寺山 修司
わたしの存在そのものが質問なのだ。
その答えを知りたくて生きてるんだ。
◇今日の言霊は、どういう意味だろう。自分と社会の関係を指して、社
会の中での自分の行動が、社会に対する質問なんだ!と言っているのか、
それともこの不思議な自分を自覚して、その不思議さゆえに自分自身に
対する質問だと言っているのか、どっちだろう。
◇どちらにしても、自分の特異性、他人とは違う自分自身の個性を自覚
して生きていくことなのだろう。そういう生き方をしていこうと寺山修
司は、言っているのではないだろうか。そのための問いが、自分とは一
体何者なのだろうか、と言うものだ。
◇私たちは、ともすると他人との比較の中で生きてしまうが、自分の生
は、他人との比較では計り知れないものだ。自分に固有の世界の中で、
私たちの生は、全うしていくものだ。
◇自分とは何者なのだ。この問いが、自分の生を充実させるものになる
し、自分の固有の世界を形作っていくことになる。この問いに答えるこ
とが、自分自身を生きていくことになるからだ。
◇答えは、いつでも自分の行動として出てくる。自分だけの意味になっ
て答えが出てくるものなのだ。

