井深 大
書店の本棚を眺め、自分に改革を起こしてくれそうな本や
私に見つけられるのを待っているような本を買うのが楽しみ。
◇私の小さい頃は、本を読むような人間ではなかった。まず字が読めな
かった。だから、自分から進んで本を読もうとは思わなかった。記憶を
たどっていくと、自分から最初に読んだ本は、小学校2年生の時に好き
な女の子が読んでいた「母を訪ねて三千里」という本だったと思う(こ
んな書名ではなかったかも知れない)。その女の子が好きな一心で何と
か読んだように思う。そういう人間が、本と本当の意味で出合うのが、
大学3年生の終わりごろだ。
◇卒論のテーマをそろそろ決定して、担当教授に適当に言わなければな
らないと思っている時に、様々な本と出合った。その出合いがなければ
多分、私はこのメルマガを書いていないし、今の職業には、ついていな
いかもしれない。本との出会いは、私を大きく変えてくれた一つだ。
◇本を読むというのは、自分自身を見つめ直す一つの訓練だ。自分の全
く知らない視点を教えてくれるし、今まで何気に感じていたことを明確
にしてくれるし、生きる勇気を与えてくれるし、人間観を変えてくれる
ものだ。
◇だから、億劫がらずに本を読んで、自分自身をインスパイアーさせる
ことだ。いつでも自分自身を自分のまな板に置いて、吟味することだ。
そのために、本を活用するのだ。今日の言霊は、本を題材にして、自分
の変革を永遠に続けろと言っているのだ。そのためには、本が一番有効
かもしれない。秋を迎える今こそ、読みたいを本を探しておこう。

