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2007年11月30日

教育の質と量の問題は、両輪で考えるべき問題だ!

【記事】「教員増」でにらみあい、文科省と財務省

 日経新聞(2007年11/26)より以下抜粋

3年で2万1000人の教員増員案を打ち出す文部科学省と、歳出増
を拒む財務省がにらみ合いを続けている。教育現場の期待は強いが、財
務省は「荒唐無稽(こうとうむけい)」と突き放す。文科省は学習内容の
“憲法”である次期学習指導要領の原案に「教員増が必要」と異例の文
言を盛り込むなど徹底抗戦の構え。予算の査定が本格化する年末にかけ
て両省の対立は激しさを増しそうだ。

○「予算や教職員数といった投入量の拡充では、公教育の信頼確保に向
けた解決にはならない」。財務省の審議会である財政制度等審議会は19
日公表した来年度予算の建議(意見書)で、こう言い切った。

*私からのコメント


◇今回の記事は、教育予算の問題のように考えられるが、それだけでは
ない。教育の優先順位の問題だ。記事の中にあるように、質的向上を制
度の中で考えた結果、教員増が必要だというのであれば、その通りだが、
その前に、他の予算を削って、教員増に予算を作ることも可能なはずだ。

◇全国学力テストの実施や教員の免許更新制と今回の教員増加問題は、
予算ということになれば、不可分の問題として考えたほうが良い。最近
の議論の中に一般社会人(教員免許を必要としない)の教員登用が議論さ
れている中で、免許更新制を推し進めようとしているのだから、実は免
許更新は大して効果のあることはでないのだ。全国学力テストにしても、
結果的にそれほど大した発見がなかったのだから、莫大な予算をとって
やる意味はあるのかどうか、もう一度考えたほうが良い。

◇それよりは、教育の質的向上には時間がかかる問題なのだから、量で
カバーした方が得策だと思う。その意味で、余計な予算を削って、教員
増に当てたほうが良いのではないだろうか。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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スティーブン・コヴィー 

人は人生の中で何が最も大切なのか、どうなりたいのか、何をしたいの
か、を真剣に考えるとき敬虔な気持ちを持つようになる。

◇私たちは、自分で生きているようで、そうではない。私たちは、自分
の意志では生まれてこられない。自分以外の人間からたまたま産み落
とされて、育てられ、そして自立=自律していって、自分ひとりで、生き
ていくようになるのだ。だが、実は自分ひとりで生きているように見えて、
決して自分ひとりで、生きているわけではない。有形無形のサポートが
私たちにはなされているのだ。だから、私たちは、そういう有形無形の恩
恵に対して、感謝をしなければならないし、そういう存在である人間に驚
きを感じなければならない。自分は様々なことに助けられているのだと。

◇今日の言霊は、そういう状況に気がつくためには、自分自身について
真剣に考えなければならないと言っているのだ。人生の中で、自分が何
をするのか、何を大切にするのかを徹底的に考えていくと、人生の深さ
や人間の偉大さを発見していくものだ。そういう日々の自己への配慮が、
私たちには、大切なことなのだ。

◇私たちは、自分自身を見つめることで、私たちを支える眼には見えな
いものの存在に気がつくはずだ。そういう気づきが、自分自身を謙虚に
してくれるものだ。傲慢になりがちな私たち人間が、傲慢にならない唯
一の道が、自分を見つめることなのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月29日

マザー・テレサ

ほほえみ、ふれあいを忘れた人がいます。これはとても大きな貧困です。

◇私が、NPO法人「ピースコミュニケーション研究所」を立ち上げた背
景には、今日の言霊の指摘のように、コミュニケーションが、不全に陥
り、人と人とのふれあいが減少している状況があるからだ。特に、日本
では、社会関係を築けない子どもたちや若者たちや大人たちが非常に
多い。引きこもりが年々増加し、自分勝手な振る舞いをする若者や大
人が社会には溢れている状況があるからだ。そんな状況を少しでも解
消したいと思っている。

◇私たちが、いくら経済上豊かになったところで、人間としての豊かさ
を失ってしまったら、人間としての生きがいも喜びもなくなってしまう。
いくら物理的な条件が豊かになったところで、精神的な豊かさがどんど
ん先細りのように消えていったら、人間が、人間として成長できる栄養
分がなくなってしまう。人間は、豊かな人間関係の中でしか成長できな
いものだ。だからこそ、コミュニケーションが重要なのだ。それも、微
笑みとか、愛情のプラスのコミュニケーションが。

◇私たちは、人間と人間のふれあいを笑顔で行なっていこう。憮然とし
た顔よりは、笑顔を私たちは、求めているのだ。笑顔に人間の可能性が
あるのだ。そのことを忘れないようにしよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月28日

お父さん(後編)

○前回のあらすじ

面談で、「お父さんにもっと協力してほしい」という美優(小5中学受験)
のお母さんにあることを提案した。

ここまで上手くいくのは珍しい。


美優のお母さんに、その後どうなったのか電話をかけて確認した。


「もう、なんだか、とっても積極的になりました」


言いながら笑っているお母さんの顔がなんとなく浮かぶ。


「学校見学のスケジュール、熱心に立ててます」


あまりにものめりすぎてしまうと、後々美優が大変かもしれないけれども、
まずはとりあえず、良かった。

面談で提案したのは「お父さんと一緒に学校見学へ行ってみてはどうです
か」ということである。


学校説明会、体育祭、文化祭、などの場は学校選びをしたい生徒・保護者
にとっても絶好の機会である。一般向けに個別相談をしてくれる学校も少
なくない。


実際、文化祭に行って、楽しそうだった、生徒の人たちが優しくしてくれ
た、校舎がきれいだった、制服が可愛いかったなど、その学校に「生」で接
して受験を決める生徒も多い。


お母さん方も、在校生がしっかりしている、先生の対応が良かったなど、
実際に行ってみないと分からないことを肌で感じていらっしゃるようだ。


じゃぁ、お父さんもその場に連れて行けば、私立の中学校がどんな雰囲気
か分かり、協力的になってくれるだろうということだ。

とある秋の土曜日、「オレは行っても何も分からないから」という夫を説得
して、美優のお母さんは、お父さんと一緒に受験校の候補の一つのキリス
ト教系のある女子中学の説明会へ出掛けた。


そして。


「チャペルでパイプオルガンの演奏があったんですけど、それにもの凄く
感動したみたいで。『あの学校はいい』ってずっと言ってますよ」

百聞は一見にしかず。学校見学は欠かせない。家族全員で出掛ける価値は
充分ある。


(登場する生徒名は全て仮名です。)

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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本田 宗一郎

自分の喜びを追求する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものであ
りたい。

◇最近の巷の事件を見聞きしていると、どうも自分だけの楽しみや趣向
や思惑で、他人に勝手気ままに危害を加え、または殺害したりしている
ように思える。他人がどうなっても、自分には関係ない、とばかりにや
りたい放題をしているように思う。こんな風潮をどうにかしなければ、
この国の将来はないように思う。

◇今日の言霊は、私たちの願いだ。自分の喜びと他人の喜びが一致して、
お互いがお互いを助け合うような世界にしなければならない。会社でも
同じことだ。自分の会社だけのために何かをするのではなく、自分の会
社の利益の追求が、他社の幸福に貢献する方向性のものでなくてはなら
ないのだ。

◇昨今の、「自分だけよければそれでよい!」という風潮を私たちは、
どうしても転換しなくてはならない。他者あっての自分であるというこ
とを深く自覚しなくてはならない。自分の幸福は、他人の幸福と繋がら
ない以上、幸福ではないということを自覚しなければならない。他者と
ともに私たちの幸福があることを忘れてはならないのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月27日

☆子どものこんな反論に太刀打ちできますか?☆

◇こんな相談が最近あった。小学校3年生の男の子を持つお母さんから、次
のように言われたらしい。

  お母さん:学校の宿題がないのなら、○○(通信教育の名称)をやりな
さい。
   A君 :お母さんは、学校の先生じゃないんだから、宿題を勝手に作
らないでよ!
  お母さん:何言ってんの?!学校の宿題がないなら、○○をやったって
良いじゃない!
   A君 :宿題が出なかったんだから、学校の先生は、今日は勉強しな
くても良いって思ってるんだよ!

◇こんな屁理屈をどうすればいいですか?という相談だ。私は、お母さんに
次のようなアドバイスした。

 
中土井:屁理屈に対処する前に、そういう屁理屈が出ないように考え
     たらどうでしょうか。お母さんの言い方にA君は、反応した
     んだと思います。「宿題がないのなら、○○をやりなさい」と
     言うよりも「宿題がないのなら、○○が一杯出来るわね。
     今日がチャンスね。どんどんやったら。」こんな感じで、促せ
     ば違った反応があったかもしれませんね。お母さんは、A君
     の反応に熱くなって、お母さん自身もA君と同じ反応をして
     しまっています。子どもが屁理屈を言う時は、その議論から
     引いて、「A君、自分で考えてやってみて。」とその場から立
     ち去ることです。

◇こんなアドバイスをしたが、お母さんが、「それでいいんですか?」と不思
議な顔をしているので、「議論して打ち負かしてもいい結果になりませんから、
あとは、A君の自覚に待っていれば、そのうちやることになります。なぜな
らば、子どもは、お母さんの期待を感じているからです。」というアドバイ
スを付け加えて、安心してもらった。


◇子どもが、言うことをきかないとお母さんは思っているが、それは、子ど
もとお母さんが、お互いの言葉に反応し合っているからだ。そういう状態が
続けば、ついつい反発したくなるのだ。このことをちょっとは振り返ってみ
るだけで、随分と子どもがよく見てくるものだ。お母さんは、子どもの言動
に反応するのではなく、対応することだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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五木 寛之

よろこぶ、というのも一つの習慣じゃないでしょうか。
それに習熟することが必要な気がするのです。

◇なかなか感動しない人がいる。映画を観ても、音楽を聴いても、絵を
観ても、「まあまあなんじゃない?」と言って自分の感情を抑えているよ
うな人がいる。逆に、何を観ても感動しすぎる人がいる。どんな映画を観
ても、どんな音楽を聴いても、どんな絵を観ても、とにかく感激している
人がいる。どちらにしても、自分の感情をコントロールしている点では同
じような気がするが、どっちが隣にいてウザッタイかと言ったら、後者の
感激屋さんの方かもしれない。しかし、どちらが新しい発見をもたらして
くれるかと言ったら、これまた後者の感激屋さんの方だ。

◇感激屋さんは、感激屋さんなりに、何かに感激しようとしているから、
私の気がつかない点を突いてくる場合がある。それに引き換え、クール
を装っている人は、何を指摘しても、何かを抑え込もうとしているから、
こちらの感情も抑えられそうになってしまう。そうすると、会話が、面
白くなくなってくる。何でもっと素直になれないのかな?とガッカリし
てしまうことがある。

◇今日の言霊の指摘のように、感情を自然に表出するには、習熟が必要
なのだ。何かに喜ぶと言うことにも、練習は必要なのかもしれない。小
さなことに喜びを見つけ、それを自分の中の糧に出来るためには、私た
ちは、それなりの練習を積んでいなければならないのかもしれない。そ
れほど、私たちは、自然には成長しないものなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月26日

■ 注目からの気づき ■

◇告白します。私は子どもの頃から絵が下手です。

でも、小6の時、一度だけ私の絵が賞賛を受けたことがあったことを、ある
自己啓発のビデオを鑑賞したことをきっかけに思い出しました。

◇この絵は、自宅の塀越しに、近所の家の屋根を描いた、芸術的センスがあ
るとはとても思えない変哲の無い絵でした。そもそも夏休みの宿題として課
されたスケッチ作品でした。


◇本当は、この絵の前に完成した写生があったのですが、父や母からめちゃ
めちゃに評価が低かったので、描きなおしたものでした。最初の絵と最終的
に出来上がった絵の違いは何処にあるのか当時の私は気づかなかったのです
が、今考えてみると・・・


◇最初の駄作は、ただ景色の全体像を絵にしただけだったのです。ただ、な
んとなく近所の景色が描かれていただけだったのです。


◇それに対して、後者の絵は、被写体こそ、ただの家の屋根だったのですが、
私の目が屋根に注がれているのがわかる絵だったのです。屋根に注目してい
ることが分かるのは、画用紙一杯に屋根が描かれていたことと、注目してい
る屋根の描写が細かいことから察することができます。そして、迫力が格段
に違っていました。


◇私自身が、ほとんど同じ時期に描いたものですから、テクニック的な面で
進化したことは考えられません。


◇ただの屋根だったのですが、私の視線がそこに注がれることによって、視
界が屋根で一杯になり、注目していることで、細かい模様や色の違いに気づ
き、微妙な変化を色使いや輪郭で表現していたのかもしれません。


◇夏休みの作品として、皆の絵が教室に張り出された時、誰もがクラスで
一番、絵の天才と思われていた和田くん(クラスメイト)の絵と思い込み、
私の絵を見ながら、「さすが和田の絵はじょうずだな!」という友人たちの
声が今でも聞こえてきて、ニヤニヤしてしまいます。


◇私たちは、日ごろの日常の景色や出来事を何となく眺め、受け流している
ことが少なくありません。


◇時には、ある印象的かつ具体的な事柄に焦点をあてて、じっくり事柄を
見つめ、感じてみては、如何でしょうか。


◇日ごろは何となく景色になっていたことが、あなたの視界一杯に広がり、
細部まで観察することができることで再発見が生まれる可能性があります。

「最近、あなたやあなたの周りで起きた感動的な出来事は何ですか?」

その出来事を思い出してみましょう。

その出来事の中で、一番ありありとする一場面に注目してみましょう。
「何が見えますか?」
「どんな音や声が聞こえますか?」
「どんな感情がわいてきますか?」


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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共感力の高い塾が、生徒を集める!

『はじめに』

◇何十年もの長い時間をかけて生徒気質や保護者気質は、徐々に変容してきた。
今から二十年前ならば、生徒は、額に鉢巻し、先生は、竹刀を持って熱血授業
をしていたはずだ。根性主義が通用し、先生は、力ずくで、生徒をねじ伏せる
ことが出来た。ところが、今日ではそんなことをしたら、目の前の生徒は、直
ぐにでも隣の塾に移っていく時代だ。

◇それでは、どうすれば生徒気質や保護者気質の変容に対応できるのだろうか。
それは、いつの時代にも求められている、共感力を最大限発揮することだ。共
感力は、人間関係の大前提だからだ。共感力を塾全体に浸透させ、生徒理解・
保護者理解を徹底することだ。そうすれば、人が集まってくる塾になる。


『共感力が、人間関係の大前提』

◇日産のカルロス・ゴーン氏が、随分前の新聞で、リーダーシップの前提は、
共感力だという発言をしていたが、人をどこかに導く仕事をするリーダーには、
この共感力が、非常に重要な要素だ。学習塾の場合ならば、教師は、生徒や保
護者のリーダーなのだから、学習塾の職員は、基本的にこの共感力を持ってい
なければならない。しかし、実際には、全然共感力がない人間がいたりする。
社長自体が、共感力がないという場合もあるから、そういうケースは、難しい
のだ。


◇共感力とは、他者理解力といってもいいものだが、他者の感情を徹底的に自
分のものとして感じて、対応することだ。この共感力を高めるためには、次の
言葉を塾全体の合言葉にしてみると良い。
  1.他人の眼で見て
  2.他人の耳で聞いて
  3.他人の身体で感じて
つまり、他人の心=感情で、状況を受け止めようとすることなのだ。その他人
の感情を理解した上で、様々なことを指導していくことが出来れば、生徒も保
護者も私たちを認めてくれるはずだ。そうなれば、ラポール(心の絆)が高ま
って、退学は減少し、口コミで生徒は増えていくはずだ。


◇学習塾は、局地戦だ。校舎と校舎の戦いだ。つまり、その校舎にいる職員と
職員の戦いなのだ。その戦いは、授業力もさることながら、この共感力で決ま
ると言っていい。共感力が、生徒指導を強固にし、掲示や受付を素晴らしくし、
保護者に対する配慮を行き渡らせるのだ。

『経営者の視点』

◇経営者の皆さんが、まずは、職員に対して共感力を発揮してみよう。そうす
れば、前回の話ではないが、社風の中に共感力が組み込まれていくはずだ。来
年のテーマに職員の共感力強化を入れてみてはどうだろうか。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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この調査で、いじめ問題が、あぶり出されたのか、封印されたのか?!

【記事】いじめ、06年度急増12万件 聞き取り重視の結果

 朝日新聞(2007年11/16)より以下抜粋

全国の学校で06年度に確認されたいじめは12万4898件にの
ぼることが、文部科学省が15日発表した「問題行動」の調査で分かっ
た。05年度の約2万件から一気に約6.2倍に増えた。同省は増加の
理由として、子どもを取り巻く状況よりも、いじめの定義や調査方法を
今回から変えたことや、学校側の姿勢の変化が大きいとみている。

○06年秋にいじめが社会問題化したことを受けて、文科省は、いじめ
の定義から「一方的に」「継続的」といった限定的な表現を削除。公立
校に加え、国立・私立の計約2500校を初めて対象としたほか、アン
ケートなどで子どもから直接聞く機会を設けることも求めた。
 
○その結果、小・中・高・特殊教育諸学校(現在は特別支援学校)の5
5%にあたる2万2159校で1件以上のいじめが確認され、約81%
の10万1089件は「解消」しているという。
 
○学校別にみると、小学校約6万1000件(05年度の約12倍)、
中学約5万1000件(同4倍)、高校約1万2000件(同6倍)、特
殊教育諸学校384件(同5倍)。内容では、冷やかしやからかい(6
6%)、仲間はずれや集団で無視(25%)が多く、パソコンや携帯電
話での中傷などは4%だった。
 
○件数は都道府県によって差があり、熊本県では前年の約125倍とな
る1万1205件を記録。これは全国の1割弱に当たる。1000人あ
たりでは、熊本の50.3件が最多で、(2)福井(3)岐阜(4)石
川(5)大分と続く。熊本と最少の鳥取(2.1件)では、25倍の開
きがあった。この差は、調査手法の違いも影響したとみられる。
 
○調査では、いじめ以外の問題行動も調べている。暴力行為は過去最多
となり、小中高の総数で4万4621件。神奈川7049件、大阪58
16件の両府県で全体の3割近くを占めた。

*私からのコメント


◇いじめ問題について、以前よりは、学校側のスタンスが変わり、包み隠
さず何でも報告がなされたというのが、今回の調査結果だとは思うが、実
は、この件数の飛躍的増加は、いじめの定義の変更や調査方法の変更が、
その要因だけではなく、以前のいじめがあってはならないという建前での
調査で、叩かれたことから、学校側のスタンスが、決定的に変わったので
はないかと思う。学校でいじめがあるのは当然だが、そのいじめを学校が
克服したという自助努力をアピールすることが、この調査でなされたよう
に思う。記事にもあるようにいじめがなんと81%も解消されたのだ。


◇今回の記事を見ていると、いじめの件数があまりにも不自然に増加して
いるので、いじめ自体の実態が、分からなくなってしまったように思う。
何でもかんでもいじめにしてしまって、かえって逆に、深刻ないじめが浮
かび上がらなくなって、学校側に対しての対策を打ち立てにくくなってし
まった印象がある。記事の中で「内容では、ひやかしやからかい(66%)、
仲間はずれや集団で無視(25%)が多く、パソコンや携帯電話での中傷
などは4%だった。」とあるが、冷やかしやからかいが66%もあるが、そ
の中で深刻なものとそうでないものが、混在しているはずだ。この数値で
はそれが全く見えてこない。逆にパソコンや携帯電話での中傷は4%だが、
これなどは、多分深刻ないじめのほうが圧倒的に多いだろうと思う。今回
の調査が、いじめ問題と言うことの本質を覆い隠すには、非常に有効な戦
略だったといえないだろうか。


◇いじめの調査が、こんなにもぶれてしまうのは、なぜだろうか。それは、
いじめの調査が、子どもの事態をつかみ、その実態から対策を立てようと
する意志がないからだ。建前上の調査になってしまうからだ。お上は、世
間の圧力で仕方なくいじめ調査をやり、学校は、お上から言われたからい
じめの調査をやろうと思っているから、こんな調査しか出来ないのではな
いか。そう思ってしまうのは、私だけだろうか。目の前にいる子どもにと
って有効な調査をする意志を教育関係者は、持つべきだと思う。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ボーボワール

どうにも乗り越えられない障害にぶつかった時は、
頑固さほど役に立たないものはない。

◇どうにかなるものならば、どうにかすればよいのだ。どうにかならな
いものならば、どうにもならないから、そこから逃げてしまえばよいの
だ。今日の言霊は、そういう柔軟性が、実は、物事を解決する力になる
ものだと言っているのだ。

◇柳の枝が風に揺れながら自分を守っているように、人間も、自分の能
力に応じて、物事に対処していけばよいのだ。自分の能力を超えた問題
に対しては、いつもとは違う対処法を取ってみればよいのだ。いつもい
つも同じ対処法では、解決できないのだから。

◇そのためには、実は複数の視点が自分の中になければ、そういうこと
は出来ない。頑固な人には、この複数の視点がないのだ。ただ、一つの
視点だけで、物事を見ているからいつもいつも同じ対処しか出来ないの
だ。物事を違った視点から見れば、物事の意味が変わる。その意味が変
われば、物事が違って見えるから、対処法も変わってくるものだ。

◇私たちに大切なことは、複数の視点から物事を見て、状況においてど
の意味を採用するかを吟味することだ。いつもいつも同じ視点から物事
を見ていては、状況に適応できなくなってしまう。そういう不適応な人
間を頑迷な人と言うのだ。頑固が悪いわけではない。良い伝統は、頑固
に守っていこう。しかし、状況に適応できない頑固は、改めよう。ただ、
それだけのことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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バージニア・サター

人生に、あるべき形などない。人生はあるがまま。
あなたのかかわり方によって、それは変わってくるのだ。

◇自分の人生にどういう参加の仕方をするのか。多くの人がそのことを
あまり考えない。それは、生まれた時から人生が始まってしまっている
らだ。改めて、自分の人生に参加しようとは、思わないからだ。しかし、
自分の人生を自分のものにしたかったら、人生に対する自分の関わり方
をもう一度、問うてみなければならない。本当に積極的に自分の人生を
生きているのかどうかと。もし、その問いにノーと言うのであれば、人
生を今からもう一度始め直せばよいのだ。

◇既に始まっている人生だが、意識的なスタートの切り直しは非常に大
切なことだ。人生に手遅れはない。いつからだって、やり直しがきくも
のだ。しかし、そのやり直しは、今まで生きてきた以上に意識的な日常
を過ごすことを要求するものだ。そうしなければ、直ぐに元に戻って、
人生に対する自分の関わりが薄くなってしまうからだ。

◇自分の人生をどうするかは、自分次第だが、それは、いつでも自分の
参加の仕方でどうとでもなるものだ。ただし、変化の結果を直ぐに求め
てはならない。今までの人生の時間と同じだけ時間をかけて、結果が出
てくるのだから。しかし、その結果は、必ずやってくるはずだ。死ぬ前
か、死ぬ直前かには。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ヘルマン・ヘッセ

過ちも失敗も多かった。だが、後悔する余地はない。

◇私は、ニーチェが好きだ。以前にも何回となく書いたが、自分の人生
を徹底的に肯定していこうとする態度が好きだ。果たしてニーチェ自身
が、本当に自分の人生を肯定していたかどうかは、分からないが、生き
ている限り、もう一度自分の人生を生きたくなるように生きろと言うメ
ッセージは、私の人生の指針になっている。第三者から見れば、悲惨
な人生に見えようが、自分の人生なんだから、もう一度歩みたいと本気
で思えるような、そんな人生をすごしてみたい。

◇今日の言霊もその文脈で理解できるものだ。過ちも失敗も多かったの
だが、それは、自分が自分で決定したことだ。自分でなし得た過ちであ
り失敗なのだから、それもまた自分の人生だ。そういう人生を送ってきた
ことになんで後悔があるのだ。そういう過ちや失敗をするのが、この自分
なのだ。それ以上でもそれ以下でもない自分が十二分に自分の人生を
送ってこられたのだ。それだけで満足だ。そういう意味が、今日の言霊だ。

◇精一杯生きる。ただそれだけだ。そういう人生で良いではないか。そ
れ以上のことを望もうとするから、臆病になったり、後悔したりするのだ。
元気よく、全力で、自分の人生を生きよう。それが、私たちに与えられた
チャンスだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月22日

河合 滉二

見せかけだけの和はいらない。最初から馴れあっている人間に発展はな
い。

◇私の仕事は、教育機関専門のコンサルタントなのだが、今日の言霊は、
教師集団に当てはまるものかもしれない。いや、教師集団だけではなく
て、実は日本の大半の集団に当てはまることかもしれない。

◇私のモットーは、集団に緊張感を与え、集団の馴れ合いから個人個人
を引っ張り出して、事の是非を全員と議論しながら組織改革をして行こ
うとすることにあるが、見せかけの仲良さにいつもいらだつ。会議では、
反論も提案もあえてしないくせに、その実いろいろなことに意見を持っ
ていて、裏では、仲の良い人間だけとブツブツ言い合っている。こんな
集団が非常に多い。会議でしっかり議論をして、そこでの対立を現場に
持ち出さないことが大切なのに、そうでもしようものなら、その場では、
ニコニコしながら、議論から退いて、現場でブツブツ不平をこぼす。そ
んな集団が多い。

◇そんな集団は、和という意味を勘違いしているのだ。和とは、お互い
が、対立しないことではない。対立し、議論した後で、その議論の結果
にみんなで責任を持つことだ。だから、会議での対立は、結構なことな
のだ。このことを私たちは、忘れないようにしたいものだ。そうしない
と馴れ合いが生じ、良い結論が出てこなくなる。いや問題解決が出来な
くなる。そうなってしまわないうちに、和の意味をもう一度確認するこ
とだ。

◇見せかけの仲良い状況から脱却して、個人個人が是々非々で付き合う
関係を築こう。そうしないとその関係から得られるものはあまりないも
のになってしまう。それでは、仲間と生きいている甲斐がないではない
か。だから、個人個人がしっかり自律することだ。馴れ合いは、自律不
足から生じるものだから。

2007年11月21日

「お父さん」(前編)

美優(小5中学受験)のお母さんが面談でため息混じりに言う。


「もうちょっと協力してくれるといいんですけど、『好きにやればいい』、
『頑張ればどこでもいい』って、いつもそういう調子なんです」

中学受験の面談では様々な相談を受ける。もちろん、生徒についてのこ
とが大半であるが、お母さんからは、たまにお父さんについてのことを
相談される。


塾のこと、学校選びのこと、勉強のこと、そういったことを私(お母さ
ん)ばかりが気にかけて、お父さんは何もやってくれない。


たまに「まぁ、頑張ってやってるんだからいいじゃないか」みたいなこ
とを言われて腹が立つことがある。お父さんにももっと協力してもらい
たい。


悩みの軽重はあるけれども、そんな内容が多いように思う。


最近では、随分とお父さんが積極的な家庭が増えてきたように思う。
「ゆとり教育」あたりからだろうか。


ビジネスマン向けの雑誌などにも教育のこと、受験のこと、学校選びの
こと、そういった特集が本当に多い。教育専門雑誌も増えた。それだけ
ニーズがあるということなのだろう。


「教育=母親」という図式が変わりつつあるのを感じる。


ただ、そうは言っても、やはり父親は仕事第一、というご家庭もまだま
だ多い。中学受験は子供だけでなく、家庭全体での受験と言っても過言
ではない。お父さんに協力してもらうことで子供もお母さんも随分と励
まされ、安心できる。

僕は美優のお母さんにある提案を一つした。こういったご相談の際には、
まず、その提案をしてみようと先生同士で決めていた。


結果、それが上手くいったことになる。

○次回へ続く
(登場する生徒名は全て仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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スタンリー・ケレマン

人は人生の節目を迎えるたびに、自分のために新しい神話を作るか、
それとも古い神話を受け継いでいくかを選択する。

◇私たちは、いつも小さな決断をしながら日常生活を営んでいる。今日
は、どういう食事をしようかなと思いながら、限られた選択肢から何か
を決断しているし、上司の指示を直ぐに実行しようか、後回しにしよう
か、自分なりに判断して、仕事をしている。


◇どこかに行こうとする時も、この道順で行こうか、あの道順で行こう
かと悩んでいる。毎日毎日小さな決断を積み重ねながら生きているのだ
が、生きていく中でいつもとは違う大きな決断をしなければならない時
がある。それが、今日の言霊の言う「人生の節目」だ。この時に、どう
いう決断をするかが、その後の人生を決定付けることになる。


◇その「節目」の決断を今日の言霊は、「新しい神話を作る」決断と
「古い神話を受け継ぐ」決断だと言うのだ。今までの自分が、受け入れ
てきた様々なものの延長線上を歩もうとするのか、今までの自分とは、
全く違う自分や文化を創造しようとするのかを決断することが、人生の
節目では行なわれるのだ。


◇実は、どちらも勇気が要る決断になるのだが、リスクが高いのは、や
はり新しい自分の創造の方だ。「新しい神話」がそうやすやすとは作ら
れないのは、その高リスクの決断をする人間が少ないことからも分かる
だろう。


◇私たちは、どうだろう。「新しい神話を作る」決断をするのか、「古
い神話を受け継ぐ』決断をするのか、どちらだろうか。現代に生きる私
たち、現状を肯定するにしても、現状を否定して変革するにしても、
「新しい神話を作る」決断をしなければならないのかもしれない。時代
が、変化を求めるのだからこそ、変化を企てて、普遍を追及することが、
重要なことになっているように思う。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月20日

子どもは親の期待に無意識のうちに答えようとするものだ!

◇こんなケースがあった。幼稚園年長組の子どもが、9月の初めに個別指導塾
に親とともに相談に来た。塾の責任者が話を聞くと今から小学校1年の勉強を
始めて、大きくなったら医者になりたいという相談だった。話を良く聴いてみ
ると、その子は、習い事を数多くやっていて、塾に通える日は、日曜日もいれ
て2回程度だった。

◇塾の責任者が、その女の子に質問をしたそうだ。「毎日毎日習い事や塾での
勉強じゃ大変だから、小学校に上がってから塾で勉強すればいいんじゃないの?
大変でしょ?」その女の子は、勉強して、私もお父さんのような医者になりた
いから、大丈夫だと答えたそうだ。そして勉強は、大好きだから、全然苦にな
らないとも答えたそうだ。
 
◇その責任者は、子どもも勉強したいと言うし、お母さんも熱心に頼み込むの
で、入会をさせようかと思ったが、本当に子どもの望むことなのか、不安だっ
たので、私のところに相談に来た。そこで私が答えたのは、以下のようなこと
だ。

◇その女の子にしてみれば、必死に親の期待に応えようとしているのだ。それ
も無意識に。習い事も親の趣味や親の思惑があって、色々とやらせているが、
本当にその子が望んでやっているかどうかは、疑問だ。そりゃ、その子もやっ
ているうちに楽しくなってやっているものもあるだろうが、親の期待を無意識
のうちに背負ってやっているのだ。今回の件も、その延長線上でのことだと思
う。親が、直接的に愛情を子どもに注がなければならないものを、習い事で親
の愛情を代理させているようなものだから、子どもは、親の愛情を必死に求め
るのだ。そのために、親の期待に必死に応えようとしているのだ。だから、あ
なたが、やることは、親としっかり話をして、習い事の整理と早期の勉強をや
めさせることだ。そしてもっと子どもといる時間を親に持ってもらうように頼
むことだ。

◇そんなアドバイスをしたのだが、子どもが親の期待に応えようとするのは、
自然なことだ。しかし、そのことに親は胡坐をかいてしまってはいけない。
親の愛情は、直接子どもに注ぐようにして欲しい。抱きしめて、声をかけ、子
どもを認めること。それが、愛情を注ぐと言う具体的なことだ。子どもにとっ
て良かれと思うことを親は疑ったほうが良い。本当にそのことで親は愛情を分
け与えているのかどうか、検討することだ。

本田 宗一郎

発明はすべて、苦しまぎれの智恵だ。
アイデアは、苦しんでいる人のみに与えられている特典である。

◇こんな人が周りにはいないだろうか。自分では何にも考えないで(ちょ
っと言いすぎかもしれない。「少し考えて」と言った方がいいかもしれな
い)、直ぐに他人に聞いて、それで考えた気になっている人がいる。表面
だけをサラッとさらって、全てを分かった気になっている人がいる。そん
な人に今日の言霊を送りたいのだが、そんな人には、なぜか、今日の言霊
は役には立たないだろう。なぜならば、自分では十分苦しんでいると思っ
ているからだ。

◇私たちが、悪戦苦闘して何かを必死に考えるということは、実は問いに
問いを重ねて、自分で出した答えに、自分で疑問を投げかけて、自分の答
えをぎりぎりまで追い詰めていくことだ。

◇それでも、その答えが、現実的な答えでない時に、振り出しに戻り、も
う一度考え考え直さなければならない。しかし、もう手詰まりなのだ。そ
ういう状態になった時に、今日の言霊の言う「苦しまぎれの知恵」が、ぽっ
と出てくるのだ。

◇だから、今日の言霊は、本当に苦しんだ人にしか分からないものだ。頭
で分かっても、自分の日常で分かっても実は、この言霊を実感することは
難しいのだ。自分を追い詰めて、非日常まで自分を追い詰めた人間しか分
からない言霊だ。

◇しかし、私たちが、この言霊から勇気だけはもらえるはずだ。それは、
何か困難な事態に遭遇しても、その困難から逃げなければ、必ず打開策は
あるということだ。人間には、困難に打ち克つ力がもともとあるから、そ
の力を信じて考え抜こう。苦しんで出たアイデアは、自分を見捨てはしな
いものだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月19日

フィッシュ!哲学について

『はじめに』

◇フィッシュという本をご存知だろうか。アメリカの魚屋の本だ。私ど
ものセミナーでは、もう何回もその本の基になったビデオを見せている
のだが、みんな驚き、笑い、感心して見ている。たまに、眉をひそめ、
魚屋としてあるまじき行為だと憤慨する頭の固い先生方もいるが、この
ビデオには、学習塾として重要な要素があるのだ。今回は、この魚屋の
哲学を紹介したい。

『フィッシュ哲学』

◇この魚屋は世界一有名な魚屋になろうと決心して、今まさに世界で一
番有名な魚屋になった。客を楽しませることに全神経を使っているのだ。
ビデオでは、店員同士が、魚をキャッチボールのように高速で放り投げ、
キャッチして客に渡すという場面もあるし、客が望むならば、店員に魚
を投げてもらって、お客がその魚をキャッチすることも出来る。兎に角、
その魚屋にいるだけで楽しいのだ。この魚屋には、ある哲学があって、
店員は、みんなその哲学に従って動いているのだ。ある哲学とは、次の
4つだ。
  1.仕事を楽しむ
  2.態度を選ぶ
  3.顧客と向き合う
  4.コーチし合う

◇この4つの哲学が、その魚屋の飛躍にとって非常に重要だったのだ。
それは、従来の魚屋の定義を超えたものにしたからだ。仕事を楽しむこ
とを第一義とし、そのためには、自分で自分の態度を決定し、顧客と徹
底的に向き合って仕事をしていく。まずは、こういうスタンスを店員に
求めたのだ。


◇そして、店員がお互いにコーチし合うことを奨励した。ただし、コー
チを受けたくなければ、受けなくてもよいし、コーチをしたくなければ
しなくてもいいのだ。このように、自主性を基に仕事をしていくように
した。


◇この4つの哲学は、学習塾にも大きく当てはまる。もしこの4つの哲
学を取り入れて、学習塾を経営しようとしたら、今までの学習塾の定義
が変わるかもしれない。職員が、仕事を楽しみ、自分自身で仕事に対す
る態度を決定し、生徒や保護者と徹底的に向き合っていけば、随分と職
場は活性化してくるだろう。


◇そして、職員同士が、コーチし合うのだから、個々の職員の暗黙知が、
形式知化して、スキルがどんどん向上していくことだろう。こういう風
土を作ることが、非常に重要なことなのだ。


◇ビデオによるとこの魚屋は、実は潰れそうな魚屋だったのだ。それが、
ある日、経営者の魚屋に対する考え方の変更で、大きな変貌を遂げるこ
とになった。だから、今からでも遅くはないのだ。経営者が、何かを決
断すれば、実は経営状態が、変わっていくことになるのだ。来期に向け
て、風土変更を考えてみてはどうだろうか。

『経営者の視点』

◇企業風土・社風と言われるものは、第6の経営資源だ。ヒト・モノ・
カネ・時間・情報が、重要な経営資源であることは誰でも承知している
ことだろうが、最後の社風も非常に大きな経営資源なのだ。


◇もし、その経営資源である社風が、今の経営状態にあっていなければ、
変更しなければならない。このために、哲学を変更し、行動を変更しな
ければならない。そのことを経営者は、いつでも意識しておいたほうが
よい。俗に、ホンダの遺伝子とかソニーのDNAとか言われるものは、
この社風のことだ。自社の社風に注意を向けよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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山本 有三

国がおこるのも ほろびるのも 町が栄えるのも 衰えるのも
ことごとく人にある。

◇人間の世の中だから、天変地異(今は天変地異に見えて本当は人災と
いうことが数多くあるけれど)を別にすれば、全ての原因は、人間の中
にあるものだ。今日の言霊もそのことをシンプルに指摘しているのだが、
この簡単な指摘が、実は非常に難しい。


◇人間によって、全てが決まるのだが、だからといって、自分の心を誰
でも簡単にコントロールできるものではないから、その教えは知っては
いても、なかなか実行できないものだ。


◇たとえば、会社を大きくするもしないも、社長の器だと社長なら誰で
も知っているが、どうその器を作って良いか分からないから、苦労する
のだ。優秀な社員を雇えば、会社が大きくなることは知っているが、そ
の優秀な社員をどう集めたらよいのかが、分からないから、苦労するの
だ。全てのポイントは、人なのだが、その人をどうするかが、難しいこ
となのだ。


◇だから、どう考えたらよいのか。それは、全ての原因を自分において、
結果を眺めることだ。それしか私たちには出来ない。いやそれだけでい
いのだ。結果の原因が、自分にあって、成功も失敗も自分の中にあって、
その自分の中にあるものを自覚すればよいのだ。


◇そうすれば、徐々に自分の中にあるものと上手く付き合えるようにな
る。それだけで、随分と世界は変わるものだ。自分を取り巻く全ての原
因を自分の中に見よう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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褒め上手は褒められ上手

先日、「コーチング的部下の褒め方」という内容のセミナーを行いました。

◇私たちは、他者を褒めることで、人間関係を滑らかにし、相互信頼を高
め、相手の望ましい行動を促進できるという効果があることを薄々知りな
がら、いざ実践となるとなかなか思うようにいかないのが現実ではないで
しょうか。

◇そんな課題の解消をねらいとしてプログラムを考えました。その中で、
褒められない人は、どんな人なのかを提示しました。このメルマガの読者
の方々にもお伝えしたいと思います。


◇褒めるのが苦手な人
1.褒め方を知らない、いざ褒めようとすると照れてしまいがちな人
2.褒める人には下心があるという信念を持っている人
3.褒める基準が高すぎて、日頃他人の行動に対してできて当たり前と感
じている人
4.褒めると調子にのって必ずミスにつながるという信念を持っている人
5.褒めることは他人を評価し自分自身の価値を下げることだという信念
を持っている人
6.褒められた実体験が乏しく、褒めることの効果を深層では感じられて
いない人


◇他にもあるかもしれませんが、ざっと6つ挙げてみました。
何か心当たりの項目はありましたか。これを整理し、提示してみてあらため
て感じたのが、褒めるのが苦手な人は、実は褒められるのが下手な人では
ないかということです。


◇私も日頃からできるだけ他者の努力や成果に言及して褒めているつもり
なのですが、中には
「そんなことありませんよ。当たり前のことをしたまでです。」とか

「こんなの普通でしょ。」とか

「まだまだ、こんなもんじゃダメです。」といったリアクションに出会う
ことがあります。


◇高い理想を持ち、常にご自身を奮い立たせている、前向きな態度の人に
多いと感じます。しかし、これでは正直次回この人を褒める意欲はわいて
きません。そして、こんなリアクションをする方は、益々褒められる機会が
減ることでしょう。


◇そして、褒めた人の中には、このような不愉快なリアクションを恐れ、
別の機会に別の人を褒めることをためらう可能性もあります。


社会の中から褒める文化がどんどん減少してしまうかもしれません。


◇褒め上手になるために、まずは褒められ上手を目指しませんか。
褒められたら・・・

「ありがとうございます。」
「光栄です。」
「お役に立てて、私もうれしいです。」
「すごっく、うれしいです。」
は、私が使うフレーズです。

◇あなたは、褒められたとき、感謝の気持ちをどのように表現していますか。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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中島 敦

理由も分からずに押付けられた物を大人しく受取って、
理由も分からずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。

◇今日の言霊のこの覚悟を私たちは、持ちたいものだ。人生は、不条理
なものだ。どんなに一生懸命に生きてみても、必ず不幸は訪れる。どん
なにいい加減に生きてみても、必ずどこかでストレスを感じ、人生に悩
む。人間の一生は、どうにもならないぐらい不条理なものなのだ。


◇だから、その不条理さを嘆くよりも、その不条理さゆえに人生を転換
できると考えて、生きていった方がいい。そのためには、この言霊のよ
うな覚悟が必要なのだ。


◇理由も分からずに、不幸が押し付けられ、その不幸を否が応でも引き
受けて、今までの人生とは違う人生を歩まされるのが私たちの定めなら
ば、その人生に迷うことなく、その不条理さを恨むことなく、堂々と生
きていくだけだ。そういう覚悟を持って、私たちは、自分の人生と対峙
するべきだ。それが、実は自分の人生を引き受けると言うことだ。


◇だから、今日の言霊は、人生を肯定的に受け止めろ!というのと等し
い覚悟なのだ。自分の人生なんだ。ああだこうだと言って、言い訳して
みても何も始まらない。何でこうなったんだ!と嘆いてみても取り返し
はつかないものだ。


◇そうだとしたら、そうなったことを受け止めて、仕切り直しをするこ
とだ。押し付けられたのか、自分で選んだものなのかなんて、関係ない。
自分の人生のことなのだから。


◇人生とは、不条理なものなのだ。だとしたら、もう一度不条理な人生
を今度はスキップをしながら歩みたいではないか。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月16日

11月15日号「全国学力学習状況調査結果考察:小学生編」

◆目次
■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:指導の一貫性
■MBA特集:全国学力学習状況調査結果考察:小学生編
■学習塾標準化計画:補習と自習
■イノさんのコミュニケーション道場:第38ラウンド
【正の注目を実践する】
■誌上セミナーレポート:2007年10月度大手塾に負けない生徒集客セミナーより
個別指導の本質

「塾経営サクセスネットMBA」102 号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、「全国学力状況調査結果考察:小学編」です。詳細な分析ではありませんが、気になるところを分析していますので、ぜひ、参考にしてください。
 この考察でわかることは、教科指導だけではない、付加価値としての指導が、今後は重要になるということです。私どもが、この6年間推し進めている、理科実験教室や体験学習プログラム、読書感想文とその発表会が、今後ますます有効になることを実感しました。生活の文脈で、様々な知識が使える応用力こそ、生きる力なのです。その力が身につくプログラムを用意することが、私たちに求められているのではないでしょうか。ぜひ、サクセスネットを参考にして、そのプログラムを考えてみてください。

 マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

2007年度12月分 教育サービス・感動創出リーダーセミナー

《12月分・各種セミナースケジュール》

お申し込みは、コチラ⇒ mailadm@management-brain.co.jp


◇12月開催のセミナーは以下の通りです。

12月5日(水)『授業スキルプレゼンテーションセミナー』
プログラム: 演習力/模擬授業(導入・展開)

12月6日(木)『生徒・保護者対応コミュニケーションセミナー』
プログラム: 体験を通じて学ぶ機会を与える/受付対応の基本

12月12日(水)『個別指導教室生徒倍増セミナー』  
プログラム: 進路指導で実績を創る

12月13日(木)『塾経営アドバンスセミナー』
プログラム: 予算策定の理論と実際―ある塾のケーススタディ

若干、空き席がございます。ご興味がありましたら
お気軽に下記までお問合せください。お待ちしております。

【お申込み・お問い合わせ】 マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
電話:045-651-6922  
メール:mailadm@management-brain.co.jp

実験的な試みだが、中途半端で終わらないか?

【記事】島根大付、「4・3・4」制へ 学校不適応の解消狙い

 朝日新聞(2007年11/12)より以下抜粋

島根大学教育学部が付属の幼稚園、小学校、中学校で、4歳児~小
2を初等部前期、小3~小5を初等部後期、小6~中3を中等部と
する「4・3・4」のブロック制を来年度から導入する。学校生活
に適応できない小1プロブレムや中1ギャップの解消を図るのがね
らいだ。

○校園にいる「校内教頭」が各ブロック主任に就任。現在いる各校園
長の代わりに3校園を統括する「専任校長」を新設し3校一体で運営
する。
 
○松江市内にある同じキャンパスに3校園がある利点を生かし、各校
の教員が授業を横断的に受け持つ。(1)小学校低学年の教育内容の一
部を幼稚園で教える(2)小6で中学校の教科担任制を採用する(3)
初等部後期から週1時間程度、英語の授業をする(4)最終学年の中
3では高校の指導内容も一部取り入れる――などが検討されている。
 
○2・6・3年制の枠組みは残し、入試もこれまで通り入園時と小1、
中1入学時に実施。一貫教育の再編に合わせ、少人数学級に移行する。
幼稚園では3歳児保育を廃止。小学校は1学年約80人(2学級)か
ら60人(2学級)へ、中学校は1学年約160人(4学級)から1
40人(4学級)へ、それぞれ13年度までに減らす。
 
○1日にあった説明会では、保護者から「4・3・4制の短所を説明
してほしい」「実験的な試みなのか」といった質問が出た。学校側は
「短所はまだわからない。効果を検証しながら、良い体制にしたい」
などと答えた。
 島根大教育学部は05年から幼小中の一貫教育を検討。文部科学省
に昨年打診し、今年8月末に認可を得た。高岡信也学部長は「子ども
の発達に合わせ、きめ細かな教育が可能になる」と話している。


*私からのコメント


◇島根大学付の今回の試みは、実験的な試みで、幼稚園から小学校、
中学校の連結の枠組みを変えて、指導を行なうのは、注目に値するか
もしれない。恣意的な学年の分け方を色々と試してみることは、後々
のデータが採れてよいかもしれない。しかし、入試に関しては、ほと
んど変更がないということは、あまりにも、現実と妥協しすぎていて、
中途半端な印象が残る。どうせなら、全て変更し、幼稚園からの入学
と小学校3年からの入学(一般的には他の小学校からの編入になる)
と小学校6年からの入学(こちらも編入になる)にしてしまってもい
いのではないか。そのぐらい徹底して変更したほうが、今後の参考に
なってよいと思う。


◇今回の変更で、少し気になるのが、学習領域の先送りだけで、子ど
もの社会生活上の人間関係については、何も記事の中で取り上げられ
ていないことだ。幼稚園に入る時に、子どもの社会生活は、大幅に拡
大する。その時に、大きな上級生が、いるのといないのとでは、どう
だろうか。随分と緊張度合いが、増すことだろう。また、年長組にな
れば、幼稚園の中では、お兄さん、お姉さんになって、年中組のお手
本になるが、その機会が、奪われて小2になるまで、上級生にはなれ
ない。そういう関係性については、どう考えているのか。この時代、
小学校の6年間は、長いかもしれない。それを二つに区切って、人間
関係的な様相を変更してみるのも手だとは思うが、幼稚園から変更す
るのは、どんな結果になるだろうか。この点を今回の実験では、注目
したい。


◇今後も新しい実験が様々に行なわれていくだろうが、その実験の総
括を私たちは、しっかりするべきだ。2002年の教育改革の美辞麗
句に踊らされたことを忘れるべきではない。実験的試みの犠牲になる
生徒を軽視するべきではない。その生徒の上に、今後の日本の教育が
あるのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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草野 心平

わが行く道よ、正しくあれ
石ころゴロゴロたりとも、
わが行く道よ、大きくあれ

◇人間は、自分の道を歩く。しかし、その道は、自分が好むと好まざる
とに関わらず、自分の前にある。この自分の前にある道を自分でしっか
り受け止めて歩むか、斜に構えて歩むかは、自分次第だ。

◇私は、最近思うのだが、自分が選ぶのは、道ではなくて、その道を歩
む態度だ。道は、偉大な人間でもない限り、自分では創れないし、選べ
るものではない。凡人である私たちは、目の前の道を否が応でも歩まざ
るを得ない。だから、道を選ぶと言うよりは、歩む態度を選ぶのだ。

◇だから、今日の言霊も自分の行く方向が、正しくあれと願う。人間的
に大きな道であれと願う。自分の歩んでいる道なのだから、どんな状況
の道であれ積極的に前向きに歩んでいくけれども、どうか、その行く方
向は、正しい方向であって欲しいと今日の言霊は言うのだ。

◇私たちは、状況を変えるだけの力を持ち得ないかもしれないが、少な
くとも自分の態度だけは、変えることができる。自分の態度だけは、自
分で選べるものだ。今歩いている道の歩き方だけは、自分で決めよう。
それだけでも大変なことかもしれないが。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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セミナー報告!『学習塾の実践から学ぶ、やる気を引き出す授業術』 2007年最終回

「こんにちは。お元気でしたか?」
「お久しぶりです。最近、学校の行事が多く忙しくてね‥」
「そう言えば、A先生、今回は模擬授業をやる日でしたよね」
「いやー、プレッシャーかけないで下さいよ。これでも緊張しているんですから(笑)」

 NPO法人ピースコミュニケーション研究所が主催する第二回教師サポートセミナー『学習塾の実践から学ぶ、やる気を引き出す授業術』の開催も、今回で3回目。最初は、ぎこちなかった参加者同士、参加者とスタッフの関係も、9月29日(土)、10月20日(土)と2回のセミナーを経験していることもあって、今ではすっかりと打ち解けた雰囲気が会場全体を包んでいる。


                        ●


 3回連続シリーズの最終日ともなったこの日(11月10日)のテーマは、「達成感のある授業構成」。初めての参加者がいたこともあり、セミナーの冒頭は、恒例ともなっている自己紹介から。
初々しい教師志望の大学生が、自己紹介を兼ね教育への熱い思いを語ってくれた。それを傍らで聞く、受講者であるベテランの先生が目を細めているのが印象的だ。もしかしたら、若々しい教師への夢に、過ぎ去った日の自分の姿を重ねあわせているのかもしれない。

 自己紹介が終わると、3回連続で講師を務めるピースコミュニケーション研究所主任研究員の井上郁夫氏が、前回の復習のポイントを説明した。授業における導入の狙いや、分かりやすい授業のポイント、有意味化の大切さ、等々‥。


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 そして、教壇に立ったのが、生徒からの人気が高い現役の学習塾講師だ。この模擬授業が、本日のセミナーの目玉企画の一つだ。
 テンポの良い授業展開、生徒への発問の多さ、教壇を所狭しと動き回るダイナミックな動き‥‥。そして、教科の本質をシンプルな言葉で、生徒に分かりやすく伝える教材研究の的確さ。誰もが認めるプロ教師の授業が、そこにはあった。
普段は先生である受講者の姿勢が、次第に前のめりになっていくのが分かる。
 模擬授業が終わると、受講者から矢継ぎ早やに質問がとんだ。
「学力の低い生徒を授業に引き込む秘訣は?」
「教材研究で利用しているテキストは?」
「発問で工夫している点は?」
 やがて時間が訪れ質問は打ち切られた。しかし、休み時間中も、学習塾講師を中心にして円を囲むようにして授業での課題を話し合う受講者の姿が見られた。主催者の一人としてこのセミナーを開いて本当によかったと実感した瞬間だった。


                       ●


 休憩終了後、教壇に立ったのは、ピースコミュニケーション研究所理事長の中土井鉄信氏だ。前半の学習塾講師による模擬授業を受けるかたちで、学習塾の授業の秘訣を一つひとつ解きほぐしていく。
 中土井氏は、学習塾の本質的な役割として「生徒のセルフ・エステーム(自己重要感・自己有能感)を高める」ことを挙げた後、受講者の多くが悩みをもつ低学力の生徒への発問のノウハウを紹介した。
「多くの先生が試していると思いますが、私も低学力の生徒には、できるだけ答えやすい発問をするよう心がけてきました。ただし、答えやすい質問だけでは、教師の意図が生徒に見えてしまうので、三回に一回くらいは通常の発問をします。とにかく、どんなに勉強ができない生徒であっても頻繁に授業中に発問をし、成功体験を積み重ねてもらうことが大切なんです。たとえ、それが『できる』という錯覚であっても良い。『できる』という実感を生徒が持てないことは、その生徒は、もう一つ先のステップへと進めませんから」
 また、高学力の生徒に対しては、時にはその生徒の自信を揺さぶるような発問も有効だ、と言う。
 発問は、とかく受け身になりがちな生徒を能動的に授業に参加させるのに有効な手段だ。また、発問によって、自分で気づいたことは教師から教わったことよりも記憶に残りやすいという利点をもっている。


                      ●


 9月29日にはじまった第二回教師サポートセミナーもいよいよ大詰めとなった。この日のセミナーの最後プログラムは、受講者代表による模擬授業の発表。代表となったA先生は、英語のベテラン教師であるものの、受講者が同じ教師であるということもあって少々緊張気味。
 しかし、持ち前の話術とパフォーマンス、絶妙な発問で、受講者が引き込まれる間に、アッという間に20分ほどの模擬授業の時間は過ぎていった。
 先生の挨拶が終わると、会場からは一斉の大拍手。
 模擬授業を担当したA先生が、「やっと調子に乗ってきたのですが‥」と語ると、会場は大爆笑の渦!
 
 笑顔の内に、第二回教師サポートセミナーは幕を閉じた。それぞれの受講者の皆様が勤務する、小学校、中学校、高校の現場で、「先生分かったよ!」という子供たちの笑顔が花開くことを祈って。

               

                      ●


 受講していただいた先生方、本当にありがとうございました。
 また後援をしていただいた神奈川県教育委員会、埼玉県教育委員会、横浜市教育委員会、社団法人かながわ民間教育協会の皆様、本当にありがとうございました。
 協賛していただいた財団法人日本児童教育振興財団の皆様、本当にありがとうございました。
 来年も、NPO法人ピースコミュニケーション研究所では今回と同様の教師サポートセミナーを開催する予定です。
 どうぞ、皆様方、今後ともよろしくお願い申し上げます。

2007年11月15日

海音寺 潮五郎

災難に遭遇しないのが最上の幸運なのに、人はこれを普通のこととし、
災難に遭って奇跡的に助かると、非常な幸運とする。


◇今日の言霊は、当たり前を疑えということだ。普通に何もなく日常生
を送ることは、当たり前のことだと思っていないかと言っているのだ。
当たり前に胡坐をかいていないかと言っているのだ。

◇こうやって今私が原稿を書いている間でも世界のどこかでは、交通事
故が起こり、殺人事件が起こり、自然災害が起こっていることだろう。
たまたま、私の近くで起こっていないだけで、または私が鈍感で気がつ
いていないだけで、実は世界中で、悲惨な出来事が、常時起こっている
のだ。そういう日常なのだから、平穏無事な生活は、本当は、奇跡なの
だ。この奇跡に感謝しなければならないところを、当たり前のことだと
勘違いして、何気なく過ごしてしまっている。そういう自分の態度を疑
えと今日の言霊は言うのだ。

◇私たちの日常が、並の努力では成立しないものだと受け止められれば、
どうだろうか。この日常をもっともっと大切にしなければならないと思
わないだろうか。「当たり前じゃない!」という感覚が、実は、私たちの
能力を刺激し、態度を一変させるのだ。

◇明日はもしかしたらやってこない!とすれば、私たちは、今日をどう
過ごすだろう。明日がやってくるのは、当たり前のことじゃないのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月14日

「ある疑問」

以前から気になっていたことがある。はたして本当なのだろうかと。
しばらく忘れていたのだが、先日、その疑問をまた思い出してしまった。

以前から気になっていたことがある。はたして本当なのだろうかと。
しばらく忘れていたのだが、先日、その疑問をまた思い出してしまった。


ある広告を目にしたのがきっかけだ。その広告にはこのようなことが書い
てあった。


『国語は全ての教科の基礎』。


「国語ができないから、算数でも文章題で書いてあることの意味が分から
ない」。例えば、こんな言葉を、先生から、お母さんから、異口同音に聞い
てきた。


「国語ができないから他の教科もできない」というのは、「あぁ、そうだよ
ね」と納得しやすい説でもある。


が、果たして本当にそうなのだろうか。長年、国語を教えていたせいだろ
うが、他の教科ができないのを「国語ができないから」としてしまうのは
どうかと思う。


「だって、文章が読めなかったら、問題が解けないじゃないか!」という
ことをおっしゃる人もいるだろう。そのお気持ちは分かる。


しかし、文章が読めるかどうかは、国語というより「日本語」の問題であ
り、塾での学習以前の話である。漢字の読み書きの指導はもちろん行うが、
一応、日本語は使いこなせるという前提の上での授業であり、学習指導で
あることは言うまでもない。


それに、この理屈でいくと、国語の偏差値の低い生徒は他の教科も低くな
ければおかしいはずだ。国語は全ての教科の基礎なのだから。


僕の経験のみで語ってしまってはダメなのだろうが、抜群に算数ができる
のに、どうしても国語が足を引っ張ってしまうという生徒をこれまで何人
も見てきた。もちろん、逆もある。国語は得意なのに、算数で苦労してい
る生徒も多い。


こんな事例がある。


これは、僕が指導していたときに経験したのだが、国語の物語文で、登場
人物が外国名、例えば、サムエルだとかジェーンだとかだった場合、太郎
などの日本人名に比べ、塾全体の正答率が下がるのだ。


ならば、こんなふうに考えることはできないか。


算数の文章題をしっかりと読み取ることができないのは、普通の文章と異
なり、数字が何箇所も登場するからであり、それは国語的な読み方ではな
く、算数的な文章題の読み方が必要である。


つまり、国語ができないから、算数の文章題ができないのではなく、やは
り、それは「算数ができない」ということなのだ、と。


外国名の登場人物が出てきても、日本人のときのように解けるように国語
の授業で指導する。数字が出てきてもしっかりと文章題が読めるように指
導する。ただ、それだけの話ではないか。


「何を当たり前のことを言ってるんだ!」とお怒りの、特に算数の先生も
いらっしゃるだろう。


僕がここで言いたいのは、まことしやかな、聞こえのいい言葉に左右され
てやるべき指導を怠らないでほしいということなのだ。誰かを責めるつも
りは全くない。


「あの生徒は○○だから」というレッテルを貼ってしまうと、それを言い
訳にして教師が諦めてしまうことがある。僕もそういう苦い経験がある。
「最後まで諦めるな!」と生徒には言っときながら、僕自身が諦めていた
のである。


「国語は全ての教科の基礎」。
それが本当かどうかはよく分からない。よく分からないが、だから、あの
生徒は他の科目もできるとか、他の科目ができないとか、そういうのは
違うと思うのだ。


よく分からないくせに、随分と偉そうなことをぶってしまった。おそらく
僕が国語の教師だからだろう。もしかしたら、図星であるがゆえに必死で
言い訳がしたかっただけなのかもしれない。

(登場する生徒名は全て仮名です。)

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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隆 慶一郎

無意識に自分を捨て、相手の身になって相手の眼で世界を眺めると云うことが即ち惚れたと云うことなのだ。だからこそ惚れると云うのは素晴らしいのではないか。

◇今日の言霊は、人が人に惚れるということの本質について言っているものだ
が、実は対人関係の本質を示しているように思う。私たちの人間関係の本質は、
相手を理解し、自分を相手に理解させて成り立つものだ。いわゆる相互理解が、
人間関係の本質だ。そのためには、まずは、自分が!自分が!というエゴを捨
てなければ、相手は、理解できない。エゴを捨てて理解しようとしない限り、自
分の良いように相手を理解してしまうからだ。それでは、自分の側からの理解だ
けで、相手の側からの理解が出来ない。他人に見せている顔だけしか理解でき
ないということになってしまう。

◇だから、相手を理解しようとするためには、自分のエゴを捨てて、相手の眼で、
耳で、身体で、世界を、相手の状況を眺めることだ。それは、相手になって、自
分を眺めることでもある。ということは、相手に共感することだ。相手の感情を理
解することだ。そうすることが、相互理解の基本なのだ。

◇私たちの人間関係は、共感で成り立っている。だから、相手に惚れても惚れ
なくても、相手を理解しようと努めることは、人間の務めなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月13日

亀井 勝一郎

未完成の自覚を持って、絶えず努力してゆくところに青春がある。
たとい若くても、自己満足におちいっているなら、その人は老人に等し
い。

◇ちょっと前にもこの言霊を取り上げたが、何回となく「未完成の自覚」につ
いて考えてみたいと思って再度取り上げる。

◇本当に「未完成の自覚」を持っているかどうかの見極めは、難しい。自分
自身では、「未完成」だと思っているが、その「未完成」に甘んじてその先に
向かおうとしない人は、果たして「未完成の自覚」を持っている人なのだろう
か。自分の弱点の自覚はあるが、その弱点に甘えてそこに留まってしまう人
は、本当に「未完成の自覚」を持っていると言えるのか。

◇そういう人は、実は今日の言霊のいう「自己満足」に陥っている人なので
はないか。「未完成」だということを他人にも自分にも納得させて、「自己満
足」に陥って、自分自身が先に進もうとしていない人なのではないか。

◇「未完成の自覚」とは、「未完成」を認めつつ、「完成」の方向へ歩を進めよ
うとすることではないか。つまり、「未完成の自覚」=「完成への途中」という
意味なのではないか。「完成」に向かって努力をしていることの自覚を持つこ
とが、「未完成の自覚」だと私は思う。

◇現状は受け入れよう。しかし、現状に甘んじて、自分の成長を止めてはい
けない。自分自身への完成の欲求を捨ててはいけないのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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結果に関心を示すよりも、プロセスに関心を示すことだ!

◇結果が全てだと言われるが、子育てでは、一概にそうではない。子育てで重
要なことは、子どものプロセスに関心を示して、努力すること、真剣に取り組
むことの大切さを教えることだ。結果よりもプロセスが子育てでは、重要なこ
となのだ。

◇親が、結果に関心を示してそれを重要視すると、子どもは、親の期待に応え
ようとして、何が何でも結果を出そうとする。時には、不正を犯してでも結果
を出そうとする。学習塾で、テストをカンニングしてしまう生徒がいるのは、
大概は、親の期待に応えようとしてしまうからだ。結果もそれなりに大切だが、
それよりは、その結果を出すプロセスを大切にすることだ。親が、プロセスに
関心を示して、子どもの成長を促すならば、子どもは、結果だけでやる気がな
くなることはなくなるはずだ。

お母さん:A君、中間テストの結果はどうだった?
 A君 :え~?別に。
お母さん:中間テストの結果よ!どうだったの?
 A君 :え~?別に。普通だよ。
お母さん:A君!テストの結果が問題じゃないのよ。だから、良くても悪く
てもはっきり言わなきゃ。結果よりも知りたいのは、その結果を
出すために、どういうことをしたのかってことよ。お母さんが知
りたいわ。
 A君 :え~・・・。わかんないよ。何でそんなこと聞くのよ。
お母さん:この2週間ぐらい、A君は、随分と頑張っているなって、お母さん
思っていたのよ。だから、その頑張りが、どういう結果だった
のか知りたいのよ。
 A君 :いつもとそんなに変わらないよ。
お母さん:A君は、この結果にちょっとショックを受けているの?
 A君 :え~?・・・・。
お母さん:今回、結果がA君の思うような結果でなくても、A君の2週間の
努力は、無駄になっていないと思うわ。
A君 :結果が出てないんだから、無駄だったんだよ。
お母さん:A君、そんなことはないと思うわ。結果が出ても出なくても、努
力したことは、重要なことなの。たまたま結果が出なかっただけ
よ。でも、努力することができたと言うことは、次にも努力は、
出来るということでしょ。そっちのほうが大切なの。
 A君 :そうかな?
 
◇こんな会話を積み重ねることだ。子どもは、結果に囚われていることが多い。
だから、結果よりもプロセスが、重要なことを会話の中で意識的に伝えること
だ。このことが、大切なことなのだ。プロセスを大切にする子どもでいて欲し
いものだ。

2007年11月12日

異性の関心を引き寄せる聞く技術

◇前回「ブ男の恋愛のススメ!」への読者の方の反響に応えて(調子に
乗って)、恋愛シリーズ第2弾をお伝えしたいと思います。

◇吊り橋の上で出会った男女は好意を持つという心理学の実験結果をご
存知でしょうか。詳しい実験方法は省きますが、被験者には何も伝えず、
つり橋に待つ女性と被験者の男性を遭わせるのです。

◇後で、男性から印象を聞くと、平地で出会った女性より、つり橋の上
で出会った女性に対して好意を寄せるというのです。

◇つり橋の上は、ご存知のように不安定な状態なので、何人も平地に比
べると心臓の鼓動が高まります。そして、この状態で男女が出会うと、
潜在意識が、鼓動の高まりの原因を探します。

◇そして、この鼓動の高まりは、目の前にいる異性に好意を持っている
からだと結論付け、好意を寄せていることを顕在意識が認識するのだそ
うです。

◇「何で心臓がどきどきしているか?」という自分自身に向けた問いを、
「好きだからドキドキする」という経験から、「ドキドキしているのは
自分が相手を好きだからだ」と錯覚してしまうというこの話は興味深い
ですね。

◇これを応用すると、昔遊園地によくあったお化け屋敷やジェットコー
スターをデートコースに入れるのは理にかなっているのかもしれません
ね。環境が引き起こすドキドキ感を恋愛のドキドキと勘違いし、二人の
心理的な距離も大いに近づくかもしれません。

◇さらに、これを日常の場面で応用すると・・・
あなたの意中の人に、普通は他人に打ち明けないような話をしてもらう
のです。さあ、あなただけに打ち明けてしまった相手は自分の行為をど
のように感じるでしょう。

◇「自分にとって宝物のような大切な話、自分にとって極端に私的な話
題を話してしまったのは何故だろう?」と問います。そして、それは
「 (打ち明けた)相手が特別な人だから」と結論付けるのは至極自然な
ことです。

◇お笑い芸人が玉の輿?になる時代で、面白いことをいう人だけがモテ
ルような印象を持ちがちですが、本当に売れているテレビ番組で司会な
どを担当する彼らをよく観察しているとゲストの話をよく聞いています。
そして、普段は見せない芸能人の私生活などを聞き出して人気を集めて
いることに気づきます。

◇是非聞くことを再度意識してみてください。ポイントは、相手の関心
にあなたの関心を重ねて、聴くことです。

学校や職場で気になる異性がいる方にはおすすめです。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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視点を変えて、設計を変更しよう!

『はじめに』

◇10月28日にMBAの格安セミナーを開催した。その中で個別指導の設
計についてお話したのだが、その中で視点を変えると違った解釈から設
計ができると言うことを強調した。今回は、その点について紹介したい。

『十分という発想を捨てる』

◇個別指導の1コマあたりの時間数は、明光義塾をはじめFC塾は、90
分か80分になっている。これは、1教科教えるのに、最低でこのぐら
いの分数があれば、十分だという視点に立っている。この十分という視
点を不十分の視点で考えるとさらに十分が充実する。


◇つまり、1コマあたりの時間数を60分にするのだ。1教科教えるの
に、60分は、不十分だ。60分は、教えていると中途半端なところで
終わってしまう。消化不良と言うか、不完全燃焼というか、物凄く中途
半端な感じで終わってしまう。ここが、ポイントだ。


◇1コマだと不十分だから、もう1コマ増やそうという提案になる。そ
して、2コマ=120分が成立すると、1コマ=90分よりも1教科あ
たりの時間数が、充実するのだ。


◇1コマ=90分も2コマ取らせればよいだろうと思うかもしれないが、
それが、なかなか出来ない。もう満足だからだ。そして、統計上、学校
がある通常授業の時に塾に滞留する時間は、中3で1日に150分以下
になっているからだ。


◇十分に縛られると不十分になってしまう場合もある。このことを視点
の転換で検証してみると設計時に参考になるかもしれない。私どもの個
別指導の設計は、基本的には、すべて1コマ=60分で設計しているの
は、以上の理由からだ。


◇ただし、講習時は、1コマ=90分にして行なっている。それは、学
校のない春休み・夏休み・冬休みの講習だからだ。また、8月授業のコ
マの消化を助けるために、通常の1.5倍にして、その分を講習に当て
ようと考えているからだ。

『経営者の視点』

◇来期に向けて、集団指導も個別指導も設計を見直してみよう。私ども
の顧問先の事例で言えば、設計を変更して生徒数が伸びたところがほと
んどだ。定期的な設計変更が、期待値を上げることになる。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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吉野 作造

人は機会さえ与えられれば、何人でも無限にその能力を発揮するもので
ある。

◇最近、今日の言霊とは反対のことを考えてしまう。すなわち、「人は機
会を与えても、誰でも彼でもが無限の能力を発揮できるものではない」
こんなことをつくづく思う。機会を与えなければ、能力を発揮する余地
はないけれど、機会を受け止める資格のない人間にいくら絶好の機会を
与えても、それを活かして、自分の能力を発揮することはないのかもし
れない。

◇人は、機会を与えれば、自分の能力を発揮する可能性はあるが、しか
し、実際、機会を与えて自分の能力を発揮するためには、機会が与えら
れる前から、いつか機会が与えられた暁には頑張るぞという覚悟でコツ
コツと準備をしておくことが重要なことなのかもしれない。

◇それともう一つ重要なことは、機会を与えてやる気になる人と機会を
重荷に感じて、それから逃げようとする人の二種類の人間がいると言う
ことも忘れてはいけないことだ。人によって、やる気のボタンが違うか
ら、全ての人間が同一の条件でやる気になるわけではないのだ。しかし、
その機会を上手くやりきる自信があると言う時に、機会を与えられるこ
とは、やる気のボタンを押す結果になるはずだ。その見極めをしながら、
私たちは、自分の周りを見渡したほうが良いかもしれない。

◇機会を活かすも殺すも自分自身なのだが、機会が与えられる前から準
備だけはしておこう。いざ鎌倉と言う時のために!


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ローレンス・オリビエ

私の人生観は単純だ。すなわち目をそむけることなく人生と折り合って
いくということだ。

◇今日の言霊は、至極当たり前のものだ。生きている中では、当然色々
なものと妥協しながら、人生を渡っていくものだ。誰かと折り合いをつ
けながら、自分の道を歩んで行くものだ。そんなことは分かっているが、
それでもこの言霊が重要なのは、本当に自分の現実と向き合って、人生
を渡っていると言えるのかということだ。

◇私たちは、自分の現実と向き合っているだろうか。目の前の現実から
目をそらし、自分で現実に対応することを避けて、自然に現実が変化す
ることに任せていないだろうか。私たちは、実は自分の現実と向き合い、
その現実を乗り越えようとすることが非常に苦手なはずだ。そうでなけ
れば、あんなに成功哲学が、世間に流布されないだろう。自分の現実と
向き合わなければならないことは分かっているが、どう向き合うかが分
からない。そう思っていないだろうか。

◇しかし、自分の現実と向き合うのは、そう難しいことではない。自分
が変だと思うことにまずは、声を上げることだ。まずは、ノーと言うこ
とだ。そして、その上げた声に対して責任を持つことだ。それだけだ。
そしてその時に、自分と他人の妥協点を探す行動が具体的に始まる。

◇現実を受け入れ、その現実から自分が何を感じて、どういう声を上げ
るのか、それから全てが始まるはずだ。現実と向き合って、意識的に行
動していこう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月09日

学校制度における大学は、どういう位置を占めるのか。

【記事】学士号急増580種 文科省、ルール化検討へ

 朝日新聞(2007年11/4)より以下抜粋

「カルチュラル・マネジメント学」「情報アーキテクチャ学」「人間
環境マネジメント」――。いずれも大学の学部を卒業すると得られる
学士号の専攻名だ。その数は少なくとも580で、6割は全国で一つ
しかない。文部科学相の諮問機関、中央教育審議会などは「名前から
何を学んだのか分かりにくく問題だ」などと指摘。文科省は専攻名が
これ以上むやみに増えないよう一定のルールを設ける検討を始めた。

○専攻名が急増したきっかけは、91年の大学設置基準の大綱化だ。
文学士や法学士など29に限られていた専攻名の縛りがなくなった。
折しも少子化が進み、各大学は受験生を集めようと新しい学部や学科
を次々と設置。カタカナを使った長い名前も多く出現し、それを専攻
名に使うケースが増えた。
 
○00年開学の公立はこだて未来大(北海道函館市)のシステム情報
科学部には情報アーキテクチャ学科がある。卒業すると、学科の名前
そのままの専攻名が付いた学士号が与えられる。担当者は「コンピュ
ーター技術を用いて新しいメディアを提供する情報手段の構築者を
『情報アーキテクト』と名付けた」と話す。
 
○しかし、最近、こうした専攻名を問題視する意見が目立ってきた。
大学評価・学位授与機構の濱中義隆准教授は「各大学が特色を出そう
と工夫するのはいいが、社会や受験生がそこで何を学べるのか分から
ない専攻名は問題だ」と話す。
 
○中教審は現在、全国唯一の専攻名を使う場合は、設置申請の際に既
存の専攻名との違いを大学に説明させることなどを、文科省の役割に
位置づけるよう提言することを目指して議論している。ただ、自主性
を重んじる大学の学問領域にかかわる問題だけに、国によるルール作
りに慎重な意見もある。同じ理由で、現状から数を減らす議論には至
っていない。文科省は、日本学術会議や各学会とも連携してルール作
りに取り組む方向で検討を始めた。


*私からのコメント


◇この記事を読んで、不思議に思わないだろうか。もし、この記事の
学校が、高校だったら、こんな事態になっているだろうか。多分、文
科省の指導において、徹底的に管理され、そんな変な学部名や学科名
にはなっていないはずだ。


◇学校制度の中で大学は、選抜を乗り越えて来た者を教育するという
意識があるから、非常に自由なものになるのだ。だから、その逆に、
文科省が、一番管理しようとしているのが、中学から高校へと向かう
選抜制度と高校から大学へと向かう選抜制度だ。この二つをしっかり
管理していれば、優秀な人間を選抜し、最終的には、上級国家公務員
試験へと向かわせることが出来るからだ。


◇今でこそ、公立中高一貫校だといって、中学校と高校を無試験で繋
げる努力をしているが、だからといって、全ての高校でそういう事態
には、絶対ならない。そして、国公立高大一貫校も多分作らない。大
学入試を行うことによって、学校制度の選抜機能を維持させなければ
ならないので、大学入試という最終試験は、残すはずだ。


◇要するに、選抜システムが残ることが重要なのだ。だから、大学の
新設学部が、どんな名前であろうが、あまり重要なことではなかった
のだ。


◇大学は、選抜制度の階段を上り詰めたところにあるが、最近、その
進学率が、高まりすぎて、大学進学にステイタスがなくなってしまっ
た。今回の記事の背景には、その辺のことも関係するかもしれない。
大学院大学が作られ、また選抜の階梯が増えて、学校制度の選抜機能
は強まるかもしれないが、それだけでは心もとないと判断して、大学
自体の進学率に歯止めをかけようとする動きかもしれない。そのため
に、人気取りになるような安易な学部名や安易な学士名が、牽制され
ようとしているのかもしれない。今回の記事からそんなことを思った。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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堀田 善衛

目的地に達しうるかどうかは頭のよしあしなどにはかかわらない。
信じて持続できるものを見つけたか否かのみにかかわる。

◇昔から私は、学歴(=学校歴)にあまり拘っていない。18歳やそこら
で優秀でも社会人になってからが、問題だからだ。当然、学歴(=学校
歴)がよければ、友人に優秀な人間が多いから、社会人になってからも
人的ネットネットワークでは、見るべきものがあるだろうが、そうだか
らと言って、その人本人の実力とはあまり関係しないように思う。

◇だから、私は、学歴(=学校歴)よりは、その人の価値観とか信念を
重要に思っている。志しが高く、その志しとリンクした行動を取ってい
るかどうかで、その人を判断しようと思っている。何かを信じるという
ことは、その人の価値観だ。その信じることによって、私たちの行動が
変わってくる。言葉で言っていることで判断するのではなく、感情の変
化や行動で判断していけば、大体の人の価値観や信念は、薄々分かる。
しっかりとした価値観や信念を持った人間を私は、信用しようと思う。

◇私たちは、自分の価値観なり信念を自覚しよう。人間には、無意識の
うちに自分固有の価値観や信念がある。その自分固有の価値観や信念が、
自分を誘うのだ。どの方向へ自分が進むのかは、自分の価値観や信念が
決めるのだ。そのことを覚えておこう。

2007年11月08日

相田 みつを

自分の心のどん底が納得しているかどうか そこが大事


◇私たちは、他人からの指示を素直に聞いて素直に実行するほど、お
人好しではない。上司と部下の関係でも、自分が納得しないとなかなか
動こうとしない人が、数多くいる。それは、他人の言うことを聴くよう
な自分ではないと無意識のうちに思っているからだ。他人の指示で行動
するのではなく、自分の意志で行動するのだ!と思っているからだ。

◇私たちは、生来の頑固者なのだ。だから、今日の言霊の言う通り、
自分の心のどん底で、しっかり納得したことに対しては、どんなことで
もやろうとするのだ。しかし、生半可な納得では、その化けの皮が直ぐ
に剥がれて、自分の中で葛藤が始まる。これは本来やることだったのか
と。

◇ただ、私は、納得してから始めるということも大事だが、納得しな
くて兎に角やってみることも大事だと思っている。納得が先か、納得が
後かはあまり関係ないことかもしれない。やっているうちに自分が納得
することだって数多くあるからだ。納得に拘りたいが、納得優先で行動
を決定するのには、拘らなくてもいいように思う。当然、葛藤がついて
回るけれども。

◇兎に角、行動しよう。私たちの世界は、やってみなければ始まらな
い世界だから。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月07日

ゲーテ

良い人間は、暗い衝動にとらわれていても、正しい道をけっして忘れな
いものだ。

◇人間は、誰もが弱い存在だから、神様のようにどんな時でも正しい考
えや正しい行動を取れるわけではない。時には、人間は、神様に背き、
社会に背き、友人に背き、家族に背いて、様々な思いや行動を取ってし
まおうとするものだ。


◇しかし、その様々な思いや行動を私たちは、一瞬の迷いだと思い直し
て、必死に人間の正しさを守ろうとする。そういう葛藤の中で生きてい
る動物、それが、人間だ。


◇今日の言霊も、そういう文脈の中でのものだ。人間は、正しい道をい
つでも選択し、正しい行動が取れるとは限らないが、それでも正しい道
だけは、忘れはしないというのだ。邪(よこしま)な企みを思いついて
も、人間は、それをストレートに実行するものではないと言っているの
だ。正しい道の存在を忘れてはいないのだから、ブレーキをかけること
もないのだ。


◇どんな状況でも正しい道は、決して忘れないことだ。人間の弱さを強
さにするために、私たちは。弱さから出たことを振り返って、軌道修正
することだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「電車内」(後編)

○前回のあらすじ

子供たちに「電車で化粧をする行為をどう思うか」きいてみたところ、
大半の生徒が反対意見だった。子供は意外にモラリストなのだ。

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実は、電車で化粧する女性の気持ち、分からないでもないのだ。もち
ろん、僕は化粧はしない。が、電車で食事をしたことが何回かあるの
だ。


講習中、校舎から校舎へ移動して授業をしなければならなかった。
午前中、Aという校舎で授業をし、午後からBという校舎で夜まで授
業がある。移動時間は昼休みの45分。


A校舎からB校舎まで、電車に乗って4駅。もちろん、授業が終わっ
てすぐに移動できるわけもなく、だいたい授業後、10分してからA
校舎を出る。A校舎から駅まで約3分。電車が来るまで約1分。この
時点で残り31分。


電車での移動時間が約10分。駅からB校舎まで約5分。残り時間は
16分。生徒への伝達事項のチェックや確認テストの印刷、生徒から
の質問などで16分はあっという間に過ぎ去っていく。


じゃぁ、どこで飯を食おうか・・・・。苦肉の策が電車での移動中の
10分だった。


A校舎をダッシュで飛び出し、駅中のコンビニでパンかおにぎり、ペ
ット茶を買う。電車に乗ってごそごそと小さくなって下を向いて飯を
食った。


別に悪いことをしているのではないが、やっぱり、なんだかやまし
いことをしている気分になった。


「でも、しょうがない、オレにはこの時間しかないんだぁ!」と言い
聞かせておにぎりを頬張った。


だから、同じなんだろうと思う。きっと時間がなかったんだろうなと。
だから電車で化粧せざるを得ないんだなと。化粧する女性を同情の目
で見る僕がいる。そんな僕を見て、きっと向こうは「気持ち悪い」と
思うことだろうが。


で、子供たちに「電車での食事」について聞いてみようかと思った。
が、止めた。結果は推して知るべし。彼らは僕のはるか上をいくモラ
リストである。

(登場する生徒名は全て仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月06日

ゲールハルト・ハウプトマン

忍耐も力の中に含まれる。焦燥は弱さのしるしである。

◇人間の力には、様々なものがあるが、大きく分けると二つの力がある
ように思う。それは、出す力と受ける力だ。出す力は、元気を出すとか、
能力を発揮するとか、明るく振る舞うとか、エネルギーを自分の外に出
して、何かを成し遂げるというものだ。


◇受ける力とは、受容する力とでもいったものだろうか。困難に耐える
力とか、悲しみを受け止める力とか、根性とかいったもので、自分の内
へエネルギーを溜めて、何かを受け入れるというものだ。


◇今日の言霊は、忍耐も人間力に含まれると言っているのだ。我慢する
力が強ければ、それだけ焦ることもない。何か物事が上手く行っていな
くてもじっと耐えていれば、そのうちに上手く行くようになると思えれ
ば、焦ることもない。


◇1回2回の勝ち負けを意識することがないから、焦らなくていいのだ。
自分を信じる力を持っているから、今負けてもそのうち勝つだろうと思
えるのだ。だから、力のある人間は、状況に左右されることがあまりな
いのだ。


◇人生、そんなに上手く行くものではない。だから焦らずコツコツ歩む
だけだ。人間の力はそんなに見捨てたもんじゃない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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親のようになれ!

◇先日、朝日新聞の記事で、「『しからぬオヤジ』4割 中高生に干渉せず 
福岡市調査」と言う記事があった。親子のコミュニケーションが足りないとい
うものだが、なぜ親子のコミュニケーションが不足するようになったのかを考
えてみると、親の方に問題があるのではないかと思う。親が、自分に自信がな
いのだ。

◇それは、生きていく価値観の多様化が、そうさせているのだろうが、親が、
自信を取り戻さない限り、親子のコミュニケーションは、増えないのではない
だろうか。今回は、もしコミュニケーションを増やすとすれば、どうすればよ
いのか親の態度から考えたい。


◇兎に角、親は、子どもに生きるメッセージを送ることだ。子どもに受け入れ
てもらおうがもらえないかはさておいて、お父さんがそうだと信じる生き方を
話すことだ。一方的でもいい。お父さんは、こういう風に考えて生きているん
だ!と話すことだ。そして大きくなったら何になりたいのかと子どもに聞いて、
「わからない」と答えたら、「お父さんのようになれ!」ということだ。


◇カエルの子はカエルなのだから、まずは自分のように子どもがなってくれた
ら御の字だ。そういう構えでいればよいのだ。堂々と子どもと向き合えばいい
のだ。たまには、強引な親父になることだ。よく、母親は身近な意見を言う存
在だが、父親は、将来に向けての意見を言う存在だといわれるが、そういう自
覚を持って、子どもに向かい合って欲しい。


◇勉強のことよりも生き方について、父親は子どもにメッセージを送ることだ。
そのほうが、よっぽど、子どもの精神安定上いいはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月05日

冬期講習の告知を早期化する!

『はじめに』

◇私どもの大半の顧問先では、冬期講習の告知が開始されて、1週間が
経つ。数件の顧問先では、今日から冬期講習の案内とパンフを配布して
いるところもあるが、基本的には、10月29日から冬期講習の関連物を配
布している。皆さんの塾では、どうだろか。まだ、冬期講習の企画自体
が完成していないというところもあるかもしれないが、早急に準備をし
ておいたほうがよい。塾を大きくしようとすれば、大きくなるための準
備が必要なのだ。地域のどの塾より早く準備を完成させることだ。


『冬期講習の告知を早期化する』

◇冬期講習に限らず、生徒が、動くのは年々遅くなりがちだが、だから
といって、冬期講習の告知を遅くしていい訳がない。まず、在籍生に11
月の初旬に告知する。そして、資金的に余裕があれば、11月中旬に、期
末テスト対策の新聞折込チラシを入れる。そのチラシには、当然、冬期
講習の告知の要素を入れる。資金的に余裕がない場合は、ポスティング
チラシで、その代わりをする。


◇次に、校舎の掲示を徹底させ、冬期講習の雰囲気を出す。また窓掲示
に冬期講習を謳う。そして友人紹介を募る。


◇11月は、保護者会や保護者面談の時期だから徹底的に冬期講習を売る。
保護者会では、直接的な効果を謳い、保護者面談では、冬期講習が学力
向上のポイントになることを伝える。当然、受験生は、この講習の成否
が合否を分けると伝えることだ。


◇11月中に冬期講習の雰囲気を完成させておくことだ。そうすれば、12
月の追い込みがスムーズになる。準備を早め、行動を速めていくことが、
勝機に繋がっていくのだ。


『経営者の視点』

◇職員に目先のことを意識させるのは当然だが、その先のことまで意識
させよう。そのために、準備を早くすることだ。冬期講習の準備ならば、
10月中に完成させて、11月に実行し、12月には、結果を待つだけにして
おくことだ。そうすれば、来年の準備が11月に出来、12月に実行し、1
月には、完成していることだろう。そういう流れを塾内に作ることだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ブ男の恋愛のススメ!

◇小学生の頃、女の子から自分はもてるわけがない。「井上君のこと大
好き!」という女の子がいるとは、とても思えませんでした。

◇しかし、女の子に興味が無かったわけでなく、人並みかそれ以上に関
心があったことは確かです。でも、自分の気持ちを素直に伝えたところ
で、相手は自分に好意を寄せてくれると思っていませんから、席替で、
大好きな真実ちゃん(小5の時に私が大好きだった女の子)の隣に運良
くなったにもかかわらず、「お前の隣かよ。まったく参ったな!」なん
て嘯(うそぶ)いていたものです。

◇そのくせ、本質的には、自分に関心を持ってもらいたいという欲求が
あったので、私がとった方法が道化師になることだったのです。口から
生まれたようにギャグを連発していました。

◇子どものころにはよくありそうなことですが、今思えば、あの頃から、
もっと素直に自分の気持ちを表現していたら、人生もずいぶん変わって
いたのではないかと思います。もしかしたら、当時も私に好意を抱いて
くれていた女の子がいたかもしれませんし・・・(大きな勘違いでしょ
うか?)。

◇しかし、大人になっても、子どもの頃の私のような癖が抜けない人も
少なくないようです。
自分はもてるわけがないと感じているあなた。
あなたは、本当にもてたいのでしょうか?
本当は、意中の人のハートを自分に向けたいとお考えなのではないです
か?だとすれば、もてることとは別の問題です。

◇「一緒に食事をしたい。」「一緒に映画を見たい。」「一緒にドライ
ブに行きたい。」という気持ちを意中の相手に伝えてみませんか?自分
はこんな性格だから、自分はこんな顔だからうまくいくわけがない(昔
私自身が思っていたことですが・・・)。

相手の気持ちを確認せずに、なぜあなたには、そんなことが分かってし
まうのでしょうか・・・?

◇互いに相手の告白をまっている潜在的なカップルの皆さん。あなたの
一歩が新しいコミュニケーションをスタートさせます。潜在的なあなた
のパートナーはあなたの一言を待っているかもしれません。


あなたがお付き合いをしたいと考えている異性はどなたですか?
あなたは、その方とどんなお付き合いをしたいのですか?
あなたが理想的な方と理想的なお付き合いができたとしたら、あなたの
生活はどうなりますか?
今の状態で、あなたの望みが叶う可能性は何パーセントですか?
あなたは、その可能性にどのくらい満足できますか?

あなた自身の恋愛をあなた自身でコントロールしてみては如何でしょう
か。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ロバート・コンクリン

あなたが他人に対して尊敬と思いやり、そして暖かい心を抱いていれば、
それは気温や空気の香りのようにまざまざと相手に伝わります。
そしてあなたの人間関係は肯定的なものとなります。

◇私たちの心の構えは、次の4通りだと言われている。自分はYESで
他人もYESという心構えが一つ。自分はYESで他人はNOという心
構えが二つ目。自分はNOで他人はYESという心構えが三つ目。そし
て最後に自分も他人もNOという心構え。言うまでもなく、最後の心構
えは、人生をつまらないものにしてしまう。


◇自分も他人も否定して、いつもダメだ!ダメだ!と批判ばかりしなが
ら生きていくのだから、自分自身も楽しくないし、ましてや周りにいる
他人も楽しいことはない。それどころか、そんな人間の側には好き好ん
では、誰も寄り付かなくなってしまうから、孤独な人生になってしまう
だけだ。


◇それでは、他の三つはどうかというと、二つ目と三つ目は、どちらも
本質的には、同じ様なところがある。この二つは、どちらも自分自身の
弱さから、こんな心構えになっているところがある。二つ目の心構えは、
他人を否定する(=NO)ことで、自分を高めているだけだし、三つ目
の心構えは、自分を貶めて(=NO)相手を持ち上げることで、結局は、
自分を守っているだけだ。どちらも人間関係から言って、それほど好ま
しいものではない。


◇それでは、一つ目の自分も他人もYESはどうかと言うと、この心構
えが、今日の言霊の内容に一番近いものだろう。自分自身の良い点も悪
い点も認め、他人の良い点も悪い点も認めて、お互いを肯定的に自分も
他人も受け入れながら、関係を形成していくと言うものだ。


◇こういう心構えを私たちは、持ちたいものだ。自分の弱さを自覚し、
他人を自分のために利用することなく、他人を慮る人間でいたいものだ。
人生も自分も他人も全て肯定できる人間でいたいものだ。そうなるため
に、私たちは、私たち自身の弱さを受け入れなくてはならないのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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升田 幸三

勝負は、その勝負の前についている

◇今日の言霊は、勝負師の極意だ。勝負は、勝負に臨む姿勢で決着して
いるのかもしれない。勝負に臨む姿勢とは、勝負の前段である鍛錬の段
階だ。また鍛錬に臨む姿勢だ。相手に勝つことだけを目的に勝負を考え
ているのと、勝負をそれ以上のものだと考えて、鍛錬するのでは、自ず
とその鍛錬の意味が違ってくる。


◇最近のスポーツは、アメリカナイズしすぎていて、勝つことだけを目
的にしているようになったが、昔のスポーツは、スポーツを通して、生
きる道を教えるようなものだった。そういう意味で、今日の言霊は、勝
負を通しての生き方に繋がるものだ。


◇私たちが生きていく世界は、勝負事の世界ではないが、日々何かと戦
っている世界ではある。今までの慣習との戦いだったり、同僚社員との
ノルマ競争だったり、競合他社との戦いだったり、顧客との競争だった
り、上司や会社の要求することとの戦いだったりする。それらの戦いは、
1回敗れたらそれで終わりと言うものではない。エンドレスで続く日々
の戦いなのだ。


◇ここ一番の戦いもあるだろうが、それで命がとられるものではない。
必ず敗者復活戦が用意されるような戦いなのだ。


◇だから、日々の鍛錬が重要なのだ。今日の言霊も言うように、もし勝
敗は勝負する前に決まっているとしたら、それは、日々の行いの質によ
って決まっているのだ。相手よりも、私たちの日々の考えの射程が広か
ったり、相手よりも日々の行動が、自己を高めるための挑戦に値するも
のだったりした時に、私たちは、競争相手よりも優位になっているのだ。


◇私たちの勝負は、何気ない日常の中で繰り広げられるものだ。だから、
日々の準備を怠らないように、生きていくしかないのだ。毎日が勝負だ
し、毎日が鍛錬なのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2007年11月02日

全国学力テストをやる意味はない!

【記事】小中学生「知識」あるけど、応用・記述は苦手

 読売新聞(2007年10/25)より以下抜粋

文部科学省は24日、小学6年生と中学3年生を対象に今春実施した
全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。

○全員参加を前提としたテストとしては43年ぶりで、計算などの基
本的知識は身についていたものの、応用力に課題があることが浮き彫
りになった。都道府県別の結果では、ほとんどの自治体が全国平均に
近い成績を収め、大きな格差は見られなかったが、学校ごとに見ると
成績に開きが生じている実態も明らかになった。

○今回のテストは、学力低下の指摘を受け、自治体や学校、児童生徒
の課題を明確にし、改善に役立てるため、4月24日に実施された。
愛知県犬山市の14校を除くすべての国公立と、私立の約6割の小中
学校の計約222万人が参加。国語と算数・数学について、それぞれ
主に知識を問うA問題と、知識を実生活で生かす力を記述式問題など
で試すB問題に挑んだ。

○全問題中、何問正解したかを示す平均正答率を教科別に見ると、小
学校の国語A、算数Aはともに82%だったのに対し、国語Bは63
%、算数Bは64%にとどまった。中学校でも、国語Aの82%、数
学Aの73%に比べ、国語Bは72%、数学Bは61%だった。表現
力や思考力を十分身につけていない子供が多い実情が明確になり、経
済協力開発機構(OECD)の「国際学習到達度調査(PISA)」
などと同じ傾向が出た。

○1960年代の学力テストでは、都道府県別の結果に開きが生じ、
自治体間の競争が過熱する一因となったが、今回は、小学校の国語A
で各都道府県の平均正答率が全国平均のプラスマイナス5ポイントの
範囲に収まるなど、自治体ごとの差は小さかった。だが、中学校にな
ると差が開き始め、数学Aでは、最も平均正答率が高かった福井県
(80・3%)と低かった沖縄県(57・2%)で20ポイント以上
の差が生じていた。

○学校単位で見ると、出来不出来でかなりばらつきが見られ、例えば、
中学校の数学Bでは、参加した約1万校のうち、978校が正答率5
割未満だったのに対し、8割以上の正答率だった学校も299校あっ
た。

○一方、文科省は、テストと同時に児童生徒の意識調査も行い、生活
環境や生活習慣と学力との関係を調べた。経済的な理由で国や自治体
などから学用品代や修学旅行費などの就学援助を受けている児童生徒
の割合の高い学校の方が、低い学校より平均正答率が低い傾向が見ら
れた。

○結果は、都道府県のほか、市区町村や学校にも24日中に届けられ、
近く児童生徒個人の結果も一人一人に手渡される。ただ、学校の序列
化や過度の競争を防ぐため、都道府県は学校別や市区町村別の結果に
ついては公表しない方針だ。

*私からのコメント

◇今回の学力テストの結果は、テストをやる前の予測を後追いするだ
けのものだ。だから、新鮮味はほとんどない。テストをやって何かを
発見出来たわけではない。膨大な経費をかけてテストをして、こんな
予想通りの結果を導き出すぐらいなら、教育予算にしっかり回して、
教員の拡充やプログラムの充実に割いたほうがよっぽどよいと思う。


◇たとえば、中学生の平均点で、開きが出る要因の一つは、公立高校
の入試問題のレベルだ。沖縄県が、学力的に低くなるのは、この公立
高校入試問題のレベルが低いからだし、首都圏の東京・神奈川が、親
の教育意識が高いのに、それほど平均点が高くはないのも、公立高校
の入試問題レベルが低いからだ(学力の二極化も影響しているが)。


◇到達する学力レベルは、中学生の場合であれば、高校入試レベルに
あると予測できるからだ。また、B問題に格差が出るのは、当然だ。
教育の自由化で、学習指導要領の性格が、ミニマムスタンダードにな
って、各中学校で、教えるレベルに格差を生じさせているからだ。だ
から、今回の全国学力テストの結果は、大体予想できたことだ。であ
れば、このテストを続ける目的は何かということになる。


◇それは、従来から私が主張している学力偏重主義(エリート教育と
大衆教育の複線化)への布石だ。定期的に学力の重要性を親に確認し
てもらうための仕掛けなのだ。出来ない生徒は、出来ないように、出
来る生徒は、さらに出来るようになるための仕掛けなのだ。こんな仕
掛けに莫大なお金を使うぐらいなら、教育内容の充実にお金をかけた
方がよいのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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バーナード・ショー

あまり他人の同情を求めると、軽蔑という景品がついてくる。

◇他人に対する同情は、すればよいというものではない。他人に同情し
た瞬間から、私たちは、他人に対して優位に立つ。他人に同情できる立
場に立つからだ。他人のことを可哀想だと言える立場になるからだ。


◇だから、他人に対して同情を引いていつでも支援を求めようとする人
は、支援とは引き換えに、自分のプライドまで他人に預けてしまうこと
になる。他人と同じ立場には立てないからだ。そうすると、同情と共に
他人から軽蔑までももらうことになってしまう。


◇あの人は、いつでも同情を惹こうとしている。あんなに自分を貶めて、
それでも同情を惹いて、何をしたいのだろう?こんな評価が他人から下
されるようになってしまう。だから、私たちは、同情を意図的に求めて
はいけないのだ。他人に同情されるのは、勝手なところがあるが、そう
だからといって、それに甘んじて他人に施しを受け続けてはいけないの
だ。


◇他人に同情もしないし、他人からの同情も受けない。そう割り切って
生きて行ければよいが、それは、それで難しいから、出来ることは、他
人に対して共感することを心がけることだ。可哀想だな!ではなく、辛
いんだな!という他人の気持ちを受け取るようにすることだ。


◇同情は、立場を上下関係にかえるものだが、共感は、対等な関係のま
ま、他人の気持ちに接することが出来るのだ。共感力を身に付けよう。

2007年11月01日

11月1日号「教育行政を見る眼の育て方」

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:時期 
■MBA特集:教育行政を見る眼の育て方
■月刊塾経営の視点:2007年11月度
■イノさんのコミュニケーション道場:第37ラウンド
 【正の注目のススメ】
■数で読む教育:各都道府県等における中高一貫教育校の設置・検討状況について       

「塾経営サクセスネットMBA」101号を皆様にお届けします。

 今号の特集はMBA流日本教育史のダイジェスト版のようなものです。題して「教育行政を見る眼の育て方」。中教審が「ゆとり教育」を反省し、1989年当時までに勉強量を増やす方向で動き出しました。私どもは、2002年の教育改革前から今回の教育改革は教育の自由化を推進し、エリート教育の復権をスムーズに行なうための仕掛けだと注意を促してきましたが、正にその通りになってきました。
 今回、この特集を選んだのは、教育の激動期だからです。その状況の中で、自塾の方向性を決めていくために、教育行政をどう見ていくのかの前提を提供しています。ぜひ、参考にしてください。
 また、今号では、授業の活性化の手法として「イノさんのコミュニケーション道場」の「正の注目のススメ」が、大きなヒントになるはずです。ぜひ、この論考も参考にしてください。
 11月は、退学者の多く出る月です。現場の活性化を意識して業務に取り組むよう、指示を出してみてはどうでしょうか。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

伊藤 伝三

どん底の生活になっても、自分の目的を持っていれば必ず立ち上がれるものだ。

◇自分が生きている目的は、自分が決めない限り、前もってあるわけで
はない。生きている目的なんていうものは、初めからあるわけではなく、
自分がある時期に決定していくものだ。だから、目的がないからといっ
て悲観にくれることもないし、目的があるからといって、その目的が長
く続くとは限らないから、安心する必要もない。生涯を貫く目的を簡単
に持てるわけはないのだ。


◇だから、私たちは、小さな目的なり目標をこまめに設定して、生きて
いる時間を有意義に過ごすことだ。何気なく過ごす時間は、殺気立って
過ごす時間のリフレッシュの時間になるし、何が何でもこなさなければ
ならない仕事がある時間は、その時間自体に目的が埋め込まれているか
ら、何も考えなくてもいい時間だし、どの時間にも簡単に意味が、目的
が見出せるものだ。


◇今日の言霊も言わんとしていることは、そういうことだ。どん底の生
活になったら、目的はただ一つだ。どん底から這い上がるだけだ。それ
だけでもいいのだ。それ以外でももちろんいい。また、どん底の生活に
意味を見出してもいい。自分にとってこのどん底の生活の意味は、こう
だ!この生活で自分は今までに経験しない様々なことが経験できる。こ
んな風に解釈して、現状を受け入れ、次のステップに進んでいけばよい
のだ。


◇目的とは、現状に留まらないエネルギーを言うのだ。現状の先を求め
るエネルギーが、目的にはある。小さな目的を設定して、大きな目的に
つなげる努力をしよう。大きなエネルギーが貰えるはずだ。

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