣味は何ですか?」と聞かれること程、
うんざりする質問はありませんでした。

◇小学校のころは、「切手収集」と答えていましたが、答えながら自分でも
何かすっきりしなかったのです。


◇趣味とは、何よりも夢中になれることで、それをやっている時は何より
充実していて、できれば高尚なものである。という認識でした。

◇それに該当するものが咄嗟にみつからないので、当たり障りのない
「切手収集」と答えたのです。しかし、私にとって切手収集が何より、
楽しいことでも、充実することでもなかったのです。

◇「趣味は何ですか?」という質問を好んでする人は、自分でしっかりと
した認識のある趣味を持っている人なのではないかと思います。なぜなら、
やむを得ず切手収集と答えた後、「君の趣味は?」と聞けば、待ってました。
と、ばかりに答えが返ってくるのです。

◇私たちは、多かれ少なかれ自分の関心で質問する傾向があります。質問に
使う言葉やフレーズにも偏りがあるのです。「趣味」ということばがしっくり
くる人が「趣味は?」と質問したところで、相手は同じようにしっくりと
「趣味」を理解していないかもしれません。

◇互いにしっくりとくる言葉やフレーズを使うことが必要になってきます。
つまり、わかりやすい質問をすることです。わかりやすい質問とは、即答
を求める質問ではありません。

◇聞きたいことを相手に理解してもらい、すぐに思考に入ることができる
ような質問です。言い換えれば、わかりやすい質問とは、平易な
(子どもにもわかる)言葉を使った質問です。

◇「あなたの趣味は何ですか?」と質問する代わりに

「時間の経つのも忘れてしまうほど夢中になれるときはどんな時ですか?」


◇「あなたの10年後のビジョンを聞かせて?」と質問する代わりに

「何でも思い通りになるとしたら、10年後の君はどうなっていたい?」

◇それぞれ上と下では印象が、だいぶ違うのではないでしょうか。そして、
下の質問の方が、スーと心に入ってくる感じがしませんか?

◇同じことを聞いているにも拘らず、質問の仕方によって、相手の気持ち
も回答も変わってくるのです。

◇この夏出会った人と、これから出会う人と良い関係作りに、

是非、平易な効果的な質問を心がけてみてください。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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信頼は質問から

◇セミナーやパーティーなど会合で始めて逢った方と短い時間でも、楽しい
時間を共有できたら素敵ですよね。それを可能にする会話のポイントを考え
てみましょう。

◇勇気を出して、自分から積極的にアプローチしましょう。
あなたのアプローチを受け入れる権利も、拒否する権利も相手側にあります。
拒否を恐れる必要はありません。


◇もし、どうしても心配なら「お話ししてもよろしいですか?」なんて一声
かけるといいかも知れませんね。その結果はあなたの問題ではありません。


◇最初はまず名前の確認ですね。
「私は井上と申します。お名前は何とおっしゃいますか?」
「○○といいます。」
「どちらからお見えになったのですか?」
「△△からです。」

◇「遠くからお越しなのですね。」「いいところからおみえですね。」なんて
言ってみてもいいかもしれませんね。でも、自分の感想や意見を伝えるとき
は十分注意が必要です。話を独占してしまうきっかけになるからです。


◇初めて、逢った人との会話では、怪しいものではないと安心してもらえる
よう失礼のない程度に自分を明かすことは必要ですが、自分のことについて
の深入りは禁物です。全面的に相手に対する関心ある姿勢で臨む必要があり
ます。


◇次の質問が大切です。やれ仕事は何だとか?趣味は何だとか?といった
質問は避けた方が良いでしょう。話が深まる質問でないからです。質問され
た相手は、次から次へと事情聴取を受けているかのように応えるだけです
から居心地のいいものではありません。


◇さりげない質問の後は、なぜ相手がここにいるか?ということに関心を
寄せて質問します。


◇たとえば、結婚披露宴やその二次会となれば、
「あなたは、新郎新婦のどちらとお知り合いなのですか?」
「新婦です。高校の同級生です。」
「高校生の頃あなたと新婦(○○さん)はどんな高校生活を送っていた
のですか?」
なんて質問してみては如何でしょうか。もしかしたら、楽しい話が聞ける
だけでなく、相手の心の窓を大きく開くことができるかもしれません。

◇セミナーや研修会のような場面では、
「今回はどんなきっかけでこのセミナーに参加されたのですか?」

「私は、会社で人事部門に所属しているのですが、これからの人事はただ人
を動かすだけじゃなくて人材開発が必要だと感じて、その辺のことが学べ
たらと思って今日は参加しました。」

「どんなきっかけで人材開発の必要性を感じられたのですか?もし、差し
支えなければ教えてください。」

◇こんな感じでしょうか。人は常に持論を披露したいものです。初めて逢った
人から持論を堂々と語ることを許され、かつ真剣に聞いてもらえたら、どん
なに大きく心の扉を開いてくれるでしょうか。

◇相手と有意義な時間を過ごせるかどうかは、相手がどこまで心を開いてくれ
るかということになるでしょう。

その心の開き具合は、あなたの質の良い質問によって左右されることでしょう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ヘルマン・ヘッセ

鳥は卵からむりやり出ようとする。卵は世界である。
生まれ出ようとする者は一つの世界を破壊しなければならない。

◇今日の言霊は、確か二回目の登場だ。最近、私自身の中で、この言霊
を非常に強く意識するようになったので、もう一度登場を願った次第だ。


◇人間が、ある程度の時間を過ごすと、その世界は、惰性の世界に変容
してしまって、いわゆる自分を守る卵のようになる。自分の力を最大限
出さなくても今までの経験で何とかなってしまう。だから、自分自身を
鼓舞しようとしても、ついつい甘えが出てきて、今いる世界以上には、
自分自身を拡大できないようになる。


◇そういう現状を打破しようとするならば、この世界をぶち壊して、新
たな世界に乗り出さなければならない。人間が成長していこうとすれば、
今までの世界から脱皮して、新たな世界を求めなければならないのだ。


◇しかし、それは、非常に大きな勇気のいることだ。せっかく自分を守
ってくれる卵を自分自らが壊して危険地帯へ向かうことだからだ。それ
でもあえてそれをしなければ、私たちには、もうこれ以上の成長は望め
ないのだ。


◇自分で作り上げてきた世界を壊す勇気を私たちは、持ちたいと思う。
それが、私たち自身の拡大に寄与するからだ。自分を守ろうとするため
にこそ、自分の殻をぶち壊すことなのだ。

島崎 藤村

人の世に三智がある。学んで得る智、人と交わって得る智、
みずからの体験によって得る智がそれである。

◇今日の言霊の言う「学んで得る智」とは、いわゆる勉強のことだ。本
や講義から学んだ知識のことだ。最近は学力低下問題で、この学校知・
学習知とでもいうものがクローズアップされて、30年前のような知識
偏重教育に舞い戻ってしまった。


◇しかし、この「学んで得る智」は、全ての智のベースだから、このベ
ースをしっかりさせないとその次の段階の智を獲得することは中々難し
い。そういう意味では、「学んで得る智」は、重要なのだが、問題なの
は、そこで留まることだ。


◇そこで留まらないで「人と交わって得る智」や「体験によって得る智」
を自分の中で貪欲に求めるようにしなければならない。そうしないと、
ベースの上に家が建たないのだ。


◇今流行の言葉で言うのなら「生きる力」というものの核が、この「人
と交わって得る智」や「体験によって得る智」なのだ。この「智」が、
自分の中で自分なりの処理がなされて始めて、自分なりの「生きる力」
が形成されるのだ。


◇私たちが、生きていく中で大切なのが、人間関係の中で右往左往する
経験だったり、自分の能力を超える出来事に遭遇する経験だったり、自
分ではどうしようも出来なかった失敗の経験だったりする。そういう経
験を通して、人間は、成長して自分の中の「智」を鍛え上げていくのだ。

 
◇机上で学ぶことも、実生活で学ぶことも共に重要な学びなのだ。だか
ら、あまりに偏った学びは、自分を駄目にするかも知れしない。自分の
学びに何が足りないのか、自分自身で定めながら、自分の学ぶ方向を決
定していこう。課題は、いつでも自分の中にあるのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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宇野 千代

女のおしゃれ心は恋に比例する。おしゃれをしなくなった娘は危険です。

◇人間には、誰かに見られているという意識が必要かもしれない。見る
見られる関係が、人間を成長させるのかもしれない。誰かに見られてい
るという意識があって、人間は、自分の行動を抑制し、行動に社会性が
出てくるものだ。


◇今日の言霊は、そういう他者の視線を意識しなくなってしまったら、
人間は駄目になるものだと言っているのだ。女の人だけでなく、男にと
っても他者の視線を意識した行動が、自分を抑制する。


◇この自己コントロールの源が、他者の視線の意識化だ。誰かに見られ
ているという意識が、自分の行動を律する。自分の中にどれだけ他者を
取り込むかで、自分を拡大できるかどうかが決まる。そういう意味でも
他者の視線をどう理解するかが重要なことなのだ。

 
◇但し、そうだからといって、他者の視線に縛られて、自分を見失うこ
とはない。完全に他者の奴隷になってしまってはいけないし、完全に他
者を自分の中から閉め出してもいけない。しかし、他者あっての自分な
のだという意識で、バランスを取ることだ。バランスの欠いた他者意識
も自己意識も共に、自分を苦しめるだけなのだから。

糸川 英夫

目標に向かって、一段ずつ階段を上っていく上で、いちばん肝心なこと
は、必ず、最初の一段を上るということである。
そしてまた次に一段上るということである。

◇私たちは、一足飛びに成功をしたいと思う。ちまちまやっているより
は、派手にやって直ぐに成功を収めたいと思う。だから、目標が決まっ
ても、直ぐに動き出さない。目標へ向かって、一足飛びに成功をしたい
から、あれやこれやと考えてしまうのだ。結局は、目標に向けて動き出
せないことが多い。


◇苦労をしないで成功したいと思うのが人間の本性だが、苦労なしの成
功にどれだけの価値があるのかと考えてみたい。苦労して成功するから、
苦労して目標を達成するから、達成したことに感動があり、感謝がある
のだ。


◇それなくして、一夜で成功を収め、目標を達成してしまったら、驚き
はあっても、感動も感謝もないのではないだろうか。自分で成し遂げた
ことにしか価値はないのではないだろうか。

 
◇だとすれば、目標を決めたら、まずは一歩踏み出してみるべきだ。効
率的な成功など望まずに、地道に一歩踏み出してみるべきだ。長い人生
だ。ウサギの歩みではなく、亀の歩みで兎に角一歩前に出よう。階段は
一段一段上がっていくものなのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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吉田 秀雄

私が若い人にとくに言いたいのは、一日、一日のささやかな努力を
怠ってはならないということである。

◇「継続は力なり」というスローガンは、何も受験勉強だけのものでは
ない。何かを継続して行なっていく時、そこには、大きな力がついてく
る。たとえば、私の例で言えば、このメルマガだが、もうかれこれ5年
近く続けている。そうすると、ものの考え方が、以前よりも格段と違っ
てきた。


◇自分本位な考え方からだんだんと他者本意になってきた。まだまだ未
熟な部分もあるが、それでもこのメルマガを書き続けて人間的に成長し
てきたなと思う。


◇努力は、誰かに評価される類のものではない。評価をされようと努力
をしてみても、そんなことでは、継続していかない。評価されることが
目的になって、本来の努力の目的が消えていくからだ。

 
◇自分のために、努力はあるのだ。小さな努力を欠かさず続けていくこ
とが、自分の力になっていく。誰かに知られる必要はない。この自分が
自分の努力を分かっていれば、それだけで良いではないか。小さな努力
を日々の糧にしよう。自分の成長のエンジンにしよう!

アンドレ・ジイド

罪とは魂を曇らせるすべてのものをいう。

◇大体、曇っていない魂なんてあるのだろうか。私たち人間の魂は、多
分多かれ少なかれ曇っているように思うがどうだろう。だからこそ、キ
リスト教では、私たち人間に、原罪があるというのだ(キリスト教の解
釈とは全然違うけれど)。


◇しかし、今日の言霊は、そんな純粋な魂が曇るとか曇らないとか言っ
ていないとしたらどういう風に捉えればよいのだろうか。私が、今日の
言霊を選んだのは、魂を理性に読み替えて考えると、面白いと思ったか
らだ。

 
◇先日、顧問先で、広告宣伝についてのクレームが私のところに入った。
理性的に考えれば、クレームになるようなことではないのだが、その顧
問先は、あることにナーバスになっていて、そのあることに引っかかっ
て憤慨し、クレームを言ってきたのだ。


◇こんな場合が、理性を曇らせるケースだ。自分の視点が、つまらない
ことに囚われすぎて、理性が曇ってしまう。そんなことは、いつでもど
こでも誰でもが、ついつい犯してしまうものだ。


◇私たちは、ついつい自分の視点に引きずられて、理性を曇らせてしま
う。だから、自戒しなくてはならないのだ。魂を曇らせることが罪なの
だとしたら、理性を曇らせる私たちの無反省な視点も罪なのだ。

大山 倍達

自分には見えない自分の顔を人に見られている、それが人生だ。

◇8月1日に、NPO法人「ピースコミュニケーション研究所」主催の
第一回教師サポートセミナーを開いた。学校ならびに学習塾や珠算教室
の先生が集まった、約6時間のセミナーだ。今話題の「モンスターペア
レンツ」に対して対応を考えたのだが、そのセミナーの最初にあること
に気がついた。


◇それは、学校の先生とその他の先生では、受付の時の印象が全然違う
のだ。アイスブレイクをし、話し始めると非常に真剣に取り組んでいた
先生方なのだが、受付段階だと学校の先生は、ぶっちょ面で受付を済ま
せ、その他の先生は、一応笑顔で受付をしていたのだ。


◇セミナーでもお話したことなのだが、学校の先生は、評価をする立場
なので、評価をされることを全く意識していないのだ。誰かに見られて
いるという意識が非常に薄い。


◇今日の言霊を読んで、ふとそんなことを思い出したが、私たちの人生
は、まさしく今日の言霊の言うとおりだ。自分では見えない自分の顔を
他人様にさらしながら、自分として生きていくのだ。


◇だから、どんな顔に自分がなっているのかをいつも意識してないとと
んでもない顔になっているかもしれない。見る見られる関係をどのくら
い意識するかで、自分の人生のあり方が違ってくるだろう。

 
◇私たちは、好むと好まざるとに関わらず、自分の顔を相手にさらしな
がら生きているのだ。このことにもっと注意を向けてみても良いかもし
れない。自分のあり方が変わってくるかもしれないのだから。

ヘレン・ケラー

一番大事なことは、どんな環境が必要かということではなく、
どんな考えで毎日生活しているか、どんな理想を追い求めているか、
ということなのです。

◇私たちは、自分の置かれた環境を言い訳にして、自分の努力不足を問
題にしないところがある。本来の自分は、こんな人間ではないのだが、
周りの環境が環境だけに、そうなってしまうのだ!という言い訳を簡単
にしてしまう。周りの環境の所為にして、自分の能力の無さや努力不足
を封印してしまう。


◇それでは、環境が変わればどうなのか!というと、これがまた同じで、
ほとんどの場合、前の環境とそれほど変わる結果にはならない。


◇しかし、ほんの一部の人は、環境が変わって自分の能力を発揮する場
合があるが、それは、たまたま最初だけか、環境が変わって、今までの
自分を反省し、自分自身が問題だと気がついた人間だ。後者の場合であ
れば、その後も環境に関係なく、自分の能力を発揮しようとするだろう。


◇実は、環境を作るのは、自分も含めたそこにいるメンバーだ。だから、
環境の所為にして、自分のことを棚にあげても何も事態は、変わらない。

自分も環境を構成している一部だからだ。だから、今日の言霊が言うよ
うに、どんな環境が必要かということではなく、どんな志が必要なのか
を問うことなのだ。


◇自分の心のあり方や考え方が、環境を形作っていく。環境を鵜呑みす
ることはないのだ。だから、困難な状況にぶち当たって考えることは、
今この困難を乗り越えるために必要なことは、どんな心のあり方なのか、
どんな考え方なのかということだ。環境を嘆くことではないのだ。


◇私たちは、自分の外にある環境の中で生きるのではない。自分という
環境の中で生きているのだ。

2007年08月10日

この対応が果たして適切なことなのか!

【記事】学校のトラブル 弁護士に 東京・港区が法律相談開始
 朝日新聞(2007年8/6)より以下抜粋

 学校をめぐる法律的なトラブルを弁護士に相談する「学校法律相談
制度」を、東京都港区教委が6月から始めた。背景には、一部の保護
者らからの行き過ぎたクレームがある。教育現場の現状や制度の狙い
について、港区の高橋良祐教育長(54)に聞いた。

○学校には毎日、いろいろな声が寄せられる。大部分は教育相談など、
学校と保護者間で解決するものだ。しかし、一部に非常識な苦情や法
律に絡む問題がある。
 
○例えば、学校外でのけんかでけがをした場合。けがをした子どもの
親が相手の親と話さず、学校に「相手に治療費と慰謝料を払うよう言
ってほしい」と訴える。それだけでなく、「学校にも責任がある」と
治療費や慰謝料を要求してくる。「チャイムの音がうるさい」と住民
が学校に慰謝料を求めたこともある。
 
○家庭内暴力が原因で、母子が父親の元から離れたケースでは、父親
が学校に「居場所を教えろ」と3~4時間にわたって電話をしてきた。
離婚係争中で親権を争う親が、子どもを連れ帰ろうと下校時に校門の
前で待っていることもある。
 
○学校が開いた講演会で「差別発言があったのに、取り消さなかった
のは学校の責任だ」と質問状を送り、文書での回答を迫る人もいる。
 
○以前は大人同士の知恵で解決できたが、今は学校が巻き込まれる。
対応を求められた教師は、翌日の授業の準備もできない。一人で抱え
込むこともある。
 
○そこで、弁護士から助言をもらい、早期解決に役立てようと考えた。
いわば学校医の弁護士版だ。教師が学習や生活指導など本来の業務に
専念できるようにすることが目的だ。
 
○区立小学校19校、中学校10校、幼稚園12園を5地区に分け、
各地区1人ずつ弁護士を決めた。区内に事務所があり、教育問題に詳
しい弁護士だ。
 
○相談は、学校が文書で区教委に提出し、校長らが弁護士事務所に出
向く。状況によっては電話での相談や、教師から直接受け付けること
もある。6月から年度末まで250万円で契約した。
 
○地元の法曹界との連携は全国的にも珍しく、この制度の発表後、他
の自治体から100件以上の問い合わせがあった。
 
○すべての相談が弁護士に伝わると心配する保護者もいるが、それは
違う。教育相談は今まで通り寄せてほしい。
 
○開始以降、相談が数件あり、すべて弁護士から助言を受けた。その
結果、解決したケースもあれば、継続中のケースもある。将来的には、
各校に1人ずつ担当弁護士を置くことも考えていきたい。

*私からのコメント

◇先日、モンスターペアレンツの対応について「ピースコミュニケー
ション研究所」主催でセミナーを開いた。学校の出来る範囲を明確に
して、毅然とした態度で、接しようと訴えた。私としては、学校の守
備範囲を明確にして、出来ることは出来る、出来ないことは出来ない
と保護者にしっかり伝えていくことが重要なことだと思ったので、そ
のことを参加した先生方にお話をしたのだ。


◇今回の記事は、学校にまつわる様々な問題を弁護士に相談し、依頼
して解決してしまおうと言うものだ。この対応は、果たして適切なの
か。記事を読んで、はじめにそういう感想を持った。


◇くだらない問題に時間とお金をかける必要があるのかと思うのだ。
弁護士が出てくるから、変な保護者や問題発生の抑止力的な思惑もあ
るのだろうが、学校が、変な問題に対応してしまう可能性がこれで大
きくなりはしないだろうか。保護者に対して予防的な情宣活動をしっ
かりやったほうが有効ではないだろうか。PTAと協力して、問題解
決を模索したほうが、良いように思うがどうだろうか。お金をかけて、
弁護士と契約するのならば、教育委員会でその土地の弁護士会と契約
を結び、市町村で行なっている法律相談のような形にしておいた方が
良いのではないだろうか。


◇安易に学校に法律家をおけば、それだけ対応しなければならない事
案が、増えそうでならない。もう少し違うところにお金と時間をかけ
たほうが良いように思うがどうだろうか。ふざけた保護者が、学校に
安易に法律相談に来ないことを祈る。

相田 みつを

ぐちをこぼしたっていいがな 弱音を吐いたっていいがな 人間だもの
たまには涙をみせたっていいがな 生きているんだもの

◇今日の言霊を自分の中で受け入れるようになったのは、確か40代に
なってからのことだ。それまでは、何を言い訳を擁護しているんだ!と
ばかり思っていたし、愚痴を言うところ、弱音を吐くところ、涙を見せ
るところが、問題だ。それをクリアしていれば、許してやろうとえらそ
うなことを思いながら、この言霊を鑑賞していた。


◇しかし、愚痴を言うところを心得ている人間、弱音を吐くところを心
得ている人間、涙を流すところを心得ている人間は、実は思いっきり強
い人間なんだと思うようになった。


◇弱い人間だからこそ、どんな時にでもふと自分の中で歯止めが利かな
くなって、愚痴や弱音や涙が出てくるのだ。そのことを理解しない限り、
私は、弱者なのに、弱者の側に立てないと気がついた。それが、40代
のことだった。それからは、この言霊が、好きになって、人間観が深ま
ったように思う。

 
◇私たちが生きていくということは、自分の思い通りにはいかないと言
うことだ。そんな中で、ふとした淋しさや悲しさを正直に受け止めて、
それを言葉にしてもそれほど大したことではないはずだ。それを弱い人
間だと誹謗しても何も意味はない。そのことを今日の言霊は私に教えて
くれたのだ。


◇人間の弱さを自覚してそこに寄り添って生きていくことは、非常に難
しいことだが、重要なことなのだ。この視点が、実は自分自身をも受け
入れる視点であるはずだ。人間だもの弱くたって恥ずかしくはないのだ。

2007年08月09日

山本 周五郎

たいせつなのは身分の高下や貧富の差ではない、人間と生まれてきて、
生きたことが、自分にとってむだでなかった、世の中のためにも少しは
役だち、意義があった、そう自覚して死ぬことができるかどうかが問題
だと思います。

◇私は、20代の時から、死の自覚をある程度もって生きてきた。有限
な存在として自分があることを自覚して生きてきた。だから、死ぬ時に
「これでよし!」と思って生を全うしようと生きてきた。だから、死に
対する準備をしてきたと思っていたのだが、最近、まだまだだと思うよ
うになった。


◇それは、「これでよし!」の内容が、どんどん変わっていることに気
がついたからだ。20代の時の「これでよし!」は、思う存分自分が自
由に生きてきて、もう思い残すことがない人生だという思いだった。


◇30代では、それに加えて、会社なり自分の属するところで、何かを
成し遂げて、伝説にでもなっていれば面白いなという思いだった。40
代前半では、社会のために何か貢献したいという思いだった。そして、
40代の半ばを過ぎて思うのは、社会のために、誰かのために、貢献で
きることは当たり前のことで、まだ自分で気がついていない自分に与え
られた天命を全うしたいと思うようになった。

 
◇後悔しない生き方を求めて生きてきたが、その後悔する内容が、どん
どん変化して、社会性を帯びてきた。出来ない夢は語るまいと思って生
きてきたが、なぜか最近、できない夢でも語って、次世代に引き継いで
もらいたいと勝手気ままに思うようになった。それも、自分の夢に社会
性が出てきたからだ。


◇自分の寿命を意識してここまで来たが、もう自分が生きてきた年以上
には生きられない年になると、今まで以上に命一杯生きていこうという
気持ちになる。皆さんはどうだろうか。

2007年08月08日

「言われたこと」

「言われたことしかやらないんですよ」


この言葉を今まで何度も耳にしてきた。


「言われたことだけじゃなくて、自分からもっと進んでいろいろ勉強してほ
しいんです」


お子さんが勉強する様子を見て、物足りないお母さんが多いようだ。塾で言
われたことはしっかりとやる。でも、それが済んだら、もっと違う勉強をし
てほしいということだ。


つい先日も知り合いのお母さん(Mさん)と話をしていると、全く同じセリ
フが飛び出した。


「本人はね、K中学に行きたいの。でもね、今のままだと厳しいのは分かっ
ているはずなんですけど、塾で言われたことしかやらないんですよ。本当に
行きたいのだったら、それ以上のことを自分からやると思うんですよね」


娘さんは現在、小学校5年生。中学受験の専門塾に通っている。塾はとても
楽しく通っているとのことだ。


僕もこの子には会ったことがあるが、自分の意見がしっかりと言え、とても
利発で真面目な女の子だ。「塾で言われたことは間違いなく必ずきっちりや
る」というのも納得である。


「言われたことがきっちりできるなんて、ホントすごいことですよ!」と僕
は答えた。それは本心である。


先生の立場で言わせてもらえば「言われたことをまずはしっかりとやってほ
しい」、「やってくれれば何とかなる!」という思いだ。


中学受験をする小6に課していた国語の宿題は次のようなものだ。


・漢字テストの勉強
・知識テストの勉強
・漢字テスト、知識テストの解きなおし
・授業で扱った文章のあらすじまとめ、要旨まとめ
・授業の演習問題の解きなおし
・学力テストの解きなおし
・文章読解1~2題
・志望校過去問演習(9月以降)
・その他、各生徒に応じた個別課題。


これが僕が課していた1週間の国語の宿題である。この他に、もちろん、算
数、理科、社会の宿題がある。


おそらく、言われたことで手一杯だろう。各生徒のレベルや量は個別課題で
調整した。

「もし、お母さんが見て、物足りないと感じるなら、塾に連絡して、塾から
お子さんに指示してもらったほうがいいですよ」僕はMさんにお話した。


お母さんがあれこれ子供に指示して、親子の関係が悪くなったケースを何度
も見ている。


Mさんはとても素直な方ですぐに納得してくださった。明日にでも塾に相談
してみるとのことだった。


お母さん。


言われたことをきっちりやれるのはすごいことです。それでも物足りなけれ
ば、直接本人に、ではなく、塾の先生に連絡してみるのが一番です。


自ら進んで課題を見つけて勉強する。確かに理想的ではあるが、大人でもそ
れが出来る人がどれくらいいるのだろうか。


(登場する生徒名は全て仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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司馬 遼太郎

人間というものはいかなる場合でも、
好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ。

◇私たちは、好むと好まざるとに関わらず、様々な状況の中で生きてい
かなくてはならない。どんな状況が人生の中で起ころうとも自分の人生
を放り出すことは出来ない。いやしてはならない。だからこそ、私たち
は、どんな状況でも耐えられる何ものかを持っているべきだ。


◇それでは、何を頼りにすれば、どんな状況でも耐えられるのだろうか。
それは、今日の言霊の言うところのものだ。自分の好きなこと、自分の
得意なことをどんな状況の中でも大切にするべきだ。


◇人間は、弱い存在だから、どんな状況の中でも活き活きとしていられ
るものではない。だからこそ、何かを頼りにして、エネルギーをもらう
ことが大切なことなのだ。そのエネルギー源になるのが、好きなことや
得意なことだ。


◇楽しい一時を提供してくれるものがあれば、人間はどんな状況の中で
も最大限楽しさを感じることで出来る。苦しい状況の中でも楽しい状況
を思い出して、踏ん張ることが出来る。もう少し頑張れば、あの楽しい
ことが待っていると思えれば、大体のことは辛抱できる。


◇だから、自分が自分らしくなるものを大切にするべきだ。それが、好
きなこと、得意なことなのだ。


◇自分が自分らしくなれるものを私たちは、持つべきだ。無理やり何か
を目標に立てて、本当に大切なものを切り捨ててはいけない。

2007年08月07日

モンスターペアレンツに思う!

◇最近、モンスターペアレンツの話題が、何かとマスコミに登場する。新聞や
テレビの報道を見聞すると驚くべきクレームが学校に寄せられているようだが、
何でこんなクレームを親が言うようになってしまったのだろうか。
以下新聞からの抜粋。

 ・義務教育なのだから、野球部のユニホームは学校で洗って欲しい。
 ・おもちゃの取り合いで喧嘩になったのだから、おもちゃを幼稚園に置かな
いで欲しい。
 ・いじめが原因で、学校を転校することになったのだから、新しい学校へ通
う分の交通費を負担して欲しい。
 ・朝早く起きられないから学校で起こして欲しい。

◇こんなクレームを親が学校や幼稚園に堂々と言ってしまう。そして、それに
対して学校の教師が、狼狽する。こんな報道がここ何ヶ月か続いている。親の
社会性が問われるこのようなクレームを学校の教師が、毅然とした態度で諭せ
ないことも問題だが、それ以上に、親のこの厚顔無恥さに呆れる。しかし、こ
のような現象が発生するようになったのは、どうしてなのか。


◇私の考えでは、一つは、学校教育の相対的地位の低下が挙げられる。以前と
比べて、格段に社会的地位が低下している。学校の言うことは昔は絶対だった
が、今は胡散臭く思われている。学校の先生は、尊敬の対象からバッシングの
対象になってしまった。


◇それに伴って、今までは、学校の先生は、生徒を評価する側だったから、他
者から評価されているという意識が低い。親からどう見られているか、全く考
えていないので、批判されやすいのだ。


◇もう一つは、教育の私事性の問題だ。教育を受けるのは、自分のためだという
意識が完全に定着した。そのため、学校や教師を自分のために使おうという意識
が無意識のうちに働くのだ。この考えは、戦後教育の中で広まった考え方だが、
この考え方は、教育勅語の反動で、この考え方が教育の全てを語っているわけで
はない。


◇教育は、社会の公共財だから、教育を受けるのは、社会のためなのだ。個人の
ためにもなるが、社会構成員として生きていくために、また社会に貢献していく
ために社会の公共財を学ぶのだ。教育は、個人的なものではなく、社会的なもの
なのだ。このことを最近の親やマスコミや政府は、忘れているのだ。


◇親を見て子どもが育つとすれば、このモンスターペアレンツの問題は、非常に
恐ろしい。私たちは、子どもに社会生活上のルールを教えていく存在なのだから、
こんなモンスターペアレンツにならないように注意しよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ロバート・コンクリン

愛、それは思考であり、行動であります。
愛、それは能力であり心構えであるのです。
それはまず他の人々に対する関心、あるいは感受性に始まり、
そこから成長するものです。

◇私たちは、携帯電話の罠に嵌っている。誰彼となく、携帯電話でメー
ルをやっては、他人とコミュニケーションを取っているように見えるが、
その実、誰ともコミュニケーションをとってはいないようだ。


◇他人に関心があるから、メールをしているのではなく、自分自身が寂
しいからメールをして、寂しさを紛らわしているのだ。こんな状況では、
愛なんて能力は、育つはずがない。


◇愛は、他人に対する関心から生まれるものだ。自分のことばっかり考
えているような人間からは、愛は、生まれない。他人と共に生きていこ
うと決意する人間の間で、愛は生まれ、育つのだ。だから、愛は、誰で
もが、身に付けている能力ではないのだ。

 
◇今日の言霊も言うように、愛は、能力であり、心構えなのだ。私たち
は、その能力を身に付けようと決心して、他人と共に生きていくことを
選ばなくてはならない。そうしなければ、愛は、自分のものにならない
ものなのだ。愛は、思考であり、行動なのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年08月06日

信頼は時間の長さで決まる?

◇私たちの人生は、人と出会い、そして別れの連続です。別れは、勿論
つらいのですが、新しい出会いは、期待に胸を膨らませながらも、当初
多少の違和感は否めません。

◇出会ったその時から、リラックスでき、ずいぶん昔から付き合ってきた
かのような気分で振舞えたらどんなに素敵なことでしょうか。

◇今回は、初めての人と会っても、早い段階で互いに「信頼できる」と感じ
合えて、いい時間を過ごす方法を考えてみたいと思います。

◇あるコミュニケーションに関するセミナーでアシスタントを担当すること
になりました。アシスタントの大きな役目は、セミナーに参加された人が
安心して参加できるよう配慮することです。

◇先輩に指導されたことは、会場に見えた方に積極的に声をかけ、どんな
期待をもってみえたのか、どんな不安を持っているのか、そして、可能な限り
期待を膨らませ、可能な限り不安解消をはかるのです。

◇参加者が、お見えになりました。明るく挨拶をします。そして、席に
ご案内をします。席に着かれて、落ち着かれたころを見計らって、自分の
中の緊張に打ち勝って声をかけます。


私:「おはようございます。私は本日アシスタントを担当する井上と申し
ます。ちょっとお話させてもらってもいいですか?」

私:「○○さんは、今日はどちらからお見えになったのですか?」

参加者:「△△県の□□市から参りました。」

私:「遠いところからありがとうございます。ところで今回○○さんは、
どんなきっかけで、このセミナーに申し込みをしてくださったのです
か?」

参加者:「今、研修講師をしています。半年後に教育委員会の依頼で学校の

先生や保護者を対象としたセミナーの講師を務めることになったの
ですが、今まで伝えてきたものを更に良くしたいと思って、この
セミナーで学んでみようと思いました。」

私:「それは楽しみですね。そして、○○さんは誠実で、研究熱心な方なん
ですね。」

参加者:「いいえ。そんなことはありません。」

私:「あえてこのセミナーに参加されなくても、今までの○○さんの
ご経験で、依頼内容はこなせるような気がします。また、このセミナー
も安くないでしょう。」

参加者:「そうですよね。安くないですよね(笑い)。確かに、今までどおり
にやればできないこともないとは、思うのですが、聞いてくれる
方々がより満足してもらえたらな~と思っています。」

私:「すばらしいですね。このセミナーは、きっと○○さんにもきっと
楽しんでもらえると思います。セミナーの中でもし不安なことや心配
ごとがあれば、私をはじめアシスタントにお気軽に声をかけてください。」

参加者:「ありがとうございます。」

私:「ではよろしくお願い致します。お時間いただいてありがとうござい
ました。」

参加者:「こちらこそよろしくお願いします。お話をうかがって、ますます
このセミナーが楽しみです。ありがとうございました。」

◇時間にして5分くらいの会話でした。この後、この参加者は6日間の
セミナー中、いろいろな質問を気軽にしてくださったり、井上さんの話を
聞きたいので昼食ご一緒しませんかと誘われたりもしました。

◇この方との出会いは、今回のセミナーで初めて出会ったとは、とても感
じられず、10年来の友人という感じでした。きっかけは初対面の5分の
会話でした。

次回、短い時間に信頼を生む深い会話のポイントを考えてみようと思います。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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夏期講習の結果報告

『はじめに』

◇夏期講習の集客に関して、ほぼ結果が出た頃だろう。一般生(講習生)
の集客と在籍生の参加に関して、私どもの顧問先では、今年は例年以上
に、好調だったようだ。ただし2・3の例外を除いては。

◇私どもの顧問先で、例年並かそれ以下だったところの敗因分析を簡単
にすると、

1.準備段階でのミス(夏期講習の告知が遅れた、宣伝が遅れた等々)
2.業務管理が抜けた(途中のチェックが甘かった、業務に抜けがあっ
た等々)
3.集客意欲が行動にならなかった(額に汗かいて行動しなかった等々)
4.突発的事態が発生した(リーダーが病気になり戦線離脱等々)
5.講師の手配が出来なかった(講師不足で、集客停止等々)

上記の要因が、複数重なって、集客に失敗した顧問先が、2・3あった
が、それでも大敗は免れている。また、今回は顧問先の9社ほどで、夏
期講習のチラシをMBA主導で作り上げたが、これも功を奏して、一般
生の集客に随分と寄与した。これも大負けしない要因だったのかもしれ
ない。


『夏期講習の結果報告』


◇個別指導塾のAは、設計を変更して2年目だが、昨対比151%の売
り上げを記録した。一昨年から比べると3.5倍の売り上げになった。
当然、生徒数も昨対比140%、一昨年から比べると198%と伸びて
いる。一番のポイントは、個別指導なので、面談力=提案力の向上と在
籍生に対しての満足度の向上だ。


◇個別指導のB塾は、過去最高の売り上げと一般生集客を勝ち取った。
この塾も夏期講習の設計を変更して、2年目なので、売り上げは、それ
ほど大幅な伸張はないが、(昨対比105%。一昨年の売り上げで比べ
ると165%)一般生の集客は、昨対比2.5倍になった。


◇ただし、この塾は、全学年が好調かと言うとそうではない。5~7月
に在籍生の生徒指導等にミスが重なったため、ミスを犯した中学生の各
学年で集まりが悪かった。この中学生に関しては、夏期講習中に建て直
しをする。成功要因を挙げるならば、地道なイベント活動と的確な学習
指導で、口コミを誘引したことだ。


◇集団指導のC塾は、昨年から秀英予備校が目の前に進出してきたが、
創業以来の生徒数を確保した。全ての設計を昨年変更し、付加価値とし
てイベントと読書感想文を年間を通じて実施した結果、地域評判が高ま
って、チラシと口コミで、生徒数が、昨年の120%に達した。不安要
因としては、生徒数の増大が、サービスの質を低下させる状況が生まれ
つつある。踏ん張りどころだ。


◇集団指導塾のD塾は、今年から夏期講習の設計とオペレーションを変
更した。例年、低料金で夏期講習を実施してきたが、今年は大幅に値上
げした。当初、この受講料の大幅値上げの提案は、D塾でなかなか受け
入れてもらえなかったが、在籍生には、全く影響なしと判断し、強行突
破した。


◇一般生の集客に関しては、昨年並みには来ると踏んでいたが、D塾の
経営幹部は、こんなに値上げして一般生がくるかどうか、非常に不安だ
ったそうだ。そして、蓋を開けた結果、一般生は、例年並みに来た。未
だ集計途中だが、昨対比99%前後。全体の売上げは、130%以上に
なる予定だ。

『経営者の視点』


◇夏期講習の総括をするために、成功要因と失敗要因を、経営者は明確
にしておこう。職員に様々なことを考えさせなければならないが、経営
者自身が、自分で結論をある程度用意しておかないと職員との議論が深
まらない。そして、経営者の意識を伝えられない。夏期講習の成功や失
敗は、通常業務の見直し、冬期講習の実施の際の参考になることだ。し
っかりした総括をする準備を進めよう。

小林 秀雄

しっかりと自分のものになり切った強い精神の動きが、
本当の意味で思想と呼ぶべきものだと考える。

◇ベ平連で有名な小田実氏が亡くなった。あの独特なしゃべりをもう聞
けないかと思うと寂しい思いがするが、それ以上に、日本でこんなにも
市民運動を展開した人はいなかったのではないかと思う。彼の行動力を
私たちは、継承していかなくてはならないのではないだろうか。


◇そのためには、今日の言霊を忘れてはいけないような気がする。自分
自身のものになりきれない幾多の思想を知っているよりも、たった一つ
でも良いから、自分自身のものとしてしっかり根を生やした考えを持つ
べきだ。


◇そして、その考えを社会に向かって問うべきだ。その時に、自分の考
えは、社会とぶつかって、鍛え上げられていくことだろう。そうしなけ
れば、自分の考えは、ただの妄信に過ぎなくなって、独りよがりのもの
に留まってしまう。


◇私たちは、社会と接点を持って、自分の考えを社会に向かって、投げ
かけていこう。そうしなければ、自分の考えを本当に自分自身のものに
することはできない。身体の隅々にまで、自分の考えを浸透させるため
には、自分を社会に投げかけていくことだ。このことを忘れないように
したいものだ。

アルベルト・シュバイツァー

考えてみたまえ。自分の行動の責任が、国家にではなく、自分に課せられるなら、果たして戦争など起こりうるものだろうか。
希望ある未来は、国家にも組織にも存在しない。運命が決めるものでもない。人の良心の中だけにある。

◇人類が、人間として文明や文化を持って既に1万年以上が経つ。その
間、どれだけの戦争をし、どれだけの大量虐殺をし、どれだけの殺人を
犯してきたのか、なんとも居た堪れない気分になる。


◇そして、最近は、世界各地でテロの恐怖にさらされ、それ以上に地球
の温暖化等で私たちの生活の基盤までもが崩壊の危機に直面している。


◇私たちは、そういう状況の中で個人的には、何かをしなければならな
いと慌てながらも、自分だけやっても仕方がないと状況に甘んじて、気
楽に生活をしてしまっている。そういう日常をもう一度見直すことが今
まさに必要なことだ。そのために、今日の言霊を参考にしたらどうだろ
う。
 

◇今日の言霊は、今後生きていく上での個人の生き方の指針だ。すべて
の判断を当事者意識をもって行なえ!といっているのだ。個人の良心に
おいて判断を行なえば、人間には、希望に向かって生きていくだけの知
性があるのだ。


◇大統領であろうが、首相であろうが、自分が一戦闘員として戦争に行
き、生死の境を駆け巡るとしたら、どういう判断をするのか。またそう
いう判断を私たちは、他人に譲り渡してしまうな!と言っているのだ。


◇地球に住むすべての動物が、当事者意識を持って、今後を判断してい
けば、私たちの世界は、少しは良くなっていくことになるだろう。

2007年08月03日

松下 幸之助

自分には、自分に与えられた道がある。広い時もある。せまい時もある。
のぼりもあれば、くだりもある。思案にあまる時もあろう。
しかし、心を定め、希望を持って歩むならば、必ず道は開けてくる。
深い喜びも、そこから生まれてくる

◇私は、悪いことがあると必ず独り言を言う。「捨てる神あれば、拾う
神あり」と。失敗しても、必ず次はいいことがあるだろうとなぜか良い
ことを思い浮かべて、沈みがちな気分を前向きにしようとする。


◇根拠はないけれど、自分にとって良いことと悪いことは紙一重の出来
事として繰り返されていくように思う。だから、悪いことがあっても、
それが長く続かないように思えるし、そう思うことで、気分は楽になる
し、そうすると希望が沸いてくるし、悪いことのお陰で、良いことが非
常に明確になる。


◇生まれてしまった以上、私たちは、自分の人生からは逃れられないの
だから、自分の道を歩いていくしかない。だとすれば、悪いことも良い
ことも共に自分の人生の出来事として真正面から受け止めよう。そう思
えれば、大概のことは、自分の人生を彩ってくれる大切な出来事になっ
ていくはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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学校教育は、中立ではありえない!?


【記事】「つくる会」の教科書を採択 都立中高一貫校5校で
 朝日新聞(2007年7/26)より以下抜粋

 東京都教育委員会は26日、定例会を開き、都立の中高一貫校5校
で来春から使う公民、歴史の教科書を、「新しい歴史教科書をつくる
会」の主導で編集された扶桑社版にすることを決めた。

○扶桑社版が採択されたのは、立川市、武蔵野市に来春開校する都立
中高一貫校の中学1年生が使う歴史教科書と、昨年度開校した小石川、
両国、桜修館の中高一貫校3校で中学3年生が使う公民の教科書。委
員会は公開で行われ、無記名投票の結果、6人の教育委員全員が同社
の教科書を選んだ。
 
○「つくる会」の教科書をめぐっては、都立校の教員やOBらがつく
る市民団体が「多くの研究者や教職員から問題点を指摘されている」
として採択しないよう求める請願を都教委に出していた。

*私からのコメント

◇自虐史観という言葉を流行らせてくれた「つくる会」だが、ここに
来て分裂騒ぎになっているらしい。詳しい事は知らないが、数週間前
の新聞で見かけた。まあ、それにしても社会の教科書は、非常に難し
い問題をそれ自体で孕んでいる。それは、現状の社会を含め、ある視
点で解説をしなければならないからだ。ある視点の中に、既にある種
偏向的な要素が入り込んでいるからだ。


◇教科書を中立で客観性のあるものにしようと思えば、それなりの分
量を必要とするし、様々な学説を採用して、公平を保つ必要がある。
しかし、そんなことは出来るものではない。だから、自ずと時代に制
約を受けた視点によって作られることになるのだ。


◇こう考えるとわかりやすいかもしれない。「つくる会」の教科書は、
今から40年前だったら、採用する自治体はあったか。30年前だっ
たらあったか。20年前だったらあったか。10年前だったらあった
か。


◇そういう風に考えると、時代の流れの中で中立的とも思える教科書
の受止め方が違ってくるのがわかるはずだ。これは、学校教育が中立的
ではないことを表しているのだ。


◇学校教育は、現在の国家体制や時流に制約を受けるものなのだ。だか
ら、学校教育を中立的などと思ってはいけないのだ。恣意的なものだか
ら、学校で教える知識は絶対的に正しいとは限らないものなのだ。この
ことを知って、学校教育を相対的に考えていったほうが良いと思う。

2007年08月02日

太宰 治

疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、
その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。

◇人間は、最後は死んでしまうものだ。だから、せっかく生を受けたの
だから、自分の人生を後悔して終えたくはない。だとすれば、生きてい
る最中にどういう生き方をすることが自分にとっては良いことなのかを
考えることだ。


◇今日の言霊も言うように、ブレーキを踏みながら前に進もうとするの
か、エンジン全開で前に進もうとするのか、どちらを取るかは、自分の
生き方だ。私としては、どうせなら、エンジン全開で行ってしまえ!と
思うだけだ。


◇自信があるから、エンジン全開で行くわけではない。自信がないから
こそ、エンジン全開で行かなければ、うまくいかないのだ。


◇人生の局面で、新しいことに挑戦しなければならない時がある。出来
るか出来ないかは、誰にもわからない。だからこそ、そんな時は、思い
切って飛ぶしかないのだ。昔、ブランコで勢いよく飛んで柵を超えてい
ったようにエンジン全開で生きていくことしかないのだ。

2007年08月01日

8月1日号「2007年夏期講習を振り返り、冬期講習に活かす」

■巻頭所感                          
■Pick Up教育ニュース&ポイント                      
■達人の小技:学力テストのやり直し                            
■MBA特集:2007年夏期講習を振り返り、冬期講習に活かす            
■月刊塾経営の視点:2007年8月度                     
■イノさんのコミュニケーション道場:第31ラウンド「アドラー心理学の骨格」    
■数で読む教育:低年齢少年の生活と意識に関する調査                


「塾経営サクセスネットMBA」95号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、「夏期講習を振り返り、冬期講習に活かす」です。集客に関しては、どんな塾でも準備段階の濃度が勝敗を決めます。つまり準備をいつから始めて、どんな準備をいつまでにして、そして決戦へと向かうかということです。
この特集では、夏期講習を準備段階から振り返って、冬期講習の成功へのヒントを提供しています。ぜひ、夏期講習真っ盛りのこの時期に冬期講習のことを考えてみてください。それだけでも冬期講習の成功は、格段に近づくはずです。準備のスタートの先陣を切るのは、いつでも経営者です。夏期講習の忙しさに負けないでください。
 また、今号では「月刊塾経営の視点」で効果的に見せることを通して、講習生の継続向上を狙うアプローチを紹介しています。アピールすることの大切さを8月のこの忙しい時期に意識してみてください。この1ヶ月の頑張りが、9月を決定するのですから。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

「M」

Mという同期入社の先生がいた。サルみたいな顔をしたチンチクリンで、
なかなか調子のいいヤツだった。


彼と僕は、研修を終えて同じ校舎に配属された。今思えば、新人が全く同
じ校舎に配属になるのは珍しいことだったように思う。

彼は学習塾でのアルバイト経験が長く、研修中の模擬授業でも非常に高い
評価を受けていた。


研修担当の先生から「君の授業を見るのが楽しみだよ」などと言われてい
たのを覚えている。


一方、僕は学習塾未経験。その上、教員免許も持っていない。まったくの
ド素人からの出発だった。


以前にも書いたが、「こんな授業やってたら5月にはクビだよ」と研修中
に言われたほど酷いものだった。


自分から「辞める」と言う勇気はないが、「クビ!」と言われたら、それは
それで、まぁいいか、なんてひねくれた考えを持つほど、人間的にも酷か
った(もっとも、今も酷いのだが・・・)。


4月に同じ校舎へ配属になった後も、授業が上手な彼は生徒の人気者だっ
た。「M先生!」とひっきりなしに生徒が彼に声をかける。


僕はというと、生徒に迷惑をかけないように何とか授業を形にする。そん
な状態である。授業中、生徒の掌握に四苦八苦だった。


さて、配属からひと月が経ち、ゴールデンウィークの連休が明けた初日の
ことである。


僕とMは昼休み(といっても午後3時)に二人で飯を食べに行った。彼か
ら誘ってきたのだ。


校舎の近くのファーストフード店で、注文を終え、腰を下ろしてすぐ、M
が口を開いた。


「俺、辞めるわ」


彼の言う意味がよく分からない。


「連休中、いろいろ考えてな、やっぱり、この業界、この先ないんじゃな
いかと思うだよ。今日、授業が終わったら室長に言うよ」


「会社を辞める」。これを伝えたくてMは僕を昼食に誘ったのだ。


そして彼は本当に5月一杯で去ってしまった。


「お前はMのこと気にすんなよ」と室長に言われたが、僕は全く気にしな
かった。ヒトはヒト。実際、他人のことを気にするほど僕に余裕は全くな
かった。


塾の経験も長く、授業も上手かった彼は一体どこへ就職したのだろうか。
今、何をしているのだろうか。


彼のことは久しく忘れていた。このメルマガを書く直前、「荒木君の同期
って誰がいたの?」と聞かれ、彼のことを思い出した。


M君、まさか、これ、読んでないよね。もしも、読んでたら、連絡をく
れ。返事は出さないかもしれないが。


(登場する生徒名は全て仮名です)

寺山 修司

わたしの存在そのものが質問なのだ。
その答えを知りたくて生きてるんだ。

◇今日の言霊は、どういう意味だろう。自分と社会の関係を指して、社
会の中での自分の行動が、社会に対する質問なんだ!と言っているのか、
それともこの不思議な自分を自覚して、その不思議さゆえに自分自身に
対する質問だと言っているのか、どっちだろう。


◇どちらにしても、自分の特異性、他人とは違う自分自身の個性を自覚
して生きていくことなのだろう。そういう生き方をしていこうと寺山修
司は、言っているのではないだろうか。そのための問いが、自分とは一
体何者なのだろうか、と言うものだ。
 

◇私たちは、ともすると他人との比較の中で生きてしまうが、自分の生
は、他人との比較では計り知れないものだ。自分に固有の世界の中で、
私たちの生は、全うしていくものだ。


◇自分とは何者なのだ。この問いが、自分の生を充実させるものになる
し、自分の固有の世界を形作っていくことになる。この問いに答えるこ
とが、自分自身を生きていくことになるからだ。


◇答えは、いつでも自分の行動として出てくる。自分だけの意味になっ
て答えが出てくるものなのだ。

後援 神奈川県教育委員会 

第1回教師サポートセミナー「学習塾の実践から学ぶ保護者対応術」
(NPO法人ピースコミュニケーション研究所主催)の
後援「神奈川県教育委員会」からいただくこととなりました。

上記セミナーは8月1日の開催で、締め切りが迫っております。
セミナー実施の詳細は下記「第1回教師サポートセミナーの開催」に掲載されておりますので、
どうぞ、ご検討ください。ふるってのご参加を心よりお待ちしております。

●第1回教師サポートセミナーの開催

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・上記のご連絡先に受講票をお送りいたします。


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(資)マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
mailadm@management-brain.co.jp
メールでお申し込みの場合、件名を「8月1日セミナー申し込み」としてください。
TEL:045(651)6922
FAX:045(651)6944


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特定非営利法人ピースコミュニケーション研究所(PCI)
peacecom@tbu.t-com.ne.jp
TEL / FAX:045(651)7030


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