ゴーリキー
こんな小さな人間でも、やろうという意志さえあれば、
どんなことでもやれるということを信じるのだ。
◇二十数年前に、「恩讐の彼方に」という菊池寛の小説を読んだことが
ある。江戸時代に実際にあった話を題材にした小説なのだが、その小説
の舞台が、大分県の耶馬溪のそばにある。この小説は、江戸で罪を犯し
た
侍が、お坊さんになって、流れ流れて大分の寒村にたどりつき、村民の
ために、トンネルを一人で掘り続けるという話だ。実際に掘ったと云わ
れているところが、大分にあって「青の洞門」という名前で残っている
のだが、その掘った跡を見た時には、鳥肌が立った。「凄い!一人でやっ
たのか!」と。人間の信念というものの凄さを実際肌で感じた。
◇だから、今日の言霊の言っていることは、非常に受け入れやすい。自
分の中にしっかりした意志さえあれば、人間は大概のことは出来るのだ。
ただ、その意志が、本当の意志になっているのか、ポーズだけで留まっ
ているのかということが問題なのだ。他人に凄いと思われるために意志
を持つのではない。自分自身で何かを貫き通したいと思うから意志を持
つのだ。
◇私たちに大切なのは、腹をくくるということだ。固い意志を持つため
には、自分の人生について腹をくくらなければならない。この意志を貫
くことが自分の人生なのだと決心しなければならない。そういう決心が、
自分の中で出てくれば、人間は自ずと大きくなっていくものだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

