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« 8月17日号「大手塾夏期講習チラシ検証~集団指導編」 || 学校の宿題は、終わったの? »

三島由紀夫

傷つきやすい人間ほど、複雑な鎧帷子を身につけるものだ。
そして往々この鎧帷子が、自分の肌を傷つけてしまう。


◇人間は、臆病だ。だから、自分の心が傷つかないように、心に鎧をか
ぶって、そうやすやすとは心が傷つかないようにしている。その鎧のか
ぶり方は、千差万別だ。


◇ある人は、貝のように心を閉ざして黙っているし、ある人は、満面の
笑みを浮かべて、いつもニコニコしているし、またある人は、コソコソ
他人の悪口を言って、すっきりしているし、またまたある人は、何かあ
るたびに、怒鳴り散らして、自分に火の粉が飛んでこないようにしてい
る。


◇しかし、鎧をかぶったからと言って、心が傷つかないかというとそう
でもない。鎧が硬ければ硬いほど、その鎧は、自分の心に向けられるか
ら、自己嫌悪に陥ってしまう。自分は、人間を信頼できない人間なんだ
と落ち込んでしまうのだ。


◇また、鎧は、どんどん他人の心も遠ざけてしまうから、他人とのコミ
ュニケーションが不全になって、自分の心に栄養分がまわってこなくな
る。

 
◇結局は、自分を守るための鎧が、自分自身を苦しめてしまう結果にな
るのだ。だから、私たちは、一か八か、勇気を出して、自分の鎧を脱い
でしまおう。鎧があってもなくても、それほど自分の心が傷つくのには、
変わりはない。


◇だとすれば、重い鎧を脱ぎ捨てて、気楽な人間として、他人と向き合
っていこう。どっちにしたって、生きている以上、自分の心は右往左往
するものだ。だから、そういう状態を楽しめる人間を目指そう。それが、
一番有効な心の鎧なのかもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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