運動会で重要なもの
◇運動会シーズンに思うことがある。その昔、といっても今から10年ほど前
は、運動会に順位をつけなくなっていた。児童を平等に扱おうと順位をつけな
いで運動会をしていたのだ。こんな馬鹿げたことが、学校では堂々と正論のよ
うにまかり通ってしまうものだが、流石に最近は、順位をつけているらしい。
◇順位に拘っているから順位を問題にするのだ。順位に拘っていなければ、順
位なんてつけてもつけなくても関係ない。子どもが苦手にしているものだから、
順位が低いのだし、好きなものでも、運動能力の未熟なものは、順位が低いも
のだ。そういう当然の結果を受け入れるようにすることが、子どもにとって重
要なのだ。
◇で、今日の本題だが、運動会で、親として要求することは、一生懸命に取り
組むかどうかということだ。一番になろうが、二番になろうが、ビリになろう
が構わない。そんな順位ではなく、自分が出場する種目や演技を一生懸命にや
ったかどうかが、重要なのだ。このことを運動会を通して伝えることだ。目の
前にある課題に対して力を抜かないことを教えることだ。
お母さん:A君、運動会はどんな競技にでるの?
A君 :100メールと組み体操と・・・そんなもんだよ。
お母さん:そう。随分活躍するのね。
A君 :え~?活躍?しないよ。
お母さん:A君が、一生懸命やっている姿を想像したら、なんだかわくわく
しちゃうな!
A君 :何言ってんだよ。足は速くないし、運動は、苦手なんだよ。お母
さん、知ってんだろ!
お母さん:違うわ。運動が苦手でも、足が遅くても、A君が、一生懸命頑張
っている姿を見ることが、お母さんは、嬉しいのよ。
A君 :あんまり期待しないでよ。
お母さん:期待してるわよ。順位なんかじゃなくて、A君が必死にやること
を!人間は、かっこ悪くても何でも頑張ることが大切なの。お母
さんは、それだけでいいの。A君の頑張る姿をみることだけで。
A君 :本当にお母さんは、僕のこと、期待していないんだね。運動会が
始まる前からなんか慰められてるみたいだよ。
お母さん:えっ!そんなことないって!
◇運動会が終わったら、A君の頑張ったことを評価して終わろう。A君が望む
なら、順位についても語ってみよう。来年は、何位を狙うのかA君に誓わせて
みても良いかもしれない。

