島木 健作
他人の生きた経験をそのまま拠り所とするわけにはいかぬ。
先ず自分自らがほんとうに社会を生きて見なければならぬ。
◇人間が、成長していくのには、他人の模倣が非常に重要なことだ。他
人と同じようにしていくことで、徐々に人間としての振る舞いが出来て、
社会生活を営む上でのルールも分かってくる。
◇小さい頃は、親に守られながら、自分の小さな世界の中で親の模倣を
し、学校に入れば、先生や友人の模倣をし、そして読書を通じて、他人
の経験を追体験し、私たちは、徐々に社会人として成長していくのだ。
◇そして、仕上げは、自分自身が生身の現実と向き合って、誰にも守ら
れていない世界で、自力でその世界を泳いでいくことだ。身の危険を感
じながら、今まで学んできた数々のことを試して、世間を渡っていくこ
とだ。そうした時に、私たちは、今まで学んできたことが、自分のもの
になっていくのだ。
◇だから、すぐに自分のものを求めることはない。オリジナリティー、
オリジナリティーと世間は言うけれども、簡単に手に入るオリジナリ
ティーなんてものはないのだ。あせらず、他人を模倣し、自分の中に力
が蓄えられた段階で、生身の現実と向き合って、悪戦苦闘しよう。その
悪戦苦闘の中からしか、自分の拠って立つ所は見つからないものだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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