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言語力という抽象的な概念が、教育の中でどのくらいの力になるのか?

【記事】全教科を通じ「言語力」育成 文科省の有識者会議
 朝日新聞(2007年8/17)より以下抜粋

「言語力」の育成に関する文部科学省の有識者会議は16日、都内で
会議を開き、小中高の全教科を通じて、言語力の育成を目指すことを
求める報告書を大筋で了承した。同省は現在、改定作業が進んでいる
学習指導要領の柱に言語力を置いており、この報告書を元に各教科で
具体的な検討が進む。

○報告書は国際的な学力調査等で日本の子どもの読解力の低下が指摘
されているほか、いじめなどの人間関係をめぐる問題もあり、言語力
の必要性が高まっていると指摘。次期の学習指導要領では「言葉」を
重視すべきだとして、国語や外国語に限らず、全教科で横断的に指導
することを求めている。
 
○具体的な例としては「身近な地域の観察・調査などで的確に記述し
解釈を加えて報告する」(社会、地理歴史、公民)「観察などで問題
意識や見通しをもちながら視点を明確にし、差異点や共通点をとらえ
て記録・表現する」(小学校中学年理科)「皆で一つの音楽をつくっ
ていく体験を重視し、表現したいイメージを伝えあったり他者の意図
に共感したりする指導を充実」(音楽)――などを挙げている。
 
○報告書は有識者会議座長の梶田叡一・兵庫教育大学長が最終的に修
正したうえで、学習指導要領改定を審議している中央教育審議会の教
育課程部会に提出する。同部会は年度内の改定を目指して、現在作業
中。

*私からのコメント

◇教育における言語力の重視とは、記事の中にあるように、「言葉」
の重視だと言うことだが、それならば、もっと具体的に提案したらど
うだろうか。記事の中にあるように、教科を横断して「言語力」を指
導すると言うことだが、その前に、国語力の向上を掲げて、取り組む
べきだ。


◇教科をまたいで横断的に指導を強化するといっても、「言語力」の
基礎をしっかり作っていかない限り、その土台にプラスαできないは
ずだ。だから、学年ごとに国語力強化の目標を定めて取り組み、その
補強的な意味合いで、教科横断的に、記述的なもの、表現的なもの、
議論や対話的なものを組み込んでいったらどうだろうか。


◇低学年になればなるほど、国語という教科をコア・カリキュラムに
置いて他教科を考えるべきだと思う。小学校低学年から、昔ながらの
慣用句やことわざ、漢字の徹底習得、古典的名作の音読などを行い、
国語の素養を高めていったらどうだろうか。また、日常生活上でも、
言葉使いに注意を促しながら、日常会話における言葉の正しい使用を
指導していったらどうだろうか。


◇抽象概念のようなお題目ではなく、具体的な提言が、今必要なこと
だ。そうでなければ、教育の中に力は出てこないように思う。

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