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2007年10月31日

井植 薫

道は自分で作るもんや、困難を承知で進んでこそ、道が後からできるんや。

◇私たちは、誰かが敷いたレールの上を歩んでいる時もあれば、レール
を逸れてデコボコ道を歩んでいる時もある。たとえば、レールの上を歩
んでいるつもりでも、自分自身で様々なことを決断しながら、危険を冒
して歩んでいる場合は、実は、レールの上を歩いているのではない。自
分の道を試行錯誤しながら、歩んでいるのだ。結局、後ろを振り返ると、
自分の道が、出来ていたりするものだ。


◇私たちの人生は、私たち固有の道を歩むものだから、どんな人でも規
定のレールだけを歩んでいるものではない。しかし、だからといって、
自分の道だけを歩いているのでもない。自分で試行錯誤しながら、規定
のレールを自分流に作り変えていきながら、徐々に自分の固有の道にな
っていくのだ。


◇自分の道は、自分の決断で形作られていく。自分の道を作ろうとしな
くても、自然に出来ていくものだ。しかし、その道をしっかりとした道
にしたければ、意識的な決断が、必要だ。決断することに自分を賭けよ
う。決断が、私たちの人生を形作っていくのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「電車内」(前編)

子供たちは大人よりずっとモラリストだと思う。意外かもしれないけれど。


以前、生徒に「電車の中でお化粧する女性をどう思うか?」ときいたこと
がある。確か中学受験する小学6年生だった。授業で扱う説明文でも「マ
ナー」に関するものは少なくない。

さて、彼らの意見は・・・。


「みっともない」
「化粧はうちでやるべきだ」
「電車の中はみんなの場所だからダメ」
「きっと周りに嫌がる人がいると思うから良くない」

などなど。


僕が言うのもなんだが、いちいちごもっともで、耳も痛けりゃ、胸まで
痛くなりそうだった。「お前はお母さんか!」と突っ込みの一つも入れた
くなる。


もっとも、それが彼らの意見かどうかは分からない。親であったり、学
校の先生であったり、テレビだったり。そういったものの影響を受けて
いることは充分考えられる。


一番笑ったのは、「化粧してもムダな人が多いと思う」だった。これも
誰かの影響なのか。


どうして彼らにこんなことを聞いてみたのか。それには理由がある。
受付事務スタッフのある女性が「電車の化粧は許せない!」と言って
いたからだ。


「化粧なんてのは人サマの前でやるような行為ではない。恥ずかしい
しみっともない。周りにも迷惑だ」


概ね、こんな主張だった。確かに、化粧は公衆の面前でやる行為では
ないだろう。公衆の面前で自分をより美しく見せたいがために「化け
る」のだから。使用前、使用後を見せたいのなら別だけど。


きっと、「特定の誰か」にきれいに見てもらえればいいということな
んだろう。


で、一つ疑問に思うのは化粧が周りの人に迷惑か、ということである。
「不快」に思う人がいる時点ですでに迷惑なんだろうけど、僕自身は
「迷惑」だと思ったことはない。


「不快」ということをいうと、酔っ払いを見て不快に思う人もいるだ
ろうし、金髪の若者の姿を不快に思う人もいるだろう。


例えば、電車の扉付近にどっかと腰を下ろし、乗降する人の邪魔にな
るというような「直接的被害」は化粧には存在しない。(もぞもぞ動
くので、隣に座る人に肘が当たったりというのはあるかもしれない)


実は、電車で化粧する女性の気持ち、分からないでもないのだ。


○次回へ続く

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2007年10月30日

亀田親子に思う

◇ここ数週間、亀田親子の話題で日本中が持ちきりだった。昨年来、亀田親子
の親子愛・家族愛をマスコミが持ち上げた。彼らのそのほかのヒール的な発言
や派手な練習スタイルのパフォーマンスについては、このメルマガで取り上げ
る資格はないから、亀田親子現象の親子愛について今回は取り上げたい。


◇亀田親子の親子愛・家族愛は、実は、それほど褒められたものではない。母
子癒着が日本の親子関係では、非常に問題だと従来言われてきたが、その親父
版が、亀田家の親子愛・家族愛だ。このメルマガでも何回となく触れているが、
親子関係の本質は、子どもの自律=自立劇だ。依存状態の親子関係を脱却して、
親と子が相互に自律=自立していくことだ。亀田家には、そういう関係性がな
い。


◇子どもを金づるに仕立て上げた父親が、恐怖と巧妙な愛情で、3人の子ども
を集団睡眠状態=洗脳状態にして、相互依存状態を徹底的に高めた結果、あの
ような異常な親子愛・家族愛になったように思う。しかし、こういうことは、
程度の差はあれ、どの親子にも見られる現象だ。亀田家ほど、異常ではないだ
けだ。


◇父親や母親の果たせなかった夢を子どもに託して、徹底的に教育していく、
期待をかけていくというのは、どこでもある話だ。だから、この亀田家の事例
を他山の石にして、親子関係を見直してみてはどうだろう。決して、亀田家だ
けの固有な問題ではないのだ。


◇未だ若い、亀田三兄弟には、ぜひ、親離れを果たしてもらって、立派な大人
になって欲しい。今回の事件で、社会に出て、恨みやつらみだけを持った人間
にはなっては欲しくはない。君たちの努力は、並大抵の努力ではなかったはず
だから。

ホーソーン

世間はその本質からいって横暴なものであり、何かを権利としてあまり
激しく要求されると、正当と認められていることでさえ拒否することが
ありうるのである

◇世間が横暴なのは、その構成メンバーである私たち人間が横暴だから
だ。だから、私たちは、正当だと認められているものでも、あまりに過
激にそれを主張されると腹を立てて、その正当な要求を拒否し、そう主
張する人間を排斥しようとする。正義がいつでも誰にでも受け入れられ
るものではないのは、正当な要求がいつでも誰にでも受けいれられない
のと同じなのだ。


◇それでは私たちは、なぜ正当な要求でも、それが過激になされるとつ
い腹を立ててしまうのだろうか。それは、気(=感情)に障るからだ。
正当な要求は、理性で処理されるものだが、それが過激になされると感
情的な問題に転化してしまうからだ。


◇人間は、感情的な動物だから、いくら理性で正しくとも、感情的に受
け入れられないものは、認めがたいのだ。それが、私たちの横暴の原因
だ。感情的な判断が、私たちを横暴にするのだ。


◇何が正しいかを理性で判断し、それをどう伝えるのかを感情的な側面
で考えてみれば、私たちは、髄分とトラブルから逃れられるはずだ。感
情的な側面を無視した正当な要求は、正当な要求ゆえに認めがたいもの
なのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月29日

生徒の名前を校舎に!

『はじめに』

◇顧問先の校舎見学をしていると、卒業生の名前は張り出しているのに
(合格実績として)、現役の在籍生の名前は、あまり張り出されてはい
ない。テストの上位者は、小さく張り出されているが、それだけだった
りする。たまに、それすらない校舎もある。そして、もっとひどいもの
に、宿題忘れの強制居残りの指名の掲示だけがあったり、課題の未提出
者の一覧だけがあったりする校舎もある。校舎は、生徒にとってどうい
う場所なのかを理解していれば、そんな事態にはならないはずなのだが、
教育空間という特殊空間のせいか、ついつい場所の定義が、不完全にな
ってしまう。

『学習環境をどう整えるのか』

◇生徒が一週間のうち何回も通う学習塾の校舎は、生徒にとって、どう
いう場でなくてはならないのかを考えてみると次のことが最低条件で挙
がるだろう。

 1.勉強がしやすい環境
 2.安全な環境
 3.楽しい環境


◇勉強がしやすい環境は、物理的な環境(机や椅子が使いやすい・明度
がしっかりある・空気がきれい・清潔等々)と生徒の人間関係と生徒・
教師の関係と教師の授業中の指導力で構成されるものだ。教師が、中心
的な働きをして、この環境を整えなければならない。


◇次に安全な環境は、説明するまでもなく、校舎の物理的な環境はいう
に及ばず、いじめの問題、交通事故の問題、通塾路での安全の問題だ。


◇この二つのことに対しては、基本的にどこの塾でもそれなりには、気
をつけているが、最後の楽しい環境については、なかなかそこまで真剣
に考えている塾は、ないように思う。


◇生徒が、週に何回も通うところなんだから、楽しい環境を提供しない
と退学になってしまうだろうと真剣に考えている人は、少ないようだ。
教育なんだから、楽しくないもんだと諦めて、楽しさをはじめから捨て
ている人もいるが、それでは、学習塾としての存在価値はないように思
う。なぜならば、学習塾は、生徒のやる気を引き出していく場所だから
だ。


◇楽しい環境とは、生徒のセルフ・エステームが高まるような環境だ。
プラスのストロークが満ちている環境のことだ。そういう環境を作る第
一歩として、校舎に生徒の名前を張ってみたらどうだろうか。自分の名
前が、何かよいことで張り出されているということは、それだけでセル
フ・エステームが高まるものだ。たとえば、以下のような項目で張り出
してみる。

 1.自習室活用キング
 2.遅刻。欠席皆勤賞
 3.得点アップ賞
 4.定期テスト満点賞・高得点賞・努力賞
 5.冬期講習などの目標短冊


◇校舎の一番目立つところに張り出して、生徒の名前を読み上げよう!
照れてしまう生徒がいるかもしれないが、セルフ・エステームは高まる
はずだ。当然、それらの張替えは定期的にしておこう。掲示が、壁の一
部と化すようなことはあってはならないから。楽しい環境をどう作るか
を塾全体で知恵を絞って出し合おう。楽しい場所に自塾の学習空間がな
れば、生徒を自ずと増える。

『経営者の視点』

◇校舎を楽しい空間にすることを心がけよう。勉強が楽しいものだと思
わない生徒だっているのだ。だからこそ、楽しい環境作りを心がけよう。
楽しい環境作りを推進していけば、必ず生徒や保護者とのコミュニケー
ションが増加する。コミュニケーションのない楽しさはないからだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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俯瞰のススメ

◇時々、高速道路のインターチェンジで逆行した車が悲惨な事故を引き起
こすことがあります。恐らく出口を間違えて慌てて本線に戻ろうとした結果
でしょう。

◇一般道路でも、逆行は事故の素ですし、高速道路であれば悲惨な事故を
誘発するだろうことは予想できるのですが、当事者にはそうは思えなかっ
たのでしょう。

◇これは、当初の計画一筋にこだわりすぎたことが一因で起きてしまった
事故ではないかと思うわけです。

◇似たようなことは、普段の生活でもあります。私たちは、仮に明確で
なくても、目標や計画を立てて行動しています。ところが、人生は計画
どおりに行かないことがほとんどです。

◇計画を遵守して行動することは、それはそれで大切なことではあるので
すが、計画は目標達成のために作成した一つの経路でしかありません。
計画を遵守するばかりに目標を見失ったのでは、もともこうもありません。

◇私たちの仲間には、これが生涯の職業だと信じて就職したにもかかわら
ず、理想とは縁遠い現実に、人生設計の変更をせざるを得なかったり、不
慮の事故や病気で、当初の人生設計の変更を余儀なくさせられた人は少な
くありません。

◇そして、そんな悪条件の中でも、様々な人生の障害を乗り越えて、生活し
ている仲間や先輩がたくさんいます。

◇しかし、同様な障害に出会って、当初の設計どおりに人生を送れないこと
を知るや、環境や他者に原因を求めたり、自分自身を傷つける仲間や先輩も
後を絶ちません。非常に残念なことです。

◇「もうだめだ!」と思ったら、意識を高層ビルの上において、地上を眺め
てみましょう。意識を空高く飛ぶ飛行機において地上を眺めてみましょう。
意識を宇宙において、地球を眺めてみましょう。

◇私はコーチングを学んではじめて「俯瞰(高いところから見下ろし眺める
こと)」ということばと意味を知りました。地上で気づかないことも、高所
から眺めることで、新しい気づきが生まれることがあります。

◇たまには、高所に意識をおいて、自分自身の立ち位置を眺めてみては
いかがでしょうか。

ご自分を俯瞰するとどのように見えますか?何を感じますか?

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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井深 大

幼い子どもは直感力が鋭い。うちのおやじは本物か偽物か、直ちにピンと見
抜く。おやじは自分の仕事を通じて、本物になる努力をしなければならない。

◇今日の言霊は教育論の一節だが、人間が、人間として本物になる道筋を
言っている言霊でもある。私たちは、自分の本分として仕事を生涯をかけ
て行なう。仕事というのは、何も社会に出て行うことである必要はない。
家庭の中で子育てをするというのでもよいし、主婦・主夫として家事を行
なうのでもよいし、芸術家として作品を残すことでもよい。


◇兎に角、人間は、自分に与えられた何か(=仕事)を通じて、本物(=
自分自身)になっていくのだ。それも何か(=仕事)に鍛え上げられなが
ら。


◇今日の言霊も指摘するように、本物になるために、私たちは努力をしな
ければならない。自分の仕事を通じてというのは、自分の目の前にある課
題に対して必死に取り組むことを意味している。自分の目の前にある課題
から逃げ出すことなく、必死に食らいついていくことが、努力するという
ことだ。


◇安易な妥協を廃して、自分の持てる力を出し切っていくことこそ、本物
になる道筋だ。自分自身に妥協しないで、自分の目の前の課題に取り組も
う。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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毛沢東

真理はただ一つしか存在せず、それはどちらの側にあるかという問いは、
結局、主観的な大言壮語によってではなく、客観的な実践によって決定される。

◇真理は、それを崇めているだけでは意味がない。真理は、それを実践
して、現実的なものにしてはじめて真理としての価値が出てくる。いく
ら論理的に正しいものでも、生きている人間に寄与しないような真理な
らば、生活者の真理にはならない。


◇それでは、私たちにとっての真理とはなんだろうか。私たちが、生き
ていく上で大切にしなければならない真理とはなんだろうか。それは、
私たちに生きていく力を与えてくれるものでなければならないだろう。
私たちが、その真理を目指せば、私たちが、元気に生きて行けるものだ。


◇旧来の宗教が禁欲を勧めたように、新しい時代の真理は、何を勧める
のだろうか。私ならば、相手との相互理解を勧めたい。理解すること!
自分を理解すること!他人を理解すること!自文化を理解すること!異
文化を理解すること!時代を理解すること!状況を理解すること!理解
することが、この時代に私は必要なことなのだと思う。


◇人それぞれの真理はあるだろうが、その真理の中に、必ず他者を入れ
てほしい。他者が介在しない人生はないのだから。

2007年10月26日

カエルの子はカエル!

【記事】「しからぬオヤジ」4割 中高生に干渉せず 福岡市調査

 朝日新聞(2007年10/24)より以下抜粋

「地震、雷、火事、おやじ」が怖いとされたのも今は昔。福岡市が実
施した調査で、子どものしつけに自信を持てない父親が増えている実
態が浮かび上がった。中高生の父親の約4割は子どものすることに口
を出さないといい、市は「親子関係の薄さがある」と背景を分析。
「子どもとのコミュニケーションをしっかり取るよう努力して」と呼
びかけている。

○「ダメおやじが増えた」。調査を担当した熊本大教育学部の古賀倫
嗣(のりつぐ)教授(社会学)は、近年の傾向をそう表現する。
 
○調査は青少年の行動や子育てに関する意識などを探るため、76年
から5年に1回実施。昨年10~11月に福岡市内の2300世帯
(3500人)にアンケート用紙を渡し、1年がかりで分析した。有
効回答を寄せたのは2897人で、子どもらのほか、小学生高学年~
高校生の父親が367人、母親が573人だった。
 
○「子どものすることに口を出さない」と答えたのは中学生の父親で
37%、高校生の父親で41%。「子どものしつけや教育に自信が持
てない」と感じている父親は01年調査の9.3%から9.9%に増
えた。
 
○「しつけやどのような生き方をしたらよいか」の指導を学校に求め
る父母も22.6%から32.4%に急増。市は調査報告書の中で
「家庭の教育力の大切さが叫ばれる今日、学校への依存傾向が強まっ
ているのは裏腹」と指摘した。
 
○父親全体の30.5%は「子どもが母親とは話すが自分とはあまり
話さない」と感じ、9.3%は「子どものことをわかっていない」と
認めた。市こども未来局の担当者は、子どもとの会話が少なく、子ど
ものことを理解できないと思っている父親が怒れないタイプだとみる。
「子どもの声を受け止める態度とスキル(技術)が必要だ」
 
○報告書は一部の親の規範意識が低いことも問題視した。援助交際と
呼ばれる売買春について、高校生の父親の3.4%、母親の2.2%
は「悪いと思わない」と考え、カンニング容認派も父親で7.7%、
母親で3.4%だった。
 
○古賀教授は「子どもも親になり、子育てをする時がくる。大人のあ
るべき姿を、まずは親が身をもって示す努力をしてほしい」と話す。

*私からのコメント

◇この記事を読んで、親子関係のコミュニケーション不足だと指摘す
るのは簡単だが、なぜコミュニケーション不足になったのかを考えて
みると、生きていく価値観の多様化が、その根本にはあるように思う。
だから、その根本をどうにかせよ!と言うことになるのだが、そんな
ことをこのメルマガで考える余裕はないから、一つだけ親の態度に対
して提言したい。


◇子どもに生きるメッセージを送ることだ。お父さんがそうだと信じ
る生き方を話すことだ。一方的でもいい。お父さんは、こういう風に
考えて生きているんだ!と話すことだ。


◇そして大きくなったら何になりたいのかと子どもに聞いて、「わか
らない」と答えたら、「お父さんのようになれ!」ということだ。カ
エルの子はカエルなのだから、まずは自分のように子どもがなってく
れたら御の字だ。そういう構えでいればよいのだ。堂々と子どもと向
き合えばいいのだ。今日の記事は、そういう親父の復活を願っている
のだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ウィリアム・サローヤン

有能な人間は失敗から学ぶから有能なのである。
成功から学ぶものなどたかが知れている。

◇失敗から学べない人がいる。失敗をすることと自分を見失うことを同
じように重大なことだと考えている人がいる。失敗したら、自分の全て
が消えてしまうと考えているのだ。しかし、失敗したって自分が消えて
なくなるわけではない。


◇たとえば、人を殺すという重大な失敗を犯しても、自分自身は、どこ
からも消えたりはしない。世間から消えてなくなるだろうが、ただそれ
だけのことだ。どこかで、静かに暮らしていけばよいのだ。自分の人生
は、失敗したところで、どこからも消えうせはしないのだ。


◇だから、失敗をして、辱めを受け、穴があったら入りたい情況になっ
ても、どうしたって、衆人の晒し者になるのだ。失敗で、自分がみんな
の前からすっと消えてなくなることはないからだ。だとすれば、腹をく
くって、失敗を認め、その失敗から何かを学ばなければ、失敗したこと
が、ただの損だけになってしまう。


◇失敗から私たちが、前向きな教訓を得ない限り、失敗が無駄になって
しまう。無駄になる失敗なんて何もないのに、自分から失敗を無駄にし
て、さらに失敗に失敗を重ねる結果を招いてしまう。そうなったら、さ
らにみんなから嘲笑されるだけだ。


◇勇気のある人間は、失敗を認める。有能な人間は、さらに失敗から何
かを学ぶ。無能な人間は、たまたまの成功から自分自身の存在を確認す
るだけだ。だから、成功事例にしがみつくのだ。私たちは、少なくても
勇気のある人間になろう。そうしなければ、有能な人間にはなれないの
だから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月25日

湯川 秀樹

取り返しのつかない大きな失敗をしたくないなら、
早い段階での失敗を恐れてはならない。

◇私たちは、失敗に対して非常に臆病だ。失敗をどうしても避けてしま
う。しかし、失敗を避ければ避けるほど、私たちは、縮こまって失敗す
る確率が高くなるものだ。だから、失敗を恐れることなく、何事にもの
びのび取り組むことだ。そうすれば、失敗する確率は断然低くなる。


◇そして直ぐに付け加えておかなくてはならないのは、失敗をしないよ
うな努力が前提になるということだ。このことを忘れて、失敗を恐れる
な!といってもそれには、全く意味がない。失敗をするために、チャレ
ンジするのではないからだ。


◇今日の言霊の指摘は、失敗を経験する時期は、早いほうがよいという
ことだ。その失敗から数多くのことを学んでいけば、大きな失敗が防げ
るからだ。失敗は、成功の母と言うけれど、それは、負け惜しみでも何
でもない。失敗が成功を準備する契機になるからだ。もう二度と失敗し
たくはないという決意が、多くのことを学ばせるからだ。


◇惨めさや悔しさが、自分を成長させる。恥ずかしさのない人生なんて、
飛躍のエネルギーのないものだ。失敗は、自分を客観的に見つめる最大
のチャンスなのだ。失敗を自分の宝にしよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月24日

セミナー報告!『学習塾の実践から学ぶ、やる気を引き出す授業術』

 特定非営利活動法人ピースコミュニケーション研究所(以下、PCI)が主催する第二回教師サポートセミナー『学習塾の実践から学ぶ、やる気を引き出す授業術』が、10月20日(土)に催された。

 今回のセミナーは、教育の最前線で活躍する学校の先生方の授業力向上をはかるために企画されたもので、9月29日(土)、10月20日(土)、11月10日(土)の3回連続シリーズで実施されている。

                            ●

 1回目の9月29日のテーマは、「生徒のやる気を引き出す授業パフォーマンス」。はじめにPCI理事長である中土井鉄信氏が教壇に立ち、授業の本質、教師としての心構え、さらに「学校型授業」と「学習塾型授業」の比較などを披露。後半では、主任研究員の井上郁夫氏を講師とし、授業中の話し方、生徒への視線の振り方などのプレゼンテーション・スキルがワークショップ形式で研究された。

 学校でも、学習塾でも、生徒の「分かった!」という笑顔が、教師にとっての最大の喜びであることに変わりはない。しかし、学習塾と学校の間には、不幸にも相互交流が妨げられてきた経緯があり、学習塾で培われた授業ノウハウが学校の先生方に伝えられる機会は少なかった。今回のセミナーは、この垣根を取り払い、学習塾で培われた授業ノウハウを学校の先生方に紹介し、日々の授業を行ううえでのヒントにしてもらうことを主眼としている。

                            ●

 さて、10月20日(土)の2回目のセミナーのテーマは「生徒の興味・関心を引き出す授業展開」。
 セミナーでは、「授業の導入方法とは?」「わかり易い授業とは?」「面白い授業と可笑しい授業の違い」など、熱心な教師なら誰もが関心のあるテーマを、講師である井上郁夫氏が熱を帯びた口調で、次から次へ具体的な事例を交え説明していった。


 その中で特に、印象に残った点を簡単にご紹介しよう。
井上氏によれば、わかりやすい授業とは、多くの視点から説明ができている授業である。それと言うのも、すべての生徒に分かってもらえる万能な教え方はないからだ。なぜなら、生徒それぞれで興味・関心が違うため、ある教え方がA君にとってはわかりやすいものであっても、その隣に座る記憶の仕方が違うBさんには理解しづらいものとなってしまうケースがあるためだ。
 NLP(神経言語プログラミング)の理論によれば、人間の記憶には、「視覚型」「聴覚型」「体感型」の3つのタイプがある。
 そして、それぞれのタイプにより、効果的な教え方は違っている。たとえば、視覚型の生徒には図や表などを多用したチャート型の授業が有効だし、一方、聴覚タイプでは、教師の言葉による説明が理解度を高めるキーとなるという具合だ。また、体感覚型では「実験」「観察」などが有効な教え方となる。
 実際の教室にはこれら3つのタイプの生徒が混在しているため、「視覚型」「聴覚型」「体感覚型」のどのタイプの生徒にも理解しやすいよう、複数の視点から説明ができるスキルが教師には求められているのである。

 ワークショップでは、既習事項を振り返りながら、知的好奇心を刺激し、かつ将来に向けての学習意欲を引き出す授業方法の事例として、台形の面積を求める授業方法が受講者の間で話し合われた。

 台形の面線を求める公式は「(上底+下底)×高さ÷2」だが、これ以外にも、台形を三角形と平行四辺形に分けたり、複数の三角形に分けたりしても解が求められるのはご存知だろう。この図形を分割したり、移動をさせる方法は、将来、生徒たちが学ぶ多角形でも使え、生徒の応用の範囲が広がるきっかけ作りになるなどの意見が活発に出された。

                             ●

 セミナーの後半では、大手学習塾で教師をしていたPCI主任研究員荒木崇氏による国語の模擬授業を公開。普段は教師である受講者が生徒役となり進められ、「童心にかえったよ」と眼を細める先生がいたのが印象的であった。頻繁にコミュニケーションをとる学習塾ならではの授業方法を、身をもって体感できたようだ。
 受講者は、教育学部の学生、小学校の先生、中学校の先生、学習塾の先生と、多彩な面々。年齢は20代前半から50代まで。「教育」という同じ目標に向かいながらも年齢や立場を異にするそれぞれの受講者が、互いに刺激し合っていたのも収穫の一つであった。


                             ●

なお、『学習塾の実践から学ぶ、やる気を引き出す授業術』の第3回目のセミナーは、「達成感のある授業」をテーマとして11月10日に実施される。


■第二回教師サポートセミナー

テーマ●<学習塾の実践から学ぶ「やる気を引き出す授業術」>
主催:ピースコミュニケーション研究所(PCI)
後援:神奈川県教育委員会、埼玉県教育委員会、横浜市教育委員会、
社団法人かながわ民間教育協会
協賛:財団法人日本児童教育振興財団

定員●定員:20名

参加費●無料
(ただし、資料代実費として1回につき1,500円をご負担いただき
ます。当日、会場にてお支払いください)


●日程
3回目‥‥‥‥11月10日(土) 13:30~16:30

●会場
南部労政会館(東京都大崎)

●対 象
学校の先生方、及び、教育委員会などの学校管理・支援機関の方々
これから教師を目指す社会人・学生の方
●内容:
〔11/10(土)〕:達成感の授業構成
「わかった!」「できるようになった!」という実感は、生徒の自信や学ぶ意欲をさらに高めます。ここでは、生徒に課題の配列や提示の仕方、教師の対応によって、生徒にとって達成感のある授業の展開法を研究します。

●申 込
電話・Eメール・FAXにて。
ご住所・お電話/FAX番号・ご参加者の氏名を
特定非営利法人ピースコミュニケーション研究所(PCI)までお伝え下さい。
peacecom@tbu.t-com.ne.jp
TEL / FAX:045(651)7030

「事件」

いきなり後ろから口を塞がれて連れて行かれそうになった。

幸い、周りに友達がいた。

その子たちが男の背中を必死に叩くなどして、大事には至らなかった。

先日、あるお母さんとお話をしていたら、お子さんと同じ学校に通う小3
の女の子が、サングラスにマスクをした男に連れ去られそうになったとい
うことだった。


すると、同じ場にいた別のお母さんが言った。


「うちのほうでもあったの。自転車でずーっと後を付いて来たんだって。
その子がお母さんに携帯で電話して、お母さんがすぐに110番したらし
いけど」


二つとも一歩間違えば、大事件である。聞くと、遅い時間帯ではない。
午後2時、3時の話である。つまり、低学年の児童の下校時間を狙って
いたということだ。白昼堂々とはまさにこのことだ。

「若い人だったらしいけど、子供の見た感じだし、あんまりアテになら
なかったりするよね」


子供には「逃げろ」とか、「大声をだせ」とか、「防犯ブザーを鳴らせ」
とか、そういうことを言うけれど、咄嗟の場面でそういうことが出来る
のだろうか。


なんだか、悲しい世の中である。が、これも現実である。


(登場する生徒名は全て仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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本田 宗一郎

こちらが悪ければ、悪い人間が寄ってくる。
こちらが信用することによって、信用される人間が生まれる。

◇人間は、人と人の間に存在するものだ。つまり、ある人とある人が、
関係付けあって、その間にお互いの人格が表現されるということだ。人
が人として単独で人格的なことが表現されるわけではない。相手あって
の自分なのだ。


◇だから、今日の言霊が指摘するように、自分が悪い人間ならば、悪い
人間が集まるし、そういう人間の中でしか自己表現できないだろうが、
自分が善い人間を求め、善い人間になろうとすれば、そういう人間が集
まってくる。そして、そういう自己表現がなされる。人間は、面白いも
ので、誰かとの関係性の中で自己表現をしていくものなのだ。


◇もう一つ重要なことがこの言霊には書いてある。それは、相手が自分
を信じるのではなく、自分がまず相手を信じない限り、信用は生まれな
いということだ。まず自分の心のありようを吟味しない限り、善い関係
は生まれないのだ。


◇相手あっての自分だからこそ、相手の行動を待っているのではないの
だ。相手を慮ってこちらから先に行動していこう。そうすれば、私たち
は、案外生きやすい人生を送れるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月23日

人間の行動には、原因がある!

◇子どもが親の言うことを聴かないのには理由がある。その理由を親は知ろう
とはなかなか思わない。親の言うことを聴かない子どもが悪いとはじめから思
っているから、力ずくで親の言うことを聴かせようとする。無理やり親の言う
ことに従わせようとする。

◇それでは、ネズミ叩きと同じで、いつでも怒っていなければならないのだ。
そこで、今回は、何で親の言うことを聴かないのかを探ってみることにしよう。
そういう時の会話はこんな感じだ。まずは、いつもの会話から。

 お母さん:A君、中間テストが近いけど、勉強大丈夫なの?
  A君 :うん~。どうだろう?
 お母さん:どうだろう?って何よ。自分のことなんだから、しっかりしなさ
      いよ。
  A君 :平気じゃない?!
 お母さん:何それ?!勉強しなさいよ!
  A君 :分かった、分かった。する、する。
 お母さん:いつもそうじゃない!する、するって言うだけで何もしないじゃ
      ない!
  A君 :うるさいな!すればいいんだろう!

◇いつもの会話は、性急過ぎるのだ。こんな感じでどうだろうか。

 お母さん:A君、中間テストが近いけど、勉強大丈夫なの?
  A君 :うん~。どうだろう?
 お母さん:えっ?!中間テストが近いの知らなかったの?
  A君 :知ってたよ。
 お母さん:お母さんに声かけられるの待ってたの?
  A君 :そんなわけないじゃん。
 お母さん:じゃあ、どうしたの?勉強しなくていいの?
  A君 :そんなわけないじゃん。
 お母さん:じゃあ、勉強したくない理由があるんだ。
  A君 :え~。どうかな?ないんじゃない?
 お母さん:もしあるなら、お母さんに話してみない?きっと楽になるかもよ。
  A君 :そんなわけないじゃん。
 お母さん:まあ、そろそろ勉強しないとね。今度のテストの目標点は、決め
      ているの?
  A君 :そんなわけないじゃん。全然、決めてないよ。
 お母さん:じゃあ、お母さんと決めようか。
  A君 :なんで目標なんか決めないといけないの?やだよ。
 お母さん:A君は、どんな時に勉強しようと思うの?
  A君 :どういう時かな?
 お母さん:お母さんにしてほしいことある。または、してほしくないことあ
      る。A君が、勉強に取り組めるように協力したいのよ。
  A君 :一番は、ほっといて欲しいんだけど。

◇お母さんは、辛抱強く会話を続けながら、A君の勉強しない理由をA君自身
に気づかせることだ。それだけでいいのだ。親の言うことを子どもに聴かせる
ことが、親の目的ではないはずだ。子どもがやる気になって、どんどんチャレ
ンジしてもらうことが、親の目的ならば、そうなるように、子どもに気づかせ
ることが重要なことなのだ。そのために、コミュニケーションをとるように心
がけてみよう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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オードリー・ヘップバーン

美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。
美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。

◇私たちは、美しいものが好きだ。だから、出来れば、私たち自身が、
美しくなりたい。どうすれば、美しくなれるのか。今日の言霊は、端的
に指摘する。美しくなりたければ、相手の美しさを尊重しなさいと。


◇たとえば、美しい言葉を使うのは、相手のことを慮るからだ。相手に
対して美しい言葉を使うことで、私たちは、自分自身を美しく見せる。
その積み重ねの中で、内面も感化されて、美しさを増す。独り言すら、
美しい言葉になっていくのだ。

◇また他人のいい点を探そうとすると、私たちは、他人に対して、いい
点を基にした行動が取れる。他人に対してよい行動が取れるようになる。
その積み重ねの中で、内面も感化されて、自分のいい面がどんどん磨か
れてさらに輝くようになるのだ。


◇自分を美しくしたいのであれば、私たちは、他人に対して美しい言動
を心がけるべきだ。他人が、私たちのことを美しいと認めてはじめて美
しい存在になれるからだ。他人から自分に届くメッセージを真摯に受け
止めて、自分自身を磨いていこう。それしか、自分を美しくする道はな
いのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月22日

学習記録ノートで保護者とのコミュニケーションを図れ!

『はじめに』

◇FCの個別指導塾と独立系の個別指導塾では、授業報告の頻度が違う。
FCの個別指導塾の授業報告は、基本的には月に1回程度のもので、月
末にまとめて書いて、翌月の初めに郵送される。報告が、こちらの都合
になっていて、サービス性があまり高くはない。それに対して、独立系
の個別指導塾は、授業報告を重要と考えているから、毎授業ごとに、授
業報告がなされる。今回は、その授業報告のツールを紹介したい。

『学習記録ノートの活用』


◇今から20数年前、私のいた補習塾では、集団指導ではあったが、自
己管理ノートといって、授業毎の学習記録と授業を受けた評価を生徒に
させて、先生が、コメントを書いていた。生徒本人が、今受けた授業の
取り組みを自己評価するのだ。それを先生が確認して、保護者にコメン
トを書くというものなのだが、これが、随分と威力を発揮して、保護者
とのコミュニケーションがある程度取れていた。


◇この自己管理ノートをアレンジさせたのが、「学習記録ノート」で、
講師の先生が毎授業ごとに学習したことを記入し、授業中の生徒の様子
や生徒のプラス面や課題についてコメントをして、保護者に生徒から手
渡ししてもらうノートだ。


◇この「学習記録ノート」の必要項目は、以下の通りだ。
 1.日時・学習教科・担当講師
 2.授業内容(単元名だけではなく、具体的に書く)
 3.テキストのページと問題番号
 4.宿題の範囲と前回の宿題の履行状況
 5.この授業の生徒の姿勢(集中・理解・積極性を5段階で評価する)
 6.保護者へのコメント・保護者確認印欄


◇以上の項目を授業中に講師の先生が書き込んで、授業終了後に生徒に
渡して、授業終了となるものだ。コメントを講師の先生に書いてもらう
から、このコメントの書き方研修が必要となるが、これが上手く機能し
ていけば、保護者には、大きなアピールポイントになる。たまに、教室
の責任者が、保護者向けにコメントを書いておけば、保護者は、安心す
る。DTS(電話がけ)も非常に大切なコミュニケーション機会だが、
この「学習記録ノート」も大きなコミュニケーションツールになる。ぜ
ひ、工夫してみてはどうだろうか。


◇11月は、退学者が、多く出る月だ。ぜひ、10月中に危険信号を発
している生徒を確認して、こういうツールを使って、保護者に働きかけ
て欲しい。コミュニケーション機会は多ければ多いほど、満足度が増す
ものだから。

『経営者の視点』


◇ツールの開発は、非常に重要なことだが、手間隙かけなくても、簡単
に革新的なツールは生まれる。ちょっとした工夫で、効果的なツールに
なるはずだ。埋もれているアイディアやノウハウを発掘して、自塾のス
キルにしていこう。お金と時間をかけるだけが、能じゃない。

趣味は何ですか?

◇先日、ある若者と、食事をしながら聞いてみました。

私:「趣味は何?」
彼:「スポーツです。」

私:「その中でも特に好きなのは?」
彼:「特に好きなのは、サッカーです。」
私:「サッカーやっていて一番よかった場面は?」
彼:「とても互角に戦えるはずの無い相手と最後にPK戦まで持ち込めた
ことですね。あの時は、結局仲間と思いっきり抱き合いましたね。」
私:「球技が好きなの?陸上とかはどう?」
彼:「陸上はダメですね。一人でやるのはダメです。」
私:「みんなで球技をするのが好きなんだね。」
彼:「そうですね。でも、一人でリフティングしたり、二人でパスの練習
をするのは好きですね。」
私:「そんな時は、今度はこう蹴ろうとか、いろいろ工夫しているんじゃ
ないですか?」
彼:「そうですね。」
私:「ところでたくさんある球技の中で、一番にあがるサッカーは何処が
魅力的なの?」
彼:「野球とかもやりますが、サッカーの方が断然いいですね。野球は動き
がだるいです。」
私:「動きがだるい。ってどういうこと?」
彼:「外野を守っているとか、自分のバッティングの番まで待つとか。
とにかく暇なときが長いのです。その点サッカーは、何処のポジション
でも動き回っているのがいいですね。野球でも、ピッチャーだとか
バッティングだとかファーストだとかというなら、やってもいい
ですね。」


◇あなたは、この人をどんな人だと推測しますか?
・彼が充実するのは集団の時?一人の時?
・怠け者?努力家?
・机の前でじっくり考えるタイプ?身体で学ぶタイプ?
・他者から学ぶタイプ?一人でこつこつ学ぶタイプ?
・気が長い?気が短い?

◇この他の視点でも、いろいろ分かったり、感じた人もいるでしょう。
5分ぐらいの会話でしたが、ちょっと質問をして掘り下げていくと、相手の
人柄、個性の一端が推察できるものです。

◇私は、特別に好きというわけでもありません。ただ、目の前の人が
サッカーが好きといえば、「この人は、サッカーのどんなところに惹かれて
いて、サッカーを通して何を学んできた人なのか、サッカーをしている時の
この人は、どんなことを考えたり、感じたりしているのだろう。それを
普段の生活に役立て、相手の人生がもっと充実したものにならないだろう
か。」なんて、考えて質問をしています。

◇相手の関心に関心を寄せていると、短時間でも多くの情報や人となりを
知ることができるのです。

・趣味は何ですか?
・好きな色は何色ですか?
・どんな香りが好きですか?
・印象に残った本は何ですか?

あなたの前の人に質問してみては如何でしょうか?

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フランソワ・モーリアック

私たちの人生は、私たちが費やした努力だけの価値がある。

◇私の人生は、私の努力した分だけの価値しかない。と言うことは、私
の価値は、私が何かに取り組み、何かを達成しようと努力した分だけし
かないということだ。このことを私たちは覚えていたほうがよい。私た
ちは、みんな生きるために努力をしている。だから、誰にもそれ相応の
価値はある。


◇私たちの人生は、自分自身になろうと努力する道のりだ。その道のり
で、どのくらい努力が出来るかで、自分の価値が決定されるのだ。だか
ら、大金持ちが価値があるとか、人気者が価値があるとか、単純に決め
られないものだ。


◇しかし、努力を惜しめば、金持ちにも人気者にも大体がなれないから、
大概の金持ちも大概の人気者も私たち以上には、価値ある人生を歩んで
いるのかもしれない。


◇だから、私たちは、努力を惜しんではいけないのだ。自分の目の前の
ものに意識を集中して必死で取り組むべきだ。コツコツ努力をしていな
ければ、私たちの人生は、価値あるものにはならない。自分を価値ある
ものにもできない。自分の価値は、自分自身で創っていくものなのだ。


◇誰かに頼っても、誰かを利用しても自分の価値を高めることにはなら
ない。ひとりで、自分の価値を創っていくことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ヘミングウェイ

愛するときは、そのために何かをしたくなるものです。
犠牲を払いたくなるものです。奉仕したくなるものです。

◇私たちには、愛すべき人々が数多くいる。私たちは、誰かを必ず愛し
ている。その最たるものが、自分だ。だから、今日の言霊を自分に置き
換えてみたら、まだまだ自分の愛し方が足りないことに気がつくはずだ。


◇愛する自分のために、私たちは、何かをしたくなる。愛する自分のた
めに、自分を犠牲にしてまで、尽くしたくなる。愛する自分のために、
無条件で奉仕したくなる。そう思って、自分の行動を振り返ってみると、
まだまだ愛が足りない。自分のために自分を犠牲にして、将来を期すと
いうことが足りないのだ。


◇ついついちっぽけな自分を大切にしてしまって、自分のためにはなら
ない選択をしてしまう。ついつい自分の突発的な感情を優先してしまっ
て、将来の自分の夢を挫いてしまう。自分を命一杯愛するならば、自分
のために、自分で出来ることは非常に多いはずだ。


◇今の自分を大切にして、未来の自分を台無しにするぐらいなら、今の
自分を犠牲にしてでも、未来の自分に賭けよう。未来の自分を大切にす
ることが、実は、今の自分を大切にすることなのだ。未来に繋がらない
今なら、今という価値はないのだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月19日

閉鎖的な社会だからこそ、学校の世界は特殊化するのだ!

【記事】学力テストで問題事前配布「教育指導室長が主導」足立区教
委調査結果
 読売新聞(2007年10/12)より以下抜粋

2005年1月に実施された東京都の学力テストの約1か月前、足立
区教育委員会が校長に実物の問題用紙などを配布していた問題で、同
区教委は12日、「当時の教育指導室長が事前配布を主導した」とす
る調査結果をまとめた。
 

○成績を上げるため不正行為を校長に促したとの疑惑については「そ
の意図はなかった」と否定したが、配布の際に室長が「ご活用願いた
い」などと発言していたことも判明した。
 
○報告書によると、当時の室長は問題用紙が校長会の前日に都から届
けられることを知ると、部下の指導主事らに対し、校長会の配布資料
の中に問題用紙を入れるよう指示。これに対し、指導主事2人は事前
配布に反対したという。配布の目的について、当時の室長は「(名前
の記入形式などに慣れてもらい)テストを円滑に実施するためだった」
と説明。しかし、校長への聞き取りでは110人中54人が「活用・
準備を促す発言で、不審に思った」などとした。区教委は「多くの校
長が不正を強いられているような感情を抱いた」とは認めながらも、
「区教委側には不正を促すような気持ちはなかった」と結論付けた。
 
○一方、教育長の関与については、当時の室長は「当日朝に教育長か
ら配布の了承を得た」と証言したが、当時の教育長は「知らない」と
否定している。


*私からのコメント

◇学校の世界は、閉鎖的な世界だ。そしてそれは、教育委員会の世界
まで続いている。やっと最近、民間の校長先生が誕生したが、それで
も、まだまだ閉鎖的な世界なのだ。


◇そして、その閉鎖性が問題になるのが、ある種の判断をしなければ
ならない時だ。ある種の判断は、常識に照らし合わせてするのだが、
世間の常識と閉鎖的な社会の常識と二つの常識がある場合、どちらの
常識を優先させるのか、その優先のさせ方で問題が起こる。


◇今回もそのことが記事の中にある。指導主事二人は、問題用紙の配
布に反対した(=世間の常識)が、室長は、練習と称して問題用紙を
配布した(=学校の常識)。この程度のことなら問題ないと判断した
のだ。


◇また、問題が発覚してからの今回の報告だが、この記事を見ても分
かる通り、どこか世間の常識とはかけ離れている。「ご活用願いたい」
と発言しておいて、なぜ不正行為を促す意図がなかったと言い張れる
のだろうか。また『区教委は「多くの校長が不正を強いられているよ
うな感情を抱いた」と』認めながら、なぜ『「区教委側には不正を促
すような気持ちはなかった」と結論付けた』のだろうか。


◇世間の常識であれば、相手がそう感じてしまったのならば、確かに
そうかもしれないと一旦は、その発言からその当時のことを率直に認
めるだろう。しかし、随分と違った結論になっている。身内同士の調
査で、身内の論理だけを見ているから、こういう結論になるのだ。世
間が注目していること以外は、身内の論理だけが通ればいいのだろう。


◇閉鎖的な世界だから、身内の論理がまかり通って、世間に通用する
論理なんぞは、世間が騒ぎ立ててから考えればよいと思っているのか
もしれない。閉鎖社会は、誰からの批判も受けないから、変な判断が
まかり通るのだ。


◇開かれた社会では、第三者が勝手に批判をしてくれるから、批判が
出ないように必死に考えて客観的な判断がなされる。今までの世間の
常識に照らし合わせながら、誰もが納得のいく結論を導いていくから
だ。


◇学校をさらに開かれたものにしよう。そうしなければ、日本の子ど
もたちは、幸せにはならない。

円地 文子

登らなければ、登りつづけなければ、決して坂の上へは出られないのだ。

◇大きな成長を成し遂げようと思ったら、私たちは何かに挑むことだ。
自分を今とは違うステージに立たせたかったら、今とは違う道を歩むこ
とだ。今日の言霊が言っているのは、そういうことだ。


◇私たちは、基本的には腰の重い人間たちだ。俗に言う茨の道をわざわ
ざ選んでまで人生を十二分に楽しもうとは思わない。出来るならば、何
もしない道を選んで、人生を平穏に過ごしていこうと思っている。


◇しかし、人生は、平穏無事が一番難しい。人生は、人間と人間が交差
する交差点のようなものだから、自分が気をつけても、他人が何かをし
でかすし、他人に巻き込まれて、自分も何かをしでかすようなそんな代
物なのだ。だから、否が応でも腰を持ち上げて、自分が望む望まないに
関わらず、しっかりと歩んでいくことなのだ。


◇そういう人生だと思えば、私たちは、自分自身の坂道を自分から進ん
で登っていこうではないか。目標を定めて自分の人生を歩み続けようで
はないか。自分からステージを次から次へと変えようではないか。どう
せ、一回の人生ならば、坂の上まで登っていこうではないか。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月18日

中野 重治

偉い人間にはなれなくても善い人間にはなれる。

◇偉大な人間になれる人は、そう多くはない。人類史上、数々の偉人が
存在したが、偉人を輩出する確率は、宝くじに当たるようなものだろう。
いやもっと少ないかもしれない。偉大な人間になるためには、何かをな
し得なくてはならない。それも圧倒的な高水準で何かをなしえない限り、
偉大だとは他人から認められない。だから、なかなか偉大な人間は、出
てこないのだ。

◇それに引き換え、善い人間には、自分が望めば誰だってなれる。善い
人間は、何かをやらないということを心に決めさえすれば、善い人間の
スタートラインに、立てるからだ。


◇たとえば、善い人間は、他人に嘘をつかないとか、不正を犯さないと
か、悪口を言わないとか、人を殺さないとか、人を傷つけないとか、禁
止事項を守ろうとして努力する人のことだ。何かをなすというよりも、
何かをしないということが、善い人間の条件だ。


◇私たちは、偉人にはなれないかもしれないが、善人にはなれそうだ。
悪いことはしないと決意し、そうしないように努力をして人生を歩んで
いけば、善人には、誰だってなれる。


◇そうなってから初めて、偉人の道がスタートするのだ。最近の野心家
は、そのことを忘れているように見える。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月17日

「過去問」(後編)

○前回のあらすじ

夏期講習が終わり、9月に入ると、中学受験生は本格的に「過去問演習」
の指導が始まる。

志望校ごとに、生徒それぞれでいろいろと戦略が必要なのだが、当然、
学校の入試傾向に合わせるのに、随分と苦労する生徒もいる。千春もそ
の1人だった。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

負けず嫌いの千春が問題集とノートを持って僕のところへやってきた。


「せんせぃ、問題が全部解けない!」


もう少し彼女に話を聞いてみた。


「全部解けないってどういうこと?」


「Y女子の問題を3年分やったんだけど、全部最後まで終わらなかった」


「そうか。時間内に解ききれなかった問題も一応、解いたでしょ?」


「うん」


「それは結構解けてたよね」。この点はノートチェックで確認済みだ。


「うん」


「じゃぁ、時間内に全部問題解けたら、何とかなりそう?」


「うん、結構自信ある。でも、問題の数が多いから・・・」


制限時間は45分。漢字、物語、論説という3つの大問構成。
2本の文章にボリュームがあり、知識、選択、抜き出し、記述と盛り沢山だ。


「じゃぁ、今から先生がやり方を教えてあげるから、時間を計ってそのやり方
でやってみよう。ただし、人によっては、このやり方は合わない場合もあるか
ら、もし、千春がやってみて上手くいかないようなら、先生に報告してね」


で、テクニック的なことを彼女には教えた。中身もないうちからテクニックを
教えるとそれに走ってしまい、本末転倒だから、嫌なのだが、彼女の場合、そ
の心配はない。


「まず、最初に、文章読まなくてもできる問題をチェックしてみよう・・・」

数日後。


「先生、出来たよ!上手くいったよ!!」


ノートを持って、千春が職員室へ駆け込んできた。時間内に最後まで問題が
解けたらしい。そのおかげで点数も上がっている。


そして、千春のお母さんからもお電話をいただいてしまった。


「もう、本当に嬉しそうに話すんですよ。先生に教えてもらって出来るよう
になった、って」


千春、そんなに嬉しかったの?とちょっと意外に思った。まだまだこれから
だよ、と彼女には伝えなきゃなぁと感じるひねくれモノの僕であった。


(登場する生徒名は全て仮名です。)
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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小林 秀雄

有効に行動する為に予見すること、これが知性の目的である。

◇私たちは、先の見えない時代を生きている。何があってもおかしくな
い時代を生きている。親が子どもを殺すことも、子どもが親を殺すこと
も、それほど異常な事件ではなくなってしまった。自殺願望者が、自殺
サイトで知り合った見ず知らずの人間に自分の殺害を頼んでしまう時代
になった。


◇だから、知性なんぞ必要のない時代なのだということではない。こん
な時代だからこそ、今日の言霊の言う「知性」がさらに重みを増すのだ。


◇自分の存在が、世界に、他人にどう影響を与えるのか、自分の行動が、
世界に、他人にどう影響を与えるのか、自分のフィールド以上のことを
慮る力が、これからますます必要になってくる。


◇簡単にいろいろなことが出来てしまう時代だからこそ、実は、一人ひ
とりの行動や存在が大きくなっていくのだ。一人でも世界に影響を与え
られる時代なのだ。


◇自分の行動の効果を予見しよう。自分の先に何が起こるかを予見しよ
う。将来の出来事は、実は今用意されているのだ。だから、「知性」を
最大限駆使して、今を生きよう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月16日

モチベーションのボタン 2

◇前回は、人それぞれのモチベーションのボタンがあって、NLP(神経言語
プログラム)の考え方に、価値観型の人間とビジョン型の人間に分ける考え方
があることを紹介した。今回は、前回からの続きで、ビジョン型の接し方を考
えてみたい。

◇A君がビジョン型なら、以下のような接し方が有効だ。

 お母さん:A君、最近どうなの?なんだか悩んでいるように見えるけど。
  A君 :え~?別に。
 お母さん:そう?何か変だけど。今日はどういう一日だった?
  A君 :え~?別に。普通だよ。
 お母さん:A君は、どういう状態になったら今日は良い一日だったと感じる
のよ。
  A君 :え~・・・。わかんないよ。何でそんなこと聞くのよ。
 お母さん:最近、どうもA君に元気がないように見えるのよ。A君は、もし
自分が何でも出来る人間になったら、どういうことをしたい。た
とえば、大空を飛びたいとか、みんなの前で何か演説したいとか、
平和な世界を築きたいとか、もしA君が何でも出来るとしたら、
どんな夢を叶えたいの?
  A君 :急に言われてもわかんないよ。
 お母さん:A君、ちょっと想像してみてよ。もし、A君の夢を実現できると
すれば、今何が必要なのか?自分は何をすればよいのか?
  A君 :え~?・・・・。
 お母さん:A君が、やりたいこと、実現したいことをいつも想像するのよ。
  A君 :やりたくないことは直ぐに分かるよ。
 お母さん:えっ!何?
  A君 :決まってるじゃん。勉強だよ!
 お母さん:そうよね・・・。


◇A君が、ビジョン型ならば、自分の夢をいつも意識させてみることだ。スラ
ンプに陥っても、自分の夢が、目の前に浮かべば、元気になれる。あとは、そ
の夢の実現のために、何をしたら良いのかを彼に選ばせることだ。そうすれば
やる気になってくれるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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竹岸 政則

温順、謙遜、忍耐は人間が大器になるための重要な要素であり、
これを軽視する者だけが一生、人の風下に立つのである。

◇今日の言霊は、自分を捨てて何かに取り組まない限り、ものにはなら
ないということを言っているのだ。自分のことを大切にしようと思った
ら、表面的に自分を大切にしているようではいけないのだ。


◇自分のエゴを捨てて現実に向き合っていく時、私たちは、本当の意味
で、現実から学ぶことが出来き、自己の拡大が成し遂げられるものだ。
自己の拡大こそ、自分を大切にするということではないか。今の自分の
どうでもいい感情や小さなプライドを守ろうと必死になっても、大して
得られるものはない。


◇それよりは、今の自分を見つめなおせる機会や今の自分がまだまだ小
さき存在だと思える機会を大切にしておいたほうが良い。そのために、
自分を捨てて現実と向き合うことだ。


◇今日の言霊は、自分を捨て去るということの具体的な徳目をいってい
るのだが、温順とは、我を捨てて他人に従うこと。謙遜とは、我を捨て
て自分の行為を客観的に見つめなして、改善点を考えること。忍耐とは、
自分の苦しさに耐えて、現実に打ち勝とうとすることだ。


◇これら3つの徳目を私たちの成長のキーワードにするべきだ。「私が!
私が!」と思っているうちは、何も得られるものはないのだ。自分を大
切にするという意味をはき違えてはいけない。自分を捨てて現実に臨む
ことこそ、自分を大切にすることだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月15日

10月15日号 「人が集まる仕組みを作る 」

■巻頭所感                       
■Pick Up教育ニュース&ポイント                   
■達人の小技:授業研修の視点                                
■MBA特集:人が集まる仕組みを作る                             
■学習塾標準化計画:入口                                       ■イノさんのコミュニケーション道場:第36ラウンド 
【無視の功罪】                      
■誌上セミナーレポート:2007年9月「学習塾の実践から学ぶやる気を引き出す授業術」より   
~授業パフォーマンス  

「塾経営サクセスネットMBA」100号を皆様にお届けします。

 今号でサクセスネットも100号を迎えます。こうして100号を迎えられるのも、読者の皆さんの支えがあってのことです。本当にご購読ありがとうございます。ぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。
 私どもは、このサクセスネットのほかに、メルマガを6誌発行しておりますが、長いもので、5年間、正月期間を除いて無休で発行してきました。「継続は力なり」という言葉を読者の皆さんと実感できたらという思いで、今後も情報発信していきたいと考えています。サクセスネットとともに、メルマガ6誌もよろしくお願いします。
 さて、今号の特集ですが、「人が集まる仕組み作り」です。学習塾をどういう空間にするかで、人の集まりが違います。この方法論を紹介しています。ぜひ、参考にしてください。また、今号では、NPO法人「ピースコミュニケーション研究所」主催のセミナーで行なった授業スキルに関する部分を誌上レポートしています。授業研修等に活用していただければ幸いです。
 冬期講習の成功に向けて、準備も大詰めを迎えられているとところだと思いますが、最後の詰めをしっかりやって、11月を迎えてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

バチは何処から来るのか?

◇私の友人に口癖のように「バチが当たった!」という人がいます。
先日も「最近身体の調子が相当悪い。きっとバチが当たったんだ。」と訴え
てきました。

◇「何のバチなんだい?」と聞くと、つい最近、車を買い換えたのだが、
以前に乗っていた車の下取りと値引きで、80万円程の値引き交渉をした
というのだ。車好きの彼が言うには、かなり強きの交渉をして担当の営業
マンも困っていたほど、一般人なら叶わない額なのだそうです。

◇なぜ、そのことと体調不良がバチというキーワードでつながるのかよく
わからなかったのですが、彼の論理では非常にシックリきているようでした。

◇さて、先日レストランで食事をしていたとき、隣の席に座っていた、
小学校低学年のお嬢さんとお母さんと思われる二人が、こんな会話をして
いました。

子ども「おかあさん。お金のなる木があったらお母さんほしい?」

お母さん「そうね。その木をもらって何も悪いことが起きないとわかって
いればほしいな。悪いことが起きないとわかっていなければ
いらないな。」

子ども「(ポカーン。)」

◇私は、「子どもは、そんなことを聞きたいんじゃないよ!」と心の中で
思いながら、私の友人と同じような思考回路だなと感じ、こんな信念を
持っている人は、日本人に意外に多いのかもしれないとも感じました。

◇車の費用を値切ったことと自らの体調不良、金のなる木(おそらく、楽を
してお金を得ることの罪悪感)と不幸の間には、何の論理的因果関係も無い
はずなのに・・・。

◇このバチという信念は、バチが降りかからないようにとの消極的かつ守り
の姿勢をつくり、自分自身の行動に必要以上に制限を加えてしまう可能性が
あります。

◇また、現在起きている不幸の原因を過去に求めるために、解決策のない
コントロール不能状態を自ら作り上げ、問題解決の方法を学ぶ機会を
見失ってしまうことも考えられます。

◇今回の例のように、論理的に根拠の無い信念で、問題の本質を見失って
いる場合は、誤った信念は、一旦棚上げした上で解決方法を考えてもらう
ことが大切です。

「もし、~でないとすると・・・」という仮定法の質問でそれが可能にる
かもしれません。

例えば
「今回直面した問題や不幸が、以前のあなたの行為のバチでないとすると、
今後何ができるでしょうか?何をしましょうか?」
のように・・・。

ホスピタリティーの考え方!

『はじめに』

◇明光義塾は、昨年からホスピタリティーをメインテーマに掲げて、本
部・FCとも教室運営をしている。先日も、あるオーナーから、ホスピ
タリティーを今テーマにしているのだが、その方向性で正しいのかと質
問を受けた。今回は、その回答をメルマガでしてみたい。

『ホスピタリティーは、サービス業の本質ではない!』


◇結論から言うと、明光義塾の方向性は、間違っている。ホスピタリテ
ィーは、教育サービス業初め、ほとんどのサービス業の本質ではないか
ら、ホスピタリティーを中心にして今後のコア・コンピタンスは考えら
れない。そのサービスの本質を把握して、そのところを強化していく方
向性しか、生き残りに対しての意味をなさない。


◇たとえば、ホテル業はどうか。ホテル業もホスピタリティーが本質で
はない。その比重が高いだけだ。それではホテル業の本質は何か。


◇たとえば、ホスピタリティーの元祖と日本でも崇められているリッツ・
カールトンは、どうか。ホスピタリティーの高さで有名なホテルだが、
実はそのホスピタリティーを成り立たせる前提がある。もし、リッツ・
カールトンが、オンボロホテルだったら、どうだろうか。ホスピタリティ
ーだけで、やっていけるだろうか。


◇そう考えてもらうとホテル業の本質が見えてくる。そうなのだ。ホテ
ルは、施設業なのだ。ホテルは、施設を切り売りして商売しているのだ。
この施設がまず問題になるのだ。リッツの独特の匂いや部屋の作りが、
まずホテル業の本質なのだ。だから、この施設という主役がしっかりし
ていてはじめてその脇役であるホスピタリティーが際立つのだ。そして、
そこに差別化が生まれるのだ。


◇主役を取り違えて、脇役にばかり目をやっていては意味はない。主役
を強くしないで、脇役を強くしても意味はないのだ。


◇FCのような偉大な素人集団を束ねるには、一般受けするホスピタリ
ティーは、お手ごろなテーマだが、素人を玄人にするための訓練がどう
しても必要なのだ。世の中は、本質を捕まえた人間に味方する。本質に
目をつぶって付属品にばかり注意を向けてはいけない。

『経営者の視点』


◇自塾のコア・コンピタンスと塾の本質が合致しているだろうか。塾の
本質を究める道筋に皆さんは立っているだろうか。日々、この点だけは、
忘れないようにしたいものだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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司馬 遼太郎

人間の能力はそれが属している社会の質に影響される。

◇今日の言霊は、随分と厳しいものだ。もし、この言霊が、真実だとし
たら、どうだろうか。私たちのこの時代の社会は、日本の時代の中でも
随分と劣悪な社会なのではないだろうか。


◇たとえば、飛鳥時代は、聖徳太子がいたし、戦国時代には、織田信長
や豊臣秀吉や徳川家康がいた。明治維新前夜には、坂本竜馬や高杉晋作
が時代を動かしていた。


◇ちょっと振り返ってみるだけで、日本にも中々の人物がいたのだが、
今はどうだろうか。直近では、お祖父ちゃんの遺志を継いで憲法改正を
しようとした首相やちょっと前では、私利私欲のために日本列島改造を
企てた首相がいたが、そのどれもが、個人的な志が優先してしまって、
日本という国の世界におけるグランドデザインを描ききれなかった。で、
現在は、棚ぼた首相が日本の最高権力者だ。


◇こんな状況を見ていると、私たちの未来は、非常に心もとない。だか
ら、今日の言霊をどうしても越えなければならないように思う。人間の
能力は、確かに、自分が属している社会の質に影響されるだろうが、そ
れだけではない。社会の質を超え出ようとするところに、人間の能力の
本質があるのだ。


◇こんな劣悪な社会だからこそ、私たちは、この状況に甘んじることな
く、社会を超え出て、自分の能力を高め、社会のためにその能力を使っ
ていこう。意識して、自分の能力を高めなければ、社会の質に能力が限
定されてしまうのだ。それでは、この状況は打破できない。社会に丸め
込まれてはいけないのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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三木 清

孤独は山になく、街にある。
一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の「間」にあるのである。

◇私たち現代人は、孤独を非常に恐れる。四六時中誰かと繋がっていた
いと思っている。だから、携帯電話を肌身離さず持っては、携帯電話の
画面といつも会話をしている。何で、そんなに現代人は孤独を恐れるよ
うになったのだろう。


◇それは、自分の周りに数多くの同胞が存在していることを知ったから
だ。大勢の人間が、この世にはいると知ったからだ。一人なのは、この
自分だけかもしれない。みんなは、誰かと必ず繋がって、孤独な状態で
はないのではないか。そんな疑問や不安が、私たちの根本に生まれてし
まったからだ。だから、さらに孤独を恐れるようになったのだ。


◇今日の言霊も指摘するように、孤独は、一人の人間の中にあるのでは
ない。孤独は、人間と人間の間に存在するのだ。だからこそ、みんなと
繋がりたいと思った瞬間から、孤独は、否が応でも襲いかかってくるの
だ。みんなと自分を意識した瞬間から私たちは、孤独を感じるものだ。


◇だから、孤独を恐れる必要はない。自分だけが孤独ではない。全ての
人間が、孤独を必ず感じるものだ。自分ひとりが、孤独を感じるわけで
はないのだ。孤独を感じることは、それだけ自分自身に近づいている証
なのかもしれない。なぜならば、みんなの中で自分を意識し始めたから
だ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月12日

新しい子ども像を加える必要があるかもしれない!

【記事】小中学生の「うつ病」、1.5% 北大調査
 朝日新聞(2007年10/9)より以下抜粋

精神科医に「うつ病」と診断される小中学生の割合は1.5%である
ことが、北海道大学の伝田健三准教授(児童精神医学)らの調査でわ
かった。中学1年生では4.1%で、大人とほぼ同じだった。12日
から徳島市である日本精神科診断学会で発表する。

○これまで小中学生本人へのアンケートをもとに1割前後が抑うつ状
態との結果が出ているが、今回は医師の診断に基づく。北海道千歳市
内の小学校8校の4~6年生616人と、中学校2校の1年生122
人を対象に、学校の健康診断に合わせて4~6人の精神科医が診断に
当たった。
 
○その結果、1.5%に当たる11人が、うつ病の診断で広く使われ
ている米国精神医学会の基準で「大うつ病性障害」(うつ病)と診断
された。高学年ほど増える傾向にあり、中学1年生では5人だった。
軽症のうつ病や双極性障害(そううつ病)を含めると4.2%の31
人(中1は13人)だった。不登校の児童・生徒も調べたが、うつ病
は一人もいなかった。
 
○伝田准教授は「本人へのアンケートではうつ病の可能性も含むため
数字が高めに出がちで、今回の結果が実態だろう。大人の有病率は約
5%と考えられており、中学生は大人と変わらなかった」としている。
 
○また、最初の簡単な面接でうつ病や双極性障害を疑ったうちの約4
分の1は、広汎性発達障害や注意欠陥・多動性障害(ADHD)とみ
られるという。伝田准教授は「ADHDなどの多動や衝動性といった
特徴が、そう状態の症状と混同されている可能性がある」と指摘して
いる。


*私からのコメント

◇子どもも大人並にうつ病を患う可能性がある。子どもをある一つの
価値観で指導して事足れリとしていることに反省を迫る記事だ。昔の
子ども像である「子どもは風の子元気な子」の他に、新しい子ども像
を加えなければならない。


◇大人も子どもも区別なく、最近は心身症的な問題を抱える可能性が
あり、昔の子ども像で、子どもを見ることの危険性を今日の記事は教
えてくれるものだ。


◇子どもだからと言う理由で行なわれていた指導を改める時期に来た
のかもしれない。新しい子ども像を私たちは、付け加えなければなら
ないだろうと思う。

マハトマ・ガンディー

国家に協力することが自分をおとしめることになる場合、
その協力を拒否するというのは、市民のりっぱな権利である。

◇今日の言霊を全ての人々に知っておいてもらいたい。私たちは、国家
に守られてはいるが、国家のために自分を犠牲にして国家を守ることは
ない。なぜならば、国家は、人間の集合体だから、国家の中身である人
間が、国家という殻のために、自分を犠牲にしても、何も意味をなさな
いからだ。卵の黄身は、卵の殻のために、犠牲になることはないのと同
じだ。

◇もし、国家が戦争を決めても、その戦争が、自分の信条と異なるので
あれば、国家に協力することはないのだ。人を殺してはいけないと信じ
ている人間ならば、その信念を曲げて国家に協力することはない。当然、
尊重されるのは、人間のほうだからだ。

◇私たちは、自律的な存在にならなければならない。それは、完全無欠
の孤立とは違って、お互いが自律的でそれでいて誰かに依存しなければ
ならないものとしての自覚を持った存在でいなければならない。だから、
私たちは、お互いに依存し合いながら、それでいて自分の道を歩んでい
くものだ。だからこそ、私たちは、国家ではなしに、人間と共に歩んで
いくべきだ。

◇ガンディーのこの言霊を私たちは、忘れないようにしよう。国家の命
令に正しく従うよりは、人間として正しいことをしよう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月11日

夏目 漱石

運命は神の考えるものだ、人間は人間らしく働けばそれで結構だ。

◇私たちは、自分の力の及ばないものについて、思いをめぐらすことは
ない。自分の想像を超えた何かに救いを求めることもない。困った時の
神頼みと言うけれど、それは、本当に神様に期待して、祈るわけではな
い。自分の持てる力を全て出し切った後に、念押しで神様に祈っておく
のだ。


◇今日の言霊もそういうことを言っているのだ。自分では、どうしよう
もないことについて、あれこれ悩むよりは、自分が、自分として全うす
れば、それでいいのだと言っているのだ。


◇私たちは、往々にして、自分の力の及ばないことに思いを馳せて、今
の自分の状況から逃げてしまう。つまり、状況が偶然良くなればと願っ
たり、悪い状況の先のことを夢見たりすることで、その状況から逃げ出
す。その方が楽だからだが、そういう現実逃避は、実は、誰からも中々
批判されない。自分で気がつかないと、こういう逃避からは抜け出せな
い。自分がやるべきことは、まずは状況を解決することであって、状況
の先を願うことではない。願う前に現実を変えることが重要なのだ。


◇しかし、その状況の先を云々して、その状況から逃げてしまうのだ。
それを人は、批判できない。なぜならば、他人の辛さがわかるからだ。


◇しかし、そういう時に、今日の言霊を投げかけてあげよう。他人にも
自分にも。私たちの問題は、自分の前にあることだけだ。夢を語る前に、
やることがある。そのことから逃げてはいけない。


2007年10月10日

「学書」冬期展示会特別セミナー

「学書」冬期展示会特別セミナー(名古屋会場)にて
弊社代表 中土井鉄信の講演が行われます。

教材会社(株)学書のお招きにより、弊社代表中土井鉄信の講演が名古屋で行われます。

講演のテーマは、「大手学習塾に対抗する口コミ戦術」‐‐ここ数年、大手の寡占化が
進む学習塾業界にあって、口コミを発生させ、地域評価を高める学習塾の「内部活性化」
策を公開する予定です。

主催&問合せ先●学書(TEL 052-902-6141/要予約)
会場●愛知県中小企業振興会館(吹上ホール)9F展望ホール
日程●11月8日

城山 三郎

背伸びして視野をひろげているうち、背が伸びてしまうこともあり得る。
それが人生の面白さである。

◇人生は、一筋縄ではいかない。ある人は背伸びをしていると足がつっ
て、苦しくなるだろうし、ある人は、背伸びをしていると足の筋力が鍛
えられて、さらに背伸びを楽しく感じるかもしれない。だから、一概に
背伸びについて判断してしまうことは出来ない。ある人にとっては悪い
ことも、ある人にとってはそれが成長のきっかけになることもあるのだ。


◇今日の言霊は、自分が背負うのにはちょっと重たい課題をいつも設定
して歩いていれば、自然とその重い課題が軽くなって、今まで以上に成
長することもあるから、背負えない課題であっても、直ぐに諦めてその
荷を降ろさないほうが良いと言っているのだ。


◇自分に制限を設けて、自分では無理だと判断せずに、自分では難しい
かもしれないが、とりあえず担いでみるかという度量が人を成長させる
こともある。


◇自分では出来ないというリスクを考えて、行動を抑制するか、そのリ
スクを承知で、でも挑戦するかで、自分の今後が違ってくる。人生とは、
今失敗しても将来に成功するための失敗もあるのだ。だから、一概に人
生について語れないのだ。


◇人生に、直線的な答えを求めてはいけない。人生は、いつでも回り道
なのだ。今日の失敗は、明日の成功に繋がっているし、今日の成功は、
明日の失敗に繋がっているものだ。何が、自分のためになるかは、何も
分からない。だから、人生は、面白いものなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「過去問」(中編)

○前回のあらすじ

夏期講習が終わり、9月に入ると、中学受験生は本格的に「過去問演習」
の指導が始まる。

志望校ごとに、生徒それぞれでいろいろと戦略が必要なのだが、当然、
学校の入試傾向に合わせるのに、随分と苦労する生徒もいる。千春もそ
の1人だった。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

千春の第一志望校はY女子中学。Y女子の過去問題を解いていく。過去
10年分の入試問題が収められている冊子を千春は購入した。


Y女子の入試傾向はほとんど変わっていない。10年分をざっと眺めても
それはよく分かる。


問題量は多い。記述問題も数問含まれており、かなり効率良く問題を解
いていかなければならない。


また、「語句」へのこだわりが入試内容から窺える。言葉遣いや意味など
を文章中の流れに即して答えさせる設問が目立つ。


過去問題演習を始めてすぐは得点が取れない。これはどの生徒も同じで
ある。本格的な総合問題を解くのはほとんどはじめてであるし、各学校
の傾向に慣れていないのだから当然である。気にする必要はない。


千春もほとんど点数が取れなかった。実力がないのではない。語句関連
の問題は落ち着いてやり直すと、ほとんど正解する。問題の量の多さに
手こずっているのだ。


3年分解くまでは、様子を見ておこうと思った。彼女は負けず嫌いで、
難しい問題にも必死で食いついてくる。漢字テストや知識テストも満点
でないと気が済まない。


最初からあれこれ口を出しても千春の場合、かえって逆効果だ。苦しん
で、でも、入試の傾向もつかめてきたぐらいに呼んでアドバイスをしよ
うと考えていた。


ところが、珍しく彼女が先に音を上げた。


「せんせぃ、問題が全部解けない!」


千春が問題集とノートを持って僕のところへやってきた。

○次回へ続く。
(登場する生徒名は全て仮名です。)

2007年10月09日

モチベーションのボタン1

◇モチベーションのボタンは、人それぞれだ。親と子どもでもそのボタンは違
う。親のモチベーションのボタンをそのまま子どもに押し付けても、子どもは、
全然響かないものだ。子どもには子どものモチベーションのボタンがあるもの
だ。

◇NLP(神経言語プログラム)の考え方に、価値観型の人間とビジョン型の
人間に分ける考え方がある。価値観型の人間は、日々の生き方が問題になって
いるので、その生き方に関わることにモチベーションのボタンがある。


◇ビジョン型の人間は、将来の自分のイメージに関わることにモチベーション
のボタンがある。この二つを少し意識して、子どもを見ていると、どっちの傾
向が強いか分かってくるものだ。その辺を手がかりにして、接し方を変えてみ
るといいかもしれない。

◇価値観型のA君に対しては、以下のような接し方が有効だ。

 お母さん:A君、最近どうなの?なんだか悩んでいるように見えるけど。
  A君 :え~?別に。
 お母さん:そう?何か変だけど。今日はどういう一日だった?
  A君 :え~?別に。普通だよ。
 お母さん:A君は、どういう時に今日は良い一日だったと感じるのよ。
  A君 :え~・・・。わかんないよ。何でそんなこと聞くのよ。
 お母さん:お母さんがA君を見ていると、A君が、自分を大切にしているな!
      と感じる時があるのよ。その時のA君の顔が好きなんだけどな。
      最近、どうもA君に元気がないように見えるのよ。
  A君 :そんなことないよ。
 お母さん:A君は、何を一番大切にしたいと思っているの?
  A君 :え~?・・・・。
 お母さん:A君が、自分の大切にしていることをコツコツと積み重ねていくだ
      けでお母さんは良いと思うわ。最近、A君は、無理して嫌なことや
      ってんじゃないの?
  A君 :そんなことないよ。強いて言えば、勉強が嫌だけどね。

◇A君にとって大切なことをお母さんが知ろうとすることが大切なことだ。価値
観型の人間は、なかなか自分が納得しなければ動かないものだ。無理強いをして
も無駄なものだから、共感を持って子どもと接しよう。そうすれば、子どもは、
お母さんの理解を得て、やる気になるものだ。次回は、ビジョン型の接し方を考
えてみたい。

アルダス・ハックスリー

天才の秘密は子供の時の精神を大人になっても持ち続けられるということだ。
つまり、それは自分の情熱を失わないということである。

◇天才の定義は、数多くあるだろうが、街の中の天才の定義としては、
この言霊の定義が、一番身近な定義のように思う。私たちは、歴史を覆
すほどの天才には、どうしたってなれないが、ある集団の中では、天才
的な何者かにはなれるはずだ。


◇小さな天才、どこにでもいるちょっと凡人とは毛色の違う天才には、
誰だってなれる。その時に重要なのが、大人の子ども心だ。子どもの時
は誰だって持っている常識から逸脱した考え方や行動力を大人になって
も保持して、子ども流の仕方でそれを活用するのではなく、大人流の仕
方でその子ども心を活用していくことだ。その時、その行動や発想が、
集団に新鮮な活力を与えるのだ。


◇そしてまた、子どもにいたっては、自分の欲しいものに対して、地団
駄まで踏んで絶対に欲しいと願うが、大人になると諦めが早く、自分で
欲しいものも、我慢して直ぐに諦めてしまう。そういう諦めの態度を子
どものように、粘って粘って自分のものにしたいという態度に変えてみ
よう。つまり、子どものような情熱を持とう。そうすれば、街の中の天
才になれるかもしれない。


◇街の中にいる天才は、子どものように集団に染まらない視点と情熱を
持っている人なのだ。そして、その視点と情熱を大人流で現実に活用す
ることなのだ。だから、小さな天才なら誰だってなれるはずだ。

2007年10月08日

大手学習塾が、これから仕掛けること。

『はじめに』

◇去年のナガセの四谷大塚買収は、業界の度肝を抜いた。ナガセは、現
役高校生のための大学受験予備校を展開しているからだ。そのナガセが、
中学受験専門の四谷大塚を買収したのだから、業界が驚かないわけはな
い。ナガセは、単価の高い大学受験と中学受験を手中に収め、受験コン
テンツとして価値の高いものを独占しようと買収したのだ。いたって、
筋の通っている話だ。

◇そして今年そのナガセは満を持して、四谷ネットを立ち上げた。TY
ネットの中心的存在だった早稲アカの去就が注目されたが、9月27日
の日経新聞が明らかにしたように、ナガセは、早稲アカの株を5.16
%取得して、友好関係を築いた。

『大手学習塾が、仕掛けることは何か』


◇首都圏では、サピックスが180億円で売りに出されているという噂
があった(いやまだあるかもしれない)。サピックスといえば、中学受
験の勝ち組だ。だから、この噂が本当かどうか全く分からないが、もし、
その噂が本当だとして考えてみると次のようなシナリオが考えられない
だろうか。


◇まずは、ライバル塾である日能研の分裂。もうご存知の通り、日能研
は、首都圏では株式会社日能研と株式会社日能研関東の二社で勢力を分
け合っている。高木代表と小島理事長の二枚看板は有名だろう。その日
能研のサピックスを介在にした分裂。どういうことかと言うと、日能研
関東が、サピックスを買収し、丸ごとサピックスになるというシナリオ
だ。日能研関東は、少なからず日能研本体にロイヤリティー(教材費と
言う名目なのか、看板代と言う名目なのかは分からないが)を払ってい
るはずだから、完全独立を図るというものだ。これは、あくまで思考実
験だから現実的には、クリアにしなければならない問題が非常に多くあ
るが、そんなシナリオだ。


◇次に、ナガセや他の大資本が、サピックスを買うというシナリオ。自
社にはないブランドとコンピタンスを買収で即座に融合し、新しい展開
を図るというものだ。規模を追うのではなく、新たな付加価値を買うと
いう発想だ。たとえば、ナガセがサピックスを買ったら、四谷大塚とサ
ピックスが融合して、中学受験は、大きな力になるはずだ。そして受験
コンテンツは、ほぼ完成するかもしれない。


◇あくまで、これは思考実験だが、今までのM&Aは、規模の拡大だけ
だったが、これからは、資源の融合を図り、質的成長を従来の時間のか
け方とは全く違う形でなしえることになるだろう。今後も大手の動向に
はアンテナを立てておくべきだ。

『経営者の視点』


◇地方も中央もない時代。これが、今後の学習塾業界だ。皆さんの地域
には、大手は存在すると思うが、超大手がいつでも突然現れる危険性が
あるということだ。準備を怠ってはいけない。自塾のコア・コンピタン
スの把握と他塾のコア・コンピタンスをしっかり見定めて、今後の展開
を考えるべき時だ。

山岡 荘八

心は我が物、身体は借り物。身体はいずれ天に返さなくてはならない。

◇心は自分のものだ。身体も自分のものだ。しかし、この二つをどうい
う風に自分のものにするかということについては大きな違いがある。心
は、なかなか自分のものにはならない。しかし、自分の心を鍛えていけ
ば、自分で心をある程度コントロール出来るようになる。


◇それに比べて、身体は、簡単に自分のものにはなるが、しかし、最終
的には、自然のものだから、自分ではどうにもならないことがある。そ
れを今日の言霊は「借り物」だというのだが、どちらも生きている間は、
自分のものだ。ただ、心のほうが、自分を素直に映し出すことが出来る
から、私たちとしては心と向き合うことが重要なのかもしれない。


◇自分の心と向き合うことは、物凄く難しい。心を取り出して眺めるこ
とが出来ないからだ。だから、自分の心を知るためには、他人の力を借
りることだ。他人は、自分の鏡だ。他人の自分に対する振る舞いやスタ
ンスや反応で自分の心を知るしかない。自分の心と見合う反応を他人は
するのだから。だから、自分の心と向き合うということは、他人と真正
面から向き合うことと同じなのだ。


◇思う通りにはならないのが人間だ。自分のことだって、他人のことだ
って、私たちが、思い通りに出来ることなんてなかなかない。そう思っ
て人生を楽しみながら生きていくことだ。自分の心は自分のものだが、
なかなか自分の手の中には納まりきらないものなのだ。

2007年10月06日

大倉 喜八郎

今日の経験を明日もちいない者は、大成功はのぞまれぬ。

◇私たちに必要なことは、経験したことを自分なりの知識にして、客観
的に持っておくことだ。そうしないと、経験したことが、経験知として
次に活きてこない。何かを経験しただけでは、それは学びにならない。
私たちは、その経験をまず客観的な状況に置きなおして、あたかも主人
公が、自分ではなく主人公Aとして追体験させて、そこから教えを抽出
しなければならない。そうして持った知識が経験知として有効になるは
ずなのだ。客観的に持っておくとはそういうことだ。


◇今日の言霊が言っているのは、今日経験したことを自分の学びにして、
明日は、その学んだことを試し、そしてまたその試したことから何かを
学んで、経験知を増殖させていくことが、大切だと言っているのだ。


◇大きな経験をしたから凄いわけでもなく、大した経験しかしてないか
らダメだというのではない。どんな経験からも学んで、その学んだこと
を次に活かして、そしてその活かしたことからも何かを学ぶという学び
の連鎖が重要なことなのだ。日常に転がっている小さな経験を宝物に出
来る人が凄いのだ。宝の持ち腐れだけはしないようにしよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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不幸を幸せに変える方法

◇「もしも、あの時、この会社に就職していなかったら、もっといい生活が
できていたのに・・・。」

「もしも、あの時、彼に・彼女に会っていなかったら、幸せだったろうに
・・・。」

「もしも、あの時、病気になっていなかったら、もっといい人生が送られ
ていたのに・・・。」

◇こんな、「もしも」を聞いた直後は、「かわいそうに・・・」という同情の
言葉は沸いてくるかもしれません。しかし、これを何度も何度も繰り返し
聞かされたら、

「そんな過去にいつまでもこだわらずに、前向きに生きなよ!」と言いたく
なりませんか?

◇過去の仮定法を何度も繰り返すことは、自分自身の意識を過去に留め、前
向きに進むことを拒んでいるようです。「覆水盆に返らず。」なのです。

◇先日、ある裁判結果が、報道されました。大学入試センター試験を受ける
朝、交通事故に遭い、受験ができなくなってしまいました。そして、その年
の入試を受けることができなかったために、就職が遅れて損害を被ったと
いう訴えに対して、事故により試験を受けることができなくなった精神的
苦痛に対して、相応の慰謝料の支払いを命ずる判決がでました。しかし、
就職が遅れたことの損害賠償の訴えは棄却されました。その後、2年間の入試
に被害者は不合格となっており、就職が遅れた損害と事故の因果関係を認め
ないということだったと思います。

◇私たちの人生には、加害者被害者が成立するしないに限らず、不慮の事故、
事件、病気などの不遇にさらされています。その不遇に対して、自分はどの
ようにその後対処し、どのように生きるかが、人生の価値だと思うのです。

◇自分の未来を他人や病気、環境にゆだねてしまっては、自分の人生を
他人に手渡してしまったようなものです。

◇福岡で飲酒運転の事故に巻き込まれ3人の大切なお子さんの命を奪われ
たご夫婦に新たな命の誕生のニュースに、ご夫婦の前向きな生き方に見習う
ところが大きいと感じます。

◇不遇にあった瞬間は、感情的に冷静にはならないことは十分想像がつき
ます。しかし、不遇の中にも「不幸中の幸い」という言葉があります。不幸
に出会ってしまったけれど、私たち自身の人生は終わったわけではないので
す。

◇貴方の周りで、不幸を語る方に是非尋ねてみてください。

「貴方にとって不幸中の幸いは何ですか?」と・・・。

そして、私たちの中に過去を嘆くような言葉が浮かんできたら、自分自身に
問いかけてみましょう。

「それでも、幸せなことは何だろう?」と・・・。

2007年10月05日

船頭多くして船山に登る!

【記事】次代の教育など考える諮問機関 池坊文科副大臣、発足
 朝日新聞(2007年10/1)より以下抜粋

福田内閣でも留任した池坊保子・文部科学副大臣が9月末、二つの私
的諮問機関を発足させた。

○このうち、「次世代の教育を考える懇談会」は、政府の教育再生会
議や中央教育審議会(文科相の諮問機関)と一線を画し、長期的な視
点で教育のあり方を考えるのが目的という。
 
○副大臣が自ら選んだ15人のメンバーは多彩。安西祐一郎・慶応義
塾長や陰山英男・立命館小副校長ら教育関係者、北城恪太郎・日本I
BM最高顧問ら経済人、警察庁出身の竹花豊・元東京都副知事ら行政
経験者もいる。
 
○26日の初会合では、家庭と地域の教育力の低下が学校へ及ぼす影
響などを議論。半月に1回会合を開き、年度内に報告書をまとめる予
定だ。
 
○一方、神戸市で高校生が自殺した事件などを受けて、いじめと携帯
電話・インターネットの問題について考える会議も発足。いじめ自殺
が問題化した昨年11月にできた「子どもを守り育てる体制づくりの
ための有識者会議」が、携帯やネットの問題に特化して再編成された。
 
○28日の初会合で、群馬大の下田博次教授(社会情報学)は「携帯
電話の普及で、起きてから寝るまでずっとインターネットを使えるよ
うになった。この問題に家庭だけで対応するのは難しく、全く新しい
仕組みを作らないといけない」と述べた。会議は毎月1回程度開かれ、
報告書やアピールを出していく予定だ。

*私からのコメント

◇教育については、誰でもが様々なことが言えるから、どんな意見で
も言ったらいいのだが、教育に関する政府の諮問機関が、次から次へ
と作られるのは、いかがなものだろうか。それも、総理大臣の教育再
生会議から副大臣の「次世代の教育を考える懇談会」という諮問機関、
そして中央教育審議会と実に3種類の諮問機関がある。


◇こんなに諮問機関があって、各々答申を出し合って、その諮問機関
間で議論を重ねるならいざ知らず、そうでない限り、答申だらけにな
ってしまうような気がしている。ましてや、任期の定まらない大臣や
副大臣の諮問機関では、本当の意味で、長期的な視野にたった議論が
出来るだろうか。また、その答申の責任を誰が負えるのだろうか。そ
んな疑問を今回の記事で強くした。


◇国民の教育に対する意識高揚が狙いなら、それなりに効果もあるだ
ろうが、議論の深まりをもたない答申だけならば、まったく意味が無
いように思う。教育を人気取りの道具にしないで、政治家の皆さんは、
真摯に取り組んでほしいと思う。

徳冨 蘆花

世にも強きは自ら是なりと信ずる心なり。

◇自分を肯定するとは、どういうことなのだろうか。それは、自分の考
えを肯定するということだろうか、それとも、自分の感情を肯定すると
いうことだろうか。はたまた自分の能力を肯定するということだろうか。


◇一口に、自分を肯定すると言われても様々な肯定があるから、どの肯
定が、自分にとって強みになるのかを決めるのは、難しいことだ。私と
しては、今日の言霊で言えば、自分を肯定するとは、自分の存在を肯定
するということだと思う。


◇自分の存在を肯定できれば、私たちは、他人との衝突も集団からの排
除もそれほど気にはならない。自分は自分の人生において価値ある存在
なのだから、一時期的に他人に認められなくても、そのうち分かってく
れる!と思えるだろうし、それで状況は済むからだ。


◇自分であることを自分で受け入れていれば、他人がどうのこうのと言
って自分の感情を害してもそれほど気にはならないものだ。その時は、
うるさいな!と思って腹も立つが、そのうちに他人は他人、自分は自分
とばかりに独立独歩で、生きていってしまうものだからだ。そういう強
さが、自分で自分を受け入れた人間にはある。


◇自分を肯定するとは、そういう意味では、自律的な存在になるという
ことだ。自律的な存在として自分があれば、他人の評価を決定的なもの
とは思わない。他人に迎合することもない。私たちは、自律的な存在に
なるべきだ。強さは、そこから来る。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月04日

ジェームズ・アレン

人生を良いものとするのも悪いものとするのもすべて個人が決めることである。人の強さも弱さも、純粋さも汚れも、他の誰のものでもなく彼自身のものである。

◇私たちは、自分の運命を素直に受け入れるにはそれほど強くはないか
ら、自分に原因があることを他人のせいにして自分を守る。世の中には、
これを自然とやっている人と薄々気がついているが、そうしたほうが楽
だと思ってやっている人と意識的にやっている人の三種類の人がいる。

◇そういう三種類の人のうち、自然とやっている人は、多分一生涯自分
の人生に気がつかない可能性のある、幸せな人だ。子どものうちはいざ
知らず、大人になっても、自分を振り返ることもなく、失敗の原因や不
幸の原因が、他人や環境にあると素直に思い込んでいる人は、実は、そ
れほど不幸ではないかもしれない。自分を省みなくても人生を渡って行
けるのだから。


◇それに引き換え、薄々気がついている人や意識的に自分から逃げてい
る人は、もしかすると自分の人生に本格的に取り組む可能性のある人だ。
多分、能天気を装いながらも、自分を振り返らざるを得ないような出来
事や事件を彼らは抱えていたからだ。


◇そういう彼らが、本格的に自分の人生を生きていこうとするためには、
自分を諦めることだ。自分の身の丈をしっかり定めて、もうこれ以上の
人間にはなれないと腹をくくることだ。自分を別物にするのではなく、
現実から与えられた自分を最大限使う方向に意識を持っていくことだ。
こうなりたいとかこうありたいという意識を捨てて、今に集中すること
だ。打算的な今を捨てることだ。そうすれば、彼らは、自分の人生を生
きていくことができるだろう。


◇未来に逃げ込む前に、打算的に今を生きる前に、今の自分に集中する
ことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年10月03日

宮城 道雄

修行中は馬鹿になっていなければ上達しない。
馬鹿という言葉を言い換えれば、ものに拘らない素直なことである。
理屈っぽいのが一番修行の妨げになる。

◇「馬鹿」という言葉は、悪い言葉だと言われているが、私の成長して
きた環境では、それほど悪い言葉ではなかったように思う。「馬鹿」は、
一つの叱咤激励の言葉だったり、何かを伝える際の決まり文句だったり
した。だから、私の会話には、未だに「馬鹿」がちょくちょく出てくる。


◇育った環境を越えるのは、なんと難しいことだろうか。そんなことを
思っていたら、今日の言霊にふとめぐり会った。


◇そうなのだ。「馬鹿」という言葉にも、いい意味があるのだ。修行中
の身では、素直さが一番大切だ。自分の小ざかしい考えを捨てて、師匠
の教えを素直に聞いて、受け止めて、その通りに行動して、初めて修行
になる。


◇修行とは、何かを習得することである前に、自分の小ざかしさを捨て
て、自分のわがままを捨てて、裸の自分になることだからだ。そう「馬
鹿」とは、裸の自分のことなのだ。自分を裸に出来て初めて修行の道が
開けていくのだ。


◇「馬鹿」になって初めて、私たちは、何かをつかめるのだ。「馬鹿」
であるのではない。「馬鹿」になるのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「過去問」(前編)

夏期講習が終わり、9月に入ると、中学受験生は本格的に「過去問演習」
の指導が始まる。


「過去問演習」とは、簡単に言うと、各学校の過去の入試問題を解き、
入試に向けて実践的な学力をつけていくものである。

もちろん、演習する学校は生徒によって異なる。


まず、自分の志望校の過去問題を解く。第一志望校なら、5~6年分を
2~3回繰り返す。


「同じ問題を何度やっても意味がないんじゃないの?」と思われるかも
しれないが、その学校の入試問題の傾向を体に染み込ませることは重要
だ。


例えば、国語なら、大きく分けて2種類のパターンがある。


1つは、少ない設問数で、記述が多い「じっくり型」の入試問題。
もう1つは、記述が少なく、抜き出しや知識・記号問題が多い「てきぱ
き型」の入試問題。


また、学校によっては、必ず出題される問題もある。例えば、ある女子
中学では文章の主題に関する2百字の記述問題が出題される。ある共学
校では、短歌・俳句の問題が毎年出題されるといった具合だ。


同じ学校を複数回解くことで、傾向になれ、自分の弱点を知り、総合力
を高めていくことができる。


また、案外、見落とされがちではあるが、過去問演習は、それぞれの生
徒の志望校のみを解かせるのではない。


その生徒が受ける志望校と似ている傾向の問題を解かせたり、偏差値的
に同レベルの学校の入試問題も解かせることも重要だ。


過去問、1つ取っても、生徒それぞれでいろいろと戦略が必要なのだ。


当然、その学校の入試傾向に合わせるのに、随分と苦労する生徒もいる。
千春もその1人だった。


○次回へ続く。
(登場する生徒名は全て仮名です。)

2007年10月02日

運動会で重要なもの

◇運動会シーズンに思うことがある。その昔、といっても今から10年ほど前
は、運動会に順位をつけなくなっていた。児童を平等に扱おうと順位をつけな
いで運動会をしていたのだ。こんな馬鹿げたことが、学校では堂々と正論のよ
うにまかり通ってしまうものだが、流石に最近は、順位をつけているらしい。

◇順位に拘っているから順位を問題にするのだ。順位に拘っていなければ、順
位なんてつけてもつけなくても関係ない。子どもが苦手にしているものだから、
順位が低いのだし、好きなものでも、運動能力の未熟なものは、順位が低いも
のだ。そういう当然の結果を受け入れるようにすることが、子どもにとって重
要なのだ。


◇で、今日の本題だが、運動会で、親として要求することは、一生懸命に取り
組むかどうかということだ。一番になろうが、二番になろうが、ビリになろう
が構わない。そんな順位ではなく、自分が出場する種目や演技を一生懸命にや
ったかどうかが、重要なのだ。このことを運動会を通して伝えることだ。目の
前にある課題に対して力を抜かないことを教えることだ。


 お母さん:A君、運動会はどんな競技にでるの?
  A君 :100メールと組み体操と・・・そんなもんだよ。
 お母さん:そう。随分活躍するのね。
  A君 :え~?活躍?しないよ。
 お母さん:A君が、一生懸命やっている姿を想像したら、なんだかわくわく
      しちゃうな!
  A君 :何言ってんだよ。足は速くないし、運動は、苦手なんだよ。お母
      さん、知ってんだろ!
 お母さん:違うわ。運動が苦手でも、足が遅くても、A君が、一生懸命頑張
      っている姿を見ることが、お母さんは、嬉しいのよ。
  A君 :あんまり期待しないでよ。
 お母さん:期待してるわよ。順位なんかじゃなくて、A君が必死にやること
      を!人間は、かっこ悪くても何でも頑張ることが大切なの。お母
      さんは、それだけでいいの。A君の頑張る姿をみることだけで。
  A君 :本当にお母さんは、僕のこと、期待していないんだね。運動会が
      始まる前からなんか慰められてるみたいだよ。
 お母さん:えっ!そんなことないって!


◇運動会が終わったら、A君の頑張ったことを評価して終わろう。A君が望む
なら、順位についても語ってみよう。来年は、何位を狙うのかA君に誓わせて
みても良いかもしれない。

アインシュタイン

自分自身のことについて誠実でない人間は、
他人から重んじられる資格はない。

◇私が、生きていく中で大きなテーマにしているのが、誠意ということ
だ。自分自身に対する誠意も他人に対する誠意も両方伴なって、誠意の
ある生き方になる。


◇他人にだけ、自分にだけ誠意があっても、それは意味がない。誤魔化
しの誠意だ。自分の気持ちも他人の気落ちも共に誤魔化すことなく、真
正面から受け止めてはじめて誠意ある行動が取れるのだ。


◇誠実とか誠意とは、自分や他人の何に対して正確に対応することなの
か。それは、自分や他人の現在や未来に対して正確に対応することなの
だ。しかし、私たちは、往々にして自分や他人の過去に対応してしまう。
以前の自分の気持ちや感情に対応してしまう。以前の他人の印象や感情
に対応してしまう。


◇たとえば、あの時あの人は、自分に対してこういう態度を取ったから、
私もこういう態度を取ろうと思ってしまう。しかし、求められているの
は、現在の状況や未来の状況に対しての行動だ。過去のしがらみで対応
することではないのだ。


◇私たちは、誠意ある人生を自分自身に対しても他人に対して送ってい
こう。誠意を通すことは、自分の身の丈との戦いだ。自分の周りの状況
との戦いだ。安易に誠意は、語れないし、実行できないものだ。それほ
ど、誠意は難しいから、その誠意を持って行動する人を他人は、尊敬す
るのだ。

2007年10月01日

10月1日号「生徒が集まらない塾とは~6種類30項目検討」

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:号令・出席
■MBA特集:
生徒が集まらない塾とは~6種類30項目検討
■月刊塾経営の視点:2007年10月度
■イノさんのコミュニケーション道場:
第35ラウンド「対人関係論」
■数で読む教育:各都道府県等における中高一貫教育校の設置・検討状況について

「塾経営サクセスネットMBA」99 号を皆様にお届けします。

先日、あるFC個別指導塾のオーナーと話をしていた時に、ホスピタリティーの話になったのですが、塾はホスピタリティーが本質ではありません。実は、ホテルもホスピタリティーが本質ではありません。ホテルの本質に関与しているのは、施設の充実に関わることです。そこが主役で、ホスピタリティーは脇役です。この点をしっかり理解していないと、ホスピタリティー(接客)が主役になってしまって、本当の主役が消えてしまいます。だからFC本部が、ホスピタリティーを主役に掲げても惑わされてはいけませんよと言う話をその方としました。
さて、今号の特集ですが、学習塾の本質にまつわるものです。生徒が集まらない塾の特性を30 にまとめて論じています。今まで学習塾の本質を色々と言ってまいりましたが、簡単に言えば、学習塾の本質とは、生徒を元気にするということです。そのための具体的な行動を30 のチェックポイントに絞って論じています。ぜひ、貴塾の現状をこの30 のチェックポイントと比較していただき、教室運営の見直しにお役立てください。本質を見誤った仕事は成功しないものです。ぜひ、本質を追求していきましょう。


マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

『大手塾に負けない』生徒集客セミナーのご案内

  
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
10月28日開催

『大手塾に負けない』生徒集客セミナーのご案内

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

あなたは「基礎数」という言葉をご存知ですか?


「基礎数」とは現在の塾の在籍生数から卒業生を引いた数のことです。
来年度に向けて「基礎数」を意識する時期になりました。


ここで、ちょっとあなたの塾の来年度の基礎数を計算してみましょう。


今年度はこのまま入塾も退塾もないと仮定して、
現在の生徒数から卒業生だけを引いてみてください。


どうですか?
その数字が来年度のあなたの塾の「基礎数」です。
つまり、その人数で新年度をスタートするのです。


その数字を今年度のスタート時点と比べてみましょう。
冬期講習、新年度に向けて、注力しなければならない学年が
見えてきたのではないでしょうか?


もちろん、分析で終わってしまっては意味がありません。
注力学年を集めなければなりません。


では、あなたはどうやって生徒を集めますか?
どんな手法を今、パッと思いつきましたか?

人を集めたいのならば、
『人が集まる仕組み』を作らなければなりません。


「生徒は集まった、でも、なぜ集まったのかは分からない」


これでは、次の偶然のラッキーが訪れるまで生徒は集まりません。


『人が集まる仕組み』を作るために、
今一度、当たり前のことを再認識してみましょう。

それは、この2つです。

・塾の商品の特徴は?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・塾の顧客の特徴は?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


実は、塾で働くことに慣れてしまうと、
この2つに隠された実に大切な点を忘れてしまうのです。

それでは、考えてみましょう。

■ 塾の商品の特徴は? ■


塾の商品は「モノ」ではない、ということです。


塾の商品を挙げてみましょう。
授業、面談、補習、保護者会、イベント・・・・。


いずれも「モノ」ではありません。
つまり、顧客は事前に、見たり、手に取ったり、
他の商品と比べたり、ということができません。
サービスを受けるまでは、その商品の良し悪しの判断がつかないのです。


これが塾の商品の本質です。


■ 塾の顧客の特徴は? ■


塾の顧客は二重構造です。
これが他の業種と大きく異なる点です。


直接顧客としての「生徒」。
間接顧客としての「保護者」。


常に2種類の顧客を意識していなければならない。


生徒が「YES」でも保護者が「NO」なら退塾です。
保護者が「YES]でも生徒が「NO」なら退塾です。
両者が「YES」でないとダメなんですね。


さらに、顧客にサービスを提供するだけではダメですよね。
顧客が結果を出さなければ、あなたのサービスは認められません。


これ、非常に辛いことです。


他業種なら、自分が頑張れば、それなりの結果は出るでしょう。
結果が出なければ、自分が頑張ればそれでいいのです。


しかし、学習塾の場合、どんなに自分が頑張っても、
生徒が結果を出さないと、あなたの評価は上がりません。


極端な話、自分は何もしなくても、生徒が勝手にバリバリ勉強して、
良い結果を出してくれればいいわけです。
(もちろん、実際には、こんなことは稀ですが・・・)


そろそろ、「人が集まる仕組み」についてのヒントをお話しましょう。。
ここまで、文章を読んでくださり、本当にありがとうございます。


この文章の最後に、弊社主催「大手塾に負けない生徒集客セミナー」の
告知があります。


しかし、この文章に書いてあることをヒントに
あなたなりの実践をしていただけるのなら、
このセミナーに参加する必要はありません。


大切なのは、知識を集めることではなく、実行することですから。


それでは、「人が集まる仕組み」のヒントです。
商品、顧客、2つの大きな特徴を理解していれば、自ずと答えは出ます。


・塾の商品は目に見えないから、目に見える形に変えて提供する。
・サービスを受けるまで質が分からないから、実際に受けてもらう。
・間接顧客としての保護者を直接顧客に変えるサービスを提供する。
・生徒のモチベーションを上げるアプローチを授業外で実践する。


以上です。


まずは、在籍生とその保護者に対して「直接顧客化」と「モチベーション向上」の
取り組みを実行してください。


内部から口コミを発生させて、一般(外部)に浸透させます。
そして、チラシで彼らの背中を押し、問い合わせに結び付けましょう!


本文はここまでです。
以下、「大手塾に負けない生徒集客セミナー」のお知らせとなります。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

■■■ 「大手塾に負けない生徒集客セミナー」 ■■■


■セミナープログラム

○第1部:人が集まる授業運営

生徒から口コミが発生する授業とは「可笑しい授業」ではなく「面白い授業」です。
講師研修ですぐに使える「ちょっとしたことで授業が格段に変わるコツ」も公開します。


○第2部:人が集まる個別指導

「個別指導」という固定観念から脱却することが個別指導塾の成功の近道です。
弊社クライアントの成功事例を交えながら、
人が集まる個別指導塾の本質と仕組みについてお伝えします。


○第3部:人が集まる校舎運営

どうして人が集まるのか?それは資本力ではありません。
大手塾でも生徒が集まらない教室が実際に存在するからです。
第3部では弊社クライアントで実際に生徒を集めた実践を具体的に公開します。


日時:10月28日(日)13:30~16:30
会場:東京国際フォーラム(JR有楽町駅すぐ)
費用:5,000円(税込)当日、受付にてお支払い下さい。
定員:30名(1企業2名様まで。定員になり次第、締め切らせていただきます。)
申込:電話・FAX・Eメールにて。
   貴塾名、ご参加者氏名、住所、お電話番号・FAX番号をお伝え下さい。
   後日、受講票をFAXにてお送りいたします。

(資)マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
TEL:045−651−6922
FAX:045−651−6944
mailadm@management-brain.co.jp
-----------------------------------------------
貴塾名:
ご氏名:
ご住所:
TEL:
FAX:
-----------------------------------------------

ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
ご参加をお待ちしております。

 学力テストを受ける意味!


『はじめに』

◇集団指導の塾も個別指導の塾も学力テストを年に何回ぐらい行なって
いるだろうか。私は、集団指導の塾でも個別指導の塾でも以下のように
学力テストの回数を決めている。小学生は、年に少なくても3回(中学
受験の小学生は除く)中学1・2年生は、6回。中学3年生は、少なく
ても8回。どの回数も必修にして受けるように顧問先には、言ってい
る。それはなぜか。


『学力テストを受ける意味』


◇学力テストを受ける意味は、教務的な側面と経営的な側面に分かれる。
経営的な側面から言うと、まずは、売上げの拡大と利益率のよさだ。仕
入れ値が大体1500円未満で、売値が2500円から3000円だ。
テスト運営費を考えても、ある程度の利益率になるはずだ。6回の年払
いで考えれば、一人当たり、15000円から18000円の売上げに
なる。これが、経営的な側面の1つ目だ。


◇もう一つは、学力測定する機会が増えれば、実は、リスクも増えるが
(退学は、結果が出たときに起こる)、チャンスも増える。プロセス実
績のアピールに使えば、在籍生数の増加が見込めるのだ。そのツールと
して学力テストが使える。


◇次に教務的な側面だが、学力テストをすればするほど、テスト慣れし
て、点数がアップする。また中間点での学力測定も出来るため、補講や
自習に呼びやすいし、学力テスト対策をやれば(本末転倒だが、最近は
そうしないと保護者がテスト結果に動揺して退学を決断してしまう)、
通常授業以外にもケアする回数が増える。面倒見が具体的な行動になり
やすい。そして、学力テストのやり直しを命じれば、何重にも学力養成
の機会を作り出すことが出来る。これが、教務的な学力テストをやる意
味だ。


◇もう一つ、副次的な効用を挙げれば、生徒指導の機会が増えるという
ことだ。テスト受験指導もさることながら(上位生は、難しい問題から
やらせて高得点を狙わせるし、学力下位生は、簡単な問題を識別させる
訓練になる)、テスト受験日の通塾指導も出来る。部活で受験できない
という理由をどう処理するかで、職員の技量が上がる(安易な欠席への
対処、事前・事後受験の徹底、欠席者フォローなど)。生徒指導の機会
が増えれば増えるほど、校舎運営が、上手くなるはずだ。

『経営者の視点』


◇今の時代、何かある差別化と何かがない逆差別化のどちらが怖いかと
いえば、「ない」という逆差別化だ。この視点を持って、来期の設計を
見直して欲しい。

もう一人の自分

◇最近、某自動車メーカのエンブレムが気になるのです。デザインが云々
ということではありません。


◇このメーカーが4月に発売した車が気に入り、気になっていることに意識
したのは3か月前で、最近はもう意識していないと思っていたのですが、
車種は違ってもそのメーカーのエンブレムを見る機会が増えてきたのです。


◇このメーカーの車が増えたわけでないのです。私の中の意識にならない
意識が選りすぐって、このエンブレムを探しているのでしょう。
私の中の色眼鏡の仕業なのです。


◇先日、20代の青年から、ちょっと興味深い話を聞きました。
新入社員の頃、上司に「忙しくてなかなか自由な時間が持てない」という話
を持ち出したところ、上司に「無理して遊ぶんだ!」と言われたそうです。


◇その時は腑に落ちないまま、月日は流れて、最近、友人の結婚披露宴で、
祝杯を挙げる機会に、ふと最近、酒を飲んでいないことに気づいたのだそう
です。学生時代は、あんなに頻繁に飲んでいたのに・・・。

そして、その時、更にふと昔聞いた上司の言葉を思い出しそうです。
「無理して遊ぶんだ!」


◇それを機会に、今まで身体を休めるために使っていた休日や夜の時間に
旧友と酒を飲む機会を無理やりつくっている今日この頃だそうです。


◇多少、疲労や睡眠不足を感じると訴えながらも自分らしさを実感できて
いるように、私には感じられました。


◇私たちは、時々ふと、思いも寄らない光景をイメージしたり、ふと昔
聞いた、人の話を思い出したりすることがあります。

わたしなど、ふと何でこんな歌を鼻歌で歌っているのだろうと驚くことも
あります。


◇これらは、私たちの奥底にある意識にならない意識(潜在意識)が、
顕在意識にはたらきかけて、何かを訴えようとしているのだと私は思って
います。


◇潜在意識は、私たち自身をいつも影ながら見守っていて、必要なときに
最適化を図ってくれるのです。


◇今回の20代の青年のケースでは、「自分らしさを取り戻せ!」と潜在意識
がはたらきかけていたのかもしれません。


◇私たちの身の回りにある、ふとした気づきや度重なる偶然の出来事は、外
からやってきた偶然ではなく、私たちの潜在意識の仕業かもしれません。


◇これに目をむけたり耳を傾けたりすることで、何か新しい人生の展開や
問題解決に役立つこともあるのです。

「あなたが、最近、気になっていることは何ですか?」

「あなたの周りで、最近、繰り返し起きていることは何ですか?」

「それは、あなたに何を伝えようとしているのでしょう?」

虫の声を聞きながら、秋の夜長に考えてみては如何でしょうか。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ 編集後記 ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読者の皆様とマネジメント・ブレイン・アソシエイツのスタッフに毎週
毎週勇気づけられ、今号で100号を迎えることができました。

皆さん。このメルマガを支えてくださり本当にありがとうございます。

私の中のリソースを目一杯引き出しながら書いているので、皆さんに
コーチングのエッセンスをお伝えしながら、私自身もたくさんの気づき
を得ています。作者と読者の皆さんが互いに成長できるメルマガを三桁号
の目標として、お送りしていきたいと思います。

今後とも「アンダー30のためのコーチングのススメ」をよろしくお願い
致します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

亀井 勝一郎

現代の最上の不幸は、熟練の喪失ということであります。
自分の職業に対する信念の喪失といってもよい。

◇自分の職業に対する信念を持っていない人が、最近多いと感じてはい
たが、数十年前に亀井勝一郎が指摘していたとは、流石だと言うしかな
い。最近の事件簿を見ても、警官が市民を射殺し、教師が教え子にセク
ハラをし、公務員が市民の保険料を着服し、政治家が私利私欲のために
蠢いている。枚挙に暇のないほど、職業上の問題が後を絶たない。


◇何でこんな状況になってしまったのだろう。それは、自分の選ぶ職業
が、自分にとっての天職だという意識が消えかかっているからだ。転職
の気楽さが、天職意識の希薄さに拍車をかけている。私などは、何が天
職だろうかと30過ぎまで思い悩んで、そして教育というフィールドで
生きていこうと諦めて(=思い定めて)、ここまで来たが、その間、数
々の会社を渡り歩いた。


◇幸い、教育系の仕事からは、離れたことはなかったので、ある程度の
知識の蓄積と長年の指導経験で今の生業で生きられている。職業が、私
にとって社会と繋がる接点だった。そして、自分の社会貢献の接点だっ
たのだ。


◇逆に言えば、職業を社会と自分を繋ぐ接点だとは思っていないから、
自分の職業を極めようとは思わないのかもしれない。また、職業を生き
ていくための方便だとしか考えられないから、自分の職業に対する意識
が低いのかもしれない。職業は、自分自身を表現する最大のツールなの
だ。それも、人生を賭けて行なわれる自己表現の最大の同伴者なのだ。
そのことを覚えておいて欲しい。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

谷川 俊太郎

自動車が走ることは複雑なことだ。
しかし人間が歩くことの複雑には遠く及ばない。


◇世界で一番不思議なものは、人間だ。私も人間の端くれだが、人間が
人間を理解することは、非常に難しい。昔、こんな話を聞いたことがあ
る。右腕を切断してしまった人の話だが、その人は、時たま、あるはず
もない右腕が痒くなって掻くそうだ。いや掻こうとするそうだ。しかし、
掻こうとする先に腕がない。だから掻きたいけど掻けないそうなのだ。
ない右腕が痒くなるのも不思議なことだが、それを無意識に掻いてしま
いそうになることも不思議なことだ。


◇私たち人間は、自分自身では理解の及ばないところで、出来上がって
いるのだ。今日の言霊の言うように、自動車は複雑だが、人間が作れる
ものだ。それにひきかえ、人間は人間を分解しても生身の人間を作れる
わけがない。人間を機械のように組み立ててみせることはできないのだ。
それは、人間の知恵を超えた何かが、人間の中に含まれているからだ。


◇そういう人間の深遠さを私たちは、もう一度見つめ返したほうが良い
時期に来ているように思う。人間の価値は、それが人間では作れないと
ころにあることをもう一度自覚し直したほうがよいように思う。人間の
命がだんだん簡単に奪われていく風潮を私たちは、見逃すわけにはいか
ないはずだから。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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