子どもにメッセージを伝えよう
◇子どもが大人になった時に、親の価値観が、そのまま反映されてしまうとい
うことを意識しているだろうか。子どもは子どもだから、親とは違う価値観で
生きるはずだ!と考えるのは、ちょっと間違っている。完全に一致した価値観
ではないが、非常に強く親の価値観に影響を受けて、子どもは生きていくこと
になるのだ。
◇だから、常日頃から、親として、どういう価値観を子どもに引き受けてもら
うのかを意識したほうが良いのだ。だから、たまには、子どもが聞こうが聞く
まいが、親のメッセージを伝えたほうが良い。子どもはきっと大人になってか
ら、いつも親父は、お袋は、こんなことを言っていたな!と振り返って、自分
の生き方に取り込んでいくから。
お父さん:A君、勉強は、何のためにやるのか知っているか。
A君 :急にどうしたの?そんなことは分かるわけないじゃん。
お父さん:勉強はね、自分のためと言うよりも、社会のためにやるもんなん
だよ。
A君 :えー?自分のためじゃないの?
お父さん:そうじゃないんだ。勉強は、自分が社会に出て、社会で役に立つ
ために、一生懸命学ぶものなんだよ。
A君 :でも、お母さんは、自分のために、勉強はやるものよって言って
たよ。
お父さん:そういう側面もないわけではないけど、な。好きなことだけじゃ
なくて、嫌いなことも学んで、君が社会に出てからも立派に人生
を渡っていくために、学ぶって側面も当然あるけれど、それだけ
じゃないんだ。社会のため、みんなのために学ぶんだよ。
A君 :へぇ~。なんか大変だね。
お父さん:そうかな。まあ、兎に角、頑張ってやれよ。
A君 :結局、勉強やれってことなの?!
お父さん:いやいや、そういうわけじゃないよ。お父さんは、勉強する意味
を君に伝えたかっただけだよ。
◇こんな会話をたまには、お父さんもお母さんもしてみてはどうだろうか。人
間としてどうなのか、というメッセージをしっかり伝えよう。きっと大人にな
って、こういうメッセージがやる気の素になったりするものだ。

