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« 遠藤周作 || 宇野 收 »

夏休みの思い出を確認して、9月からの生活に役立てよう!

◇夏休みが、とうとう終わろうとしている。学校が始まるとまたいつものよう
に、時間に追われて、子どもたちも親たちもギスギスしてしまいがちになる。
そこで、今回は、学校が始まってから前向きな会話が出来るように、夏休みの
思い出を確認しておこう。

 お母さん:A君、とうとう夏休みが終わっちゃうわね。
  A君 :そうだね。
 お母さん:夏休みを振り返ってみて、何か思い出になったことはある?
  A君 :えー?なんだろう?
 お母さん:お母さんはね、みんなで行った山登りが印象的だったわ。お母さ
んが、弱音を吐いたら、A君が、励ましてくれたでしょ。あれ嬉
しかったな。
  A君 :そんなことあったけ?
 お母さん:あったのよ。ところで、A君は?何か印象に残ったことあった?
  A君 :なんだろう?プールかな?B雄と行ったプールが面白かった!
 お母さん:何が面白かったの?どういう点が?
  A君 :え?それは内緒!
 お母さん:じゃあ、夏休みに何か自分のためになったことは?こんなこと学
んだとか、こんなことを経験できて良かったとか、何でもいいか
ら。
  A君 :えー?何かあったかな?
 お母さん:田舎に行く時に、A君が、電車でお爺さんに席を譲ったでしょ。
その時どんな気持ちで席を譲ったの?
  A君 :席を譲らないとまずいかなと思って。
 お母さん:どうしてまずいと思ったの?
  A君 :お爺さんが、席に座りたそうだったから。
 お母さん:そう。席を譲ってみて、どんな感じがした?
  A君 :えー?まあ、普通のことをしただけだよ。
 お母さん:お母さんは、ちょっと嬉しかった。他人のためにA君が、自分で
行動できたんだから。これは、夏休みの収穫じゃないかしら。
  A君 :そうかな?
 お母さん:じゃあ、次に夏休みにこれは失敗だった!と言うことは何かあっ
      た。これが出来なかったとか、こんなことを今後はしないとか。
  A君 :えー?色々あったような気がするけど。
 お母さん:たとえば何よ。
  A君 :そうだな?計画通りに行動することが少なかったね。計画が、少
      しずつずれてしまった。結局、計画通りにならなかった。
 お母さん:そう?お母さんは、随分と計画どおりにA君は頑張ったと思うけ
      ど。どうすれば、計画通りに行ったと思う?
  A君 :えー?もう少し、時間を上手く使えば良いんじゃないかな?
 お母さん:どうすれば、時間が上手く使えるようになるのかな?
  A君 :朝起きたら、一日のやることを確認して、やってみるとか?
 お母さん:じゃあ、学校が始まっても、そのことを意識してやってみたら。
  A君 :そうだね。考えておくよ。


◇長い夏休みに区切りをつけて、また9月から学校をスタートさせるためには、
夏休みを振り返ることが大切なことだ。子どもにとって何が大切なことだった
のかを子ども自身が意識してくれることが望ましい。そのために、夏休みの思
い出を確認してみよう。

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