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生徒の名前を校舎に!

『はじめに』

◇顧問先の校舎見学をしていると、卒業生の名前は張り出しているのに
(合格実績として)、現役の在籍生の名前は、あまり張り出されてはい
ない。テストの上位者は、小さく張り出されているが、それだけだった
りする。たまに、それすらない校舎もある。そして、もっとひどいもの
に、宿題忘れの強制居残りの指名の掲示だけがあったり、課題の未提出
者の一覧だけがあったりする校舎もある。校舎は、生徒にとってどうい
う場所なのかを理解していれば、そんな事態にはならないはずなのだが、
教育空間という特殊空間のせいか、ついつい場所の定義が、不完全にな
ってしまう。

『学習環境をどう整えるのか』

◇生徒が一週間のうち何回も通う学習塾の校舎は、生徒にとって、どう
いう場でなくてはならないのかを考えてみると次のことが最低条件で挙
がるだろう。

 1.勉強がしやすい環境
 2.安全な環境
 3.楽しい環境


◇勉強がしやすい環境は、物理的な環境(机や椅子が使いやすい・明度
がしっかりある・空気がきれい・清潔等々)と生徒の人間関係と生徒・
教師の関係と教師の授業中の指導力で構成されるものだ。教師が、中心
的な働きをして、この環境を整えなければならない。


◇次に安全な環境は、説明するまでもなく、校舎の物理的な環境はいう
に及ばず、いじめの問題、交通事故の問題、通塾路での安全の問題だ。


◇この二つのことに対しては、基本的にどこの塾でもそれなりには、気
をつけているが、最後の楽しい環境については、なかなかそこまで真剣
に考えている塾は、ないように思う。


◇生徒が、週に何回も通うところなんだから、楽しい環境を提供しない
と退学になってしまうだろうと真剣に考えている人は、少ないようだ。
教育なんだから、楽しくないもんだと諦めて、楽しさをはじめから捨て
ている人もいるが、それでは、学習塾としての存在価値はないように思
う。なぜならば、学習塾は、生徒のやる気を引き出していく場所だから
だ。


◇楽しい環境とは、生徒のセルフ・エステームが高まるような環境だ。
プラスのストロークが満ちている環境のことだ。そういう環境を作る第
一歩として、校舎に生徒の名前を張ってみたらどうだろうか。自分の名
前が、何かよいことで張り出されているということは、それだけでセル
フ・エステームが高まるものだ。たとえば、以下のような項目で張り出
してみる。

 1.自習室活用キング
 2.遅刻。欠席皆勤賞
 3.得点アップ賞
 4.定期テスト満点賞・高得点賞・努力賞
 5.冬期講習などの目標短冊


◇校舎の一番目立つところに張り出して、生徒の名前を読み上げよう!
照れてしまう生徒がいるかもしれないが、セルフ・エステームは高まる
はずだ。当然、それらの張替えは定期的にしておこう。掲示が、壁の一
部と化すようなことはあってはならないから。楽しい環境をどう作るか
を塾全体で知恵を絞って出し合おう。楽しい場所に自塾の学習空間がな
れば、生徒を自ずと増える。

『経営者の視点』

◇校舎を楽しい空間にすることを心がけよう。勉強が楽しいものだと思
わない生徒だっているのだ。だからこそ、楽しい環境作りを心がけよう。
楽しい環境作りを推進していけば、必ず生徒や保護者とのコミュニケー
ションが増加する。コミュニケーションのない楽しさはないからだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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