升田 幸三
勝負は、その勝負の前についている
◇今日の言霊は、勝負師の極意だ。勝負は、勝負に臨む姿勢で決着して
いるのかもしれない。勝負に臨む姿勢とは、勝負の前段である鍛錬の段
階だ。また鍛錬に臨む姿勢だ。相手に勝つことだけを目的に勝負を考え
ているのと、勝負をそれ以上のものだと考えて、鍛錬するのでは、自ず
とその鍛錬の意味が違ってくる。
◇最近のスポーツは、アメリカナイズしすぎていて、勝つことだけを目
的にしているようになったが、昔のスポーツは、スポーツを通して、生
きる道を教えるようなものだった。そういう意味で、今日の言霊は、勝
負を通しての生き方に繋がるものだ。
◇私たちが生きていく世界は、勝負事の世界ではないが、日々何かと戦
っている世界ではある。今までの慣習との戦いだったり、同僚社員との
ノルマ競争だったり、競合他社との戦いだったり、顧客との競争だった
り、上司や会社の要求することとの戦いだったりする。それらの戦いは、
1回敗れたらそれで終わりと言うものではない。エンドレスで続く日々
の戦いなのだ。
◇ここ一番の戦いもあるだろうが、それで命がとられるものではない。
必ず敗者復活戦が用意されるような戦いなのだ。
◇だから、日々の鍛錬が重要なのだ。今日の言霊も言うように、もし勝
敗は勝負する前に決まっているとしたら、それは、日々の行いの質によ
って決まっているのだ。相手よりも、私たちの日々の考えの射程が広か
ったり、相手よりも日々の行動が、自己を高めるための挑戦に値するも
のだったりした時に、私たちは、競争相手よりも優位になっているのだ。
◇私たちの勝負は、何気ない日常の中で繰り広げられるものだ。だから、
日々の準備を怠らないように、生きていくしかないのだ。毎日が勝負だ
し、毎日が鍛錬なのだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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