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« 亀井 勝一郎 || 「ある疑問」 »

隆 慶一郎

無意識に自分を捨て、相手の身になって相手の眼で世界を眺めると云うことが即ち惚れたと云うことなのだ。だからこそ惚れると云うのは素晴らしいのではないか。

◇今日の言霊は、人が人に惚れるということの本質について言っているものだ
が、実は対人関係の本質を示しているように思う。私たちの人間関係の本質は、
相手を理解し、自分を相手に理解させて成り立つものだ。いわゆる相互理解が、
人間関係の本質だ。そのためには、まずは、自分が!自分が!というエゴを捨
てなければ、相手は、理解できない。エゴを捨てて理解しようとしない限り、自
分の良いように相手を理解してしまうからだ。それでは、自分の側からの理解だ
けで、相手の側からの理解が出来ない。他人に見せている顔だけしか理解でき
ないということになってしまう。

◇だから、相手を理解しようとするためには、自分のエゴを捨てて、相手の眼で、
耳で、身体で、世界を、相手の状況を眺めることだ。それは、相手になって、自
分を眺めることでもある。ということは、相手に共感することだ。相手の感情を理
解することだ。そうすることが、相互理解の基本なのだ。

◇私たちの人間関係は、共感で成り立っている。だから、相手に惚れても惚れ
なくても、相手を理解しようと努めることは、人間の務めなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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